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ニューディサイズ

にゅーでぃさいず

模型誌企画『ガンダムセンチネル』に登場する架空の軍事集団。本作における地球連邦軍に対する「敵組織」のひとつである。
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概要

ニューディサイズの前身は、小惑星ペズンに駐留する地球連邦軍教導団の一部将校の集団である。
その地球連邦軍教導団は宇宙世紀0085年頃に発足とされている。

教導団とはモビルスーツの戦闘技術を研究・開発、その成果をもとに一般部隊を訓練する仮想敵部隊のことである。
また、彼らが研究開発した戦技研究の成果(モーションパターン)は、逐次データ化され、連邦軍全モビルスーツのIMPC(インプ)(Integrated Maneuver Propulsion Control、統合軌道推進制御の略)システムにロードされていくようになっている。これによって連邦軍モビルスーツの戦闘能力を常にアップデートしていくことが可能なのである(後述)。 よって隊員は全員が教官パイロットの資格を持ち、且つその技量は一般の教官以上に達しているという精鋭中の精鋭で、ティターンズとはまた異なる意味で連邦軍の選良であり、故にティターンズが標榜する地球至上主義に賛意を示す将校が多かった。

このため、宇宙世紀0087年11月16日に公開されたダカール連邦政府中央議会でのキャスバル・ダイクンによる演説(ダカール宣言)によって、エゥーゴティターンズに敵対する活動が世間的に正当化され、政府および軍本体がティターンズへの支援を取りやめるという『静観』の立場を取ると、それを“宇宙人(スペースノイド)への親和的態度”と見なしたのだった。
そして翌0088年2月22日の「メールシュトローム作戦」においてティターンズが実質的に壊滅すると、直後の24日に教導団の連邦政府への恭順という上層部の方針に反対する将兵達がペズン内において武力蜂起し、『ニューディサイズ』を結成するに至った。

本組織の名称の由来は「新たな決意(NewDecision)」「反対(Dis-side)」「反スペースノイド(スペースコロニー群をサイド○と呼ぶことから)」を合わせた、地球至上主義に則る造語であることが作中人物によって語られているが、メタフィクションとしては同時に、モチーフである新撰組の意訳となっている。

教導団は正規軍であるため、ティターンズと異なり宇宙出身者も採用していたものと見られる。上記の武力蜂起に賛同しなかった者は粛清・殺害されたわけではなく地球に送還された。
なお、ニューディサイズに参加した者達の中に宇宙出身者がいたかどうかは不明(ネオ・ジオンのスパイであるマイク・サオトメは別として)。

思想

ニューディサイズは第一次ネオ・ジオン抗争初期の軍事的パワーバランスにあって、連邦政府(地球を中心とした宇宙移民者の融和統治)でもジオン(宇宙移民者のみによる独立)でも無い第三勢力である
(なおこれは、本作の小説パートを担当した高橋昌也氏の意向が強く反映されており、グリプス戦役幕末動乱だと解釈した上での戊辰戦争をモチーフとしている)
作中ではトッシュ・クレイの提案した「月面都市を統合して地球連邦政府と対等に経済・武力で対抗出来る独立国家にする」という思想を元に、月の裏側に作られた観測基地から発展したエアーズ市を中心に拠点を広げようとしている。これと同時に、マイク・サオトメのような情報工作員が高官を説得し、討伐軍の本隊であるブライアン・エイノー提督率いる地球本星艦隊X分遣艦隊をそのまま味方に付けるという裏工作も行っていた。

しかし現実の歴史において蝦夷共和国が破綻したように、他の月面都市群は月独立国家などという“夢物語”を真に受けるような事は無く、エアーズ市の活動を早々に見放したのだった。
もし月面都市国家が成功していたならば、宇宙世紀は正史よりも更に早い段階で『宇宙戦国時代』に突入していた可能性もあったが、連邦政府としてはグリプス戦役直後の混乱を一刻も早く鎮め、ネオ・ジオンに対抗するための足場を固める為に、最新鋭実験機等を集めた、見た目の派手な部隊を送り込むという力ずくの解決策を採り、『ペズンの反乱』に対して早々に決着をつけている。

高橋昌也は、「ニューディサイズとは時代の変化に取り残された人であり、時代が大きく変化する時には必ず、こういう組織が登場する可能性がある…」とも記している。

戦歴

宇宙世紀0088年2月24日、ブレイブ・コッド大尉を中心とした賛同者一団が、ペズン基地に駐留していた地球連邦政府帰属派を排除して決起を行う。
彼らは小惑星ペズンを武装化して、討伐に差し向けられたα任務部隊と連戦するが、Sガンダムの想定を超えた性能によって太陽電池衛星からの電力供給が断たれ、武装を無力化されてしまう。このため内通者の粛清も兼ねて、ペズン要塞を放棄・爆破することで、当座の目くらましの中、多くの戦力を残したまま月面都市へと向かうのだった。

残存戦力は次に、月面都市エアーズに集結して武装蜂起。加えて本来であれば討伐側であるα任務部隊の増援として派遣されていたエイノー提督麾下の地球本星艦隊X分遣艦隊をニューディサイズへと寝返らせて戦力強化させ、逆に討伐軍に戦力の再編成をさせて時間を稼ぐ。
“偶然”エイノー艦隊に配備されていたガンダムMk-Ⅴを受領する。ガンダムMk-Ⅴは機体色をニューディサイズ・ブルーへと変更、組織のフラッグシップ機として首魁であるコッド大尉自らが搭乗。当該機の獅子奮迅の活躍により、月軌道上での討伐軍との会戦において、月面降下を敢行した討伐軍MS部隊を迎え撃ち大打撃を与えるが、最終的にはEx-SガンダムALICE)によってMk-Vが撃墜されコッド大尉が戦死したことでニューディサイズの勢いは失速。その後の月面戦では敗走が続き、やむなくネオ・ジオンの手引きによって再度、拠点を脱出する事となった。

一部の人員は生き残るためにネオ・ジオンに合流してしまうという、本末転倒と言える道を選ぶが、元来の目的に従い「ジオン(宇宙移民者)との協力を好しとせず」と決別したメンバーは、五角形をした低軌道宇宙ステーションである「ペンタ」(=五稜郭)を強襲制圧後、奪取したスペースシャトルを用いてMS隊をダカールの地球連邦政府中央議事堂に直接降下制圧することで政治的アピールを行い、ネオ・ジオンから譲渡されたMAゾディアックを追撃部隊阻止に使用した後に当機を質量弾代わりに使い連邦軍参謀本部移転先のチベット・ラサに対して質量弾攻撃を行う最後の作戦を決行した。
しかし、単艦で追撃してきたペガサスIII隊と交戦となり、シャトルで大気圏突入寸前にα任務部隊によってシャトルは全機撃墜。ここにニューディサイズは完全壊滅したのであった。

戦技教導団

教導団がその供給を任務の一つとしている戦技研究とは、端的に表現すれば『モビルスーツモーションパターン・プログラムの洗練』である。

モビルスーツのインターフェースは、基本的に二本のスロットルレバーと二枚のフットペダルという、極めて単純な構成となっている。このような操作系で、“巨大人型兵器”という想像を絶するほどに柔軟なマシーンを制御できているのは、ひとえに光コンピュータ(光集積回路による高性能量子コンピュータ)が、予めIMPCシステム等にインストールされた無数のモーションパターンの中から“最適な挙動”を瞬時に選択・実行する、事実上のオートマチック・システムを採用しているためである。

一年戦争後に編成された戦技教導団では常に同部隊内で模擬戦を繰り返す事によって、より隙が小さく、確実に先手を取り、そうでなければ後の先を取る事の出来る洗練されたモーションを専門に研究・制作する部隊を編成し、ペズンにおいてその任務にあたらせていた。既述の通り、彼らが制作した優秀なモーションは、アップデート・データとして地球連邦軍の全モビルスーツに行き渡らせられる事で、組織全体としてソフトウェア面での性能向上が行われていたのである。

即ち『教導団』とは、モビルスーツのメインコンピュータに、より洗練されたモーションを教育させる部隊と言える。

よって、コッド大尉の「戦争は兵器の量ではなく使い手によって勝敗が決する」という思想は、惚れや慢心などではなく、自分たちが連邦のモビルスーツに必要な挙動を教えてやっているという、確かな裏付けを有している。
事実、討伐のα任務部隊が月面(重力圏内)着陸する際、本来ならば作動するはずの『教導隊が制作したオート月面着陸モーション』が、ニューディサイズの罠(トラップ)によって強制キャンセルされてしまったとき、手動操作によって無事に着陸する(有限の推進剤逆噴射で月の重力加速度をカウンターしつつ、機体脚部のショックアブソーバー許容内で着地する)事が出来たパイロットは、哀れにも半数以下であった。

構成員


協力者

  • ブライアン・エイノー … 地球連邦宇宙軍本星艦隊X分遣艦隊指揮官。
  • カイザー・パインフィールド … エアーズ市の市長
  • ホワイト・フォース … エアーズ市民軍の少年兵。白虎隊がモチーフ。


戦力



関連タグ

ガンダムセンチネル
ティターンズ 地球連邦軍 新撰組 アグレッサー
モーションパターン(MS)
鉄華団 - 同じく新撰組がモチーフのガンダム勢力で最終的に組織としては壊滅する点も共通だが、こちらは主人公側。

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