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ガザE

がざいー

ガザE(GAZA-E)とは、雑誌企画『ガンダム・センチネル』やアニメ映画『機動戦士ΖガンダムIII A New Translation -星の鼓動は愛-』に登場する架空の兵器。
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ネオ・ジオン軍の量産型可変モビルスーツ。『ガンダムセンチネル』においては、ネオ・ジオン内で「エミール」のコードネームで呼ばれる様子が描かれている。"Emil"はドイツ語フォネティックコード(通話表)の"E"であり、元ネタは宇宙世紀以前のドイツ軍の戦闘機Bf109メッサーシュミットシリーズのE型(エミール)と思われる。


型式番号はAMX-007だが、グリプス戦役末期に地球連邦軍アクシズと協定を結んだ際、地球連邦軍から「MMT-3」というナンバーを与えられている。


なお、企画段階のコンセプトデザインでは「AMX-011 ガザG」と呼ばれていた。AMX-011という型式番号はザクIIIと重複している。


開発経緯

アクシズの量産型MSであるガザ系列機はガザCを基本として、性能向上・高級機(=ガザD)、そしてガザCとは使用目的を異にした次期量産機が計画されていた。この次期量産機計画のMSに「ガザE」の名を与えるべく、アクシズ内で2案のコンペティションが行われることになった。

これは、ガザ系列機の根幹機であるガザCがMSMAの中途半端な折衷機で、悪く言えばどっちつかずな機体だったことを反省し、ガザEは目的を絞ってコンセプトをハッキリさせた機体にすることを目標としていたためである。そして、コンペにおいてはMS形態に重点を置いたⅠ案と、MA形態に重点を置いたⅡ案が提示され、この際「ガザE」の名を勝ち取ったのがⅡ案に当たる本機である。なお、Ⅰ案もその性能を評価されある程度量産されることになり、その際にガ・ゾウムの名を与えられた。


機体概要

前述の通り、本機は他のガザ系列機に比べてMA形態での航行能力に主眼が置かれて設計されているため、MS形態でのマニピュレーター及び脚部は通常のMSと比較してかなり簡易な構造になっている。特に脚部はテール・スタビレーター兼ランディング・ギアとして機体後部に同じものがもう1本装備されており、いわば3本足のような状態であるが、歩行能力は低い。また、MA形態でも従来のガザシリーズのように脚部をクローアームとして展開することはできなくなっている。GジェネではSD姿も描かれているが、素体もずんぐりとしていてSDっぽい。


大きな特徴として、MA形態時に機体をサブフライトシステムとして運用できる点が挙げられ、他のMSを背中に1機搭載することが可能。推力自体は大きくないが、サブフライトシステムとしての運用上航続距離は長大である。この点で、同コンセプトのリゼルアンクシャを採用した地球連邦軍に大きく先んじていたアクシズ技術者の先見性を見ることができる。


だが、従来のガザシリーズとのパーツ共有度が低くガザCの生産ライン転用が困難だったこと、また1機当たりガザCの2倍強という生産コストがネックとなり、生産数は他のガザ系列機に比べて少数にとどまっている。なお、一部パーツはズサとの互換性があったとされ、設計も類似していることから何らかの関連があるものと推察される。


アクシズ製MSとしては開発時期が早く、ガザDに先んじてグリプス戦役末期にはその存在が確認され、グワダン級やエンドラ級に配備されているが、前述の通り生産数が多くなく、目ぼしい活躍は記録されていない。また、ネオ・ジオン軍内紛時にはほとんどの機体がハマーン側についてサイド3防衛戦に投入されたが、モウサ激突時に投入されていた全機が失われた。


武装

肩部ビームカノン

肩部バインダーに装備された大型のビーム兵器。出力10MWとかなりの高出力。MA形態でも主兵装として機能する。

ビームサーベル

肩部バインダー内部に1基ずつ装備。

バインダー武装ポッド

バインダー下部のポッドが開き、ミサイル等を発射する。

バズーカ

ジオン系MSの汎用装備だが、パイピングが施されておりザクドムのものとは形状が異なる。

ナックル・バスター

本来は装備していない武装だが、ゲーム『機動戦士ガンダム バトルオペレーション2』ではガザDのナックル・バスターをE-CAP方式に改造した手持ち武装を装備している。


その他、MS形態時には右胸にレドームが展開する。


関連項目

ガザB ガザC ガザC改 ガザD ガ・ゾウム

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