概要
ジオン公国がアステロイドベルトにて開拓した小惑星。ソロモンとア・バオア・クーを地球へ送り出す為の中継基地として機能した他、木星船団の中継基地としても使用されていた。
「アクシズ」は英語で「枢軸」を意味する。
要塞化された小惑星「アクシズ」と球体の居住区画である「モウサ」の二つから成り立っており、特にモウサはアクシズ開拓の象徴として神聖視されていた。
宇宙世紀0081年3月28日、一年戦争最後の激戦である「ア・バオア・クー攻略戦」で敗走したジオン兵及びその家族3万人がここに流入し、その後も残党や本国から逃げてきた兵の流入が続いたたため、戦後のジオン残党軍の勢力としては最大のものとなった。(0083年のデラーズ紛争終結後にデラーズ・フリート残存兵を、第一次ネオ・ジオン抗争時にティターンズ及びニューディサイズ残党の一部を取り込んでいるため、おそらく4万人以上となっている)
首魁はミネバ・ラオ・ザビ(実質的には後見人のハマーン・カーンが摂政を行っている)。
当初は拠点である小惑星をして組織名としていたが、のちに組織名を「ネオ・ジオン」へと改めている。ただし、本小惑星はその後も一貫してこの「アクシズ」と言う名前が使われている。
内部で独自にモビルスーツを開発するなど高度な設備を備えている需要な戦略拠点であるが、しばしば戦略兵器としても使用されており、グリプス戦役においてはアクシズそのものをゼダンの門にぶつける作戦が決行され、更に月のグラナダへ落下させる軌道を取るも、コロニー・レーザーの照射によって軌道を変更され、失敗に終わっている。
更に、第一次ネオ・ジオン抗争で同要塞を掌握したグレミー・トトがハマーンが拠点としたコロニー「コア3」を破壊すべくモウサを切り離しけしかけるが失敗。その後アクシズそのものをぶつけ、コア3に損傷を与えた。
第一次ネオ・ジオン抗争後は地球連邦軍の管理下に置かれていたが、シャア・アズナブルが裏取引でシャア率いる新生ネオ・ジオンへ譲渡され、シャアが進める地球寒冷化作戦の切り札として使用された。
投降に見せかけて襲撃したルナ2より奪取した核弾頭を積載して地球への落下コースを取るが、アムロ・レイらロンド・ベル隊の奮闘によってアクシズは二つに分断され、更にサイコフレームの共振による「アクシズ・ショック」により地球への落下は防がれた。
落下軌道を反れ地球圏外へ向かったアクシズはその後、連邦政府直轄部隊「マスティマ」による調査が行われたが……。
関連項目
機動戦士Ζガンダム 機動戦士ガンダムΖΖ
機動戦士ガンダム逆襲のシャア アクシズ落とし
機動戦士ガンダムTwilightAXIS
AXIS:英語表記。