人物像
ネオ・ジオン軍の女性将校。
髪の毛が真ん中から左右で違う色になっている他、胸を強調したコスチューム格好が目を引く。
また、ネオ・ジオンでも指折りの巨乳の持ち主でエル・ビアンノからは「おっぱいオバケ」と揶揄されていた。
ハマーン・カーンの命令を受けてサイド1「エルドラド」を19時間で制圧するなど、優秀な指揮官ではあるのだが、モビルスーツに乗ると異常に興奮しトランス状態に陥ってしまうという奇妙な性癖を持つ為、際物扱いを受ける事も少なくはない。
また、本人もその性癖を自覚している為か、自分から積極的にMSに乗りたがろうとはせず、止む無くモビルスーツ戦に参加したとしても目立った戦果をあげられず、むしろ友軍の邪魔になってしまうというジレンマに陥ってしまう。
アーガマの捕虜以来、ジュドー・アーシタのことを気に入っており、またジュドーからも「仲間」として認識されている。そのためか、アニメの後半OPではジュドーの仲間である女性陣の中に混じっている。
搭乗機
劇中の活躍
第一次ネオジオン抗争初期に於いて対エゥーゴ戦で失態の続くマシュマー・セロの監視役としてエンドラに派遣され、マシュマー失脚後はエンドラの艦長に就任。
自らR・ジャジャを駆りアーガマへ襲撃するも、前述の性癖のためモビルスーツに乗りたがらず、エンドラをラビアン・ローズに体当たりさせる作戦を採ったこともある。
しかし、ガンダム・チームの前に後退を余儀なくされ、ついにはエンドラを失い自らもアーガマの捕虜となる。
アーガマに於いては人員不足という名目で掃除・洗濯をやらされる羽目になり(この事から家事もこなせる事が窺える)、隙を見てはアーガマから脱走を試み、月面都市グラナダにて脱走に成功、その後アクシズに戻るが、マシュマー同様強化人間に改造された。このとき記憶を消されたと思しき描写がある。
アクシズ帰還後は「猫目のキャラ」という異名を取り、過激なコスチュームに身を包み、部下兼監視役でもあるニー・ギーレン、ランス・ギーレンを従える。
監視役がいるのも強化の調整がやや不安定であったためで、時折強化以前の行動を取り周りを困惑させた。
反乱を起こしたグレミー・トトの軍勢と対峙しゲーマルクでその力を発揮したが、ハマーンとジュドーの最終決戦を実現すべく二人の盾となり、量産型キュベレイを駆るニュータイプ部隊と相討ちとなるという壮絶な最期を遂げた。
なお、小説版ではエゥーゴの捕虜にならず、戦死扱い(実際には脱出ポッドがシャングリラに流れ着いていた)されていたマシュマーの後にエンドラの艦長となりハマーン率いるネオ・ジオンがダカールを占拠した後、副官のゴットン・ゴーと共に行方不明になり(兵士たちの噂では、彼と手に手をとって駆け落ちしたと言われている)軍籍が抹消されるという、アニメとは違った展開で退場している。
村上としやによる漫画版ではゲー・マルクに搭乗してプルツーのクィン・マンサと対峙したがページ数の都合でそのままフェードアウトしてしまった。
『機動戦士ガンダムUC』外伝漫画『ラスト・サン』ではアーガマで知り合いとなったエル・ビアンノがシャングリラコロニーで開催された非合法なMS格闘大会・「バドレイヴ」に参加する際に彼女の名を名乗っていた。
外部出演
『スーパーロボット大戦』シリーズでは大抵は敵として登場するが、一部の作品では自軍として仲間にする事が可能で、最後の愛機であるゲーマルクも一部の作品で隠し機体として入手が可能である。
関連項目
ジュドー・アーシタ……お気に入り(?)の少年。
ハマーン・カーン……主君。
マシュマー・セロ……同僚。