概要
旧ジオン公国軍のギャンの設計思想を受け継ぎ、白兵戦能力を重視して開発されたネオ・ジオン軍の指揮官用試作型モビルスーツ。
当初は量産を前提として開発されていたが、試作途中で次期主力機候補から外され、ロールアウトした試作機は指揮官用として改修された上で実戦に投入された。
なお、当機は実戦投入に際してその大部分がカスタマイズされているとされている。
当機はエンドラの艦長に就任したキャラ・スーン機のみとされているが、一説では士官用に少数生産されたともいわれており、旧ジオン派であるヴィール大尉の機体や第一次ネオ・ジオン抗争後のアフリカ戦線に残存するネオ・ジオン部隊によって数機運用されているのが確認されているという。
なお、キャラ機はモビルスーツに乗ると興奮するという彼女の性格の為に満足に運用される機会は少なく、スペースコロニー「ムーン・ムーン」での戦闘で失われている。
機動戦士ガンダムTwilightAXISでは、アクシズに残された白を基調にした濃淡の紫でカラーリングされた機体が登場。
武装
ビーム・サーベル
格闘用ビーム兵装。
形状が中世ヨーロッパの騎士が持つ剣の様に装飾され、収納用のサーベルラックが付属するなど実用性に乏しく、開発者の美意識が垣間見える
ビーム・ライフル
携行型ビーム・ライフル。
銃剣が付くライフルで、後に専用ライフルの完成が遅れたザクⅢにも繋ぎの武装として採用される。
3連装ミサイルポッド
両肩に内蔵された武装。
バリアブルシールド
両肩に装備する可動式のシールド。これは多方向からの攻撃に対応出来ると同時に、機体の機動性を高めるスラスターの役割を果たしており、これにより高い運動性と機動性を確保している。
関連動画
派生機
アルス・ジャジャ
機動戦士MOONガンダムに登場した改修機。型式番号AMX-104L。
以下公式説明文
全体のスペックを向上させた上でさらにミノフスキー粒子散布環境下での前哨狙撃戦にも対応させた機体。
R・ジャジャの性能はそのままに、新たに観測偵察のレドームポッドを左肩に装備。超長射程を誇る高火力の大型ビーム・ライフルは、レドームポッドと連動して運用される。
R・ギャギャ
アニメ「ガンダムビルドファイターズトライ」に登場するR・ジャジャをベースに独自の改造を施したガンプラ。
サザキ・ススムの妹であるサザキ・カオルコが、兄の「盾魂」を受け継いだカスタマイズが施されている。
立体物
ZZ放映当時に発売された1/144スケールの旧キット、ガシャポンガン消しシリーズにラインナップされている。※後者は、現在入手困難。
2014年発売のR・ギャギャを基にした金型流用であるが、5年越しにHGUCにラインナップされた。ビームライフルはザクⅢの流用ではなく新規造形で、色分けが強化されている。
プレミアムバンダイにて、Twhilght Axis仕様も販売された。
関連イラスト
関連項目
サザキ・カオルコ…ガンダムビルドファイターズトライに登場する人物。同機の改造ガンプラであるR・ギャギャを使用する。
バイアラン…こちらも改造機であるバイアラン・カスタムが先にHGUC化した為、リデコとして商品化された機体繋がり。