概要
「機動戦士ガンダムΖΖ」に登場するR・ジャジャをベースに、サザキ・ススムの妹であるサザキ・カオルコが、兄の「盾魂」を受け継ぎ独自の改造を施したガンプラ。
兄ススムと同様にジオン軍のモビルスーツ「ギャン」を愛するカオルコによってギャンの設計思想を受け継いだR・ジャジャがベースに選ばれており、R・ジャジャの「ギャンの後継機」という設定を踏襲し、外見もギャンに近い姿に改造されている。
機体コンセプトは白兵戦用であるR・ジャジャのそれを取り入れつつもススムのギャンバルカンに通じる武装も搭載されている。
特に盾魂の現れとして、両肩にギャンの流れを汲むシールドを装備している事が特徴として挙げられ、このシールドを駆使したバトルを展開する。
カラーリングは朱色から銀色をベースに金色のアクセントを加えたものに変更されており、その外見は、ベース機であるR・ジャジャが騎士(士官)用モビルスーツである事もあり中世の鎧を彷彿とさせるシルエットを成している。
また、仕上げに何らかの特殊な技法が用いられているのかは不明だが、表面装甲を指で弾いた際の音はプラスチックのそれではなく北宋の壷、もしくは金属音に近いそれが響く。
デザインは海老川兼武。
HGではバイアラン・カスタムなどと同様にベース機より先行してのキット化となる。
武装
ビームサーベル
ベース機であるR・ジャジャから引き続き装備している鞘付きのビームサーベル。
メイン武装がツインビームソードである事もあり、使用される機会は少ない。
ツインビームソード
ギャンのそれと同系のビームサーベルを上下に二つ繋げ、バックラーを追加したビームナギナタ。
近接戦ではこちらがメイン武装となる。
ガトリング砲
両肩のバリアブルシールド内に増設されたガトリング砲。
本機がギャンバルカンのコンセプトを受け継いでいる事を端的に表している装備である。
シールド
カオルコの兄、ススム謹製の盾。両肩にサブアームを介して接続されており、フレキシブルに可動する他、腕部に装備する為のグリップも設けられている。
サザキ兄妹の「盾魂」を具現化した装備と形容出来るそれは特に耐久性に優れ、バトルステージを破壊するだけの威力を持つビルドバーニングガンダムの聖拳突きを正面から受け止め傷ひとつ付かないだけの剛性を発揮する。
近接戦闘時の対応策としてギャンバルカンのシールドと同様にビームサーベルとしての機能を持つが、R・ギャギャのそれは盾側面からビーム刃を発生させるデバイスが追加されている。しかし、ビームを使わずともその剛性を活かしたシールドバッシュはスーパーカスタムザクF2000など重量級の機体に対しても有効打と成りうる程である。
また、ギャンのシールドと同様にミサイルを内蔵する他、シールドブースターとしての機能も持ち、ガンダムTR-6のコンポジット・シールドブースターなどと同じく単なる防御装備以上の意味合いを持つ装備として仕上げられている。
メイジン杯でのバトルではビーム刃を発生させた状態でブーメラン風に投げての攻撃を披露している。
関連項目
ギャンシュトローム…盾側面からビームカッターを発振可能である点で、R・ギャギャと酷似する。