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銃剣

じゅうけん

銃の先端に取り付けるオプションパーツで銃を使って長さを延長することで槍のように使用することができるもののこと。
目次 [非表示]

もしかして

スペツナズナイフガンスラッシュ等の「銃と剣の機能を併せ持つ複合武器」の事。


本来は「小銃に取り付ける小剣」と言う意味であり、以下の説明は此方に準ずる。


概要

前装式銃の時代に生まれた小銃用オプション。

登場した当時は、発射後、再装填の時間が無い場合に、自身の身を守る為のとして応急的に転用する為の武器で有った。

このため全盛期の銃剣は刃のみで握りは付けられていない。


登場した時代は諸説あるが、 1570年代のフランスドイツという説が有力。

銃口に剣を差し込むという単純な発想である為、恐らくは各地で自然発生的に生まれたと考えられる。

正式に軍の装備とされたのは、中国明朝の軍であり、1606年に発行された軍事教練の本に、銃剣の取り付け方が載っている。

銃口に剣の柄を差し込み、捻る事で銃に固定される仕組みで在った様だ。


ただ、銃口に剣を差し込む形式だと、以下の欠点が有った。


  • 攻撃した時の衝撃で、銃身が曲がる恐れがある。
  • 装着した後は、銃口が埋まってしまう為、銃として使う事が出来ない。
  • 剣がすっぽ抜けてしまう事が多い。

この為、銃身の右側や下部に金具を付けて、そこに剣を取り付ける形式が主流と成った。


現代では近距離戦に適したカービン銃PDW等が生まれた事で近距離戦装備という意義は薄れ重要性も低下しているが、主に市街戦や屋内戦における不意の遭遇戦と言った白兵レンジでの即応性や、死んだ振りをする(もしくは止めを刺し損なった)相手の確認に一突きするなど捨て難い機能も有る為白兵戦の際の活躍は(主に海兵隊イギリス軍によって)現在も続いている。


人間は刃物に対して本能的に恐れを抱く為、視覚的な威圧・示威効果はただ銃口を向けるよりも効果的で治安維持の際には着剣した小銃をただ構えているだけで威圧効果がある。

ただし示威効果の高さからそれを必要としないドイツ軍では着剣機構こそ小銃に付いているものの、銃剣が装備から外されている。

日本など、一部の国では一般人が銃剣を所有する事は禁じられている(着剣機構の無い銃剣で有れば普通の大型ナイフと同じ扱いでなら所持は可能)。

所持可能なレプリカの場合は刀剣類に当たらない様に殺傷能力の低い柔らかい金属を用いていたり、プラスチックゴム製に成っている。

演習や訓練の際に草木の伐採や調理などに使用する事で銃剣が傷む事を防ぐ為、大概の国では平時には刃を付けない状態で保管・運用し、有事の際に刃を付けて(研いで)使用する。

また操法教授用に各国で「銃剣術」が存在し日本では「自衛隊銃剣格闘」「銃剣道」という形で伝えられている。内容的には「槍術・棒術+α」と言った物がほとんどで+αの部分に発砲をも流用する銃剣独特の武技が入ってるが、銃剣道は戦闘技術ではなく競技化しており、槍の様に滑らせて突く事や打撃が禁じられ、発砲に相当する事が出来ない等、実際の白兵戦においては役に立たない面もある。

儀仗時に用いられるものは戦闘に使用しない事から装飾が施される事もあり、刀身にエッチング等によるエングレーブ(紋様)が施されていたり、メッキ加工されている事もある。


銃剣不要論

昨今では上記の様な銃の発達で、銃剣での訓練が廃止されたり、銃剣不要論なるものが論ざれたりしている。

その例として以下のようなものがある。

1-銃剣の必要性が理解出来ない

2-用途の限られる銃剣ではなく、サバイバルナイフ等を持つべき

3-銃剣は時代遅れなので不要


1については、銃の弾薬が切れた状態での兵士の戦意喪失を防ぐ事が出来たり、近接戦闘で不意に銃が誤作動を起こした場合、敵への対処やシンプルにコスパが良い側面も含め、現在でも軍用の小銃には着剣機能が基本装備されている。


2は、現在の銃剣はワイヤーを切断する機能や鞘や柄に工具を仕込んだサバイバルナイフとしての機能を持たされているものが大半で有り、戦場という極限状況下でより役に立つ様な形に進化している。そのため、わざわざナイフを追加で持つのならば、ついでに着剣できた方がお得なのだ(M1カービンの様に、着剣装置が後付けされた例もある)。

第二次大戦中に見られた様な刃渡り40cmを超える、銃剣としての機能しか持たない物は現在廃れており、上述の通り小型かつ多目的ナイフとして使える物が主流と成っている。

結局の所、銃剣が廃れないのは兵士にとってナイフが欠かせない道具だからでもある。


3については、イギリス軍が2000年以降も銃剣突撃を行い、かつ成功させているため間違った認識である(実際に使用されているため)。

また、銃剣突撃=無謀な突撃という誤解もある。突撃そのものは相手の陣地を制圧するため、歩兵が行う必要が出てくる場合があり、それは現代でも同じである。

銃剣使用が想定される、塹壕戦(制圧時の近接戦闘)は、過去のものだと思われがちだが、ウクライナ侵攻ではウクライナとロシアの双方が塹壕を構築し、至近距離での戦闘を行っているため、近接戦闘が発生する可能性が高い。

また、戦争がどの様な形態になるかは予測が難しく、70~80年代にはお荷物扱いされていたA-10が90年代に活躍したり、70年代に配備されたものの、それから約半世紀も実戦を経験せず、時代遅れとされたゲパルトが、ウクライナ侵攻で自爆ドローンや巡航ミサイル相手に活躍する等の例があるため、銃剣もそれらと同じになる可能性がある。

これは他の不要(万能)論にも言える事だが、無くすのは簡単でも、後で必要になり苦労するパターンが多いため、保険として配備を継続しているという面もある。



銃剣の取り付け方式

  • 銃口装着型
    • 最初期の銃剣、サーベル短剣をそのまま銃口にねじ込んだのが始まりとされる。紳士の国の棍棒もこの方式で、ナイフ形の銃剣の柄に銃身をねじ込むタイプであるが、刀身が右側にオフセットされてグリップの穴が素通しに成っている為に装着したままでの発砲が可能に成っている。また、フラッシュサプレッサーの機能が失われる事を防ぐ為にグリップに穴が開いている。現代の銃口装着型の銃剣は英軍以外も同様に発砲可能な構造に成っているものが殆どである。欠点としては発砲後には過熱してしまい外すのが難しく、冷める前に外すには耐熱性の手袋が必須となる。

  • 銃身装着型
    • 現在・過去において最もポピュラーな取り付け方式。銃身とバヨネットラグ(剣止め)の二点を用いて固定する。銃剣を銃身と並列に取り付ける為、銃剣を付けたまま発砲出来る。スパイク型や銃剣専用の刃(「銃剣」型)は銃剣自体が他の武器として転用出来ない為、完全に固定して堅牢性を狙ったものもある。現在では歩兵の持つ突撃銃で在っても精度維持の為にハンドガード(加熱した銃身や機構から手を護る部品)がフリーフロート化(接続部がフレームや銃身根元のみと成っている)される等の銃身に余計な負荷を掛けない構造が当たり前と成りつつあり、銃身に直に接続せずにハンドガードへと既存の銃剣を接続する為のアダプタも登場している。

銃剣の形状

  • スパイク型
    • 針の様な形状の銃剣。基本的に刺突に特化した傾向が強い。製造や手入れが容易な事から普及、形状を三角錐とする事で非常に高い殺傷力を得た為、一時銃剣のスタンダードと成った。先端にのみ配慮すれば良い構造なので、折り畳み式など、銃身に半ば据付けられる形で設置される事も多く、その場合いちいち着剣の手間を省けるも強み。三角錐型による傷口は治癒が難しく、高い殺傷性に繋がったが、長期間相手を苦しませるとして人道的配慮から廃止、現在は丸型のものが主流と成っており、また、現在のナイフ形などと比べた汎用性の低さからあまり用いられてはいない。


  • 「銃剣」型
    • 他に形容しようの無い形状。剣型の刃に、銃口または銃身に取り付ける為の器具のみが装着されている。このため通常は銃剣としてしか使えない。そもそも刺突以外に向かない為、この形状は後にスパイク型に発展する。因みにアンデルセン神父が投げているのはこの内の銃身と平行に取り付けるタイプのものに、手持ち用の柄を新たに取り付けたもの。

銃剣に縁のある国

  • イギリス軍
    • 現代においてなお、銃剣突撃をメイン戦術に持ってくる恐るべき軍隊。見事成功させている辺り、恐らく単純な「弾薬が尽きた際の最後の手段」の類ではないだろう。
  • 大日本帝国陸軍
    • 海外(特にFPS)では「バンザイ特攻」とセットなイメージが強い。国内においても、銃剣突撃とバンザイ突撃が混同されている節があり、イギリス軍で証明されている通り、銃剣突撃そのものは立派な戦術であるにもかかわらず「銃剣突撃=無謀な突撃」と誤解され、しばしば銃剣不要論の根拠とされてしまっている。

銃剣(バヨネット)を使用するキャラクター

銃とセットで使用


剣単体で使用

アレクサンド・アンデルセン(HELLSING)

カイマン(ドロヘドロ)



関連タグ

銃剣道 銃剣格闘 銃剣突撃 CQC   


ガンスラッシュ ガンブレード ガンソード


操虫棍(モンスターハンターシリーズ):似て非なる銃剣武器。


外部リンク

銃剣 - Wikipedia

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