ラオシャンロン
らおしゃんろん
古龍種に属する山のような巨体のモンスター。別名「老山龍」(こう書いてラオシャンロンと読む)。
全長69m60cmにも達し、重厚な甲殻に身を包み強靭な脚に尻尾を備えており「天敵の居ない無敵の生物」と言われている。
その巨体故に歩くだけで大惨事、街一つ、国一つを他意も無くただ歩くだけで踏みつぶして行く事から「歩く災害」とも呼ばれている。
『モンスターハンター』における超大型モンスターの元祖ともいえる存在である。
その巨体からは想像もできない程神出鬼没で謎の多い生物。
「時折起こす大移動時のみ発見出来る」と言われるほどで、何処からやって来て何処へ向かい、普段何をしているか一切が不明。
一説では、普段は地中で休眠しつつ周囲の鉱物を吸収しており、何か移動の必要に迫られたりした場合のみ地上に現れるともされているが、仮設の段階を抜け出していないとされる。
が、その大移動がもたらす被害の大きさからか、古龍種の中では認知度が高い方で、一般的にも名が知られている。
大移動の進行方向に街が有った場合は、住民避難から大規模な誘導作戦、迎撃準備等で、ハンターズギルドが他に手が回らなくなる程の脅威となる。
ラオシャンロンが大移動を起こす理由は判明しておらず「単なる縄張り巡回説」や「餌を求めて移動している説」等が有る。
「恐るべき外敵から逃げている」とする説も存在するが、「古龍も恐れる古龍である老山龍を脅かす存在などありえない」というのが一般的な学者の認識のようである。
ただし、ラオシャンロンと撃退する見えない何かから脅えるように逃げ去って行く様子が実際に見られる。
寿命は1000年以上とも言われており非常に長寿。
古龍種で唯一ブレス攻撃をもたないが(最初はジエン・モーランもブレスを持たなかったが、MH3Gで獲得)、シェンガオレンはラオシャンロンの口にあたる部分から酸を発射する。
MHP2Gより後はMH3シリーズにはすべての作品で未参戦、MH4でも装備と素材だけで、姿が確認出来たのはアイルー村方面だけだった。
モンスターハンタークロスでは古代林の奥地に頭骨だけとして登場はしたが、生きている姿は見られなかった。
ラオシャンロンのクエストの指定地は砦以外にはなく必ずエリア1から5まで移動する。ラオシャンロンはハンターに見向きもせずただ前に進んでいくが、橋の上に乗っていると立ち上がって噛み付き攻撃をしてくる。それ以外には途中の障壁や砦を壊す以外には攻撃といったことはしてこない。エリア1~4では絶対に死ぬことはない(MHFの剛種は例外的に途中討伐が可能)。エリア1~4で時間切れになると撃退となる。エリア5のみで倒すことができる。
またエリア5で流れるのはモンスターハンターシリーズのテーマ曲でもある英雄の証の短縮版である。フルバージョンは初代, GまたはMHPのエンディングでもある。
MHXXに登場する際には、自走式の大砲のようなもの(MH4Gで戦闘街に設置されていたものに近い)が設置されており、作業感が強く退屈であると酷評されがちだった戦闘に大幅なテコ入れが入る模様である。
名前はそのまま「老山龍」の中国語読みから。ただし、当然ながらモンハン世界には中国語という概念が無いため、劇中で老山龍の表記は古語表記とさている模様。
『モンスターハンター』における巨大モンスターの開祖といえる存在だが、後のシリーズ作品では100m超えのジエン・モーランやダレン・モーラン、250m超えのゾラ・マグダラオス、400m超えのダラ・アマデュラといったラオシャンロンが小さく見えるほど巨大なモンスターが現れ、30~50m級の超大型モンスターではアグレッシブに動き回るものが多数登場(ゴグマジオスのように翼で飛翔できるものまでいる)するなど、2024年現在の『モンハン』から見ると些かインパクトが弱めな形となっている。
ただし、ラオシャンロンはそれらのモンスターの元祖かつ、登場したゲームハードであるプレイステーション2のハード性能の限界という縛りもあった事を踏まえる必要がある。シリーズ1作目の2004年当時からすれば充分なインパクトを持っていたのだ。
MHPまではラオシャンロンにも逆鱗が存在していた。ちなみに上位クエストとG級には逆鱗の廃止後もレア素材として紅玉と天鱗がある。
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翼の生えたラオシャンロン
ムフェト・ジーヴァが歳を重ねたらラオシャンロンになると思った事がありましたが ただの他人の空似でしょうね 文章に緩急付けようと 無理のある改行や行間の空白が多くなった感が否めないです5,232文字pixiv小説作品