ソフト情報
ニンテンドー3DS | Nintendo Switch | |
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ジャンル | ハンティングアクション | 同左 |
発売日 | 2017年3月18日(土) | 2017年8月25日(金) |
開発・発売 | カプコン | 同左 |
CERO | C(15歳以上対象) | 同左 |
概要
2016年10月27日にモンスターハンターダイレクトで電撃発表された、『モンスターハンタークロス』の拡張版。
なお、これまでのシリーズでPlayStation 2の初代MHベースから続いた旧世代機ゲーム(携帯機はMHP)はニンテンドー3DSで最後になった。また、同作品の拡張版である『モンスターハンターダブルクロス』がシリーズ初のNintendo Switchの作品でもある。
既存のシリーズでいえば、『モンスターハンターG』『モンスターハンターポータブル 2nd G』『モンスターハンター3G』、『モンスターハンター4G』等に相当する作品であり、タイトルに「G」こそ冠していないが、G級クエストも受注が可能。
MHXで新たに導入された“狩技”や“狩猟スタイル”、“二つ名持ちモンスター”、“獰猛化”といった要素は継承しつつもさらに発展され、新たな狩りを体験することができる。
辻本良三氏曰く、「新たな要素を「クロス」させる事で、さらなる世界観の広がりを体感して欲しい」という思いが込められているとのこと。
クロスで登場した四大メインモンスターに加え、新たに二つ名持ちモンスター筆頭とされる「鏖魔(オウマ)ディアブロス」と新種の古龍である「天彗龍バルファルク」の2体が追加され、合計6体のメインモンスターがお出ましする(ちなみにこの2体は開発チーム内で「双璧」と呼称されているとのこと)。
そして2017年5月26日の公式twitterで、Switch版の発売が決定することとなった。
翌日のMHXX公式大会の場で発売日が発表されたが、何の偶然なのかMHP3のHDverと同じ8月25日。
MHP3とMH3GのHDverと同じく高画質で、さらにニンテンドー3DS版のデータを引き継ぎ、移行、およびオンライン通信で3DS版とのクロスプレイにも対応していた。
海外では3DS版は発売されず、Switch版だけ、それも発売は2018年8月とMHWorldより後である。
本作の場合、日本での発売がSwitchのロンチに近かったのだが、海外では一部地域で早々にローカライズが否定されていたことを考えると、方針転換した時点でMHWorldと発売時期が衝突してしまった…のかもしれない。
新たに追加された要素
【狩技】
MHXのものを継承しつつ新たな狩技が各武器種1つ追加された。
また、通常の狩技を「スタイルパワーアップ狩技」(通称「SP狩技」)に変えることができ、発動することで自分含め狩りに同行している者全員に何かしらの効果(SP状態)を与える。この効果は狩猟スタイル・オトモ・ニャンターによって細かに違う。基本的にSP狩技にできるのは装備したものの1つだけだが、後述のレンキンスタイルのみ3つ変えられる。
【狩猟スタイル】
新たにブレイヴスタイルとレンキンスタイルが追加される。
ブレイヴスタイルではプレイヤーネーム上にゲージが出現。攻撃をモンスターに当てたり、専用アクション「納刀継続」から派生できるアクション(イナシまたは納刀キャンセル攻撃)をすることでゲージを溜めることができる。ゲージを最大まで溜めるとハンターが「ブレイヴ状態」になり、専用アクションが使えるようになる。
レンキンスタイルは樽を振って特殊な錬金アイテムを生成し、それを使っての自身および味方のサポートが可能になるというものである。得られるアイテムは樽を振る回数によって変化する。またこのスタイルのみ最大3つまでSP狩技に変えることができ、SP状態の効果をアイテム錬金で引き上げることもできる。
【ニャンター】
アクションが大幅強化。
いくつかサポート行動およびオトモスキルが追加され、サポート傾向によってはジャスト回避やジャストガード、踏みつけ跳躍が可能になった。
また新たなサポート傾向に「ビースト」が追加。専用アクション「ビースト状態」で繰り出す爪フィニッシュを当てると様々な効果を得られる。
【その他】
これら以外の要素として2種類の全く種類の違う防具を組み合わせ、片方の防具の性能をもう片方の防具にまるごと転用する防具合成が実装された。
これにより自分が気に入っているデザインの防具の性能をより実用的な性能を備えた他の防具のものと入れ替えることで、そのお気に入りの防具を長く使えるようになっている。ハンターだけでなくニャンターにも適用できる。
ただし、DLCで得られるコラボ防具は(版権の都合で)アップデートするまで不可能なので要注意。※現在は3DS版もSwitch版共々コラボ防具も合成可能。但し、あくまでも「防具」合成なのでオトモ武器の合成(に因る性能カスタマイズ)は行えない為、オトモ用コラボ装備は(このシステムの導入で前作で参入済みの装備のG級版の追加が見送られた事が原因の)「防具合成を利用した性能拡張に因るトータルコーディネートでのG級運用」が出来ない問題が有り、こだわり派のニャンター使いからは苦言を呈されている。また、ハンター用の防具合成は防具の「装備タイプ」の影響で共用タイプ(例:「三眼」装備)をベースにしても剣士用を合成すれば剣士用武器、ガンナー用を合成すればガンナー用武器「しか」装備出来なくなる為、先述の方法で過去作の装備セットの再現(例:ヒーラーU剣士)を画策していた向きや(防具のパーツ単位のデザインの都合で)「好みの見た目の装備コーディネート」の実現の為に剣士用とガンナー用の防具の部位単位の組み合わせを考えていた向きは出鼻を挫かれる事となり、コレまた苦言を呈している。
他にはアイテムお届け隊という要素も追加されており、これはクエスト出発前に申し込みを行っておくとラスボスを除くクエストの途中でフィールド内のハンターのいるエリアにアイテムの積み込まれたどんぐりロケットが投下され、そこからアイテムの追加補給が受けられる。
新拠点
MHXで赴くことのできる場所にはすべて行くことが可能であるほか、新たに以下の拠点が追加。
龍識船
歴代の拠点でもかなり珍しい空飛ぶ拠点。
龍歴院が開発した大小3隻の飛行船が左右に連なって成る。
中央の船(龍歴院の開発に因るのは本船のみ)には自室や研究室、アイルーキッチンなどが、左の商業船には雑貨屋や加工屋がおり、この2隻はオフライン用拠点として使われる。
右の船は集会酒場「ホーンズ」で、こちらでG級クエストを受けられる。
酒場には元ハンターであったマスターとバーテンダー、そしてネコ嬢の妹である看板娘ことミルシィがいる。バーテンダーからはクエストを受注でき、ミルシィからはアイテムの交換や酒場BGMの変更ができる。
「空飛ぶ研究室」や「三体合体」な特徴から一部のユーザーは「ミラーマン」の「ジャンボフェニックス」を思い浮かべたとか。
狩猟フィールド
MHXで初登場したフィールドのほか、以下のフィールドが追加された。
朽ち果てた遺跡のようなものがあちらこちらに点在する高山地帯。
新モンスターであるバルファルクとの戦闘の場所になるほか、アオアシラやババコンガなども生息している模様。
砂漠(セクメーア砂漠)
MHFでおなじみの砂漠がリメイクされて再登場。MHP2Gの新旧砂漠が本作で再び並ぶ。
MH4Gで復活したデデ砂漠は大幅な環境変化が起きたが、こちらではボルボロスが棲息するようになった程度でそこまで大きな変化は起きてない様子。
ボルボロス以外にも、ディアブロスとその二つ名個体である鏖魔(オウマ)ディアブロスも姿を見せる。
密林(テロス密林)
こちらもMHFではおなじみのフィールドが再登場したもの。
ババコンガの他、新たにアルセルタス、ラギアクルスも出現するようになっている。
超大型モンスターの迎撃用設備。
ラオシャンロンの復活に併せてこのフィールドもリニューアルされて再登場する。
エリア数がBCを除いて2つに減ったが、移動式大砲や巨龍砲といった新たな迎撃兵器が追加されている。
登場モンスター
太字は新モンスター、それ以外は過去作からの復活モンスター。
なお、下記以外のモンスターはMHXからすべて続投するので、MHXの記事も併せて参照してもらいたい。
連動要素
3DS版では同じ3DS本体のSDカードにMHXのセーブデータがあれば引継ぎが可能。アイテムや武器・防具、クエストの進捗は問題なく引き継げるが、ハンターランク(HR)はMH4Gとは異なり、G級でのクエスト進行に関わる要素であるため全員HR8以下にされる。MHXで上げていたHRは本作で追加される勲章に記録が残る模様。
また、『モンスターハンターストーリーズ』の連動があり、3DS版では同じ3DS本体のSDカードにセーブデータがある場合、ナビルーになりきることのできるオトモ防具「なりきりナビルー」や特別なギルドカードの背景、称号などが手に入る。
Switch版はプラットフォームや発売時期の違いのため連動は無く、無条件での入手となる。
関連動画
オープニングムービー
ブロモーションビデオ
第1弾
第2弾
第3弾
新年のご挨拶
ラオシャンロンの復活が告知されたムービー
Nintendo Switch版
関連タグ
モンスターハンター モンハン モンスターハンタークロス / MHX
MHXX - 本作の略称