概要
モンスターハンタークロスとモンスターハンターダブルクロスでのみ使用出来る狩猟スタイル。雇用したオトモアイルーを操作し狩猟するモード……
それが「ニャンター」である。
また、ゲージ使用でオトモとしてのスキルを使うことができるなど、ハンターさんとは一味違った狩猟を楽しむことができる。
ちなみに操作することはもちろん、そのアイルーをオトモとして連れて行く事もできる。
育て上げたオトモ2人+ニャンターの3人で楽しく狩りに出かけてみるのはいかが?
ハンターとの違い
- スタミナの概念が無い。
おかげで無限にダッシュが可能。ただし運搬中はダッシュ不可。
運搬系の食事スキルは有効だが、運搬スピードだけはどうしても上がらない。
- アイテムが使えない。
アイテムを持つことはできるが、使用することができない。
そのため護符など、持っているだけで発動するものに関しては効果がある。
また虫あみ・ピッケルに関しては、持っていなくても虫の採取や採掘が可能。
捕獲玉が無くても、モンスターが罠にかかっていれば捕獲することが可能。
- 暑さ・寒さによる影響を受けない。
- 武器の切れ味が低下しない。
アイテムを使えないための調整だと思われる。
- 一部属性やられの効果がハンターと違う。
システムが違うことからの調整だと思われる。
加えて一部の状態異常に至っては、全く効かない。
- 常時、大型モンスターの居場所が分かる。
常時千里眼状態。ただし、自動マーキングは出来ないため、モンスターの状態までは分からない。
どうしても知りたければ関連するスキルを付けていくか、同行したハンターさんにペイントしてもらおう。
- 力尽きても、「モウイチドングリ」を消費して、即座に復活できる。
いわゆる残機のようなシステム。初期状態で2個あり、これの残数が0の状態で力尽きたときに、初めて1落ちとカウントされる。
つまり9回体力が0になることで、やっとクエスト失敗となる。
更に消費したモウイチドングリは、ベッドでの休息で全回復する。ずるい。
- 「サポートゲージ」を消費し、強力な攻撃や回復・支援を行う。
いわゆるMPのようなシステム。特定行動で貯まったこれを消費することで、各種サポート行動を実行することができる。
- 条件を満たすと、一定時間「怒り状態」になる。
ある程度攻撃を受けたり、「憤怒の技」を使うと発動。戦闘能力が大きく向上し、強力な攻撃が使用可能になる。
- 地面に「潜る」ことができる。
潜れない場所を除き、常時可能となっている。
潜っている間は基本的に無敵で、未発見状態かつ潜ったままエリアに入った場合、
モンスターに気づかれることすらない。ただし咆哮と震動は防げないので注意。
- 通常攻撃は、近接攻撃とブーメラン攻撃の2つ。
武器を出す速度・しまう速度が速く、武器出し状態でも移動が速い。更にガードも可能と、片手剣のような性能。
そこに加えて遠距離攻撃まで持っているのでもう手が付けられない。
身体が小さいので攻撃範囲が狭くなっているが、その反面攻撃を貰いにくい。
回避行動が連続で3回行え、回避行動後に各種行動に繋げることも出来る。
- 複雑すぎてよくわからない
「ニャンター」という武器種だと思って頑張るニャ。
サポート傾向
「サポート傾向」とは、オトモの性格のようなもので、MH4での「トレンド」に近い。サポート傾向によって、戦い方は大きく変わる。
どれか1つが最初から設定されていて、後から変更は出来ない。
ちなみに、ネコ嬢やネコバァ等のNPCにお願いすれば、指定したサポート傾向のオトモを斡旋してもらうことも出来る。
モンスターハンターダブルクロスからは、サポート傾向によって「エア回避」や「ジャスト回避」などの特殊なアクションが出来るようになった。
- 【カリスマ】
自由にセットできるサポート行動の数が他より1つ多い。
様々な局面で、サポートゲージが溜まりやすいバランス型。
- 【ファイト】
武器による攻撃を得意とする。
攻撃を当てることで、サポートゲージが溜まりやすい。
- 【ガード】
攻撃よりも防御を得意とする。
モンスターからの攻撃を防御することで、サポートゲージが溜まりやすい。
- 【アシスト】
罠の設置や仲間への支援を得意とする。
ブーメラン攻撃を当てることで、サポートゲージが溜まりやすい。
- 【回復】
戦うことよりも回復を得意とする。
大型モンスターとの非戦闘中に、サポートゲージが溜まりやすい。
- 【ボマー】
爆弾による攻撃を得意とする。
大型モンスターとの戦闘中に、サポートゲージが溜まりやすい。
- 【コレクト】
アイテムの収集を得意とする。
剥ぎ取りや採集をすることで、サポートゲージが溜まりやすい。
- 【ビースト】
MHXXから登場するサポート傾向。
専用のサポート行動「ビースト変化の技」を使って、接近攻撃に特化した「ビースト状態」に変化できる。
サポート行動・スキル
サポート行動とはオトモの特徴の1つであり、いわゆる必殺技。
あらかじめセットしておき、クエスト中に「サポートゲージ」を必要数消費することにより使用することができる。
スキルはオトモに付与出来る特殊能力であり、ハンターさんのスキルと似たようなモノ。
MHP3のそれと要領はほぼ同じであり、記憶力(スロット)に可能なだけセットして効果を発動出来る。
雇用時にランダムでそれぞれいくつか覚えていて、最初から覚えているものは、後から変更が出来ない。(XXではある程度自由に変更出来るようになった)
また、オトモを斡旋した相手によって、覚えているサポート行動やスキルの系統の傾向が異なる。
望み通りのオトモを雇用するなら、厳選はほぼ必須。(XXでは多少楽になったが)
戦術・活用法
その特性のため採集に行きたくなるニャンターだが、もちろん狩猟も出来る。一撃の威力は低いが手数が多く、隙も少ないため、被弾も少なくなりやすい。
フットワークも軽く、適切に操作すればハンターと同等以上の火力も出せるため、全てのクエストをニャンターソロでクリアする事も可能。
興味がある人は、ゲームの目標にしてみてもいいだろう。
なお基本的には、ブーメラン攻撃による中距離攻撃でチクチク攻めるのをオススメする。
余談
なかなか作りこまれた戦闘スタイルではあったが、後の作品には一切登場していない。
モンスターハンター3でいう水中戦、モンスターハンター4でいう狂龍化や極限状態といったシステムとは違い、強制的にそのシステムと触れ合わなければならない訳でもなかった為、比較的批判も少な目であり、好んで使っているユーザーも多かった。
あえて難点を挙げるならば、ニャンタークエストをクリアしないと、全種CLEARマークがつかない事くらいか?