概要
モンスターハンター4とは、カプコンから発売されたニンテンドー3DS用ソフトである。
本作は、MH3で任天堂ハードに移ってきたナンバリング系統の新作にあたる。メインタイトルでのナンバリングとしては4Gを含めて、最後の作品である。
2011年9月13日に開催された「ニンテンドー3DSカンファレンス 2011」の隠し玉。
MH3Gとともにカンファレンスのトリを飾った。
ちなみに、このコンセプト映像のラストには“It Begins! A New MH Project!” というフレーズがあった。
過去作からの変更点
- アクション大幅強化。崖や段差を利用して大型モンスターに「ジャンプ攻撃」を行うことで、「乗り」を行うことができるようになった。「乗り」は大ダウンを仕掛けるチャンスとなっている。
- 「狂竜ウイルス」という新要素が登場。オフラインのストーリーにも深く関わってくる。
- 新しい武器種として「操虫棍」と「チャージアックス」が登場。これらがMH3Gの12種に加わり、登場武器種はシリーズ最多の14種になる。
- 新たな狩りの舞台として、「遺跡平原」、「地底洞窟」、「原生林」、「未知の樹海」、「氷海」、「地底火山」、「天空山」、「禁足地」、「溶岩島」が登場。過去作のフィールドからは「塔」と「シュレイド城」がアレンジを施されて登場する。
- 拠点もバルバレ、ナグリ村、チコ村、シナト村と複数登場。
- 今回の狩りのオトモはオトモアイルー。MHP3同様2匹まで連れていける。2匹で合体技を繰り出すことも。他にもなつき度ややる気の代わりにテンション、オトモの固有能力であるトレンドなど、いくつか仕様の変更がなされた。モンニャン隊もミニゲームのようなシステムになっている。
- 新たにギルドクエストというクエストが実装。さらに、このクエストでは「発掘装備」というここでしか手に入らない特殊な装備が手に入る模様。
登場モンスター
今作では、MHP2G以前に登場していた古参モンスターたちが多数カムバックしてきているのが特徴。一方で、MH3、MH3G、MHP3出身の種はやや控えめ。
- リオ夫婦はもちろん登場。その他にもモンスターハンター3Gで登場できなかった旧ドス鳥竜達や、フルフル、グラビ親子などが復活。また、我らがクック先生が再び教壇に立ち、また多くのハンターを教えた。
- 多くの種族の追加、分類の見直しが行われ、新たに蛇竜種、鋏角種、両生種の種族が追加され、ガブラスが蛇竜種に分類された(以前は飛竜種扱いだった)。
- 起伏の多い地形に適応したモンスター、モーションが追加され、例えばケチャワチャはツタの二重床構造に完全に適応している。
モンスター一覧
下記のリストでは太字が今作初登場のモンスターである。
草食種 | アプトノス ケルビ リノプロス ズワロポス ポポ |
---|---|
甲虫種 | ブナハブラ オルタロス クンチュウ アルセルタス ゲネル・セルタス |
牙獣種 | コンガ ババコンガ(原種/亜種) ウルクスス ラージャン(通常/激昂) ケチャワチャ |
鳥竜種 | ランポス ドスランポス ゲネポス ドスゲネポス イーオス ドスイーオス イャンクック(原種/亜種) ゲリョス(原種/亜種) イャンガルルガ ガーグァ ジャギィ ジャギィノス ドスジャギィ |
魚竜種 | デルクス ガノトトス(※1) |
飛竜種 | リオレウス(原種/亜種/希少種) リオレイア(原種/亜種/希少種) フルフル(原種/亜種) バサルモス(原種/亜種) グラビモス(原種/亜種) ティガレックス(原種/亜種/希少種) アカムトルム |
獣竜種 | ブラキディオス イビルジョー(通常/飢餓) |
蛇竜種 | ガブラス ガララアジャラ |
鋏角種 | ネルスキュラ |
両生種 | テツカブラ スクアギル ザボアザギル |
牙竜種 | ジンオウガ(原種/亜種) |
古龍種 | クシャルダオラ テオ・テスカトル キリン(原種/亜種) ミラボレアス ミラバルカン(※2) ダレン・モーラン シャガルマガラ ダラ・アマデュラ |
分類不明 | ゴア・マガラ |
※1 ガノトトスは投網マシーンの捕獲対象として登場。また、これ以外にも素材だけ登場するモンスターがいる。
※2 ミラバルカンはイベントクエスト限定の登場であり、正規のクエストでは戦えない。
注意事項
不正に改造されたギルドクエストが多数出回り、大きな問題となっている。
不正に改造されたデータはゲームの進行に支障を及ぼし、最悪の場合データが破損してしまう可能性があるので、受け取っても絶対に保存したり遊んだりしないようにすること。
また、改造されたクエストをすれちがい通信で配布したりオンラインでプレイするという行為は、端的に言ってしまえば有害なウイルスソフトをばら撒いていることとなんら変わりはなく、絶対に許される行為ではない。
改造には手を出さず、明らかに不審なギルドクエストを受け取ったら削除し、オンラインで改造と思われるギルドクエストを貼るユーザーがいた場合、即座に通信を切るなどするよう努めてほしい。
2013年11月13日に更新データの配信が開始され、これにより不正に改造されたギルドクエストが自動で削除されるようになったほか、この更新データをDLしなければオンライン通信プレイが行えないようになった。これにより改造クエストの横行にはある程度歯止めがかかり、あからさまに怪しいクエスト(ミラボレアスなどの超大型モンスターや希少種、小型モンスターが狩猟対象となっているギルドクエストなど)が出回ることはなくなったが、改造クエストそのものは今も健在で、オンラインで仲間を集めたり、バグクエストと言い訳をしたりといった事例が確認されており、残念ながら根本的な解決には至っていない。強いていえば4Gが出たことで下火になったくらいか。
参考
「モンスターハンター4」において現在確認されている不正改造データについて
余談
上の記事の内容やオンラインでのマナーが悪いユーザーを晒す、「MH4晒しスレ」なるものが存在している。
また、地雷ユーザーを指すスラングとして「ゆうた」という言葉が生まれた。
ニンテンドー3DSではWebブラウザに使われているメモリ領域を使用するタイプでは初めて確認されたソフトであり、その為か起動までに少しだけ時間がかかる他にMH4プレイ中はWebブラウザもしくはMiiverseが使用できない。また、終了してメインメニューに戻る際は一度3DSが再起動する。
ちなみにnew3DSでは通常通り。つまりこの実装がnew3DS向けのAPIとして取り入れられたことになる。
この本来ブラウザに使われる領域をゲームに使うのは開発からするといわゆる3DS本体の裏技のようなものだったらしい。
あれこれ
オープニングムービー
関連イラスト
関連タグ
シリーズ全体→モンスターハンターシリーズ モンスターハンターシリーズ一覧
本作の前任→モンスターハンター3G
本作の拡張版→モンスターハンター4G
交わした赤い熱視線 OP・最強の宴 遺跡平原 未知の樹海 氷海(モンスターハンター) 地底火山 禁足地
← 前シリーズ:MH3 | MH4 |
---|