概要
火山地帯に生息する、真っ黒なティガレックス。体の色は火山灰が鱗などに付着、結合することで黒くなっている模様。
原種を上回る戦闘能力と凶暴性から「黒虎」または「黒き破壊者」と呼ばれる。
原種と同様に無属性だが、肉弾戦を主軸としていたあちらとは異なり、もう一つの個性であった咆哮を巧みに使ってくるのが特徴。どたどたと大股で歩いてから咆哮する歩き咆哮に加えて、大きく息を吸い込んでから放つ壮絶な大技「大咆哮」という技が存在する。特に大咆哮は威力が凄まじく、突進の〆として派生してくることもあるなど非常に危険。
また生息地の関係上、弱点が雷から水に変わっている(雷も若干通る)。
原種とは異なるその強さから、TGS2010出展のMHP3体験版では最上級クエスト担当だった。
なんと『ぽかぽかアイルー村G』にも登場。
黒轟竜は早くもアイルー村仕様にデフォルメされていたのだ。
MHW:Iにて、事前の発表は行われなかったがひっそりと隠しモンスターとして復活。
そして驚くべきことに初出現はクリア後。事実上の裏ボスの一体と言える。ただし、ティガレックス武器からの分岐派生で黒い素材アイコンが見えるため、存在を知っていた人はもしや?と察することもできたとか。
初登場は導きの地。同じように導きの地で初登場するモンスターたちと同様に、発見以降は調査クエストなどでも登場するようになる。そのティガレックス亜種の導きの地における担当地域はなんと瘴気エリアのみ。当初は溶岩エリアが存在しなかったのもあるのかと思いきや、後に追加された溶岩エリアにもティガレックス亜種は出現しない。一方、調査クエストでは溶岩エリアの元になった龍結晶の地にのみ出現し、瘴気の谷には一切登場しない。なんともちぐはぐである。
戦闘面では咆哮を攻撃に使う傾向が更に強くなっており、咆哮の音波を飛ばして攻撃してきたり薙ぎ払い咆哮を繰り出したりするようになった。この薙ぎ払い咆哮は大咆哮をも超える、新たな大技となっている。強化点ばかりではなく、頭を部位破壊することで咆哮の威力を抑えられるようになっている。速やかな部位破壊が戦いの鍵を握るだろう。
後に、アイスボーンで最も狩られなかったモンスターであったことが公式から発表されてしまった。武器はあまり強くなく、防具は悪くないが素材集めがやや面倒な割に合うとは言い難く、導きの地限定素材は前述の通りあまり強くない本人の武器以外では後に追加された重ね着しか用途が無く、トドメに必須の狩猟対象でもない…と、とにかく狩る需要が無かったのがこの結果を産んだのだろう。
先輩に習ってか、この結果をネタにしたイベントクエスト「黒轟竜は傷つかない」が配信。鎧玉の救済クエストとなっているが、似たような特定アイテムの救済クエストとは異なり、ティガレックス亜種の素材は報酬も含めて一切手に入らない。また、咆哮のたびに落とし物を落とすが、まるで泣いているかのようである。実際は泣いているというより鳴いているが。
ライダースではなんとティガ亜種に育てられたという経歴を持つ女性ライダーが登場する。
つまりティガレックスは育児を行う生態であり、さらには何かの拍子に他種の赤ん坊を自分の子と勘違いする程度に子煩悩な種族だということが明らかになった。
こいつほどではないにせよ、獰猛・凶暴・食欲の権化のようなイメージを持たれがちな本種の意外な一面である。