概要
ただでさえかなり強いティガレックスが、二つ名持ちモンスターとして強化された個体。
頭部と尾の先端、後脚と翼脚の大部分が真っ蒼で、逆に眼は橙色である。
通常種をはるかに凌ぐ膂力を持っており、地形を変形させるように暴れまわる。
その剛腕と剛爪は巨岩であろうと簡単に打ち上げ、いくら強固な地盤でも簡単に抉り飛ばす。なんと自身と同じ大きさの岩をも投げ飛ばすことも出来ると言う。しかも剛爪はかなり硬く、切れ味ゲージが高くても簡単に弾かれる。
心肺能力もかなり発達しており、咆哮も亜種や希少種に匹敵するほどで、空気が張り裂けるほどの轟音で辺り一面を吹き飛ばして破壊する。
攻撃力に関しては、属性攻撃や、状態異常攻撃をしない代わりに、一撃が半端なく威力が高い。超特殊許可にもなるとG級防具でも即死するレベルの攻撃力を有するようになる。
しかし怒り状態になると腕(爪ではない)の肉質が軟化するという弱点があり、糞肉質で有名な二つ名の中では比較的ダメージが通りやすい。また攻撃力こそ飛びぬけて高いものの、上述の通り(雪山を除き)属性やられや状態異常を絡めた攻撃がなく、どの行動パターンも練習すれば対処できる範疇に留まっているため、二つ名の中では狩りやすい部類に入るとされる。
また二つ名持ちモンスターとしては、唯一設置肉を食べる。同じティガレックス種なのに、肉を食べない希少種とは、対を成す存在かもしれない。(もちろん疲労時でないと食べません。)
武具
ルドラシリーズ
強化の度合いに応じて「ルドラ○○」→「鉤爪○○【△△△】」→「荒鉤爪○○△△△」と名前が変化する。究極強化の段階になると名前の後ろに英単語が付くようになり、例えば大剣なら
荒鉤爪大剣REX
という、かなり思い切った名称となる。
肝心の性能は無属性、やや控えめの攻撃力に、わずかな会心率(ガンナー武器はマイナス)、匠無しで切れ味最大(MHXXなら紫ゲージ)、となっている。字面だけ見れば強そうな雰囲気である。事実、MHXの段階では決して悪い性能ではない。
だが同じ攻撃力、同等の切れ味ゲージに加え、爆破属性まで備えているという超性能の燼滅刃武器のせいで、良質な武具でありながらあまり立場は良くなかった。
その後時代が変わり、MHXXにて紫ゲージを獲得し立場が改善される…かと思いきや、紫ゲージ弱体化の影響により、多くの無属性武器に期待値で負けるという悲惨な結果に。それでいて、荒鉤爪の特殊許可を一通り終わらせないと完成しないという手間のかかりようである。
そのため大半のプレイヤーから残念武器の烙印を押されており、全く見向きもされなくなってしまった。
どうしてこうなった…
ただし切れ味の概念がない弓や、旋律が優秀な狩猟笛は例外的に評価が高い。
荒鉤爪シリーズ
荒鉤爪の素材から作成できる防具。ティガレックスらしい荒々しいフォルムと、装飾のように蒼に輝く甲殻や鱗が印象的である。女性用防具はビキニアーマーを思わせる非常に露出度の高いデザインとなっており、紳士達から大きな支持を得ている。
一式で抜刀術【技】、破壊王、荒鉤爪の魂(早食い+2、高級耳栓)が発動する。攻守ともに全く無駄のないスキル構成で、特に大剣との相性が良く、MHX時代は大剣使いの最終装備候補として認知されていた。
MHXXではスキルが真・荒鉤爪の魂に強化され、SP時間延長が追加される。SP状態自体があまり評判の良くないシステムであり、多くの大剣使いから落胆されたが、それでも元のスキル構成がかなり強力であるためG級でも変わらず主力として使っていける。むしろG級で通用するスキルを備えていたMHX時代がおかしかったとも言える。
ただブラックXやネセト装備などの強力なライバルが現れたため、立場はやや苦しくなったか。