3個か?甘いの3個ほしいのか?イヤしんぼめ!!
良お〜〜〜〜し よしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし
わたしに絶望の表情をッ!
希望が尽きて…命を終える瞬間の顔をッ!
絶望をわたしの方に向けながら落下していけええええええええええ
そうか、おれの概要が知りたいかぁ。良お~~~し、よしよしよしよしよし……
ゲスな性格がそのまま表れたような顔とカビのような形の緑色の髪が特徴。
紫色に縁どられた上下真っ白な服を着ており、この服にはこの男には似つかわしくない十字架がデザインされている。あと、へそ出し(+見せパン)である。
ギャング組織「パッショーネ」のボス直属の親衛隊でボスの切り札の一人。34歳で元医者。
2年ほど前、些細な医療ミスで患者を死なせ、病院を解雇されていた所を組織に拾われた。
しかし、実際はこのミスは意図的に行ったもので、健康な人をワザと病気と診断して手術をしたり、麻酔を弱くして手術途中で患者を目覚めさせたりしていた(ボス曰く「ヤツにミスがあるとすれば、バレてしまったこと」)。
少年時代(アニメ版ではドレッドヘアーのような髪型)にも、老人の介護と称して実験を行っており、老人を自殺に追い込んではその様をビデオに録画していた。
9人自殺させたところでより効率よく合法的に死や痛みを観察出来る職業である医者を目指し始めたらしい。
これらの行為は全て人の死や痛みを観察し、知的好奇心を至上の幸福で満たすためである。
その本質は真性のサイコパスであり正真正銘の狂人。
チョコラータにとって自分以外の人間は全て実験動物でしかなく、自らの知的好奇心を満たすためには町の住民を皆殺しにしても何とも思わないという、人間が本来持っているはずの良心や罪悪感が完全に欠如している。しかもジョルノとの戦いでは「絶望した奴を見下ろす時が幸福を感じる瞬間」とまで言い放つ始末。
第4部のラスボス・吉良吉影が、女を殺す衝動が抑えられない殺人鬼ならば、チョコラータは殺人衝動を抑える気が全くないばかりか、「どうやって殺そうか、それだけを考えて生きている」という、より悪質な殺人マニアである。
ブチャラティに「吐き気を催す邪悪」とまで言われたボスも、殺人に躊躇こそ見せなかったものの、あくまで自身の秘密を守るという必要性に迫られて行う行為であり、チョコラータのような快楽殺人とは次元が全く異なる。
ジョルノからは「罪悪感というブレーキがない、悪の限界がない男」と評され、滅多に他者に嫌悪を感じないと語るボスですらチョコラータについて「最低のゲス」「モンスター」と呼んで嫌悪感を露わにしている。親衛隊でありながら、発動すると目立つスタンド能力を持つ上に、歯止めの効かないチョコラータの邪悪な性格を熟知しているが故に、本当は使いたくなかったが、ブチャラティ達が自分の正体に急速に迫ってきたためにやむを得ず出撃させた。その結果があのローマ市中を巻き込む大惨事である。
なぜこのような歪んだ人格が形成されてしまったのかは不明だが、家庭環境に問題があったなどの描写は一切無いため、恐らくはDIO以上の生まれながらの悪である可能性が高い。
自分の快楽の為にのみ人を苦しめ、無差別・無作為に殺人を行うチョコラータは、まさしく「最低のゲス」と言えるだろう。
この極悪な性格はスタンドにも無差別に攻撃する能力として現れている。
その暴走しがちな能力と本人の性格が危険視され、セッコ共々ボスによって封じられていた。
常にセッコと行動を共にしており、セッコは基本的にチョコラータの命令しか聞かない。
また、二人のスタンド能力の相性は抜群であり、ブチャラティとミスタに「この2人組、相性が良すぎる! 今まで出会ったどのチームよりも!(ブチャラティ)」「小指が赤い糸で結ばれてるコンビかチクショオ!(ミスタ)」と言わしめたほど。
セッコが大好きな角砂糖を投げ与える様子は対等なパートナー関係というよりもまるでペットと飼い主のようであり、角砂糖の芸や命令を忠実にこなすセッコをチョコラータは寵愛している。
「良お~~~し、よしよしよしよしよし……」と執拗なほどに撫でまわしながら褒めまくるチョコラータと、「ガリガリガリガリ」と無表情に角砂糖を食べるセッコの姿は、おぞましいながらもどこかユーモラスですらある。
しかし実は…
ソルベを輪切りにしたのは…
原作ではセッコと共に中ボスポジションのキャラであるため終盤の登場になるが、TVアニメ版では第10話のオリジナルエピソードでチョコラータと思しき男(また隣にはセッコと思しきシルエットも確認できる)が登場している。
アニメではボスの正体を探ろうとした暗殺チームのソルベとジェラートを粛清したのは彼らという事になっている。
その殺害方法がえげつなく、ソルベの身体を生きたまま輪切りにし、その処刑を猿轡をして手足を縛ったジェラートの眼の前で行う事で自殺(窒息死)に追い込み、後日ソルベの輪切りにした遺体をホルマリン漬けにしたものを36枚の額縁に分けて暗殺チームの住所に送りつけた(輪切りのソルベ)。
これには殺人に慣れている暗殺チームの面々ですら酷く動揺し、チョコラータの底知れぬ残虐性を視聴者に知らしめることとなった。
原作漫画でもソルベとジェラートはアニメとほぼ同様のやり方で粛清されたが、下手人が誰かまでは明確には描写されていない。
アニメオリジナル要素だが、「ボスよりチョコラータの方がやりそう」として概ね好評であった。また、死亡時期とチョコラータの加入時期からして入団後最初の任務が暗殺チームの裏切り者の始末だったのではとも言われる。
スタンド「グリーン・ディ」
全身をカビで覆われたような姿の人型のスタンド。広範囲に殺人カビを散布するという凶悪な能力で街中を恐怖に陥れた。
詳細は個別記事へ。
軌跡
ボスの正体の手がかりを掴んだブチャラティ達を抹殺するべく、セッコと共に解き放たれた。
グリーン・ディの能力で漁村を壊滅させ、ローマ市内でも無差別攻撃を行い多くの市民を殺害した。
上記の通りボスにとってこの二人はあまり使いたくなかった「奥の手」であり、ブチャラティチームを排除した後で、二人も自らの手で処刑するつもりであった。
一方でチョコラータの方もボスが現れる絶好の機会であり、ボスを倒してその座を奪おうと考えていた。
ナランチャを負傷させ、ミスタをも戦闘不能にし、更にはジョルノも能力を利用して身体をバラバラに分離して攻撃する方法で追い詰め、ヘリコプターから落下させる。
カビに蝕まれるジョルノを見下ろして自身の『幸福論』をブチ撒けたが、この「ジョジョ」という漫画でトドメを刺さずに勝ち誇るという、敗北フラグを立てたのが運の尽き。
次の瞬間ジョルノの策が炸裂し、自らが朽ち果てさせた為に弾丸に戻った樹木がヘリのプロペラに当たって跳ね返り、頭部をぶち抜かれる。グリーン・ディの能力が解除されたことで無事で済んだジョルノからは「お前には始めから勝っていた故に、幸福なんて全く感じない」と告げられ、自らの『幸福論』を完全否定される。
しかしまだ完全に倒れてはおらず、死んだ振りをしてジョルノが「大人しくしていれば命だけは助ける」と言葉を続ける間に隙を突いて移動させた腕を用いてミスタを人質に取る。……のだが、これもジョルノには読まれていた。
先ほど頭部に撃ち込まれた銃弾がジョルノのスタンド能力によりクワガタに変化。頭部の傷口へ幼虫として戻り、成長して傷口を抉りながら外へ抜け出したため、大ダメージを負う。ジョルノの「説得」は時間稼ぎで既に死んでいようが生きていようが頭を抉る気だった事、更に「自分を知れ、そんな美味しい話があると思うのか?お前のような人間に」と最初から見逃すつもりが無かったことを告げられたチョコラータは、自分のことを棚に上げて「なんてひどい野郎」と激昂し襲い掛かるが…………
ジョルノのゴールド・エクスペリエンスによる7ページ半に渡る(TVアニメ版では約30秒間で合計122連発にも及ぶ)無駄無駄ラッシュを打ち込まれ、その衝撃でゴミ収集車に文字通り「燃えるゴミ」として(原作ではバラバラのまま)放り込まれ死亡した。
元ネタ
スタンド名の元ネタはアメリカのパンクバンド「Green Day」から。
行動を共にしているセッコのスタンド名もイギリスのロックバンド「Oasis」から来ているが、この二組は滅茶苦茶仲が悪い事で有名である。
わざわざ犬猿の仲の二組をセットにしている事から、チョコラータとセッコの関係にも反映されたと思われる。
容姿の元ネタとして予想されるのが、Green Dayと同時期に活躍していたバンド「プロディジー"The Prodigy"」のフロントマン、「キース・フリント」"Keith Flint"である。髪型は時代に従って変遷しているが90年代にはチョコラータのように短い髪を立てて緑色に染め、更に中央を剃り上げていた。
ソース不明だが、パンナコッタ・フーゴの代替キャラだったという憶測がファンの間で流れている。
文庫版の裏話で語られるには、フーゴは初期設定ではボス側のスパイでジョルノ達を裏切り敵として再登場する予定だったが、荒木氏自身が漫画を描く上で生理的に嫌な気分になると同時に、連載誌のメインターゲットである少年層をヤバイ気分にさせると判断し、フーゴは離脱するに至った。
しかし、パープル・ヘイズとグリーン・ディの能力が似ている事や、チョコラータ戦の前にウイルス学説の話が差し込まれる事、(恐らく)夜間での戦闘はフーゴのスタンドが全力を出し切れる時間帯である事など、フーゴがジョルノ達と戦う展開に至りそうな前振りが綺麗に揃っているところから、上記のような噂が有力視されている。
チョコラータがローマで犯した「ヘリコプターから毒素を散布し無差別大量殺人を行う」行為は、「黄金の風」連載開始時の1995年に地下鉄サリン事件を起こすオウム真理教が計画していた「日本シャンバラ化計画」そのままだったりする。
余談
ジャンプで掲載された際、発音の関係で名前が後半からチョコラートと誤植されていたが、単行本並びに文庫版ではチョコラータに統一されている。ちなみにチョコラータはイタリア語でチョコレートそのものの事であり、チョコラートだと材料としてのチョコ、もしくはチョコ風の、という意味となる。
ちなみにチョコレートはジョルノの好物である。
チョコラータ戦の名場面ともいえる、チョコラータが7ページ半にもわたってジョルノに無駄無駄ラッシュを撃ち込まれる場面だが、テレビアニメ版ではこのシーンの再現のために6名ものアニメーターが特別に用意された。EDでも原画の担当とは別に無駄無駄原画担当としてクレジットされ、Twitterでトレンド入りするなど大きな話題を呼んだ。
ご丁寧にもアニメでも7カットである。
上記のような極悪な性格や猟奇的な性癖などから、「ジョジョ史上で最も邪悪なキャラクターは?」という話題において歴代ボスと並んでチョコラータの名前が挙がることも多い。