ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

概要

ギャング組織「パッショーネ」のボス親衛隊の一人。褐色肌で長髪の男。

ボス直々の命令により、相棒のスクアーロと共に、ヴェネツィアにて裏切り者であるブチャラティ一行を襲撃する。

五部の悪役は基本的に仲間意識が強く、時には命を懸けてまで仲間への友情を尽くす者が多いが、彼もまたその内の一人。

名前の元ネタは一般名詞でなく、ヴェネツィア派のルネサンス画家「ティツィアーノ・ヴェチェッリオ」とされる。

人物

常に冷静沈着で、命のかかった状況であっても極めて優れた判断力を発揮する頭のキレる男。

どこか短気で冷静さを失いやすいスクアーロの頭脳として作戦を担当しており、主人公のジョルノを瀕死にまで追いやり、ナランチャを心身共に追い詰めた知略家。

親衛隊としてボスに対しても強い忠誠心を抱く一方で、スクアーロへの信頼も絶大で、命を賭ける程の友情ぶりを見せた。

普段は丁寧語で会話するが、焦ると口調がみだれ、一人称も「私」から「俺」になる。

活躍

ヴェネツィアに居るブチャラティ一行を始末する為にボス親衛隊の中からスクアーロと共に派遣され、まず追跡技能を持つナランチャを攻撃する。

スクアーロの攻撃で一度ナランチャを喋れない状態にした上で、ナランチャの舌にトーキング・ヘッドを取りつかせ、嘘しか言えないようにして他の面々を攪乱させつつ、各個撃破する戦術を取り、一度は護衛チームの中で最も厄介なジョルノをスクアーロのスタンド・クラッシュで捕らえて始末しようとする。

しかしナランチャの逆襲でスクアーロは手傷を負わされ、さらに居場所も見つけられてしまった。

ナランチャはスクアーロに向けてエアロスミスの機銃弾を発射するが、ティッツァーノが身を挺してスクアーロを庇い、蜂の巣にされてしまう。

その時のティッツアーノの最後の言葉は、

「これなら………ナランチャのところまで………

 ジャンプできる『水』ができたろう…スクアーロ

 ほんのちょっぴり………予定どおりではなかったが………

『勝利』にはかわりがない オレたちの『勝ち』には……な」

だった。息絶える彼の顔には、満足げとも見える笑みが浮かんでいた。

ティッツァーノの狙いは、攻撃役のスクアーロを守ると同時に、自分が撃たれた返り血を浴びせる事で、ナランチャの体に直接クラッシュが移動できる『水』を作る事だったのだ。

怒り狂い、ナランチャの喉をクラッシュに喰い破らせようとするスクアーロだったが、ナランチャの不屈の闘志はそれを上回り、エアロスミスのボラボララッシュを食らった彼は、相棒の後を追う結末となった。

ティッツァーノが命を投げ打ってまでスクアーロを庇ったのは、ボスに対する狂信的忠誠によるものか、それとも相棒スクアーロに対する友愛、もしくはそれ以上の感情の為せる業だったのかは、定かではない。

しかし己の命を失う行為すらも「ほんのちょっぴり予定どおりではなかっただけ」と言ってのけ、笑いながら死んでいった彼もまた、恐るべき『覚悟』を持ったギャングの一人だった。

アニメオリジナル

アニメでは、ドッピオがボスからの命令という体でスクアーロに電話してブチャラティ達の抹殺命令を下していた事が明らかになった。セリフ関連で特に変更は無かったが、喋る際の顔の距離が異常に近かったり、ティッツァーノがスクアーロの胸板にねっとりと手を這わすシーンがあったりと2人の間の妖しい雰囲気がさらに増している。(声優陣は“そういう”つもりで演じていたとの事)

そういった描写からアニメを見てジョジョを知った海外ファンの多くからは完全にカップルと見られており、色白のスクアーロと褐色のティッツァーノの組み合わせから「90年代にすでに異人種間のゲイカップルを描いていた先進的な作品」と評価され、妙な人気が出ている。

前日譚

2022年12月19日に発売された「JOJO magazine 2022WINTER」にて、安藤敬而氏執筆のスピンオフ短編小説『ギャング側の証人』が掲載され、そこで主要キャラとして登場。パルマで行われたパッショーネの末端構成員32名のギャング裁判の場に弁護士見習いとして参加し、イタリア国内のギャング追求の急先鋒として名声のあるファルコ検事と裁判を争うこととなる。

本作ではまだボスの親衛隊に所属しておらず、部門は不明だがスクアーロと同じチームに所属している。チームリーダーは昔堅気の暴力を信奉するギャングのようで、リーダーからは疎まれている模様。

裁判の証言者とファルコ検事を力技で暗殺しようというチームリーダーに対して「裁判で無罪になりさえすれば良い」と諭したり、弁護士助手としてファルコ検事の追及を予測した受け答えを事前に用意するなど、本編で見せた策略家の一面や理知的な性格が強調されている。

相棒であるスクアーロとの連携も健在で、ミスタが「小糸が赤い糸で結ばれているコンビか」と愚痴りたくなるような相性の良さを見せており、作者の安藤氏も「1+1が何倍にもなるのがこのコンビの魅力」と語っている。

スタンドトーキング・ヘッド

【破壊力 - E / スピード - E / 射程距離 - B / 持続力 - A / 精密動作性 - E / 成長性 - E】

遠距離、特殊攻撃型のスタンド。

人間の顔の形をしている。骨針が飛び出た石仮面のようにも見える。

人間の舌にとりつき、考えている事と逆の事、つまりウソだけをしゃべらせることができる。

見た目通り力やスピードなどはないに等しいが、とりついた人間の舌をある程度自由に操ることもできる。またこれが取り付いている間はジェスチャーや筆談にも効力がある。

他のスタンド使いとのコンビを組んでの行動が前提のスタンドである。

担当声優

石野竜三黄金の旋風

津田健次郎(TVアニメ版)…第一部ではブラフォードを担当。

コメント

コメントが未記入です

pixivに投稿されたイラスト

すべて見る

pixivに投稿された小説

すべて見る
  • Amor sacro e Amor profano

    Amor sacro e Amor profano 2

    ティッツァーノの過去~スクアーロとの出会いらへんで盛大な捏造話となってます。続き物。
  • 邪悪な村人達

    邪悪な村人達 スクアーロとティッツァーノ

    もしかしたら、「ちょっとしたミス」とか「物語がまとまっていない」などの可能性があります。 今回は、「もしも邪悪な村人達が突然と襲ってきたら?」です。 邪悪な村人というのは、「Minecraft」に登場する敵mobで、Minecraftに登場する友好なmob「村人」の亜種でありながら、村人達にとっての敵とも言える存在です。 邪悪な村人は主にヴィンディケーター、エヴォーカー、イリュージョナー‌(Java Edition限定で未使用)、ピレジャー、ラヴェジャーなどがその邪悪な村人です。 モンスト(アーサー、ソロモン、マルクト、坂本龍馬、おりょう、ナポレオン)、ジョジョの奇妙な冒険(ティッツァーノ、スクアーロ)、カップヘッド(グリム・マッチスティック)が登場します。 次話 ↓ https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=14394843 前話 ↓ https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=14387077
  • 柱とジョセフが彷徨う5部

    柱とジョルノが焦る5部

    予定では、あと1話プラス番外編1話で終わるんです。 本当は番外編までいれて10話ぴったりにしたかったんですが、無計画投稿のツケが…… ●キャラの過去捏造 ●スタンド能力の勝手な解釈と捏造 がありますので、ご注意ください!
    15,894文字pixiv小説作品
  • 5部

    石畳

    57巻のスクアーロとティッツアーノが悲しすぎた。 捏造注意。 http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=22580099〔漫画〕
  • Amor sacro e Amor profano

    Amor sacro e Amor profano 3

    ティッツァーノの過去~スクアーロとの出会いらへんで盛大な捏造話となってます。続き物。 途中、性描写が有ったりするので、アテンションプリーズ。
  • 鹿の王

    鹿の王3

    鹿のスクティツ3本目です。 今回はまたスクアーロ視点で。
    31,598文字pixiv小説作品
  • 君のためのフーガ

    君のためのフーガ ②

    フーゴスパイ設定if&スクティツ生存ifの続きです。(全3回の②回目です) 【重要】スクティツというよりはフーゴの話です!萌え・エロなどはありません。ただスクティツの絆が話の核になっているので……たくさん考えて書かせていただきました。 3人の逃亡生活と過去回想がメイン。 逃亡中にブチャラティの死を知るくだりがあります。 ブチャフー過去エピは、スパイ設定を踏まえたうえでの解釈なのでしんどめです。原作・恥パ・アニメから都合のいい設定をちょこっとずつ盛りこんだオリジナルです、ご了承ください。 フーゴについて→過去がPHを生んだわけではなく、元々あったPHによって普通になりきれなかったサイコパス型として今回は考察しています。 スクティツについて→二人は幼馴染の孤児設定。フーゴの兄的存在。 長くなりましたが次で完結します。鬱々とした展開で本当にすみません……次回は必ず!
    26,018文字pixiv小説作品
  • 君のためのフーガ

    君のためのフーガ ①

    フーゴ、スパイ設定if。&スクティツ生存if。 秘密の使命を負いながらもブチャラティに傾倒し、個人的目的で動いていた設定。 ボート離脱後、親衛隊たちと対話し、命を取りとめたスクティツと共に自分なりの居場所と答えを探していく話です。 スクティツ前提ですが甘い感じではありません。(スクは植物状態) チョコラータ、カルネの能力などにもけっこう言及します。(私的こじつけ解釈多々) ティッツァーノの出番がかなり多いです。ほとんどティツフーです。(そういう関係ではない) 続きものになります。今回は原作の時系列に沿った、一方その頃的展開です。 次回よりフーゴの過去とこれから、スクティツの行く末などを描いていきます。 最終的にジョルノとも真正面から対話させたく奮闘中です……ともかく書き上げることが目標ですので、ゆるゆるお待ちいただければ幸いです。 原作におけるフーゴ・スパイ設定の名残にできるだけ辻褄があうように、また自分が考えるフーゴ像と齟齬がないよう試行錯誤しつつ書かせていただきました。 絶対にフーゴをひとりぼっちにはさせない! もしかしたらの可能性としてお楽しみいただければと思います。
    20,053文字pixiv小説作品
  • 流柳の眩暈 プロローグ (メローネ視点)

    メインストーリー「流柳の眩暈」https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20041240 のプロローグ、メローネ視点です。 メローネ x ティッツァーノの異色カップルなのでお気をつけください。
  • ジョジョ短編夢

    Non ♀×♀

    ティッツァーノ夢。以前掲載したものから加筆修正しています。軽度の性的描写があります。
  • 【ジョジョちゃんねる】ジェラート屋さんのジェラート君

    【ジョジョちゃんねる】お魚屋さんのスクアーロ君と定食屋さんのティッツァーノさん【スクティツ】

    記憶持ちスクアーロ×記憶無しティッツァーノの転生現パロものです。 【ジョジョちゃんねる】ジェラート屋さんのジェラート君【ジェラ側】https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10746150に於いて、最初の辺りでちょっとだけ話題に出たスクティツスレの描写を形にしました。 潮様https://www.pixiv.net/member.php?id=38318331に頂いたコメントに触発されまして、書かせて頂いた次第です。 嬉しいリクエストを、本当にありがとうございます!! 【ジェラート屋さんのジェラート君】シリーズに一応入れてありますが、それらを全く読まずとも、何の問題も無く話に付いていける仕様になっておりますので、ご安心下さい。 因みに、スレ主はスクアーロです。 スクアーロが、ティッツァーノを愛してはいるものの、前世の記憶が変に邪魔をしているせいで、もだもだしている状態になっています。 スクアーロがティッツァーノに対しヘタレ全開になっていたり、色々と不器用なタイプの性格になっているので、そのようなスクアーロが苦手な方は、閲覧をお控え下さい。 友人であるサーレーとズッケェロ(双方共に記憶無し)がだいぶ出張っています。 というよりか、スクアーロ以外は一切記憶を持たずに転生しています。 また、サーレーはともかく、ズッケェロをあまりにも突飛で変人な性格にしてしまった自覚があります。 その上、2人の身長や体型に関しても、勝手にオリジナルの設定をつけております。 とある方のサーレーとズッケェロに影響を受けまくってしまいまして・・・サレズケかわいい・・・!!! 最後は大団円のクソホモハッピーエンドで終わりますので、その辺りは安心してお読みいただけます。 追記:ルリ様https://www.pixiv.net/member_illust.php?id=4503777&type=illust 、とても嬉しいブクマタグをありがとうございます! 恐縮であると同時に、とても光栄です!本当に感謝の気持ちでいっぱいです!
    63,624文字pixiv小説作品
  • 死が二人を別たない【ティツスク】

    転生なんだか死後世界なんだかみたいな、死んだ記憶はあるが存在はしている設定のティツスク習作です。 退廃的でほの暗い短文。
  • 失楽園(完結)

    親衛隊の舞台裏の情景【無配再録】

    GB杜王で発行した親衛隊オムニバスSS. ※ボスは出ません。 シリーズガイドhttps://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=72215627 時系列順インデックスhttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10513732
  • 焔レンと坂田銀時

    焔レンと坂田銀時 はじめての仕事

    もしかしたら、「ちょっとしたミス」とか「物語がまとまっていない」などの可能性があります。 今回は、「もしも焔レンが坂田銀時という男と出会い、それが自分を変えることになったら?」です。 この「焔レンと坂田銀時」のシリーズは、私が初めて投稿した「焔レンとかぶき町」がありますが、今回はそれがテーマです。 何故ならば、「焔レンとかぶき町」が最初の作品となり、小説を書き始めた10月19日で1周年を迎えるからです。 まずは始まりの作品「焔レンとかぶき町」を読んでいただけると幸いです。 モンスト(焔レン)、銀魂(坂田銀時、定春、神楽、志村新八)、ジョジョの奇妙な冒険(ジョルノ・ジョバァーナ、ティッツァーノ、スクアーロ)が登場します。 ※「焔レンと坂田銀時 一人暮らし」の続きです。
  • チョコラータ先生の助手ちゃん

    チョコラータ先生の助手ちゃん3

    チョコラータ先生とセッコくんと一緒に暮らすグロ耐性無し女のお話。夢主は買い物途中に親衛隊のあの二人組と出会ったようです。
  • 鹿の王

    鹿の王2

    鹿のスクティツ続きです。 今回はティッツァーノ視点で。
    27,387文字pixiv小説作品
  • 君のためのフーガ

    君のためのフーガ ③【完結】

    フーゴスパイ設定if&スクティツ生存if、最終回です。 スクティツを救うため、自分の存在意義を証明するため、フーゴがジョルノへと対決を挑む章になります。 長い話になりましたがここが一番書きたかった部分でした。支配や従属じゃなく、人間対人間としてフーゴはジョルノと向きあってほしい!という願いをこめて。 甘い要素はありません、腐ってもいません。(多分) いろいろと伏線回収をする回でもあります。 最後は少年漫画らしい力技展開になりますが雰囲気で察してください。 ミスタもちょろっと出ます。 特殊な設定ではありましたが(でも書いてみると全然特殊じゃないとも思った…)、恥パとは違う形で組織へ戻る決意をする、力強く前向きなフーゴを表現したく書かせていただきました。 スクティツには辛い試練を背負わせてしまいましたが、二人の絆に涙しながら書きました。 エピローグも書いてて楽しかったです。最後の補足は遊び心で。 ここまで読んでくださりありがとうございました!
    21,245文字pixiv小説作品
  • 月並み奇跡

    同棲してます。スクアーロは出てきません。スク不在の間、寂しく思いつつまったり過ごすティッツァーノの話です。ほのぼの。CP要素は薄いですが恋人関係なので一応タグはつけておきます。左右どっちでもいける感じで。 雪見だいふくを食べながらスマホをいじってたりするので間違いなく00年代イタリアではありません。フィーリングでお読みください。 アニメ……お疲れ様でした……。間髪入れずにほのぼのを投稿していくぞ。 ちなみにこれを書いたのは結構前なので銀髪で旋風ボイスのイメージでした。全て美味い。 本文中に出てくる映画は『残像』という作品です。とても良かったので機会があれば是非どうぞ(ダイマ)
  • 鹿の王

    鹿の王1

    (20220123追記) ※近年出版され劇場アニメ化もしている同タイトル小説の存在を 全く知らずにこのタイトルをつけてしまいました。 このスクティツ話は、 ヨーロッパの「2人の王」というお伽話をモチーフに、 赤鹿をミックスしてスクティツ味満載で出来たものです。 表紙を含め一切イラストを描いていないのは、 鹿でありながら人間としての表現を多用していて、 でも着脱衣の描写を一切していなくて... そんな世界観なので一枚でも絵にしてしまうと更に混乱をきたすと考えたからです。 読み手の方が自由に脳内変換できる方が良いと思いました。 そして文字でしか表現できない内容だったので、文章が大の苦手にも関わらず初挑戦しました。 目を通してくださった方が少しでも楽しんでいただけることを祈って...。 鹿のスクティツでファンタジー仕立て。 モデルは赤鹿ですが、生態諸々については完全に捏造しています。 また、描写は『動物』っぽいですが『人間』の気分で書いています。 全4本の予定です。
    27,011文字pixiv小説作品
  • ハロウィン人外パロ

    真紅の姫は人魚姫

    ハロウィン人外パロ第三段!ブチャトリをメインにするつもりだったのにスクティツメインになった。私はたぶんスクアーロもティッツァーノも誤解してる。でもめっちゃ楽しかった!この二人書いてて楽しい!

このタグがついたpixivの作品閲覧データ

ティッツァーノ
18
編集履歴
ティッツァーノ
18
編集履歴