曖昧さ回避
- イタリア語で「情熱」を意味する「passione」のカタカナ表記の1つ。他の表記に「パッシオーネ」「パシオーネ」などがある。
- 日本のアニメ制作会社の一つ。代表作に「RAILWARS!」、「ひなこのーと」など。⇒パッショーネ(アニメ制作会社)
- 『ジョジョの奇妙な冒険』第5部・黄金の風に登場するギャング組織。
ココでは3について説明するッ!
概要
イタリア全域を活動領域とするギャング組織。
ホテル・港の運送会社・建築会社・葬儀屋・レストラン・賭博場での収益で稼いでいて、賭博や麻薬の収益、各地のショバ代が主な資金源。
しかし麻薬は子供にまで蔓延しており、街に暗い影を投げかけている。
ジョルノ・ジョバァーナはその現状への憂いと自分を救ってくれたギャングへの憧れから、自らギャングスターとなって街を浄化すべく、パッショーネに入団しのし上がる道を選んだ。
組織構成
組織の構成は上位から、
頂点 | ボス |
---|---|
ボス親衛隊※ | スクアーロ、ティッツァーノ、カルネ、チョコラータ、セッコ |
参謀 | ドッピオ(本編では明記されず) |
幹部 | ポルポ、ペリーコロ 他 |
専門部隊 | ブチャラティチーム(護衛チーム)、暗殺チーム(暗殺者チーム)、麻薬チーム、情報分析チーム、賭博管理チーム 他 |
となっている。
※ボス親衛隊はTVアニメ版の組織図で幹部達より上の位置に記されているが、ボス直属の部隊という扱いであり、決して全てにおいて幹部や参謀より上位というわけではないと思われる。
ジョルノが入団試験を受けた時点での構成員は756名であるが、賄賂や脅迫などにより構成員でないにしろ協力あるいは服従させられている者は大勢いるようで、ネアポリスの街のみならずその影響力はヨーロッパ全土にまでおよんでいる。少なくともイタリアについては強固な支配下に置いている様子。
なお、ヨーロッパの犯罪発生率が跳ね上がっていることから調査を進めたポルナレフは、背景に組織のボスがいること・ボスの本名など、ボスの正体にあと一歩まで突き止めるが、組織の力によって承太郎と連絡を取ることが出来ず孤立した戦いを強いられ敗北している。
また、入団試験の内容などから構成員にはスタンド使いが非常に多いのも特徴。
ブチャラティなどの下部チームは縄張りを任され、そのエリア内のカジノの仕切りや、商店のみかじめ料などで収益を得ている。組織のために億単位の金を稼いで上納すれば、幹部に昇格し、より大きな権力と収入を得ることができる。ただしボスの正体を詮索することだけは絶対のタブーであり、その禁を犯した者には死の制裁が待っている。どんなに上位の幹部格であろうとボスの正体を知るものは1人もいない。
『恥知らずのパープルヘイズ』では、創設当初は一応「義賊としてのギャング団」を標榜していたらしい。その事から第5部序盤にてブチャラティを慕うネアポリスの住人達は組織にも強い信頼を寄せていた。
しかし最初からただの方便に過ぎなかったのか、途中で方針が変わったのか、現在では極めて強い拝金主義・利益主義および秘密主義に基づいた後ろ暗い組織となっており、上記の通り麻薬で最大の利益を上げ、ボスや組織を探ろうとしたものは無辜の人々を巻き込むことも意に返さず排除しようとするようになっている。