トリッシュ・ウナ

とりっしゅうな

『ジョジョの奇妙な冒険』第5部「黄金の風」に登場するキャラクター。

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目次 [非表示]

1 プロフィール

2 概要

3 容姿

4 人物

5 スタンド「スパイス・ガール」

6 小話

7 担当声優

8 関連イラスト

9 関連項目

あたしはどうしても知りたい!

自分が何者から生まれたのかをッ!

プロフィール

名前（年齢）	トリッシュ・ウナ（15歳）
スタンド名	スパイス・ガール
生年月日	1986年4月19日（ノトーリアス・B・I・G戦）※ 1985年6月8日（63巻プロフィール）
血液型	A
身長	163cm
好きな俳優	グウィネス・パルトロー、マルチェロ・マストロヤンニ（男優）
好きなファッション	ドルチェ&ガッバーナ
好きな食べ物	ペリエ（フランスの水）、すっぱい味のサラダ、カニ
嫌いなもの	美しくないもの全て、昆虫、くさい男

※ボスの集めた資料に記載されていた生年月日。

概要

『ジョジョの奇妙な冒険』第5部「黄金の風」のヒロイン。15歳。

ジョルノ・ジョバァーナ達が所属するギャング組織『パッショーネ』のボスの実の娘。世間的には父親の名前は「ソリッド・ナーゾ（ボスが若いころに使っていた偽名）」となっている。

ボスがパッショーネを組織する前に偶然儲けた子であり、トリッシュ自身も自分の父親が誰なのか知らずに育ち、ボスもその存在を最近になって知ったという。

生まれてからずっと母ドナテラ・ウナと2人暮らしであったが、やがて母が亡くなる。しかし母は、亡くなる数日前に「娘の父」の捜索を周囲に依頼していた。ところがどうやっても見つけることができず、周囲の者たちはその正体がパッショーネのボスではないかと勘繰り始める。結果、トリッシュはボスの正体を探る鍵としてボスに反旗を翻した者達から狙われることになる。それを知ったボスは先手を打ち、ペリーコロを通してブチャラティ達ブチャラティチームに娘を保護させた。これがトリッシュがブチャラティたちと関わることになった経緯である。

ここから第5部の物語は大きな展開を見せ始めるため、彼女は本編におけるキーパーソンでもある。

物語中盤にて父親の真の目的が「娘（= 自分）の抹殺」であることを知って以降、彼女の運命は大きく舵を切り始める。

ボスに逆らって自分を助けてくれたことからかブローノ・ブチャラティに対して好意を抱いていると思しき描写があり、劇中でもナランチャ・ギルガがトリッシュの言葉からそれを察したようなセリフを言っているが、自覚はないのかトリッシュ本人は意外なことを言われたかのような顔をしていた。

容姿

パレオのような服装で、ピンク色で軽いクセが付いた髪型をしている。

どうやら父親のファッションセンスとカビみたいな変な斑点は受け継がれなかったようだ。よかったよかった。

ちなみに胸は少し寄せて上げており、お尻もヒップアップ効果がある下着を履いていることを終盤に偶然バラされる。発展途上なのだ。

なお、初登場時から暫くはもう少し露出度の低い服を着ていた（特に上半身）。52巻でフィレンツェ行きの超特急に乗るエピソードから上記の服装に着替え、以後その恰好が定着する。

テレビアニメ版では着替える事無く、初登場時から上述の服装を着ている。

実は原作では一コマだけスカートの中が描かれている。色は薄いピンクのようだ。

参考

人物

当初は口数が少なくツンケンとした高飛車で我侭（もっとも、ギャング団によって半ば強引に保護されたので無理もないが）な娘であったが、父親と新しい生活を送れるのか不安に思うなど、平凡な少女としての一面ももっている。ゆえに父親が自分を殺そうとしていたことを知った時には大きなショックを受けている。

しかし、その父親から自分を命懸けで守ろうとするブチャラティやジョルノたちの姿に感化され、精神的に大きく成長した。以降は性格も丸くなり、元より持っていた芯の強さはより強くなり「自分の力で生き抜く覚悟」を得たことで眠っていたスタンド能力を開花させた。

また潔癖症で、特にレクイエムの影響でグイード・ミスタと肉体が入れ替わってしまったときの

「なによこの顔この体ーーッ!! くっ、くさいッ! あたしすごくワキガ臭いわあーッ!!」

という悲鳴（?）は、今となっては「ミスタいじめ」の定番ネタとなるほどインパクト大である。

尚、パッショーネのボスの娘ということもあって、当初はブチャラティチームの面子からは大変怖がられていたが、共に死線を越えたことでメンバーともフランクに打ち解けた仲となった。特に最初にケンカをしたナランチャとは馬が合った模様。終盤ではなんだかんだでミスタとも打ち解け、上記の臭いは気にならなくなったという。

スタンド「スパイス・ガール」

触れたモノを柔らかくすることが出来る人型のスタンド。明確な自我を持つ。

詳しくは当該記事を参照。

小話

小説『恥知らずのパープルヘイズ』では名前だけ登場しており、ジョルノによると組織は関係なく彼女の独力で歌手デビューしたことが明かされた。ラジオ番組によると母の死という挫折を友人達(ブチャラティチーム)のおかげで乗り越えたとの事。また文庫版では彼女が主役の短編ストーリーが追加されている。
ノトーリアス・BIG戦で飛行機が爆発した時、「良し、くそ野郎ッ」と言ったのはPS2ゲーム『黄金の旋風』だとブチャラティだが、アニメ版ではトリッシュになっている。原作ではどちらが発言しているのか曖昧なシーンだったのでこのような形になったと思われる。
- ちなみにこの回は記念すべき第5部連載100回目だったのだが、そのサブタイトルは「くそ野郎」である。よりにもよって。
原作ではスカートの中は薄いピンクだったが、PS2ゲーム『黄金の旋風』では黒パンツ、『アイズオブヘブン』では暗黒空間のため不明。『オールスターバトルR 』ではスパッツのようなものを着用している。
赤子時代の写真がある。