『柔ラカイ』トイウ事ハ
曖昧さ回避
本キャラクター名の元ネタとなった海外の女性アイドルグループについては
概要
【破壊力:A / スピード:A / 射程距離:C / 持続力:B / 精密動作性:D / 成長性:C】
第5部「黄金の風」に登場するトリッシュ・ウナのスタンド。物体を「柔らかくする」能力を持つ。上述のように設定上のステータス値だけを見れば護衛チーム内でも随一の高さで、ブチャラティのスティッキィ・フィンガーズに匹敵するパワフルさを持つ。
登場時のトリッシュはスタンド使いではなかったが、フィレンツェ行き超特急での戦闘後にスタンドが見えることが判明、サルディニア島行きジェット機内でノトーリアス・B・I・Gに襲撃された際、逃亡せずにジョルノのてんとう虫を確保すると決心した際に覚醒し、このスタンド「スパイス・ガール」が発現した。
ヴィジョンは人型の女性タイプで、本体の服装と同じ四則演算模様のデザイン、そして彼が危惧した通り赤を基調とした網目模様など、血の繋がりを示唆するような見た目をしている(しかし能力は、近接パワー型であること以外に共通点が感じられない)。原作では曖昧に描かれていた瞳が、アニメ版ではハッキリと描かれており、より可愛らしい顔立ちとなっている。瞳の色は緑。
なかなかに強力なスタンドだったのだが、覚醒が終盤に差し掛かったタイミングだったこともあり活躍したのはノトーリアス戦とディアボロ戦のわずか2回のみである。
名前の由来は1994年デビューのイギリスの音楽アイドルユニット、"Spice Girls"(スパイス・ガールズ)。ラッシュの掛け声「WAAAAAAAANNABEEEEEEEEEE!!」も代表曲である"Wannabe"から採用されている。なお、海外版では"spicy lady"と表記されている。うん、大体同じ。
能力
柔らかくする
触れた物体を柔らかくする特殊能力を持っている。
柔らかくなっている間、その物体を破壊する事はできなくなる。能力の範囲もゴムのように弾力を持たせる程度から、原型を留めない程に自在に変形するなど調整が効く上、どれだけ柔らかくなろうとも元の性質を持ち続ける。
その応用範囲は広く、発現後すぐにジェット機のコクピットをパラシュート化する技を使い、ディアボロとの最終決戦では、「チューインガムのように伸びてキング・クリムゾンの拳にくっついていた弾丸を張力で戻るようにして撃ち込ませる」技も披露した。
このディアボロ戦の「張力で戻す」芸当は、柔らかくする力だけでは足りず、相手の拳と弾丸を繋ぎ止める力も必要になると思われるが、この点について作中で明確な説明は無く、シルバーチャリオッツやエコーズのようにスタンドが成長した描写も無かった。ただ、この能力を使われた物体のようなゴム弾性を持つ物質の場合、粘着力も併せ持つことが多いため、柔らかくする際に粘着力も操作できるのかもしれない。
自我とその発言
スタンド自体が独立した自我を持っており、トリッシュとは対等な友達同士のような関係。自らの意思でトリッシュに従っている。こうした特徴を持つスタンドはエコーズActⅢ、ドラゴンズ・ドリームなど他にも例があるが、本体に対して自身の名を名乗ったスタンドはスパイス・ガールだけ、もっとも自身のスタンドに名を聞いたのもトリッシュだけである。
「そう・・・・・ひと味・・・違うのね・・・・・・・・・」
初めて発現したときは、丁寧に自己紹介と能力説明をした、とても親切なスタンドである……が、敵に対してはトリッシュ本体とも似通ったギャング顔負けの罵声を浴びせる過激な一面があり、ノトーリアス・B・I・Gに罵詈雑言を浴びせながら、クローゼットのステンレス製物干し竿で小間切れのミンチにしている。このある種の慇懃無礼な性格は、どことなくエコーズACT3とも印象が被る。
ラッシュの掛け声は「WAAAAAAAAANNA BEEEEEEEEE(ワアーナビィーー)!!」。
え、第4部のサブタイトル? 何のことですか?
……実際の所、ダイヤモンドは『削る』ような力にはその分子の構造上非常に強いのだが、瞬間的な衝撃を与える『叩く』力を加えると、案外脆いとされる。
関連タグ
トリッシュ・ウナ スタンド WAAAAAAAANNABEEEEEEEEEE
- クレイジー・ダイヤモンド:第4部「ダイヤモンドは砕けない」に登場する東方仗助のスタンド。射程距離と精密動作性以外の能力値が一緒。