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東方仗助

ひがしかたじょうすけ

漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第4部「ダイヤモンドは砕けない」の主人公。
目次 [非表示]

グレートですよ こいつはァ


プロフィール編集

生年1983年
星座ふたご座
出生地日本
身長185cm(後に180cmに変更)
血液型B型
職業高校生
家族父:ジョセフ・ジョースター(79歳) 母:東方朋子(36歳) 祖父:東方良平(55歳)
趣味TVゲーム、パチンコ(お得意様)、「プリンス」のCDをきくこと
口癖ドララーッ」「グレート」「~っス」
性格温厚(ただし 髪の毛にケチをつけられるとブチギレる)
病歴1987年、4歳の頃原因不明の発熱で死にかける

概要編集

ジョジョの奇妙な冒険』第4部「ダイヤモンドは砕けない」の主人公。1983年生まれの双子座。血液型はB型。

M県S市杜王町在住のぶどうヶ丘高校1年生。第4部での年齢は16歳(物語の序盤は4月なのでこの時点ではまだ15歳。描写は無いが、設定上は作中で16歳の誕生日を迎えている)。


第2部主人公ジョセフ・ジョースター65歳の頃、当時大学生の日本人女性東方朋子を相手に禁断の恋に落ち、その結果生まれた隠し子(ただし、ジョセフ本人は朋子の妊娠は疎か、息子の存在を長らく知らなかった)。

ジョセフの娘である空条ホリィにとっては「腹違いの弟」であり、そしてホリィの息子である第3部主人公空条承太郎にとっては、12歳年下の「叔父(母の弟)」になる


4歳の頃、ホリィと同様にDIOの呪縛(スタンド能力の暴走覚醒)によって50日間高熱に苦しめられた後、スタンド能力に目覚めている。

一見名前のどの部分がジョジョなのか分かり難いが、下の名前の仗(ジョウ)+助を音読みにしたジョを合わせて「ジョジョ」である(これは初登場時に不良の先輩達が触れている)。

第8部全く同じ読みの主人公が出てくるまでは唯一「読みを変換しないと」「姓名からそれぞれ取っても」『ジョジョ』と読めない主人公だった(一応、父親の名字を合わせれば「仗助・ジョースター」で『ジョジョ』と呼べなくはないが、基本的には日本の場合『国際結婚で生まれた子供は取り決めがなければ、日本人親と同じ名字になる』と民法で定められている。仮に父親の苗字で改姓手続きをしていた場合、冒頭の場面で不良の先輩達にジョジョジョと弄られた可能性があるが)。


連載当時ですら時代錯誤なリーゼントがトレードマークのナイスガイ。少々間抜けでセコい面もあるがキメる時はバシッとキメる、なんとも例えようがない魅力に溢れた男。


容姿編集

Jojo

日本生まれ日本育ちでフルネームも日本人名だが、前述の通りイギリス人と日本人のハーフ。容姿は父・ジョセフの血を濃く受け継いでおり、かなりのイケメン。体格は185cmでまだ成長中(後の巻では180cmと記載されている)と、16歳にしては長身で筋肉質。同い年でこちらもまた高身長な部類である虹村億泰よりも仗助の方が若干背が高い。

原作では服を脱ぐ場面が無いのでジョースター家星の痣を見れなかったが、アニメではジョセフとの和解の後に仗助の星の痣が確認できるシーンが挿入されると言う、粋な演出がされていた。

第4部は原作の絵柄の変化が激しく、初期の仗助は第3部に近い劇画調の強面マッチョだが、後半はスマートな体型に変わり顔つきもマイルドになっている。


仗助くん仗助

改造変形学生服(長ランボンタン)に髪型はリーゼントパーマと、典型的なヤンキースタイル。学ランの首元に錨マークとハートマークのアクセサリー、胸のところにピースマークとハートマーク(右から見ると「LOVE&PEACE」になる)のアクセサリーが付いている。学ランの胸元を開いてこのアクセサリーで留めている。初期は左胸に「J」の形をした装飾も付いていた。ちなみに作者の裏話によると「下着のメーカーはモスキーノ」との弁。

チャックが2つ並んでいるインナーは原作での形状は不明だったが、アニメと実写版ではタンクトップとなっている。

扉絵やカラーイラストによっては衣装にアレンジが施されており、装飾が増えていたり学ランの背面に大きなハートのロゴが描かれいていたり、白手袋を付けていたりもする。連載終了後のイラストではボンタンではなく、標準的なスラックスになっているのが多い。


ジョジョ実写 イラスト。

実写版は各所のアクセサリーが小さめ。承太郎のように長ランのボタンを全部開けている。

この頃の作者はハートのデザインに拘っていた為、仗助にもその影響が見られる。


性格編集

いかつい風貌とは裏腹に、基本的に温和(例外あり)で明るく人当たりも良いが、英雄的な一面を持ち合わせた前作の主人公に比べて三枚目的な面が強く、カッコいいだけではなくコメディリリーフもこなす。

これは作者の荒木先生が「馬鹿だけど優しい主人公を描きたい」思いからキャラを決めた為。

ただし、決して頭が悪いとかではなくむしろ頭の回転は早い方で、時に承太郎を唸らせるほどの機転も見せるため、実際は「馬鹿」よりかは「お調子者」とか「ノリが良い年相応な性格の青年」と評価した方が正しい。この面は若い頃の父親そっくりで普段は飄々としていながらも、冷静な状況判断や意表を突くトリッキーな戦い方が得意。

彼も正義感が強い上に情にとても篤く、周囲の危機を阻止する為に自らを危険に晒すのも厭わない。スタンド能力が自分自身のケガは一切治療できない仕様だが、それを全く気にせず困難に立ち向かう。自分を殺そうとしてきた億泰が形兆の攻撃の巻き添えで、死にそうになったところを助け逆に自分がケガを負ってしまう、そんな無茶をした理由を億泰に問われた時は「なにも死ぬことはない」と答え、虹村形兆の悪行に従っていた億泰の心を揺るがした。

多数の女子が嬉しそうに挨拶してきたり、ラブレターを書く子がいたりと、同年代の女生徒からかなりモテる。しかし本人は徹底した純愛主義であるため、ナンパや女遊びの類はしない。


口癖はグレート。感激した時に使う他、ピンチに追い込まれた際の「やばい」や、相手を皮肉るニュアンスでも使っている。

語尾を伸ばす不良っぽい喋り方をする。ノリが軽いが礼儀も持ち合わせている為、大人相手には「~っス」の喋り方になる。一人称は「おれ」だが、チョーシに乗った時は「仗助くん」とふざける場面も。


「不良の高校生」と紹介されるものの、若い頃のジョセフ・ジョースターや学生時代の空条承太郎、ギャング志望のジョルノ・ジョバァーナ等と比べれば素行はそれほど悪くはなく、むしろ歴代ジョジョの中ではジョナサン・ジョースターに次ぐ好青年と断言しても良いくらいである。第1話で不良グループから一方的に難癖を付けられ絡まれても、穏便に頭を下げて暴力沙汰を避けようとし、第4部全編を通じて未成年飲酒や喫煙の描写も無い。

対して他の主人公達となると、ジョセフはケンカで投獄7回の前科や退学処分を食らった経験があり、承太郎は劇中での飲酒・喫煙シーンが多く、学校も頻繁に欠席してケンカを繰り返し無銭飲食も行う等、仗助より圧倒的に王道の不良。ジョルノは初登場シーンから犯罪行為のオンパレードな上、ギャング抗争の結果ながらも幾度となく殺人を犯す等々、不良うんぬんでは済まない代物であり、徐倫も暴走族に入ったりしていた。ジョナサンも実は幼少期にこっそりパイプを吸っていたりする

原作開始時の設定ではパチンコ屋のおやじから「お得意様」扱いされているが、作中では「このナリのせいでパチンコ屋に入店できずにいる(シアーハートアタック戦)」と仗助本人が喋っている……どっちやねん(フォローすると、噴上裕也の取り巻きの不良娘達は、スケバンの格好そのままで堂々とパチンコ通いをしていた。同じ杜王町でも学区が違うとモラルが低い穴場の店があるのだろうか)。


爬虫類が苦手。怖くて中々触れないらしい(亀が不良から暴力を受けた時は亀を素手で掴んで助けているが、この場合は激怒した勢いで乗り切ったようだ)。「自宅の近所の空き家に幽霊がいるかもしれない」との話題になった際は「やめてくれよ幽霊は怖いぜ」と漏らしているので、オカルト耐性は低いのかもしれない。

運動神経に優れているが、本人曰く「ボール関係は邪念が入るタイプ」。ボウリングで150以上のスコアを出せてない。

ゲーム好きだが漫画は全く読まないらしく、人気の少年漫画の話すら全然分からない程に疎い。趣味が漫画集めの父とは正反対である。その割に「サザエさん」や「アラレちゃん」の名前は知っていたりする。アニメは普通に見ているのかもしれない。

こうした苦手なものや知らない事柄が多い描写は、前作における承太郎の基本的に何でもできて物知りで怖いもの知らずだった、高校生離れした無敵ヒーロー感との対比だろう。


第4部自体が日常系の作品である為、他の部と比べると戦闘ばかりではなく、自宅でくつろいでいたり億泰と駄弁ったりカフェでお茶をしている等、等身大の高校生としての描写が多い。趣味のテレビゲームを自宅でプレイしている場面が何度かあるが、どれもゲームオーバーになっているので、ゲームの腕前が優れているわけではないらしい。

学校の成績は不明だが、広瀬康一が赤点を取った時の反応を見るに、少なくとも赤点を取るほど悪くはないらしい。母親が教師なので成績が悪かったら黙ってはいないと思われるが、悠々とテレビゲームを遊んでいる辺り、成績について特に問題視されてはいないようだ(或いはその時点では怒られない成績を維持していた可能性も)。


オシャレや身だしなみには気を遣っており、年齢の割にブランド志向

靴は「バリー」で25,000円もしたらしく、靴下も「ミスタージュンコ」。

500万円山分けの使い道も億泰が「預金」と堅実な使い道を語った一方、彼は「イタリア製の靴と『ジャン・フランコ・フェレ』のスーツを着てトニオさんの店で1番高い料理を食べる」と思いきり贅沢をするつもりであった。

ティッシュとハンカチを常備しており、億泰が号泣した時や未起隆の出血を見つけた際に取り出していた。お気に入りの靴が汚れるのを気にしたり、新しい鞄を買う為にコツコツ貯金していたりする。使う時は一気にお金が無くなってしまうので、金欠の時が多い。

それ故に金にセコい面があり、支倉未起隆の能力でイカサマ博打を企んで、金持ちの岸辺露伴をカモにして小遣いを稼ごうとしたり、矢安宮重清と協力して『効率よく尚且つ悪事にならない手段』で金を稼ぐ方法を考えたりもした。だが、たとえ金欠にあえいでいる時でも、自分自身は何もせずに他人からお金を恵んでもらうのはポリシーに反するらしい。


「アメリカの不動産王であるジョセフの莫大な遺産を受け取る権利がある」事を知らされた時は、まず一番に「ジョースター家が自分の存在のせいで揉めている」事態を心配して承太郎に謝罪。ジョセフの代わりに仗助に殴られる覚悟をしていた承太郎を驚かせた。自分と母に一切関与しなかった父に対する不信感もあり、相続権の放棄を漂わせるような発言をしている(但し日本の法律で照らし合わせた場合に限るが、財産権の放棄を明言しない限り「本来受け取る遺産の半分」は必ず貰う仕組みになっている)。


上述した通り基本的には温厚であるが、一度激怒すると手が付けられなくなる。母・朋子は仗助のこの性質を「誰に似たのかね」と他人事のように漏らしていたが、どう考えても彼女からの遺伝である。しかし特定のスイッチが入るとキレるのは父・ジョセフも大概である。両親に似たのか……

仗助を激怒させる主な条件は「無関係の家族に危害を加えられた場合」「髪型を貶された場合」である。

髪型を貶されると一瞬でプッツンし、たとえ相手が目上の人間であろうと関係なく攻撃する。

承太郎との初対面時においても、「くだらねー髪の話(=他愛もない世間話)をするな」と承太郎が言っただけで、ブチギレるほどである。もちろん髪型をバカにしたわけではない。

後述になるがこのブチ切れには深い理由がある。

酌量の余地もない悪人のスタンド使いが無力な家族や仲間に危害を加えた場合は、死ぬよりも恐ろしい目に合わされる


承太郎同様ジョセフの血を受け継いでいるためか、頭の回転はかなり早く機転が利く。一見するとスタンド能力の「ケガや物を直す」は、戦闘に向いていないような感じがするも、応用力を活かして効果的に扱っている。三枚目でもあるが有事の時は冷静さを発揮し(自称「プレッシャーをはねかえす男」)、見かけによらず高度な心理戦や頭脳戦を得意とする。それもあって承太郎との相性は極めて良好で、承太郎から「頼りになるヤツ」とかなりの信頼を置かれている。

第3部の承太郎ほど露骨ではないが戦士としては強さ・性格共に最初から十分完成された人物である。その為か精神的・肉体的に未熟な広瀬康一から見た「救世主」としての立ち回りになり易い。


虹村億泰とは出会った当初は敵だったが、その後は瞬く間に間に仲良くなり気の合う親友同士になる。住んでいる家も非常に近くにあるので一緒に登下校しており、クラスは別だが昼飯や休み時間も共に過ごしている。

人間的な波長はすこぶる合う良友だが、頭の回転が速く思慮深い仗助と自他ともに認めるバカで短絡的な億泰、女子にモテる仗助とモテない億泰、浪費家の仗助と貯蓄好きの億泰と、絵に描いたように対照的な面もある。

億泰のスタンドの能力によって発生したダメージは、仗助のスタンドの能力で直せない。もし億泰が根っからの悪人で、知能と残虐性が高かったら大変苦戦したであろう。億泰が善人且つ愛すべき馬鹿で本当に良かった。

ただし仗助は仗助で、希に無生物や生物を一定空間に閉じ込める類のスタンドや持ち主に対し、妙に危機感が薄い上にぞんざいな態度を見せる場合があり、それが原因で億泰と供に思わぬ反射攻撃に遭う・承太郎が突破口を静かに探す中、億泰や康一以上に動揺して三枚目じみた迷言を叫ぶ事態になった場面もある。


初対面時の戦闘では仗助が億泰に「~っス」口調を使っているセリフがいくつかあったが、彼を年上だと勘違いしていたのかどうかは定かではない。


実写版では不良にカツアゲされている康一を無視して通り過ぎようとするなど正義感に乏しく、スタンドについても関わりたくない・話も聞きたくないなど面倒事は御免な振る舞いだった。

承太郎にも「甥のくせに偉そうだな」と苦笑するなど、目上の人間として見ていなかったが、前述の振る舞いはストーリーが進むにつれて改善されていった。


スタンド「クレイジー・ダイヤモンド編集

ダイヤモンドは砕けない

「壊れたものを直す、ケガ人を治す」能力を持つ人型のスタンド

詳しくは当該記事を参照。


家族編集

一般的な一軒家で母親と母方の祖父との3人暮らしをしている。住所は杜王町定禅寺1-6。

母の東方朋子は明るく豪胆な性格で教師をしている。息子の年齢のわりにはまだ若いのもあって、母子よりは姉弟のようなやり取りが多い。ゲームに熱中する仗助の背中に蹴りを入れ続けてゲームオーバーにさせるなど、かなり荒っぽい行動を見せもするが、仗助の心根の優しさはきちんと理解している。


母方の祖父であり父代わりであった東方良平は、35年間杜王町を守り続けきた警察官。仗助同様にファッションに拘りがあり「ビビらせ勝負」なる謎の遊びを仗助に仕掛ける等、茶目っ気のある性格をしている。仗助は良平を尊敬しており、祖父亡き後は彼に代わり、杜王町を守ろうと決意している。

ちなみに、祖母は物語開始時では既に故人の設定。良平が50代半ばで高校生の祖父と呼ぶには若すぎる年齢を考えると、歳の差夫婦で普通に高齢で亡くなったか、祖父と同様に夭逝してしまったのかも知れない。前者だった場合、東方家は2代揃って年の差で子作りをしてしまった事態になるが……。


実の父親であるジョセフに対しては複雑な感情を抱いており、出会った当初は「生まれた時から会ったことがないのに今更になって突然現れた父親」「ジョセフのことを思い出して泣く母の姿を沢山見てきた」等々の理由からギクシャクしていたが、紆余曲折の末にジョセフを見直すようになり、2人で出歩く描写が増えたりするなど関係も改善している。「ジョースターさん」と他人行儀な呼び方をしていたが、最終的には親しみを込めて「ジジイ」と呼ぶようになった。


承太郎は“敬うべき年長者”として素直に尊敬している。血縁上は甥ながらも10歳以上年上なので終始「承太郎さん」と呼び、敬語で話している。最初はジョースター家との関係の複雑さもあって、当初は関わりを避けようとする場面もあったが、その後はスタンド使いとの戦いを経て強い信頼を寄せるようになった。無敵の『スタープラチナ』でなんとかしてくださいよォーッ!!


リーゼントの由来編集

幼少の頃、DIOの呪縛が原因で高熱を出した仗助を、母は記録的な猛吹雪の中、車を走らせて病院へ連れて行こうとするがタイヤを雪に取られて立ち往生してしまう。

そこへ突如現れたリーゼントに長ラン姿で(つまり現在の仗助そっくりの)傷だらけの不良少年が、自分の勲章であろう長ランをタイヤの下敷きにして車を押し出してくれた為、朋子と仗助は病院に辿り着き一命を取り留めた。

その後、朋子はお礼をすべくその少年を探したが見つからず、彼が何者なのかは一切判明しなかった(アニメではこの回想シーンの少年の台詞が、昔のサイレント映画のように字幕で表現され音声はない)。

仗助はこの時の彼の行動に強い憧れを抱き、朦朧とした意識の中で見えた、彼の特徴的なその髪型を真似るようになった。そのため、仗助にとっては「自分の髪型をけなす事=命の恩人で自分の中のヒーローである彼を侮辱する」であり、これが前述のプッツンの原因となっている。

また、作者の裏話によると、父親がいないことによる心の傷を憧れの彼の存在で埋めている事情もある。ギャグとして扱われ易い「髪型イジりからのブチ切れ」は結構重くシリアスな設定なのだ。


ちなみにこのリーゼントの少年、髪型以外にも体格や顔立ち(ただし目元は見えない)がやたら仗助に似ており、連載当時ファンの間では「これは過去に転移した未来の仗助自身ではないか」とする意見が出ていた。第4部終盤でバイツァ・ダストの登場により、スタンド能力でのタイムスリップが現実味を帯びてからは更にその声は高まったが、結局本編で仗助が過去に戻る事は無かった。

後にこの件について荒木は、OVA特典の監督との対談で「仗助が過去の自分に会うって話あったじゃないですか?」と質問され、「あれは仗助の思い出ですよ」と答えており、上記の意見は「ああ、そんなのあったね(笑)」と答えたとする話が広まっているがそちらは事実ではない 参考URL

フルカラー版の原作では仗助は髪と学ランが紫がかっているが、吹雪の日の不良の髪と学ランは青みがかっていると、明確な塗り分けがされている。


また、第4部の後日談を書くスピンオフ小説「TheBook」でも、この説に触れられている。


このように、作者が明確に否定しているにもかかわらず、未だに「あれは未来の仗助だった」「本当は伏線だったが回収されなかった」とする都市伝説が根強い。

顔を隠した描写が意味深であった点、第3部で時に関する能力が登場しており、実際バイツァ・ダストが登場した点や「主人公を助けると言うような大事な役割を、モブキャラにやらせる筈がない」とする思い込み等が原因であろう。

その一方「仗助と何の関係もない一般人が、無私の心で助けてくれたからこそ良いのであって、未来の仗助が自分を助けたでは美談にも何もならず台無しである」とする意見や、そもそも「作者が否定しているのに、一読者が伏線だったと決めつける」行為自体を良く思わない層も多い。

作者の公式見解が出ているにもかかわらず、何故か第4部でトップクラスに荒れ易い話題となっている。


尚、露伴戦でリーゼントの少年が明かされるより前、前述した第4部冒頭で承太郎が髪型をけなしたとして(と思い込んだ)キレた際には、仗助は「なぜ頭にくるか自分でもわからねえ! きっと頭にくるってことには理由がねえーんだろーなッ! 本能ってやつなんだろーなッ!」なんて口にしてたりする。どっちなんだお前(アニメでは尺の都合なのか、上記の矛盾の指摘を避けたい意図なのか、セリフそのものがカットされている)。

メタ的には設定が決まる前だったんだろうが……プッツンしてる本人の発言なので、自分自身何を言ってるのか分かって無かった可能性もある。(現に仗助はプッツンすると周囲の声や状況が見えなくなる節がある)

あるいは、この発言は覚えてたけどリーゼントの少年の話は忘れてた康一を本にして読んで、露伴的に「仗助=嘘つき」のイメージが固まった……のかも知れない。


だが、第3部と第4部を繋ぐ『クレイジー・Dの悪霊的失恋』の時点ではリーゼントこそしているが、恩人への恩義と周囲の視線に葛藤していた節があり、ホル・ホースとの出会いと彼からの発破で本編時のようなスタンスを確立・貫徹できるようになった。


……因みに、承太郎の台詞によるとクレイジー・ダイヤモンドを使える様になった時期は4歳の時、つまりちょうどDIOが打倒された時である。同様の被害に遭っていたホリィがDIO打倒後スタンドが根付いた描写がない点や、ジョルノが当初はスタンドを自覚すらしていない時期があったにもかかわらず、運命的な出会いの際に初めて無意識に使用できるようになっているように見える状態から、この少年との出会いこそがクレイジー・ダイヤモンドを目覚めさせるきっかけになった可能性が高い。


いずれにせよ杜王町にいた極普通のリーゼントの少年が、たまたま通りがかって1人の子供を救った結果、巡り巡って街を脅かす殺人鬼に立ち向かう黄金の魂が育まれたのだとすれば……やはり杜王町こそが吉良吉影に打ち勝ったのかも知れない。


ジョジョ立ち編集

仗助の代表的なポーズは数種類ある。右手は手の平を見せ左手は水平で腰をひねったポーズはジョジョ立ちの一つとしても有名。

josuke仗助


次に代表的なのは、画集『JOJO6251』表紙の、握りこぶしを胸の前でクロスさせたポーズ。

MORIOH TOWNセンシティブな作品


あと最終回のこれも。

東方仗助グレートすぎる4部祭り


また、一部のファンからは川尻浩作の秘密を聞いた時のポーズも仗助のジョジョ立ちに含まれることもある(アメトーークジョジョの奇妙な芸人ではケンコバがこちらのジョジョ立ちを採用していた)。


余談編集

奶妈组

  • 直接的な接点こそないが、同じジョースターの血を継ぐ第5部主人公ジョルノ・ジョバァーナとは、以下のように共通点が多い。
    • 幼少期に出会った名も知らぬ人物に憧れ、人生の模範にしている
    • 婚外子
    • 過去の部の主人公から見て『年下の叔父』『自分の親の異母弟』との続柄にある(仗助は承太郎の母ホリィの異母弟、ジョルノはジョセフの父ジョージ2世の異母弟)」
    • スタンドに『損傷した人体を治す』能力がある(但し仗助と違い、ジョルノは『自分自身も治療できる』点と『麻酔無しの臓器移植手術のようなものなので治療時に激痛を伴う』点が大きく違う)。
  • 「へいじょう」で変換すると「仗」の文字がスムーズに出てくる……が、最近はPCやタブレット・スマホの辞典が充実した為か、普通に「ひがしかたじょうすけ」で一発変換出来るようになった。

きょうだい

  • 第1部から第3部までのジョジョ達は1人っ子だったが、仗助には腹違いの姉と養子の妹がいる(ジョナサンには義理の兄弟のディオ、ジョルノには、ジョニィには兄がいる)。腹違いの姉であるホリィは母方の祖父・東方良平と同い年、年の差は40歳差。義理の妹であるとは16歳差である。ついでに9歳年下のもいる。なお、姉であるホリィや姪の徐倫と仗助が対面したかことがあるかどうかは不明。
  • 彼の口癖である「グレートだぜ」「グレートですよ こいつはァ」は、惜しくも受賞こそ逃したものの、2016年のアニメ流行語大賞にノミネートされた。
  • 仗助が愛聴している設定のプリンスは、偶然にも彼が主人公を務めるTVアニメ第4部が放送開始した2016年4月に急逝している(最速放送の2日から19日後の2016年4月21日没。享年57)。

DIAMOND IS UNBREAKABLE

  • 第4部は群像劇であり、語り部かつ急激な成長を見せる広瀬康一、前作の主人公で圧倒的な実力を持つ空条承太郎、多くのスピンオフで主役を務める岸辺露伴、悪役ながら独特なキャラ造形で人気の高い吉良吉影等々と、数々の濃いキャラクターが登場しそれぞれの主役回もある都合上、主人公の仗助が登場しない話もいくつかある。
  • 作者である荒木飛呂彦は「お気に入りのキャラ」「一番好きな主人公」としてよく仗助の名前を挙げている。前部の承太郎のような神話的なヒーロー感のある主人公像とは違い、身近で親しみやすい隣の友達のような主人公を目指したとの弁。
  • ネット上で「仗助は後にバイク事故で死ぬ」噂が流れているが、これは完全なデマ。荒木氏がそう発言したとするソースはどこにもなく、この死亡説の最初の出どころも2ちゃんねるであり、当時発売したばかりの画集『JOJO A-GO!GO!』で荒木氏が言っていたとの悪意のある書き込みが元となっている。当然だが画集にそのようなコメントは無い。
  • 荒木氏は第4部最終話を迎えた杜王町を永遠の世界に閉じ込めたかったと語っており、『杜王町は、僕の中ではずっとあのままです。だから仗助があの後どうなったか、とかもまったく考えていないです。「永遠」の杜王町ですから。』とジャンプリミックスのインタビューで発言している。第4部のノベライズを執筆した乙一氏との対談で、仗助のその後や進路について質問された際にも「(最終話の時点で)世界は閉じてて永遠の時を刻んでいるから。だからこそ、乙一さんが書けるんですよ。どこかに出てきちゃだめなんです」としており、その後の部に仗助が登場しない理由(よりは荒木氏のこだわり)が窺える。第8部ジョジョリオンにおいて再び杜王町が舞台になり、新たな主人公として東方定助が登場したが、やはり東方仗助とは別人である。
  • 西尾維新著の「OVER HEAVEN」では名前のみ登場。承太郎が燃やしたディオの手記をSPW財団の依頼により、ある程度まで復元させている。スピンオフであるが第6部の時期の仗助に触れた希少な作品である。
  • フィギュアスケート選手の田中刑事は、エキシビションの際に仗助に扮して演技を行なって話題となった。尚、演技時の使用楽曲はアニメ第4部サウンドトラックvol.1に収録されている「ダイヤモンドは砕けない 〜メインテーマ〜」である。
  • 名字の読みはひがしかたであるが、東方と書く為に、Googleで 東方キャラと検索すると東方Projectの主要キャラに紛れて、仗助が検索候補が入ってしまう事態が多い
  • 太臓もて王サーガ』の人気投票では何故か「クレイジーダイヤモンド使う人」として投票されていた。
    • この大元の原因は担当編集者が「漫画に登場していないキャラでも投票していいよ。例えば空条承太郎とか。」と発言した為。ちなみに承太郎は第9位に、荒木先生は11位にランクインしている。
  • プロフィールには祖母死亡と書かれているが、リサリサを指すのか、母方の祖母を指すのかは不明(リサリサに関しては第3部以降登場していないため、仗助が主人公の第4部本編進行中もしくは以前に天寿を全うした解釈が捨てきれない)。

演者編集


関連イラスト編集

ダイヤモンド は砕けないドラァッ!!グレートですよドララララーーーふわふわ仗助


関連タグ編集

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない

ジョースター家 ジョセフ・ジョースター 東方朋子 東方良平 空条承太郎

虹村億泰 広瀬康一 岸辺露伴 矢安宮重清 支倉未起隆 噴上裕也

片桐安十郎 宮本輝之輔 吉良吉影


ダイヤモンドは砕けないの登場キャラクター一覧


東方定助・・・第8部『ジョジョリオン』主人公。


歴代主人公


スピンオフ作品編集


セリフ編集


コンビ・グループタグ編集


パロディ編集

  • 田中刑事:メダリスト・オン・アイスで彼のコスを披露した。

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