概要
2B2Tとは、Minecraftに存在するオンラインサーバーのひとつであり、2010年12月頃にHousemasterというプレイヤーにより開設された(諸説あり)。現在稼動しているオンラインサーバーの中では2番目に古いサーバーであり、開設から10年以上、一度もサーバーリセットが行われていない。ちなみに2B2Tという名は『2Builder2Tools』の略。
2B2T内では『荒し』『チート』『PK』他何でもありの無法地帯、言うなればアナーキーサーバーであり、数々の抗争が繰り返された結果、初期スポーン地点は『爆心地』としか言いようが無い惨状となり、現実の人類史に匹敵する濃密な歴史を作り出した。
また、現行のバージョンに合わせていくつかの国のサーバーで開設された亜種2B2Tや、統合版仕様の『2B2E』も存在する。
2b2tの参加の危険性
2b2tを入る上で2b2tにはルールなどがないため、ゲーム内のチャット・看板のリンクをアクセスすると悪質なサイトに飛ばされる危険もあります。
他にも2b2tはチートでプレイヤーをキル・閉じ込めると言うこともあります。参加をする場合は危険性や特殊性を理解した上で参加をお勧めします。
2b2tに存在するトラップ
2b2tの初期リスには多くの新規プレイヤーが、いるため様々なトラップがあり
溶岩で道を塞ぐ・黒曜石を破壊しないと出れないポータルトラップ・石や黒曜石を限界高度まで設置し進路妨害・ベットの周りを黒曜石などで埋めるベッドトラップ。様々なトラップが存在する。
クラン/著名な出来事・戦争
2B2T内には、無数のクラン(グループ)が存在し、日夜紛争が起きている。
以下に、有名なクランおよび著名な出来事を挙げていく。
2011年
- ダイアモンド協会
初心者にダイヤモンド等を支援する団体。
- フェイスパンチ共和国/フェイスパンチ戦争
2B2Tに秩序をもった国を創ろうとし、荒し勢の反感を買って『フェイスパンチ戦争』が勃発。野望を諦めたリーダーである『chezhead』が2B2Tを引退したことで終戦を迎えたが、『Phagocytic』が残党を率いて戦ったため、完全な終戦は暫く後になった。この戦争に敗北した結果、『フェイスパンチ共和国』は自然消滅した。
2012年~2013年
- ヒットラーウッド
2012年か2013年に『フェイスパンチ共和国』の残党に建てられた基地及び、そこを本拠地としたフェイスパンチ残党組織。主な構成員は、『Coldwave』と『hinderjd』と『zach339』。2013年4月末に、『アナトリア』と共に建築した『ヴァルキュリア基地』に移動したため、『ヒットラーウッド基地』は放棄された。
- アナトリア
2B2Tの真の王と呼ばれたプレイヤー『Pyrobyte』が所属していたクラン。主な構成員は、『Sato86』と、『Drewbookman』と『Pyrobyte』。『ヒットラーウッド』の構成員と共に、『ヴァルキュリア基地』を建てる。2013年4月末に、『ヒットラーウッド』と『アナトリア』の構成員は『ヴァルキュリア基地』に移動した。
2013年
- ヴァルキュリア
2013年に、フェイスパンチ残党の『ヒットラーウッド』と『アナトリア』によって建てられた基地及び、そこを本拠地とした、2B2T史上最強の組織。『シェナンドアの軍団』、『ゲイプ基地のグループ』などの小グループを取り込み、『フェイスパンチ共和国』と同じく2B2Tに秩序をもった国を創ろうとしたため、戦争が起こった。『アナトリア』の主な構成員である『Sato86』と、『Drewbookman』と『Pyrobyte』がグループのリーダーとなった。初期スポーン地点を三回も制圧、支配した。座標不明・難攻不落の要塞である『第一アスガード』を建築した。アイテム複製バグによって、戦争を優位に進めたが、Minecraftのオンラインサーバーで、史上初めてチートを使用した『popbob』に、『第一アスガード』の座標を特定され、一夜にして陥落した。『第一アスガード』陥落後、第三次スポーン地点侵攻を開始。侵攻終了後、『ヴァルキュリア』は崩壊の一途を辿った。
2013~2015年
- popbob来襲
2013年にヴァルキュリアの第一アスガードをたった一人で壊滅させたpopbobに関する事件。
popbobはthunder exploit(Lightning Exploitやthunder hackとも呼ばれている)というMinecraft史上初のチートを使用した。
そのチート内容とは「雷が降った位置を利用してプレイヤーを特定する」というもの。
マイクラの雷はプレイヤーの近くにしか降らないという特性があった為、雷が降る=プレイヤーが近くにいるという一種の場所特定に繋がるのだ。
チートを用いることで雷が降る位置の特定=プレイヤーの特定を行い、暗殺によるPKを執拗に繰り返した。
さらにサーバー管理主にバックドア(パソコンの情報を不正に抜き取る悪質なプログラム)を渡すことで、プレイヤーには本来不可能であるサーバー上でのクリエイティブモード化を取得してしまった。
これにより神の如き力を得たpopbobは大量殺戮を繰り返した。
サーバー主はこの異常事態に気づいた事でバックドアを即座に停止。
popbobは神の力を失う結果となった。
だがpopbobの悪行はそれにとどまらない。
彼はnhackと呼ばれる、クリエイティブ化出来るチートツールを大量に頒布した事でチートプレイヤーを大量に生産した。
これだけならまだ良かったが、問題はnhackそのものにあった。
何とnhackにバックドアを仕込んでいたのだ。
それによりnhackをダウンロードしたプレイヤーのデスクトップ画面を不正に入手し、晒し上げるという一線を超える行為を行なってしまった。
この悪行を見て多くのプレイヤーは流石に我慢ならず、popbobに対する敵愾心を抱かせる結果となった。
popbobは2b2t上の全プレイヤーにリンチされるようになり、何度も何度も殺されることとなる。
そうなってくるとpopbobも精神的に堪えたのか、2b2tのサーバー上から姿を消すこととなった
2016年
- ラッシャー戦争
2016年6月2日にカナダのYouTuberであるTheCampingRusher氏が2b2tでプレイした動画をYouTube上にアップロードした。
この動画はアップロード後4ヶ月のうちに200万回以上再生され、非常に多くの新規プレイヤーの流入を引き起こした。
サーバー主はこの参入を大いに肯定し歓迎する姿勢を見せた。
これだけなら2b2tを興隆化させた良い出来事で終われたのだが、そう簡単にハッピーな終わり方をしないのがこのサーバーである。
新規プレイヤーが大量に来すぎた事で、サーバーに負荷がかかってしまいプレイしづらくなるという現象が発生してしまったのだ。
これを快く思わなかった古参プレイヤーが苛立った結果、新規プレイヤー(別名ラッシャー)を狩る排斥行為を始めた。
だが新規プレイヤー側も只で狩られるのは御免である。
新参達が反撃を行なったことで、「古株vs新規」による通称ラッシャー戦争が開幕することとなった。
この戦争によるPK数は10,400人であり、これは2b2t史上最上位に位置する殺害数である。
結果だけ先に書いてしまうと、この戦争は古参側の勝利で終わっている。
だが完全な勝利とは言い難く、事の発端であるTheCampingRusher氏が引退しなかったことや、全ての新参プレイヤーが撤退したわけではなかった事から、正確には痛み分けの結果で終わったと言えよう。
この戦争は日本語での解説動画が未だに上がっていない。
2017年
- スポーンメイソン
2B2T史上最狂の組織。しばしばスポーン地点に巨大建設をする。また、他のグループと一切関係を持たず、孤立している。スポーン地点上空に、横11930ブロック、縦11594ブロックの範囲に、『スポーンメイソン』の巨大ロゴマークを8日間で制作した。
2019年〜2021年
- Infinity Incursion
略称:II。スポーン地点を水で水没させたり、壁を沢山置いて初心者の初期地点脱出を困難にしたり、上空に黒曜石の天井を引いて、真っ暗にする荒しグループ。
実況者おにやは、視聴者から、『Infinity Incursion』に狙われているという嘘情報を吹き込まれ、自身の護衛のために、チーム『Last Samurai』を結成する。
2020年
- 自称日本軍
海上遭難した実況者おにやのために、『おにやランド(おにや島)』を建築する。名前の通り、構成員の多くは日本人であるが、リーダーは外国人である。
『おにやランド』は、海外の荒し勢に、数回に渡り荒らされてきたが、その度に復興していた。しかし、リーダーがおにやアンチになったのをきっかけに、『おにやランド』を破壊。その後はおにやを殺そうとしつこく狙っている。この一連の流れを、『おにや対外戦争』という。