チート
ちーと
主に3つの意味があるため、分けて説明する。
- 英語のCheat:ズル、不正、イカサマ
- ゲーム用語のチート:改造してゲームデータを弄る行為
- 上記から派生したスラングのチート:チートを使ったかのようなバランス崩壊クラスの強力無比、抜きん出た才能や財力、俺TUEEE
pixivでは、主に3.の意味で使用されることが多い。
ズル、不正、イカサマ、インチキを意味する英単語「Cheat」のカタカナ表記。和製英語のカンニングの正しい英訳が「Cheating」として例に挙げられることもあるように、元々の英語ではそういう系の意味の単語であった。
実際にあるcheat(イカサマ)行為
- ポーカーなどのカードゲームで、あらかじめ勝てる札を自分の中に忍ばせておく行為
- ポーカーなどのカードゲームで、カードの配布時にセカンドディールを行う。
- サイコロ賭博で、四五六賽(しごろさい)を使った行為。
- サイコロを用いたギャンブルで、ダイスロール時にダブルヒットを行う。
- コイントスで両表面のコインを使用する。
- スポーツで、自身の身体能力を高める薬物投与によるドーピング行為
- スポーツの試合で、自軍が有利になるように審判を買収したり対戦相手と合わせる八百長行為
- 定期テストで、カンニング行為
- 麻雀で、牌に傷をつけて識別しやすくする行為。
など
上記から転じて、コンピュータゲームにおける(プロアクションリプレイなどを使用した)改造、あるいはバグやセキュリティホール利用したプレイを意味する言葉としてこの単語が使われるようになり、日本でゲーム用語として広まっていた。チートをする人物を指して「チーター(Cheeter)」と呼ぶこともある。動物のCheetahとは綴りが違うので注意。
使用目的は様々であり、「ゲームをする時間がないがストーリーが気になる」という社会人から、「俺TUEEE」したいという人、ゲームシステムの詳細な調査、お馬鹿な映像を撮るなどの例が存在する。
オフラインでのプレイであれば、ネット対戦で相手に迷惑をかけさえしなければ、セーブデータが破損してもメーカーは一切の責任を負わなくていいため、全て自己責任となり、各々の判断に委ねられるが、オンライン(ブラウザゲーム、オンライン対応の格闘ゲームや音楽ゲームも含める)におけるチートやバグ技は利用規約で禁止されている。
最悪の場合、アカウント凍結や損害賠償の請求もあるので絶対にやめよう。「チート使用、ダメ、ゼッタイ。」というか、チートをするという事は「友達を無くす」という弊害も起きるので、対人戦ではやらないように。
ちなみに、「1人プレイが必須」のゲームを、「2人以上で協力プレイ」する行為もチートに当てはまる可能性が高い。音ゲーの代理プレイなども一種のチートになる。公式大会では失格の処置を取られる可能性もあり、こちらもやってはいけない(詳しくは「和尚(音ゲー)」の記事を参照)。
一部ゲームには対策が施されているものも存在しており、TODのリメイク版ではプログラムを使用したオートレベルアップ対策として、同じ場所で長く戦っているとバルバトスが現れるようになっている。彼の実力を知っているプレイヤーなら逃げるしか手はないと察するところ、コントローラーを固定して行うオートレベルアップ中ならそれもできず、レベルがどれだけ上がったかを確認しに戻った時には画面にゲームオーバーの文字が……といった仕組みになっている。
逆に公式からゲーム内の「隠し機能」やおまけ機能としてチートコマンドなどで無敵化や最強化などが行えるものも存在している(まれにデバッグ用の最強データが製品版に残っているため使えてしまう、という例もある)。
なお、家庭用ゲーム機がまだオンライン接続ではなかった頃にあったスコアコンテスト・早解きコンテスト(不思議のダンジョンシリーズでよく行われた)で不正を行う参加者がいた事から、次第に家庭用ゲーム機ではその手のコンテストは廃れていった。
ちなみに、英語圏での「cheat」はゲームにおいては日本での用法より意味が広く、改造ツールの有無を問わず小狡い手順全般を意味するため、攻略本の事を英語では「cheatbook」と呼んだりする。英語のゲーム攻略サイトなどで「cheats」と書いてあってもコード類は皆無で普通の裏技しか書いてないというパターンもあるため、日本での使用法との差異には注意したい。
ゲームでチートが主に使われる場面として、ステータス・お金MAX、全技習得、敵即死など、プレイヤー側を異常に強化してゲーム進行を簡単にしてしまうケースが多い。ここから転じて、実際にプレイヤーがチート(不正)していないものでも、強力すぎる性能を持つキャラクター・アイテム・必殺技などを揶揄して「チート」と呼ぶことがある(例:チートキャラ、チートアイテム、チートドローなど)。これらは単に「調整ミス」や「ゲームバランスを損ねる存在」であったり「救済措置」でしかなく、元々のチートの意味とは異なるのだが、徐々に用語として定着していった。
何の機器等も使わずに普通に使える、公式が用意したものであるとして通常のチートと区別して「公式チート」と呼ばれることもある。
一人プレイのゲームならば問題はないだろうが、対人プレイでそういうものばかりを使う行為は非常に嫌われる傾向にある。
しかし昨今のゲームに多いランクマッチでは基本的に「勝てば官軍、負ければ賊軍」精神が蔓延っており、公式が規制していない限り多用される傾向にある。勿論、そういう作品は多くのユーザーからの評価を下げることも多く、短命になる場合が多い。
また、ゲーム中のものに限らず、現実世界においても肉体・頭脳・財力などで抜きん出て秀でた人物に対して使われることがあり、その場合はリアルチートと呼ばれる。
他には、周囲の人物と比べて抜きん出た能力を持ちながらその凄さに気付かないというパターンもあり、そちらは無自覚チートと呼ばれる。
しかし、このリアルチートや無自覚チートと呼ばれるような人物・キャラクターは周囲との環境の違いや本人の努力の末に手に入れた能力によって他者よりも優れているというだけであり、「チート=不正、ズル」ではないことが多い。
そのため、どちらかというと「チート」という言葉を用いてはいるが称賛の意味合いが強い。
ここまででもわかるように「チート」という言葉についてはその意味に対する勘違いや誤用が一人歩きしていった結果、本来とは違う称賛としての意味合いまで含むような使われ方をされるようになってしまっている。
すっかり本来の意味からはかけ離れてきており、和製英語と言える状態になっている。
一方で海外のみならず国内でも本来のネガティブな意味合いで認識している層は多数おり、賞賛感覚で「チート」呼びすることを問題視する声は多い。基本的にチート扱いは非常識であり誉められた行いではないことを認識しておく必要があるだろう。
小説家になろうにおけるチート
「小説家になろう」に投稿される作品では「生まれつきもしくは転生による特典等で能力が異常に高い」「他人には無い便利な特殊能力を持っている」など、「本人の努力以外で手に入れた圧倒的な力」=「チート」といえるステータスの主人公がメインの作品(いわゆる俺TUEEE系など)が多く投稿されているが、詳しい説明についてはそちらの具体例や詳細は各作品の記事等を見てもらいたい。
また作中で平然と「凄いスキル」という意味合いで「チートスキル」なんて言葉が出てくる作品も非常に多く、チートという言葉に対する誤用が広まっていると共に作者の程度の低さが露呈している。
そのため、タイトルその他でこの言葉を正しく理解して使っているかどうかはその作品の完成度が高いかどうかを判断する指標としても使えるかもしれない。
勿論、「元々強力なスキルや高い能力」を持っていなかったキャラクターが異世界転移や異世界転生等、他者の力によってそれらを手に入れることは、努力してそういった力を手に入れたわけではない=普通ではない方法(不正な入手方法)で手にしたスキルであるという意味では「チートスキル」なのは間違いないのだが。
チートだけでイラスト等を検索しようとすると、ポケットモンスターに登場するクチートやメガクチートがヒットするので、検索をされる際はマイナス検索などを利用すると良い。
それ以外でも色々なチートが引っかかる。文字通りの千差万別なので、自分で確かめてみるといい。
チートキャラが比較的多数登場する作品の例は「チートキャラ」の記事を参照。
昔は「プロアクションリプレイ」や「コードフリーク」などという無改造のゲーム機で使えるチートツールの販売で人気を増したが、2019年4月以降から販売禁止になり、永遠に再販されなくなった。
このため、無改造のゲーム機で使えるチートツールの開発は全て有志での自作しかない。
勿論、ゲーム機およびセーブデータを改造する行為そのものが違反として掲げられていると共に、少なくとも日本においては著作者人格権侵害や電子計算機損壊等業務妨害罪等の罪にあたる犯罪行為である。
ネット上で見受けられるのは少ないが、実際に犯罪として逮捕された例もある。
また、昨今のスマホゲームにおいてはこれらの行為を行ったアカウントに対する制裁としてBANもよく耳にされる。
警視庁からも禁止の呼び掛けが行われているため、気軽な気持ちで利用しないようにしていただきたい。
参考URL→警視庁のHP
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