その他の意味
不正をする人。またはそのためのツールを作る人。詳しくはチートを参照。
概要
現生種はアフリカから中近東、インドのサバンナなどの、半砂漠、藪地に生息している。絶滅種の一つに、ヨーロッパからインド・中国等に生息していた、全長3.4m、90cm、体重100kgに達したとされるジャイアント・チーターが存在した。
アメリカ大陸に生息していたアメリカン・チーターは、姿こそチーターと似ているもののピューマに近い生物から進化したと考えられており、一種の収斂進化だと思われる。プロングホーンが地上で二番目に速い哺乳動物となったのは、アメリカン・チーターの存在があったからだという説もある。
ネコの仲間としては色々と変わった動物で、引き込められない爪(チーター以外のネコ科動物は爪を自在に引き込められる)、走行に特化した四肢(他のネコ科動物では歩行と攻撃の双方を行えるような形状になっている)、イヌに似た体型など変わった特徴を持っている。外見的イメージは豹に似ているが、厳密には似て非なる存在。
鳴き声は虎や豹とは異なり非常に甲高い声であり、幼少期は小鳥のようなピヨピヨという声を立て、大人になっても「ピャッ」「キャンキャン」などと鳴く。
単独生活をすることも多いが、小規模な群れを作ることもある。
この群れは血縁者同士の場合も多いが、血縁のないオス同士の群れもある。
同居する兄弟姉妹や友人への執着も意外と強いところがあり、飼育下では「血縁のないオス同士の同居で、相手の姿が見えなくなると寂しがってキャンキャン鳴く」という例すらある。参照
幼少期は外敵に襲われやすいこともあり死亡率は高く、野生では10年前後の寿命。
飼育下では15年前後。
ジンバブエには斑点が繋がり帯状になる突然変異個体(キングチーター)がいる。
動物の中では走行速度が最も速いとされ、走行を開始してから2秒で時速72km/hに達し最高時速が110km/hを超える。
しかし全力疾走時は平常時に比して発熱量が五割増し。そのくせ汗腺等の冷却機構がないため熱の九割が体内にとどまり、あらゆる生物にとって危険域である40度そこらに到達するのもあっという間。比喩抜きで体が焼けるほど熱くなってしまうので、80km/h以上の高速を維持できるのは500mほど。
当然疲労困憊しており食事どころではないため、獲物を首尾よく仕留めても口をつけるまでに小一時間ほど休憩を挟むことが多い。
また、速度に特化し軽量化を重ねた身体構造のせいでケンカには弱く、豹やブチハイエナに獲物を横取りされるのはもちろん、餌そのものも草食動物の子供や小型のものが大半。成獣のイボイノシシなどから逆襲されることもある。
なお、チーターの長い尻尾は、走行中に回転させる事で急激にカーブさせる為の舵の役割を持っており、右に曲がる時には左回りに、左に曲がる時は右回りにそれぞれ尻尾を回転させる。
外見こそヒョウに似ているが性格はヒョウとは全く異なり、慎重派で大人しい。また、他のネコ科動物に比べて人間に慣れやすく、嘗ては飼い馴らして狩猟に用いられた。
その為「狩猟豹」なる別名を持つ。
なおチート(ゲームでの改造行為)をする人物を「チーター」と呼ぶこともあるが、綴りが違うので混同注意。
(動物はCheetah、改造プレイヤーはCheeter)
最強王図鑑では
初登場は『動物最強王図鑑』。シロサイと戦っている。
また、マンガ版ではオオカミと戦っているが、スピードのみが取り柄であるため現状は未勝利であるうえ、『動物最強王図鑑PFP』には当然(?)登場しなかった。
が、マンガ版からバーターとしてアニメに登場する動物がいることから、チーターも登場する可能性が高いという声も。