脊椎動物
8
せきついどうぶつ
脊索動物の一群。脊椎のある動物。
我々人類も含む、脊椎(背骨)をもつ動物のこと。脊椎などの内骨格を持ち、これに筋肉を発達させることで素早く移動することが可能であり、総じて体が大きい種が多い。しかし脊椎に神経が集中するため、非常に危うい構造となっている。
このうち体温を一定に保つことができる恒温動物は、地球上でも哺乳類と鳥類である。しかし、哺乳類もカモノハシなどは恒温性が不十分であり、サメ類やアカマンボウなどに恒温性が提唱されるなどその境界はあやふやである。基本的に卵を産むが、多くの哺乳類や一部のサメなどは胎生を獲得し、直接子を産む。
世間一般の動物分類に対する認識は、「脊椎動物」と「無脊椎動物」という二分法が一般的であった。しかし、この二分法は我々人間を中心にした考え方によるものであり、「無脊椎動物」は脊椎動物と対になった1つの分類群ではなく、あくまでも脊椎動物以外の様々なの動物群をまとめた便宜上の総称である。
実際、脊椎動物は動物界の30個以上の門のうち脊索動物門において、中の3つの亜門のその1つ(脊椎動物亜門)に過ぎない。その種数は動物界の5%にすら満たない。
動物の生物学上の分類については該当記事も参照。
コメント
コメントが未記入です