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蟲惑魔

こわくま

蟲惑魔とは、遊戯王OCGに存在するカテゴリーの一つ。
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概要

第8期ブースターパック「JUDGMENT OF THE LIGHT」で登場したカテゴリー。今のところ地属性で統一されている。

蟲惑の落とし穴



カテゴリー名の由来は恐らく「蟲」+「蠱惑」+「小悪魔
なお「蠱惑魔」ではない。パッと見の字面がよく似ているため、誤字をしていても中々気付けないことがある。
また、英語名は「Traptrix」。
「trap(罠)」+「-trix(女性の行為者の接尾辞)」からなる造語であり、次いで「trick(策略)」も掛かっていると思われる。強いて訳すなら「ハニートラップを仕掛ける女」といったところか。
実在の英単語である「Tractrix(牽引線)」と似た語感の名称であり、中々凝っている。

詳細

外見・イラスト

所属するモンスターはいずれも昆虫族植物族であるが、種族の割にかなり人間に近い容姿・・・というよりほぼ完全に少女の姿をしており、異彩を放っている。
椿姫ティタニアルなどの属する植物族はまだしも、女性型モンスターの代表がインセクト女王地底のアラクネーだった昆虫族においては、爬虫類族におけるレプティレス・ナージャのようないわゆる萌え枠であり、なかなか革新的なイラストとなっている

と思いきや
同パックの収録の「蟲惑の落とし穴」では、恐ろしい姿をした巨大な捕食者と共に、人型モンスターを捕らえ不気味な笑みを浮かべる彼女(?)らの姿が…
どちらが本体かは現時点ではわからないが、その効果から考えると恐らくモンスターカードのイラストの方が疑似餌であり、それに釣られたモンスターを落とし穴捕食するという設定なのだろう。

蟲惑魔ちゃん



性能

そんな彼女達は、共通効果として「このカードは「ホール」または「落とし穴」と名のついた通常罠カードの効果を受けない。」という効果を持ち、さらに「ホール」または「落とし穴」と名のついた通常罠カードに関する効果を持っている。
「「ホール」または「落とし穴」」という長ったらしい表現は、英語版の表記との兼ね合いからの措置だと思われる(英語版では該当カードを全て「Hole」で括れる)。現状(2017年1月)日本語で「落とし穴」と名のつく通常罠は15種類、「ホール」は3種類存在する。
9期からカードの効果テキストのフォーマットが一新され、多くのカードの文言がシンプルになる中、蟲惑魔の効果は「「ホール」通常罠カードまたは(及び)「落とし穴」通常罠カード」という長いんだか短いんだかよくわからない感じの表記になっている。

登場から新規の情報がしばらくなく、よくある単発テーマかと思われていたが、2015年2月発売の「PRIMAL ORIGIN」に新規カード「ティオの蟲惑魔」が収録、2015年7月18日発売の「ディメンション・オブ・カオス」にて待望のXモンスター「フレシアの蟲惑魔」が登場した。2017年以降も「ランカの蟲惑魔」が登場しているため、今後も月日をかけて少しずつ登場する可能性は否めない。

「落とし穴を操る」という個性的なテーマであるため注目される。しかしカードが少なく、さしたる勝ち筋もデッキ切れまで粘るほどの持久力もない為、ある程度は何らかの混ぜ物が必要となってくる。
特に、「Hand(ファイヤー&アイスハンド)」「Artifact(アーティファクト)」「Traptrix(蟲惑魔)」という3つのテーマからカードを出張させ混合構築したメタデッキが海外で開発、「HAT」と呼ばれ活躍していた時期もある。
なお、上記のHATを始め、初期のデッキでは蟲惑魔要素が「トリオンの蟲惑魔+奈落の落とし穴」という出張パーツしかなかったため「トリオンのTではないか」と揶揄されることも多かったが、現在ではそのトリオンと強力にシナジーする「ティオの蟲惑魔」と一緒に出張していることが多い。
そしてそもそもトリオンの英名は「Myrmeleo」なのでTの要素は全くない。

その性質上「蟲惑魔」のテーマとしての強さは「落とし穴・ホール」通常罠の性能に左右される。
9期に入ってからというものモンスターの展開力のインフレが凄まじく、単発の罠程度では追い付かなくなることも増えていったが、それを追うように「落とし穴」の性能・効果も多様化。出現時を狙えなければ弱いという弱点は相変わらずながら対応できる範囲も増えてきている。

モンスター一覧

所属するのは現在のところ6体。それぞれ罠を張る虫や食虫植物などがモチーフとなっている。

モンスター名モチーフ
アトラの蟲惑魔蜘蛛『アトラ』ク=ナクア
トリオンの蟲惑魔アリジゴク(英語名「Antlion(アン『トリオン』)」)
カズーラの蟲惑魔ウツボ『カズラ』
ティオの蟲惑魔ハエトリソウ(属名「Dionaea(『ディオ』ネア)」)
フレシアの蟲惑魔ラ『フレシア』
ランカの蟲惑魔ハナカマキリ(通称「『ランカ』マキリ」)

相性のいいカード、カテゴリ

「汎用性の高い”落とし穴”サポートカテゴリである」ことと「地属性の植物族or昆虫族である」ことの二点から、間接的かつ地味に強化されてはいるため、それなりの構築はできるようになってきた。
また、搦め手を得意とするカテゴリであるため、メタデッキ系統とも相性がいい。
いくつか相性のよさそうなカードを挙げるので、「蟲惑魔のデッキを組みたい」という紳士決闘者諸氏は参考にしてみるといいかもしれない。

  • 各種種族サポート
種族の関係上サポートは多く、また両方を同時にサポートするカードもある。
特に全員を蘇生できる「ギガプラント」とは相性がよく、よく抱き合わせで組まれている。
特殊召喚能力を持ち植物族でもある「ヴェルズ・マンドラゴ」、自在な離脱能力により落とし穴を絡めたチェーン戦術も可能な「ヴェルズ・サンダーバード」、特殊召喚制限能力により、落とし穴とともに圧力をかけられる「ヴェルズ・オピオン」などを擁し、またカテゴリ自体の地力も高い。
主なモンスター及びサポートが植物族と昆虫族に集中している上、カテゴリ自体もロック主体であり蟲惑魔と傾向が合致している。特に永続罠「ナチュルの神星樹」は強力な展開カードであるため注目されている。
手札から魔法・罠扱いで伏せることができ、破壊されることで特殊召喚できるカテゴリ。蟲惑魔の性質上魔法・罠の除去を狙われやすいのだが、アーティファクト達を絡めることで相手にその破壊をためらわせることができる。破壊効果でカウンターする「アーティファクト・モラルタ」とエクストラからの展開を封じる「アーティファクト・デスサイス」が特に人気。
また、「No.61ヴォルカザウルス」等優秀なモンスターを擁するランク5にタッチできるようにもなる。
前述の「HAT」はこの発想を推し進めたデッキである。
韓国版「遊戯王TCG」で生れ、2016年夏に来日したレベル2罠モンスターテーマ。
罠に反応して墓地から出てくる性質上落とし穴を多用する蟲惑魔とは好相性で、ドローや多彩な戦闘補助・除去を行う効果が多い為デッキ全体を罠だけである程度完結させやすい。また、強力なアタッカーである「バージェストマ・アノマロカリス」や「餅カエル」、その他粒揃いのランク2モンスター達を合わせて採用できる。
ただし、蟲惑魔側はバージェストマとの相性が良いものの、バージェストマ側は蟲惑魔との相性が良くないので採用バランスには注意。
  • 闇属性・地属性チューナー
すでに出てしまった大型モンスターに対処できる大型シンクロを採用できる。
種族サポートをある程度共有できる「インフェルニティ・ビートル」、自己蘇生能力を持ち再利用しやすい「ゾンビキャリア」等の闇属性チューナーならフィニッシャーにもなり得る「地底のアラクネ―」等が、先述のナチュルを始めとする地属性チューナーなら「ナチュル・ビースト」などのロックモンスター等を投入できるようになる。
ただし、基本的に蟲惑魔との直接のシナジーはないため事故要因になる可能性もあることには注意。
  • マクロコスモス、虚無空間
大抵のデッキに刺さる強力なメタカードの組み合わせ。単純にロック性能が向上する。
ただし、マクロコスモス等を採用するいわゆる「次元型」にする場合、優秀なエンジンであるティオが投入できなくなり、虚無空間等で直接特殊召喚を封じるとトリオンやティオの特殊召喚時効果が使えなくなる。
また、デッキ全体の魔法・罠への依存度が上がるため、比例してそれらへの対策・除去カードに異常に弱くなってしまうことにも注意。
  • チェーン系
チェーンを重ねていくことで効果を発揮するカード群。「積み上げる幸福」や「連鎖爆薬」が該当する。
落とし穴が原則フリーチェーンであり、「サンダーバード」や「ゼンマイラビット」等のカードとも蟲惑魔が相性が良いことから、戦術の一つとして考慮できる。ティオの登場により破壊された蟲惑魔の再利用も容易になったので、「激流葬」といった全体破壊を絡めたねちっこいビートも可能になった。

関連イラスト

SSからのサイクロン効果
蟲惑魔プレイマットで、みんなの未来に、笑顔を・・・



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