概要
イソギンチャクはクラゲやサンゴと同じ刺胞動物に属する動物である。
筒状の胴体で、口のまわりに毒の触手を多数持ち、それを使い小動物を捕獲、丸呑みする。
多くの種類は海底にくっついて生活するが、砂場に住むスナイソギンチャクなどの種類もあり、ウメボシイソギンチャクは普通の発生の他、隔膜が剥がれ出るとその辺を彷徨って着床し、成体になる。なので海岸ではその辺にいる。
一般にイソギンチャクは動かないイメージがあるが移動速度が遅いだけで、ちゃんと移動する。(ヤドカリと共生するのは移動しやすいため)
触手を使って泳ぐオヨギイソギンチャクや、ジャンプするキタフウセンイソギンチャクなんて種類もいる。
凶悪な毒を持つ生き物であるため、ある種のカニやエビ、ヤドカリなどと共生関係を持つ。移動させる代わりに敵から守ってやるとか。この他クマノミさんとの共生関係が有名。
クマノミがイソギンチャクに刺されない理由は長い間明らかにされなかったが、2015年愛媛県の女子高生2人がクマノミの体の粘液にマグネシウムイオンが多く含まれることを発見、マグネシウム濃度が多いと毒針を出しにくくなることを突き止めた。
毒は人間にはほとんど効かないが、サンゴ礁周辺に生息するウンバチイソギンチャクは毒が強いものがあるので、該当海域では注意が必要。
イソギンチャクの種類
ハナギンチャク目
ハナギンチャク科
- ヒメハナギンチャク
- ネッタイハナギンチャク
- ムラサキハナギンチャク
スナギンチャク目
スナギンチャク科
- イワスナギンチャク
イソギンチャク目
オヨギイソギンチャク科
- オヨギイソギンチャク
ウメボシイソギンチャク科
- ウメボシイソギンチャク
- ヒオドシイソギンチャク
- ニンジンイソギンチャク
- オオイボイソギンチャク
- コモチイソギンチャク
- ミドリイソギンチャク
- イシワケイソギンチャク
- ヨロイイソギンチャク
- ミドリイソギンチャク
- スナイソギンチャク
- クロガネイソギンチャク
- ピンクチップ・アネモネ
- フロリダ・アネモネ
ヒダベリイソギンチャク科
- ヒダベリイソギンチャク
タテジマイソギンチャク科
- タテジマイソギンチャク
クビカザリイソギンチャク科
- ベニヒモイソギンチャク
- ヤドカリイソギンチャク
セトモノイソギンチャク科
- ロングテンタクル・アネモネ
- フウセンイソギンチャク
- キタフウセンイソギンチャク
ニチリンイソギンチャク科
- ニチリンイソギンチャク
ハタゴイソギンチャク科
- ハタゴイソギンチャク
- シライトイソギンチャク
- サンゴイソギンチャク
- センジュイソギンチャク
カワリギンチャク科
- オオカワリギンチャク
関連タグ
イソギンチャクモチーフのキャラクター
イソギンチャック イソギンジャガー イソギンチャク獣人 イソギンチャク男