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概要編集

マグネシウムとは金属の一種、元素記号Mg。「苦土(くど)」とも呼ばれる。

元素名はギリシャの北部にあるマグネシア地方からとられている。

火をつけると白い閃光を放ちながら燃える。

空気中以外に二酸化炭素中では二酸化炭素から酸素を奪って燃焼し、窒素中では窒素と反応して燃焼するので引火には注意が必要。


物理的特性はアルミニウムに似ている。アルミニウムより軽量で強度が高いが、上述のように加工に注意が必要なのと、腐食性が高めなのでアルミニウムほど頻繁には使われない。


前述する「燃焼する」という特性から、戦時中は「焼夷弾」、「三式弾」の炸薬としても使われた。また、その軽さからワタナベなどのホイールメーカーが自動車用ホイールの素材として使用している。(頭文字DAE86が装着していたのがワタナベのソレである)。

前述のとおりアルミニウムよりも軽くて強度も高い点から最近では、鉄道車両の構体材料として採用すべく、混ぜる元素を工夫して難燃性にしつつ加工性と耐腐食性を改善した合金の開発が進められている。採用例ではALFA-XことE956形の中間車のうち1両の床板に試験採用されている。



2011年4月24日現在、Deino氏の作った同名のメカが大半を占めている。


「金属素材」以外の利用法編集

農業用の肥料が挙げられる。

マグネシウムは植物体内で葉緑素を作るために必須の元素である。無ければ植物が成長しない(できない)。

また、豆腐を作るために使用するにがりは、塩化マグネシウムが主な成分である。


人体にも必須の栄養素で、の形成、体内のタンパク質の合成、エネルギー代謝に関わっている。


体内でマグネシウムを補酵素として必要な反応は約300種類にも及ぶ。ホルモンの生成や調節にも関わるため、精神安定や成長、体内の修復には不可欠である。


またカルシウムと対をなす栄養素で、吸収や体内の働きにおいても密接に関わる。カルシウムとマグネシウムの割合は2:1が理想的といわれている。


マグネシウムと太陽エネルギー編集

マグネシウムは燃やす(酸化する)とものすごい光と熱量を発する。これは理科の実験などで見たことがあるだろう。

これを利用し、太陽エネルギーを"固形化"する技術が研究されている。

マグネシウムによる太陽エネルギーの蓄積・利用のプロセスは以下のとおり。

1・マグネシウムを燃焼させる

マグネシウムを燃焼させ、熱エネルギーを取り出す。

燃焼すると(当然)酸化マグネシウムが生成される。

2・太陽光で励起したレーザーを使用して金属マグネシウムに還元する

太陽光を使用して励起したレーザーを使って超高温のプラズマを発生させ、1で発生した『燃えカス』の酸化マグネシウムから酸素をひっぺがして金属マグネシウムに還元する。

3・最初に戻る

この際、金属マグネシウムに還元するために太陽光を利用して励起したレーザーを使用するという点で、「太陽エネルギーを固形化する技術」とも言える。


尚、「新シェーラひめのぼうけん」に於いて、この技術を思わせるシステムの記述がある。

(ジュドルの飛行船は気嚢表面の光学素子で回収した太陽エネルギーを動力源としているが、夜間や悪天候の際には『炎の精霊の力を使って固形化した太陽光を燃料として用いる』という記述がある。炎の精霊=太陽光励起レーザーで発生したプラズマ、固形化した太陽光=金属マグネシウムと考えれば、このシステムに驚くほど似ている)


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