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肥料

ひりょう

植物を育てるための栄養分のこと。
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概要

 雑草ならともかく、園芸用の植物農作物生長するためには光合成だけでは養分が足りない。そのために補充としてに撒かれるのが肥料であり、土地の養分が少ないことを「やせた土地」、多いことを「肥えた土地」と呼ぶ。
 肥料には葉や茎を育てる窒素、花や実を育てるリン酸、根と茎・球根を育てるカリウムの三つが必要不可欠であり、これを肥料の三要素と呼ぶ。
それにマグネシウム(苦土)や鉄分、炭酸カルシウムなどのミネラルや微量成分を加えてより健全な生育を図ることも多い。

具体的な肥料の例

草木灰

 草木を燃やした灰。最も原始的な肥料の一つであり、即効性が非常に高い。しかし、草木灰はアルカリ性であり、やりすぎるとすぐに土壌がアルカリ化してしまう。焼畑農業は草木灰により痩せた熱帯雨林性の土壌を農業向きに変えるというメリットがある。

下肥

 人間家畜を含む動物の大小便。養分は非常に多いが、想像通り臭いしハエなどが湧きやすい。当然、サナダムシぎょう虫といった寄生虫もいた。江戸時代では商品として取り扱われており、公衆便所から盗んで売る奴までいた。武家のものは栄養状態が良いため、庶民の物より高い値段で売れたという。運ぶ沈没したら恐ろしいことになっていたであろう。
 こうした下肥は戦後もしばらく使われていたが、現在は寄生虫など公衆衛生の観点から、日本において人の大小便は肥料として使われていない。もっぱら諸々の家畜コウモリのフンがたい肥に使われている。

堆肥

 生ゴミや稲わら、落ち葉、下肥などを完全に醗酵させたもの。上手に発酵させたものは臭いが薄く、土に近い形をしている。生ごみ処理として多く活用されている。

干鰯

 イワシを乾燥させて干したもの。草木灰や下肥をはるかに上回る養分を持つ。

油粕

 菜種や綿、大豆、椿などの植物からを絞った残り。有機肥料のため、穏やかに長く栄養分が染み出る。

無機肥料

 1841年にドイツのリービッヒ男爵が発見した。上記のような生物由来ではなく、土中の鉱物などを粉末状にして固めたもの。現在の主流であるが、反面土の力を奪ってしまうため堆肥にとってかわったわけではない。

関連項目

 農家  田園 花壇

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