概要
化学物質のうち有機化合物を研究の対象とする化学。無機化学と対になる存在と言える。有機化合物とは炭素を骨格に持つ炭化水素やその誘導体である(ただし、一酸化炭素・二酸化炭素や炭酸塩などを除く)。なお、有機化合物はしばしば有機物質ともいわれるが、単体で有機化合物の性質を示す物質はないため、有機化合物という名称を使っても問題はない。
生きとし生けるものはすべて有機化合物でできているので、生き物を研究するうえで欠かすことのできない学問でもある。この生物と化学が融合した分野を生化学と呼ぶ。
関連タグ
有機化学から派生した学問
生化学 - 生体の構成物質および生体内での化学反応を解明して、生命現象を研究する学問。生物化学ともいう。
生物有機化学 - 生体の構成物質および生体内での化学反応を有機化学の視点で扱う学問。
天然物化学 - 生物が産生する物質(天然物と呼ばれる)を扱う学問。
外部リンク
有機化学美術館:有機化学の様々な情報を掲載している