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維管束植物の身体の一部。身体の固定や養分の吸収などの役割を持つ。
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曖昧さ回避

  1. 維管束植物の体の一部。一般的には地中にあって植物の支持や養分の吸収の役割を持つが例外もある。本稿で詳述。
  2. 漫画「NARUTO」に登場する集団⇒詳細
  3. RPG天外魔境Ⅱ卍MARU」に登場する集団⇒根の一族

概要

根は、とともに維管束植物の主要な器官である。多くの場合の中に伸び、植物体の地上部が傾かないように支える役目を担う。また、根そのものや共生菌類を通じて土中の肥料成分を受け取る機能がある。さらに、土中からを吸い上げることができる(葉や茎から吸水することもできるが)。いっぽう土壌の側から見れば、根によって土が細かく軟らかくなったり、雨が降っても崩れたりしないなどの役割がある。


コケ植物海藻にも植物体を基質(地表や海底など)に固定する器官はあるが、根としての機能分化はしていない、つまり真の根ではないとされる。


逆にの一部が地下に潜って植物体を支えたり養分を貯める地下茎となることがあるが、地下茎は葉の痕跡がみられることや、根にはある根冠や根毛が無いことなどで明瞭に区別できる。


殆どの植物は、根からの養分の吸収に共生菌類の力を借りている。共生菌は根よりも遥かに広くきめ細かく土壌中に菌糸を巡らせ、植物体に養分を供給する。共生菌類を伴う根を菌根といい、マツタケなどキノコを作る菌根菌もある。菌根菌の共生により植物は生育に役立てるとともに乾燥や病害虫に強くなる。


根の形状

  • ひげ根……株の根本から放射状に広がった根。単子葉植物でよく見られる。
  • 主根と側根……まっすぐに伸びる太い根と、そこから生える細い根との組み合わせ。双子葉類で多いが、双子葉類でもオオバコなどのようにひげ根をもつ例外もある。

特殊化した根

  • 貯蔵根....養分を貯めるため肥大していわゆる「」や「球根」となったもの。ダイコンもこれだが、「大根」の上半分は胚軸といって茎が変化したものだったりする。カブの肥大化して丸くなった部分は全て胚軸であり、根ではない。
  • 根粒....マメ科植物などで見られる、共生細菌が感染して瘤になったもの。根粒内に棲みついた細菌が植物体から炭水化物を受け取るかわりに空気中の窒素を固定して供給する。
  • クラスター根....リンの乏しい環境でリン吸収に特化した根。ヤマモガシ科で最初に知られたが、多くの植物で見つかっている。
  • 呼吸根...マングローブなどの水生植物でみられ、酸素に乏しい湿地帯で呼吸のため地上に突き出た根。
  • 支柱根... 植物体を支えるため地上から支柱のように突き出た根。呼吸根の機能を持つこともある。

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   根本 根っこ 根菜 地下茎

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