概要
オオバコはシソ目オオバコ科オオバコ属の多年草。 東アジア・東南アジアに分布し、日本全国で雑草として普通に見られる。漢字で書くと車前草、大葉子。車前草の名は車がよく通る轍によく生えていることから。
典型的なロゼット状植物(背が低く地表に這うように放射状に葉を広げる)であり、人による踏み固めにとても強いため、人がよく行き交う道端や広場によく見られる。生育に強い光が必要だが茎を立ち上げることがないため、人通りが少なくなり、他の雑草が丈を伸ばすようになると日光をめぐる競争に負けてしまう。
オオバコ属
約200種が世界中に分布する。日本ではオオバコのほか、外来種のセイヨウオオバコやヘラオオバコがよく見られる。このうちセイヨウオオバコはオオバコと外見が似ている上混生するため、ほとんどの人がオオバコと区別していないと思われる。