概要
旧来の形態に基づく分類ではオオバコ属など3属のみが属していた科であったが、遺伝子分析によるAPG分類体系では、旧分類のゴマノハグサ科に含まれていたキンギョソウ・オオイヌノフグリ・ジギタリスなどを含む大きな科となった。
遺伝子分析により大きく再編成された科なので、花が左右相称の合弁花という以外には形態的共通性に乏しい。オオバコ科のうち、旧分類でゴマノハグサ科に属していたものは花は左右相称、花冠はシソ科に似て多少とも唇形であるものが多い。
よく知られた種は草本が多いが、低木、一部高木やつる性植物もある。生態も日当たりのよい道端などによく生えるオオバコ、日陰(半日陰)を好むジギタリス、水草のキクモなど様々である。
主な種一覧
アンゲロニア連
- アンゲロニア属
オオアブノメ連
- アブノメ属
- オオアブノメ属
- サワトウガラシ属
- オタカンサス属
- セイタカカナビキソウ属
- ヒシモドキ属
ハナチョウジ連
- ハナチョウジ属
ジャコウソウモドキ連
キンギョソウ連
- キンギョソウ属
シブトルピア連
- キクガラクサ属
- シブトルピア属
アワゴケ連
- スギナモ属
グロブラリア連
- グロブラリア属
サクマソウ連
- サクマソウ属
ジギタリス連
- エリヌス属
オオバコ連
- オオバコ属
- リトレラ属
クワガタソウ連
- クワガタソウ属
所属不明
- スズメノハコベ属
- ヒドロトリケ属