教師とは、学校施設で生徒に授業や学校生活を指導する職業の総称である。
概要
多くの場合は『先生』と敬称される。
数ある職業の中でも、内部体系や免許取得体制が複雑な部類に属し、職業としては『地方公務員』に当たるが、通常の公務員の枠には収まらない特殊な位置にある。
免許も大学や専門施設で4年間の講義を受けるほか、2〜4週間の教育実習が必要で、さらに2008年頃から10年に一度の免許更新が実施されることになるなど、その構造は複雑化の一途をたどっている。ただし、免許更新に関しては教員側の負担が大きすぎることが問題化し、国会では2022年7月に廃止する方向で議論が進められている模様。
仕事内容
主な仕事内容は生徒に行業を受けさせ、その内容を指導することである。
そのほかにも、生徒の学校生活での指導や、生徒たち相談を受けてそれに答えることも含まれる。
一概にマニュアルはあるものの、それ以上に個人の発想力と柔軟性が問われる職業であり、いかに臨機応変に立ちまわれるかがこの職業における最大の適正といえる。
職種
発達段階ごとに教員資格があり、中学校以降は一科目以上の専門科目に秀でた教師となる必要があり、小学校では基本的に全科目に一通り対応できなければならない。
また保健室に務める養護教員や図書館に務める司書教諭、校長・副校長・教頭・教務主任・生徒指導担当などの細かい仕事分担、正規雇用ではない臨時戦力としての非常勤講師など、中身はけっこう複雑である。
なお、事務を担当する職員は教員ではないし、フィクションの世界で登場する保健室に務める保健医は存在しない（保健医は学校と契約を結んで健診や緊急時の対応を行う近隣の診療所の医師のことである）。
ちなみに教頭や校長などの管理職になるには、それぞれの専門の試験を受けて合格する必要がある。
主な教師の種類
学校毎
※認定こども園の教員。幼稚園教諭と保育士の両方の資格を持っている必要があるため事実上幼稚園教諭の上位互換。なお、保育園の保育士単独では場合は教員にはならない。
序列
科目
社会(地理/歴史<日本史,世界史>/政治経済/倫理/現代社会)
美術(図工)
書道(※場合によって国語科に付随する)
犯罪・諸問題
残念な事に毎週にわたって特に女子生徒の性的被害が報道されており、教師による不祥事や犯罪が年間を通して絶え間なく続いている。
中には小学校児童に対し、強姦46件、強姦未遂11件、強制猥褻13件という信じられない犯罪を起こして懲役30年を求刑されるものや、1万2千人を超える売春をフィリピンで行った校長など、エロゲの脚本担当ですら真っ青になりそうな事件が発生している。
一方で、昨今ではモンペや問題児だらけの業界ゆえにストレスを抱えて苦悶し、その苦悶の末に鬱病など精神疾患に罹り退職を余儀なくされる人々が増加している。更に給与も大したことがなく、いよいよ退職金も減額されるに至ったため2013年には駆け込み退職が発生している。
島沢優子の著作『部活が危ない』(講談社現代新書、2017年)では、学校の授業と部活の顧問の職務で「午前2時から午前3時にようやく就寝」「マイカー通勤中に信号待ちの数秒間でハンドルに頭を付けて仮眠」という過酷な状況に置かれた教師の事例が報告された。
このために年々教師を志望するものが減少してきており、人員の確保が非常に難しくなっている。願わくば、本当に漫画やアニメで夢見る平和な学校生活が実現されんことを。
