養護教諭とは
養護教諭のほとんどは女性だが、男性でもなることができる。
現実における令和元年度の男性養護教諭の人数は86人(全体の0.21%)
仕事
免許
「養護教諭免許」が必要。
医療行為は行なわないので、医師免許や看護師免許は不要である。
(持っていても差し支えはない。また大学の看護系学科で養護教諭養成課程があれば看護師・養護教諭両方の資格習得も可能。)
Ⅰ種免許とⅡ種免許があり、通常は大学の教育学部で所定の単位を取ることで取得する。
他にも、保健師の免許を持っている場合は、大学で所定の単位を履修の上地方自治体に申請することでⅡ種免許状を取得することも可能である。
養護教諭が医師免許を持つ可能性
- 学校医(後述)が養護教諭を兼任している。
- その上で保健室に常駐している。
ただし「現実にはこういう可能性はほとんどあり得ない」。
養護教諭免許は教育学部、医師免許は医学部の過程を修了する必要があり、科目等履修などを駆使してもこれらを全て網羅するのは至難の業である。
二度大学を卒業するにしても、医学部6年(医師免許取得)+臨床研修2年(学校医(責任者)になるために必要)+教育学部4年(養護教諭の資格取得)=計12年かかる。順調に進んでも30歳以上になる。
(先に教育学部を卒業すれば、編入制度により医学部は2年次から開始して、ギリギリ20代の29歳で医師免許持ちの保健医になれる可能性もあるが…。)
現実においてはそこまでして『医師免許持ちの養護教諭』を目指す意味が有るかは疑問である。
しかし看護師免許は比較的ハードルが低い。保健師の資格を取るには看護師免許が必須であるため、前述の保健師経由で養護教諭免許を取得する場合、自然な流れとも言える。
創作作品における養護教諭+医師
七海かい(好きなものは好きだからしょうがない!!)*こう見えて男性
「学校医」との違い
全ての学校には学校医が置かれる。これは非常勤学校職員の医師であり、養護教諭とは別である。当然必要なのは教員資格ではなく医師資格である。
現在は通例、学校近くの開業医に嘱託され、学校には常駐していない。
ただし過去や、高級な私立学校、海外においてはこの限りではなく、学校医が校内に常駐している場合がある。
「保健医」と「保険医」
保健医
保健室にいるために「保健医」と呼ばれることがあるが、正式に保健医と呼ばれる職業は存在しない。
分かりやすいネーミングから学園モノのフィクションを中心に登場することがあるが、業務の内容など、多くの場合はこの「養護教諭」を指す。
保険医
「保険医」とは、「患者が健康保険証で受診できる医師」のことである。
すなわち養護教諭とは全く意味が異なり、完全な誤用である。というか前述の職業の誤植である
余談
フィクションではやたらとエロいキャラ付け(女医)がされる
同じくフィクションでエロい目的で保健室を利用しようとすると、大抵運良く保健室に養護教諭は居ない。
男性養護教諭も、フィクションではエロ目的のキャラになる事がある。(相手が男子・女子問わず)
別名・表記ゆれ
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