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安部真弘週刊少年チャンピオン2016年44号から連載している漫画。

【ふしぎ研究部】と呼ばれる怪しい部活動を中心とした【南湘(なんしょう)高校】の生徒たちの日常を描いている。

19巻あとがきにおいて、次巻完結がアナウンスされた。


ストーリー概要編集

(公式より引用)編集

 『普通の高校生・大祐が入部したのは、女子3人が「ふしぎ」を研究する部活…!? 催眠術で裸を見たり、マジック用のハトを捕まえたり、呪いのお面を被らされたり、ちょっとうらやましい苦難が続く…。

ドタバタほのぼの、ときどきエッチな“ふしぎ”コメディ!』


……なのだが現在は部員や顧問も増え、さらに賑やか(面倒?)になっている。


登場人物編集

【ふしぎ研究部】編集

正式部員編集


五領大祐(ごりょう だいすけ)

本作の主人公。南湘高校1-3組。1話(1巻)から登場。特にやりたい部活も無く入部で迷っていたところを教師に荷物の運搬を押し付けられ勘違いで旧倉庫であるボロボロの部室に赴いたところを催眠術で強制入部させられた。

始めは命の危機や部員達の横暴に振り回されていたが人当たりの良さと持ち前のタフネスですぐに危機感覚が麻痺して部に馴染み、今では大祐にとってふしぎ研究部は大事な場所のひとつになっている。

巨乳が好きと公言するが正直割と何でも反応するお年頃の性癖雑食系男子で友達が居ないのを悩んだりもしたが最近は女装仲間の岡崎雅史と友達になれた。

潜在的な身体能力は比較的高めらしいが犬が苦手。

小学6年生の妹の結が居る。


大原ことね(おおはら ことね)

切り絵。 大原ことねさん(カラー)

催眠術研究担当。南湘高校3年生。1話(1巻)から登場。扱う催眠術の腕前は本物で特進クラスであり成績も良く、始めは落ち着いたお姉さん然としていて最上級生の貫禄があったがそれは催眠術師としてのイメージを堅持するためのポーズだったのか部員の前では今はほとんど面影が無い。──どころか、今では作中でもっとも弱点が多いのが露呈し下級生の部員達にもよくイジられている始末である。

一見おっとりしているが意外にプライドが高く、結構負けず嫌いで食いしん坊。かなりの美人で巨乳であり、学園内に大規模なファンクラブも存在しており、女子生徒からも人気がある。

催眠術の事になると見境が無くなる事もしばしばで有無を言わさず掛けようとしたり、会話の最中に脈絡なく掛けようとしたり、しまいには恥を捨ててギャルの「ねねぽん」になっても掛けようとする。

公式の人気投票で2回連続で首位を獲得している作品内外問わず名実共に学園のマドンナである


神田千晶(かんだ ちあき)

千晶先輩っ!

手品研究担当。南湘高校2-3組。1話(1巻)から登場。星形のピッグテールと八重歯が特徴の『マジックは気合』をモットーに本当に種も仕掛けも無い力技で無理やりマジックを成功させようとする明るく快活な元気娘。四人姉弟の長女であり部活内でも率先して行動したり年上、年下を分け隔てなくフォローする面倒見の良さを随所で見せて部内の雰囲気や舵を取り持つことが多い。

一見華奢でスレンダーだが片手で大祐を振り回すほどの怪力で身体能力も極めて高く本人曰く「体育にパラメーターを全振り」とのこと。勉強は苦手らしいが自分で教わりながらもちゃんとやる真面目な子である。

ある出来事をきっかけに大祐に惹かれる様になった。

本人は若干不器用でガサツなのを気にしたりしているが内心は部内でも屈指の純情&乙女で周囲からはバレバレだが気になる大祐の為に一喜一憂する事が多く、不器用なりに一生懸命マフラーを編んだり、逆に大祐に手を握られたりするとオーバーヒートしたりする。尻はデカい

お化け等の怖いものが大の苦手で近くにいる大祐をよく破壊する。


二宮鈴(にのみや すず)

センシティブな作品

オカルト研究担当。南湘高校1-5組。1話(1巻)から登場。頭に付けた大きなリボンが特徴の小柄な女の子で市松人形の『松子』を大切にしている。連載当初は初期部員を除き、呪いや松子を恐れる周囲から孤立していたが大祐の妹の結や山下みなと等クラスメイトの中にも徐々に理解者が増え、今では友達がたくさん出来るようになった。

超然としており口数自体は多くはないが性格は決して暗いわけではなくむしろ発想や発言にはユーモアが含まれることが多い。部員に対するツッコミは淡々として辛辣なのものも多いがそれは普段一歩引いたところからよくみんなを見てる分の容赦の無さ信頼からかもしれない。

小学生である結以下の発育を気にしているのか胸や身長の話になると声には出さないが明らかに態度に出る。最近は色々と気に掛けてくれる大祐も気になる様子。

オカルトに対しては熱心だが絶望的に霊感が無いのか他部員が霊障に遭遇しても鈴本人には縁が今のところ無い。


平塚和香(ひらつか ののか)

平塚和香さん

化学研究担当。ピンク色の長いツインテールにターコイズグリーンの瞳、それを隠す分厚い瓶底メガネが特徴の1年生。

38話(3巻)で細々と南湘高校新聞の一部に登場し、夏休み明けの48話(3巻)で本格的に登場。76話(5巻)の仮入部を経て157話(9巻)でついに正式に入部した5人目の部員の女の子。

元々は自分の独りよがりな実験で部員が減ってしまい廃部になった化学部を復興させる為にふしぎ研究部の乗っ取りを画策していたが大祐に諭され、化学部じゃなくても実験できる事に気付き、約1年半の仮入部期間の間に皆と打ち解けて歓迎される中、正式に部員になった。誘ってくれた大祐には今も深く感謝しているようである。

しかし、多少はマイルドになったとはいえ当初の危険思想は現在も健在で部室じゃ無ければすぐ爆破しようとしたり怪しい薬を調合したりと何かと彼女起点のトラブルは絶えない。

性格は基本的に大人しいがオカルト研究の鈴に対しては正反対の研究テーマのライバル心からかムキになったりする事も多いがお互いに楽しんでいる様子で表情は豊か。

部内で唯一ことねの催眠術が効かない体質であり、本人は認めないが皮肉にも霊感体質らしい。



顧問編集


春日野旭(かすがの あさひ)

春日野旭先生

占い研究担当。養護教諭。20話(2巻)で問題児たちを押し付けられる形で顧問になった耳掛けボブの天然系教諭──だった。今は精神が誰よりも子供になっている気がする。お酒が好きで友達がいない。

一人遊びの幅が広く多趣味で一人旅行・一人DIY・一人カラオケ・一人釣り・一人夏祭り散策などを嗜む。6月生まれらしく同年代の結婚式の招待状という嫌がらせを頂いた事がある。見せる相手も居ないのにコスプレ衣装を沢山持っている。

『一人』という地雷ワードに過敏に反応してしょっちゅう曇るがその分、部員との触れ合い活動は誰よりも楽しむ傾向があり、彼女にとって部活動は精神安定の為に無くてはならないものになっている。

勤務態度は真面目で病気が流行時は友達が居ないくせに生徒からは信頼されているようで保健室前には行列が出来たり生徒の相談に乗ったりする。

自動車運転免許を持っているが運転技術は教習所が匙を投げたのかと思う程荒く、ことね曰く「無いものは無い」と技術向上より逆に安全運転に集中させるほど。

女子校育ちで本人は謙遜しているが立派なプロポーション。友達は居ない。


南湘高校生徒編集


高浜麗子(たかはま れいこ)

高浜さん

南湘高校2-1組。黒髪三つ編みに眼鏡で巨乳のthe・風紀委員。9話(1巻)で初登場。

主に変態方向に過剰な妄想力が働く危険人物で初期はあやしい部活動を続けるふしぎ研究部を不審に思い、事あるごとに部室に闖入しその度に返り打ちにあっていた。

千晶とは1年生時に同じクラスでその時から千晶とはよく衝突していたようだが嫌いというよりお互い似たもの&ライバル同士のような関係で仲は傍から見れば良好。融通が利かない物言いだがクラスメイトには身体測定の際にからかわれたりとマスコット的に好かれてる場面も多い。

気を遣ってくれた大祐が気になっているが縦笛を持ち帰ったり等の変態行為が目立ち、大祐に偶に引かれたりしているが最近大祐と連絡先を交換出来たりもした。

後輩のギャルの田中良子と知り合ってからは生真面目さをからかわれ、いい様にあしらわれているが結構お互いに楽しんでいる様子。

小型犬のパピヨン「パピー」を飼っている。


田中良子(たなか りょうこ)

4/13 喫茶店の日 - 田中良子 (317日目)

大祐をよくからかってくる隣席のクラスメイト。初登場は66話(4巻)の一コマから準レギュラーまで上りつめた金髪ナイスボディのワガママな黒ギャル。95話(6巻)から本筋に絡んでくる。

実家は農家を営み、家事の手伝いや畑の手伝いをするなど見た目と性格の割にしっかりしている。

学校には内緒で喫茶店「マーコット」でバイトをしており、それがきっかけで大祐と仲良くなる。始めは「五領」と苗字呼びだったがマスターに倣い大祐のことをすぐに「大ちゃん」と呼ぶようになった。

簡単に落とせるヘアスプレーを愛用しており地髪の色は黒でギャルメイクを落とすと普段の性格が嘘の様に控えめになる。

高浜麗子に目の敵にされているが、だいたいセクハラで返り討ちにしている。


吉沢かなめ(よしざわ かなめ)

かなめさん

新聞部部長の3年生。初登場は38話(3巻)。ウェーブボブにカチューシャをつけている。スクープのためなら、どんな無茶苦茶もいとわない記者魂をもつ。

切れ長の吊り目と中性的な出で立ちや口調の人物で学校中及び生徒のプライベートまでを把握している節があるが普段の余裕のある態度とは裏腹に打たれ弱く、保身の為には簡単に意志を曲げたりもする。

フィジカル・メンタル的には部員達の様に極端では無いため、飄々としているが変質者扱いされて捕まったりする事もそれなりにある。


早坂蘭(はやさか らん)

良き足

陸上部の2年生。初登場は53話(3巻)で73話(4巻)で名前が判明した。体育祭での大祐の走りを見たことで彼を陸上部へ勧誘しようとた。

名前の通り走る事が大好きで大祐の体育祭の走りが催眠術で無理やり潜在能力を引き出した結果だと解った後でもそれを咎める事なく「それも君の力だろ」と容認してくれた善人。

右目を覆う程の前髪と首の後ろで結わえたロングヘアが特徴で、普段はレーシングブルマなどの露出の多い陸上の恰好でいる為か羞恥心が薄く、豪雨の中をスクール水着で走るという奇行にも始めは躊躇いが無かった。



岡崎雅史(おかざき まさし)

センシティブな作品

演劇部所属の女装男子。南湘高校1年生。初登場は132話(7巻)で199話(11巻)で名前が判明した。長い緑髪に口元の黒子が特徴の美少年。

大祐に女装用の衣装を貸したことがきっかけで大祐に自分と同じ可能性を感じて女装を勧めてきた。普段時も女装時もクラスで人気がある様で親衛隊のようなものが居る。

始めはキャラの扱いに苦慮していたが最近は出番もそれなりに増え、夏休みに妹の結に「男友達がいないのか?」と疑われた大祐と晴れて友達になり相撲を取った。

女装時はパッと見は普通に美少女らしく、バレンタインチョコを貰った際には大祐も満更でも無かったらしい。


飯野響子(いいの きょうこ)

レスリング部部長の3年生。初登場は85話(5巻)。筋骨隆々とした褐色肌に銀髪、ギザ歯が特徴の女傑。県内でもかなりの実力者で初登場時の美少女コンテストではことねと死闘(笑)を繰り広げ会場を湧かせた。以降は友人としてことねと接したり、同じ悩みの千晶に共感されたりとふしぎ研究部とも縁が出来た。

女装した大祐に一目惚れしており、ストレートでパワフルな愛情表現で部員や大祐を困らせたりしている。

凶暴そうな見た目に反し中身は年頃の女子で女の子らしい感情とフラれてもあきらめないメンタルのタフネスを持ち合わせている。

力加減は曖昧だがふしぎ研究部に部室を貸してくれたりと面倒見が良い姉御肌。


大住彩(おおすみ あや)

美術部部長の3年生。153話(9巻)で初登場。見るからに不健康そうな外見が特徴で実際に病弱。絵具塗れの白衣を着ている。

実力はコンクールで大賞を取るほど優秀だがすぐヌードモデルを描こうとする。

不健康そうだが実際は絵画に集中しすぎで休息が足りてないだけで十分に休息を取れば健康体に戻れるがその代わりに毒にも薬にもならないちょうちょを描き出したりする。

頭のおかしい後輩部員が居る。


山下みなと(やました みなと)

みなと先生

南湘高校1-3組。初登場は52話(3巻)で鈴のクラスメイトで友達の一人。漫画家志望で自作のマンガを描いて出版社に持ち込みをしたりしている。

始めは呪いや松子を怖がり遠巻きに鈴を見ていたが部活対抗リレーをきっかけに鈴に興味を持ちはじめ、数度の交流で徐々に親睦を深めてお互いを名前で呼び合う親しい間柄「友達」になった。

思い込みが若干強く、友達の鈴と大祐が少し会話しただけでストーリーを妄想し、泣いたりした事もある。マンガの為には体を張るタイプでネタ探しの為に危険なふしぎ研究部に体験入部したりもした。

職業病か若干腐っている可能性もある。


朋香(ともか)

ふし研 朋香ちゃん

千晶と同じ南湘高校2-3組。初登場は14話(1巻)で217話(12巻)で苗字は不明ながらついに名前が判明。赭色の明るい髪を頭の両脇で小さく結び一部が撥ねている。

千晶の小学校からの幼馴染みで親友。調理部に在籍し、編み物も出来たりと家事全般が得意でいつも無茶をしがちな千晶をフォローしたりしながら一緒に居る事が多い。

気遣いが出来る優しい性格で千晶の大祐に対する好意も十分理解している。バレンタインチョコを作る際には部室や材料を提供して千晶にチョコケーキの作り方を教えてくれたり、逆にホワイトデーには千晶の為か大祐にクッキーの作り方を教えてくれたりもした。

付き合いが長い為か千晶に対するツッコミはあまり遠慮がないが千晶も甘んじて受けている。



その他編集

五領結(ごりょう ゆい)

結ちゃん

大祐の妹で小学6年生。初登場は1巻のおまけで本誌掲載時では19話(2巻)に初登場、23話で名前が判明した。

いたずら好きで友達と心霊写真を捏造した際に五領家を訪れた鈴と一晩遊び過ごし、背丈も近いからかすぐに打ち解けて大事な友達になった。

母親からは大祐と鈴は付き合っていると吹聴されたが大祐が否定した後でも鈴に対する信頼は変わらず「鈴みたいな姉が欲しい」とのことで、今も変わらずお互いが大切な良好な関係は続いている。

健太の好意には気付いていないらしいが凧あげの際には勘違いで年下の健太に高さでマウントを取ったりブラックコーヒーを頑張って飲もうとしたりと意外と見栄っ張りで負けず嫌いな部分もあるのかもしれない。


神田健太(かんだ けんた)

千晶の弟で長男。初登場は58話(4巻)で143話(8巻)で名前が判明。

千晶のマジックに対する自信は健太を含む弟妹の影響が大きく、健太達も千晶の力技を楽しんでいる。ペットボトルロケットを作った際には構造より見栄えを重視した作りをし、大祐も千晶を見ながら「形から入るタイプですか」とよく似ていると感じている。

ジャングルジムで結と一緒に遊んだ際に窘められた事で結に好意を抱くが千晶同様に空回りが多く惚れた弱みもあり中々上手くいかない。

姉である千晶を他の弟妹同様に大事に思っており大祐に対する好意も幼いながら理解して二人の仲を頑張って取り持とうとしている。

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安部真弘 週刊少年チャンピオン

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