概要
高等教育の現場における最上位の教員職階。言い換えると、大学などで現場で学生を指導する教員の中で最も偉い立場の人。
(現場に立たない教員を含めると更に上に学長がいる)
称号として用いることもあり「Professor」もしくは「Prof.」の形で名前に付ける。
大学で教えている教員全員を尊敬の眼差しで見る人も多いが、現実として大学の教員の中にもヒエラルキーが存在し、教授はその一番上というわけである。
教授の下には准教授がおり、そこから講師、助教、助手の順に低くなる。
ちなみに学校教育法の改正前は教授、助教授、講師、助手という職階であった。
「助教授」と「准教授」と「講師」と「助教」の違いとは?どれが上?
他の職階と違って、先生の代わりに敬称として用いる場合もある。
またRPGなどで職業として教授という職業が登場する場合がある。
大体の場合先生というニュアンスではなく、知的な「科学者」のようなニュアンスが与えられることが多い。
なお、多くのフィクションで当人に向かって口頭で「××教授」と呼びかけている場合が見られるが、少なくとも現在の日本の大学でそのような言葉遣いはほとんど為されない(普通に「××先生」と呼ばれる)。大学教員の上下関係が厳しい中華圏の一部の国々ではそうしたこともあるようだが、その場合でも教授以外の役職者に「××准教授」「××講師」と呼びかけることは絶対にない。
よくある誤解
かつて大学教授は「博識で何でも知っている」という風潮があった時代があった。これは厳密には違っており、「専攻するテーマについて深い造詣を持ち、その周辺分野についてもよく知っているが、その分野の外についてはからっきし」という例が多い。
そのイメージを崩したはしりは名クイズ番組のクイズダービーでの教授枠の篠沢秀夫氏だとされている。
教授が主要に登場する作品
教授である人物・キャラクター
網羅するときりがないので、できるだけpixivに関係の深い「教授」に限る。
教授という敬称のつくキャラクター
- 弓教授(マジンガーZ)・・・フルネームは「弓弦之助」
- レイトン教授(レイトン教授シリーズ)
- モンスター教授(東映版スパイダーマン)
- モリアーティ教授(名探偵ホームズ)
- 角沢教授(エルフェンリート)・・・正体は作中では珍しい男性のディクロニウス。
- 教授(ロマサガ3)(ロマンシングサガ3)
- 教授(ディスガイア)(魔界戦記ディスガイアシリーズ)
- 池田教授(理系が恋に落ちたので証明してみた。)フルネームは「池田嘉信」
- 夢水清志郎(名探偵夢水清志郎事件ノート)
- 漆原教授(動物のお医者さん)
- 小島尊子(熱血最強ゴウザウラー)・・・劇中「教授」と呼ばれることがほとんどで、本名を呼ばれないことが多い。
- 大道雅(GA芸術科アートデザインクラス)・・・正確には「キョージュ」
- 音井信之介(ツインシグナル)・・・シンガポールに本拠を置く「頭脳集団(シンクタンク)アトランダム」に所属する科学者(ロボット工学博士)であり、同頭脳集団の附属学校「シンガポール・アトランダム工科大学」(通称:SINA-TEC/シナテック)にも所属する教授。ほとんどの関係者から音井教授と呼ばれる。
著名な実在の教授
著名な実在の教授のうち退職した人
- 篠沢秀夫・・・クイズダービーのレギュラー回答者だったことで有名。本職はフランス文学の教授であったが定年を迎えたため退職。後にその功績をたたえられ学習院大学名誉教授となり、瑞宝中綬章を叙勲されている。
- J.R.R.トールキン・・・「指輪物語」の作者。本職は言語学の教授。
- 金田一京助・・・言語学者。子・孫の3人も言語学者にして大学教授(孫・金田一秀穂は現役)だった。
あだ名が教授の人物
- 坂本龍一(音楽家)…大学院に通っていたため、バンドのメンバー高橋幸宏に「教授にでもなるの?」と言われたことから。
- アラン・プロスト(元・F1ドライバー)…若き日はポールポジションを奪取しそのまま先行逃げ切り型レースが多かった。しかしマクラーレン移籍後ニキ・ラウダがチームメイトになり、「レースセッティングをしっかり決めて、タイヤに負担のかからない走りをすれば5番手・6番手スタートからでも優勝できるんだ」と教えられスタイルが一変。以後は計算されつくされた沈着冷静な走りからプロフェッサー(教授)と呼ばれるようになった。
職業として教授が存在するファンタジー作品
(追記お願いします)
教授であるキャラクターのうち、pixivで「教授」タグが多用されているもの
- 岡崎夢美(東方夢時空)
- セブルス・スネイプ(ハリポタ)
- プロフェッサーX/チャールズ・エグゼビア(X-MENシリーズ)
- 教授(IdentityV)/ルキノ・ドゥルギ(IdentityV)・・・同ゲーム内にルキノは2名いるため職業名の教授で呼ばれることが多い