夢水清志郎
ゆめみずきよしろう
「言ったでしょ?僕は名探偵だって」
「子供はいつの時代でも幸せなんだ。また、幸せでなくちゃいけないんだ。」
四月一日のエイプリルフールに岩崎家の隣の幽霊屋敷と呼ばれる洋館に引っ越して来た自称名探偵。
常に同じ黒い背広(本人曰く「同じものを何着も持っている」)にサングラス姿をしている。
かなりの長身な上に細いため、針金細工の人形などと称されている。
2015年に群馬県で上演されたプラネタリウムでは声優は鳥海浩輔であった。
小説・漫画版
小説では髪は黒髪を後ろになでつけたオールバック。漫画では赤毛でオールバックですらない。
元M大の論理学教授を務めたほどであるのだが、どうやら何かやらかしたらしく、とある事件で職歴を証明する書類を請求したところ「二度と関わるな」と学長からの手紙が添えられていた。何をやらかしたんだ…
記憶力がなく、自分の生年月日はおろか食事すら忘れる。それでも餓死することはないため、「ゴキブリ並」といわれるほどの生命力を有しているが、食べ物への執着力は凄い。
好物は京風石狩鍋。
また「縦だか横だかわからないステーキ」も好き(おそらくサイコロステーキと言う意味ではない)
一般常識はないが探偵と名乗るだけあって推理力は抜群。探偵の仕事とは「みんなが幸せになるように」事件を解決することだと考えており、
- 大人数の前では社会的影響の少ない必要最低限部分の公表のみに留める
- 社会的影響の大きい(あるいは精神衛生上聞かせ難い)箇所を含む推理は犯人あるいは関係者のみに対してのみ行う(例:そして五人がいなくなる、亡霊は夜歩く、あやかし修学旅行)
- 作中に伏線が張られつつも事件に直接の関係が無い謎解きも同様に当人のみに留める(例:消える総生島、魔女の隠れ里、ハワイ幽霊城の謎)
という比較的波風の立たない解決法を行う傾向にある。
岩崎姉妹の部屋と自分の洋館の部屋に直通している糸電話があり、それを通じて姉妹たちと連絡をとっている。...のだが、度々「携帯糸電話」やら「ケーブル糸電話」やら出鱈目な糸電話を開発し、亜衣たちから契約金を取ろうとしている。
ドラマ『双子探偵』
1999年に放送された「名探偵夢水清志郎事件ノート」を原作としたドラマ『双子探偵』(NHK教育)にも準主役として登場している(主役は岩崎姉妹)。彼を演じたのは狂言師・和泉元彌。ただし2001年正月に放送された『ズッコケ三人組』との合同スペシャルでは和泉氏が鎌倉幕府第8代執権に就任することが決まっていたため、手塚とおるが担当。
怪しくハードボイルドな雰囲気を醸し出しながらも、お茶目さを持つキャラクター。
黒ずくめのスーツとサングラスに加え黒い帽子(ハット)を被り、無精髭を生やしている。
帽子の下はやや濃い色で短めの茶髪(合同スペシャルではレギュラー時よりも長めの黒髪)で帽子がない時はラフめの七三分け。帽子をかぶる際は手で前髪を上げ、オールバックにしてから被っている(第2話で実際に被りなおすシーンがある)。
「教授だった」という設定は無いらしく、岩崎姉妹や探偵同盟の面々ら主要人物からは「夢水さん」と呼ばれている。一人称は『私』(第2話で1度だけ『僕』と言っている)。
銀座明神のビルにある社務所の奥の一室に居候し、神社の仕事の手伝いもしている。銀座明神には1階の境内、夢水さんの部屋、倉庫、屋上に通じた青銅色のパイプがあり、作中ではこのパイプを使って連絡を取っている。聞かれたくない話をする際はタオルでパイプに空いた穴をふさぐ。
ちなみに銀座明神の宮司・宮本与兵衛とはビルの中にあるホステスさんのお店で知り合ったらしく、第1話で亜衣と初めて会った際は夢水さん曰く「飲み過ぎた」とのことで二日酔いで雑魚寝をしていた。ちなみに酒癖自体は悪くない(ホステスさん談)。
昼寝好きで自室のソファーやビルの屋上に設置されている白いデッキチェアでしょっちゅう寝ている。寝る時も帽子とサングラスは外さない(亜衣にサングラスを外されたことはある)。
ただし、岩崎家の居間で食事をする時と茶道の際は基本的に帽子を外している。また、自分からサングラスを外したシーンも何回かある。
ドラマ版での好物はキャベツ。これは第3話のオチで判明している。第3話の事件がきっかけで岩崎家の食卓にキャベツ料理が続いてしまい、岩崎姉妹が飽き飽きしている一方で夢水さんは大量のキャベツ料理をバリバリ食べており、おかわりまでしていた。亜衣はナレーションにて、『噂には噂を』作戦(第3話で起きた事件が『噂』を利用したものだったことから、夢水さんのアイデアで『噂には噂を』と銀座明神にキャベツを大量に奉納させたくなるような噂を流布した。)は「キャベツ大好き人間・夢水清志郎の陰謀だったのではないか」と語っている。
第7話である色(よく見ないと気付かない)のネクタイを身に着けていたため、通り魔に襲われて入院している。(イラストは担架で救急車へと運ばれていくシーン)
他にも人を追いかけた際に躓いて転倒したり、集団に襲われてボコボコにされたりと痛い目にはかなり遭っている。ただし戦闘力は空手有段者と組み手をしたり、前述の通り魔に最後の最後で一矢報いたりとないわけではない様子。
第10話にて行われた銀座明神のお祭りの際は一貫して白衣に浅葱色の袴姿(神職の服装)で登場しており、この回に起きた爆弾魔騒動の調査にもこの服装で出かけている。
※夢水さんです。
その調査中に爆弾魔と思わしき男性の自宅マンションを訪問した際、一瞬だけサングラスと帽子を両方外している。
余談
- ドラマの放送終了後の2001年に原作者・はやみね氏が日記(現在は移転。アーカイブ)にて和泉氏に決まる前の夢水役の候補として渡部篤郎の名前が上がっていたことをNHKから聞いた、と明かしている。
- 放送から17年後のNHKアーカイブスのインタビューにて、和泉氏はNHKのドラマに出演した思い出話としてこのドラマについても触れている(メインは『北条時宗』)。
- 撮影中、番組プロデューサーから「いつも子ども目線で話してくれて」と感謝されたそうだが当の和泉氏自身は全く意識していなかったとのこと。
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一応、機巧館のかぞえ唄の後の話です 一応、漫画版です 矛盾とか気にしない優しい方向け 久しぶりに夢水清志郎(えぬえけいさん)読んだら教亜衣にはまりました。4,227文字pixiv小説作品