本記事は『ドキドキ!プリキュア』に関する重大なネタバレを含みます。
閲覧には十分注意してください。
概要
第12話から登場。
「キングジコチューの娘」と名乗る謎の少女。
ジコチュートリオよりも格上な存在であるが、ジコチュートリオは名乗られるまで彼女の存在を全く知らなかった。
ジコチュー一味にたがわず、性格は非常に我が儘。
薔薇の花を嫌っており、マナとの初対面時には不思議な力で花を枯らしていた。
だからと言って美意識が歪んでいたり、何物に対しても手当たり次第に残虐な態度を取るような人物ではないらしく、何より自分が楽しむことを優先している。
初めて食べるアイスクリームを食べて可愛らしい笑顔を浮かべたり、アイちゃんを普通に可愛いと感じて頭を撫でているなど、良い意味でも悪い意味でも純真無垢な子供そのものであり、善悪の概念がない。
そのことから、マナは彼女が心の底からの悪人ではないと直感していた。
真琴からは「キングジコチューの娘」と名乗っていたことから殺意に似た憎しみを抱かれていたが、彼女の無邪気な素顔を垣間見ていくうちにその感情は少しずつ氷解していった。
彼女自身は、トランプ王国の事については何も知らない様子。
更に22話では、過去の記憶が一切ないという事が示唆されているなど、長いこと謎が多かったキャラクターとして描かれた。
前作スマイルプリキュア!では悪役側に新キャラの追加がなく、新キャラそのものが出たのはスイートプリキュア♪のノイズ以来。
1クールの終盤に幹部格が出てきたのはYes!プリキュア5GoGo!のシビレッタ以来。
人気は高かったものの、プリキュアショーには登場しなかった。
名前の由来は、英語やイタリア語、ラテン語などにおいて「女王」を意味するレジーナ(Regina)。
能力
ジコチューを作り出したり、ジャネジー衝撃波を放ったり、空を飛んだり、プリキュアと肉弾戦を行ったりと、他のジコチュー幹部ができることは一通りできる。
それに加えて、指を鳴らすだけで好きな現象を引き起こせる万能の奇跡のような力を持っている。物体を自由に操ったり、何かを取り寄せたり、植物を腐らせたりと本当に何でもあり。レジーナはその力で自分のやりたいことを好きに叶えられ、キングジコチューの娘という立場ゆえに何をやっても咎められることはなかった。これが「自分が欲しいものは自分のものになって当然」という我儘で自己中な性格につながっている。また、彼女が人生に退屈して「面白いこと」を常に求めているのも、欲しいものが欲しいだけ手に入るのが当たり前な環境におり、またその環境で満足していないからだろう。
しかし「友達つくり」だけはこの万能な力ではできなかった。
上述のようにレジーナもジコチューを作り出せるのだが、他の幹部たちとは違い、自己中な心に染まっていないプシュケーを強制的に黒く染めてジコチューを生み出すこともできる。これは、人間が自己中な心をもともと誰しも持っており、それを無理矢理引き出す形に近いようである。一皮剝けば誰しも大差ない、ということなのか。
また、そのジコチューは彼女の魔力の強さの影響でジコチュートリオが呼び出す個体より能力が優れており、プリキュア・ラブリーフォースアローなどの強力な複数技でないと浄化できない。なお、攻撃力も高く、キュアハートを除く3人を石化状態まで追い詰めたジコチューもいる。
ジコチュー召喚専用バンク
彼女のみジコチューを召喚する際の独特なバンクがある。
これは、他のジコチュー幹部にはないレジーナのみのもので、あたかも悪堕ちヒロイン専用のバンクのようなものなのがポイント。
紋章らしきものの上を軽々しいステップとともに、飛び跳ねながら舞い踊った後、「あなたを素敵なジコチューにしてあげるわ」の決め台詞とともに、エネルギー波のようなものを放出して、人のプシュケーをエアブラシのようなもので黒く染める。
楽しそうに悪事を働くといった印象で、大きなお友達にはたまらないバンクである。
また、時々見せる、横から覗き込む姿も人気が高い模様。
敵勢力にその人物のみの、専用怪物召喚バンクが用意されたのは初めてである。
容姿
金髪のロングヘアーに、丸くて大きな青い瞳、頭の赤いリボンが特徴。
容貌はマナ達より少し年下程度。
服装はゴシックロリータのドレスのような雰囲気があり、黒が基準でポイントに赤が混じり、黒地に赤い蝙蝠の柄のロングソックスを履いている。
悪役然としたパンキッシュな印象を感じさせる意匠だが、ジコチュートリオに共通した黒い羽などは見受けられない。
一方で胸元のデザインやフリルの形状などのシルエットはプリキュアと似通ったものになっており、過去作での闇キュアを彷彿とさせるデザインとなっている。
瞳の色は普段は青だが、ロイヤルクリスタルの影響で悪の心が目覚めた時に赤い瞳になる。
紫レジーナ
「たのしい幼稚園」などの児童雑誌で掲載される漫画版でレジーナが初登場したときは、服やリボンの赤色は紫色となり、瞳も赤い目となっていた。スタッフインタビューによるとこれは高橋氏の初期デザインでの配色ということ(幼児誌などのコミカライズは放映前の暫定資料からつくられることが多い)。
なお初期デザインでは髪型が内巻きだったらしいが、そのデザインについては公開されていない。
この紫レジーナは幼児誌から逆輸入する形で本編にも導入された。第22話でキングジコチューに洗脳されてパワーアップしたレジーナがこの姿となっており、再登場した第38話以降も紫レジーナの状態が維持されている。
紫状態になってからは快楽主義な性格は変わってないものの、「悪いこと」を自覚的に行うようになった。人間が嫌がることは何かということを考えて、その目的に沿ったジコチューを作り出している。
戦闘能力も強化されており、ジコチューを作り出すだけでなくプリキュアたちと直接肉弾戦を行うようにもなった。ジャネジーを指先に凝縮させてビームのようにぶっ放すのが得意技。
第39話で神槍ミラクルドラゴングレイブを奪い取ってからは、この槍を躊躇なくプリキュアとの戦闘で振り回すようになり、手がつけられない暴れっぷりとなる。
なお、「自分より美しいものは許せない」としている。
そのため、自分より美しい花が嫌いと言ったことがあるが、自分が花より美しくないことは認めるような発言であり、自分の容姿に自信があるのかないのかわからない。
人間関係
- キングジコチュー
- 上述したようにレジーナは過去の記憶がほとんどない。レジーナは自分が「キングジコチューの娘」だという自覚はあるが、親子として触れ合った思い出がない。登場初期のレジーナはキングジコチューを父親というよりも「恐ろしい力を持つ首領」という認識でみていた。
- 21話では敵であるマナと友達になった罪でキングジコチューから処刑を言い渡され、ジコチューから足抜けすることを決意する。それにもかかわらず、22話ではキングジコチューの「わたしにはお前しかいない」という甘言にあっさり騙されて父親の元に戻ってしまう。このことからレジーナは父親の愛情に憧れていたところがあることが窺える。キングジコチューは自分のもとに戻った娘を悪に洗脳するわけだが、この洗脳によって父親への執着心・忠誠心が増強され、ファザコンめいた性格に変わってしまった。
- しかしレジーナの父への思いが本当に強まるのは39話以降である。プリキュアが予想外に強くなってしまい、このままでは父が倒されてしまうと考えたとき、レジーナは父をどうにかして助けてあげたいと心の底から祈った。その結果、レジーナはプリキュア同様に「愛のステージ」が上昇して劇的なパワーアップを果たす。
- キングジコチューは全ての愛を否定しており、キングジコチューがレジーナに求めているのは自分を愛してくれることではなく、自分だけのモノになることである。レジーナは父が望む理想の娘となるべく父親の忠実な部下として悪辣に振舞うようになるが、それはレジーナが父を愛するゆえである。このことは大いなる矛盾としてレジーナの心をアンバランスにしている。
- 相田マナ
- 登場したばかりの頃のレジーナはプリキュアとの戦いをゲームのようなものとして楽しんでおり、敵意を持っていなかった。
- 戦いの中でキュアハートである相田マナに興味を持つようになり、「友達にしてあげる」とマナにつきまとうようになる。マナもレジーナを敵と見ることができずそれを受け入れた。過去の記憶がないレジーナにとって、マナは初めての友達という認識である。ただし、レジーナにとっての友達とは「自分を楽しませるために何でもしてくれる人」という自己中な認識だったため、マナを個人として尊重する気が全くなかった。ロイヤルクリスタルの魅力に取りつかれてからは、それをマナたちから力づくで奪おうと躍起になる。この頃のレジーナは「マナはなんでアタシの欲しいものをくれないのか。アタシと友達じゃなかったのか」と考えてしまうような状況であった。
- しかし、マナの方はレジーナに対して友情とはどういうものなのかを根気よく教えていき、その想いがレジーナに伝わったことで、レジーナはマナと本当の友達になる。だがその直後にレジーナはキングジコチューに洗脳されてしまったため、マナとレジーナの友情はごく短い期間しか成り立たなかった。
- 洗脳後のレジーナはマナに対する愛情が裏返って強いコンプレックスとなっている。マナが父親の敵である限りは、マナを憎悪しなくてはならないという使命感を自らに課しており、マナを嫌いだと必要以上に言い続け、マナが怒ったり嫌ったりするだろう行動をわざととるようになる。
- コンビ・CP系タグ→マナレジ、レジマナ
- 円亜久里
- 菱川六花、四葉ありす、剣崎真琴
- レジーナはマナに強く惹かれる一方で、マナといつも一緒にいる三人のプリキュアたちにあまり興味を持っていなかった。三人の方も、マナがレジーナと友達になろうとしてるから協力してあげようという認識で、マナを介さずにレジーナと接することを長い間避けていた。しかし40話以降の三人はレジーナと本当の友人になるために、マナを介さずに自分自身の言葉でレジーナに思いを伝えるようになる。
- 三人の行動は狭い世界しか見えてなかったレジーナの心を震わせ、新しい価値観を与えることにつながった。洗脳後のレジーナはマナの言うことは聞かないと意固地になっているため、マナだけではいくら頑張ってもレジーナと心を通じあわせることができなかっただろう。
- コンビ・CP系タグ→レジりつ、レジまこ、まこレジ
- ベール
- レジーナは部下であるベールを召使のように扱い、ワガママを言っては振り回していた。ベールの方も、表向きはご機嫌取りに精を出すが、内心では「キングジコチューの威をかるワガママ娘」と苦々しく思っていた。ゆえにレジーナとキングジコチューと確執を冷やかに見ていた。
- 後半から、「ジコチュー組織のNO.2となり、ゆくゆくはキングジコチューにとって代わる」というベールの野心が明らかになる。封印前と同様、表向きはレジーナのご機嫌取りに精を出すが、陰ではレジーナの排斥を目論んでいた。
- レジーナの方も、ベールの野心に感づいていたのか、機嫌取りにダメ出しをしたり、戦闘に同行させなかったりと、隔意ある接し方をしていた。
- コンビ・CP系タグ→レジベル
- イーラ、マーモ
- レジーナはベールと同様イラマモも召使のように扱い、ワガママを言っては振り回していた。2人の方も、レジーナのことは「キングジコチューの威をかるワガママ娘」と苦々しく思っていた。ゆえにレジーナがキングジコチューと確執を起こし23話で封印されても、他人事のようにとらえていた。
- レジーナが38話で復活し、39話からトランプ王国の王城の私室(もとはアン王女のもの)に引っ越してから、イラマモが再び召使いのようにこき使われる様子が描かれるようになる。ただし、レジーナに何らかの心境の変化があったのか、イラマモが自室に居座り目の前でくつろぐことを容認したり、積極的に戦闘へ同行させたりと封印前より砕けた接し方をするようになった。
- イラマモの方も不平こそ漏らすが、レジーナの封印期間中にもっと横暴なコンビや、増長したベールに悩まされたためか、以前ほどの反感はもたなかった。むしろ、イーラはイーラ、マーモはマーモなりにレジーナの葛藤や不調を気にかけていた。
- コンビ・CP系タグ→イラレジ、マモレジ
- 早乙女純
- レジーナと同じくマナに強く惹かれ、マナといつも一緒にいる三人のプリキュアたちとも接することで新しい価値観を得た人物。
- 一見すると何の接点も無いようだが、初登場が同じ回(12話)で、彼とマナたちの会話をレジーナが校舎の屋上から観察していた。以後は会話どころか対面することもないまま月日が流れていった…が、最終話(49話)の後半でお互いの成長がうかがえる会話シーンが描かれた。
- コンビ・CP系タグ→純レジ
正体
45話でエターナルゴールデンクラウンを手にした亜久里は、そこに記憶された知識を得たことで、レジーナと決闘を決意、レジーナにもその運命を知らせる。
自分と円亜久里は元は一つの命、「アン王女から生まれた光と影」である。
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レジーナの父親とされるキングジコチューであるが、この正体は実はアン王女の父である国王であった。
王は未知の病魔に倒れたアン王女を治療するために「闇」を解放する禁忌を破り、エターナルゴールデンクラウンを解放した。その知識によってアン王女は助かったが、王はこのときに闇を解放すればジコチューが復活することを正しく理解していた。
「国の平和よりも娘の命をとった」というエゴは執政者には許されない自己中であり、それゆえに解放された「闇」の器に選ばれジコチュー化。これがキングジコチューなのである。
アン王女は自分の父親であるキングジコチューを封印したものの、ジコチューとの戦いで敗北。敗走の時にキュアソードを先に逃がした後、追っ手のベールと対面する。そしてベールに王女が持つミラクルドラゴングレイブの力を正しく使えばキングジコチューを倒し、王国を救うことはできたはずだと指摘された。実は王女は父への情のためにキングジコチューを倒しきることができなかったのだ。
「キングジコチューを殺さず封印したのは父親だからだ!親子揃ってトランプ王国の平和よりも家族の命を最優先するジコチューだな!」
ベールは激しく罵り、自身のエゴを自覚してしまったアン王女のプシュケーは黒く染まりかける。その時、アン王女はプシュケーを自ら取り出し、黒く染まった部分と染められていない部分を半分に割り、割れたプシュケーに命運を託した。染まっていない方が円亜久里として茉里の下へ、染まった方がレジーナとしてキングジコチューの下に行き、残ったアン王女の体がアイちゃんとして転生する。
つまり、レジーナの正体はアン王女の黒く染まった半分のプシュケーである。
アン王女のプシュケーが黒く染まった理由は上述の通り、「王国の平和よりも自分の父親の命を最優先した」ことである。つまり、レジーナの黒く染まったプシュケーというのは「父親の愛」であり、これがレジーナがキングジコチューが父親であるという記憶しか持っていない所以となっている。従って、キングジコチューとレジーナはジコチュー化したトランプ王国国王と王女であり、レジーナがロイヤルクリスタルを見て豹変し異様に欲したのも、キュアエースを見て胸がムカムカするのも、元がアン王女の心だからということになる。
各話での動き
- 第12話
- ラストにて、校舎の屋上からプリキュアを観察している謎の少女として1カットのみ出演。
- 第13話
- コンテストに参加したマナ達の前に顔見せ的に登場。マナのキュアラビーズを「頂戴」というなど、軽くちょっかいをかけたが、何故か戦いはせず去って行った。この時、花に対して「あたしより美しいものは許せない」と言って、指パッチンで花を枯らした。そしてラストにてジコチュートリオのアジトに突如として現れ、自らを『キングジコチューの娘』と名乗り、彼らを見下すような言動を取った。
- 第14話
- 第15話
- ワガママを言ってジコチュートリオをアジトで振り回した後、自分の気に入るものを探して自ら出撃。大女優であるおおとり環のプシュケーを強制的に黒く染める能力でジコチューを生み出す。そして戦闘終了後、プリキュアに初めて自己紹介。キングジコチューの娘であることを告げる。
- 第16話
- マナの事が気に入ったらしく、敵側の人物なのに今までのような素性を隠したり変装もせずにマナを友達にしようと猛アタックを仕掛けて周囲を振り回す様子が描かれている。マナを独り占めするために、子供さゆえの残虐性で自分以外のマナの友人を消そうとする。
- また、真琴の「トランプ王国を滅ぼしたじゃない」という台詞に対し「だってやったのあたしじゃなくてパパだもん」と返答していることから、そもそもマナ達を「敵」と認識しているかどうかも怪しい(前回のプリキュアの新技に目を輝かせ、無邪気に面白がっていたことからも、その線は窺える)。アジトに戻ってから、マナに言われた「本当の友達」とは何かを考える。
- 第17話
- 再びマナたち四人の前に現れ、16話でのことを反省したと言って改めてマナを友達にしようとしに来る(ただし、反省の意味は分かっていない)。マナの諭しによってマナだけでなく六花、ありす、真琴とも友達になろうと努力をすることにする。その後、マリー・アンジュそっくりの彫刻の胸元にあった赤いガラス玉がロイヤルクリスタルではと口にしたマナにそれをプレゼントしようと、その彫刻を壊してしまう。
- その後片付けをしていたマナたちとの会話で、本当に友達になりたいと思い、気持ちに変化が現れる。その瞬間赤いガラス玉がロイヤルクリスタルに変化した。が、直後に突如苦しみ始め、収まった時には青かった瞳が赤くなって性格が豹変していた。これ以降、ロイヤルクリスタルに固執し始める。
- 第19話
- 5つ揃ったロイヤルクリスタルをめぐってプリキュアたちとゲームで勝負する(サッカー、ボウリング、ドッジボールの三本勝負)。結果はプリキュアたちに敗北したが、その後のゴタゴタでロイヤルクリスタルが5つともレジーナの手に渡った。しかし、その直後ロイヤルクリスタルはどこかへ飛んで行ってしまう。
- 第20話
- 飛んで行ったクリスタルを追ってプリキュアたちと対峙。戦闘でマナとともに霊峰のクレバス内に落下してしまう。その後、5つのロイヤルクリスタルを見つけ、それを手にした瞬間光に襲われ、その衝撃で氷漬けになったマリー・アンジュ王女を発見する。
- 王女が見つかった後、レジーナの瞳が元の青色に戻り性格も元に戻ったが、指を鳴らして何でもできる万能の魔力も失われていた。元に戻ったレジーナはマナにロイヤルクリスタルを全て返し、涙を流して今までのことを謝罪した。だが、ジコチュートリオによって王女もろとも連れ去られてしまった。
- 第21話
- ジコチュートリオと共に、トランプ王国に居る父・キングジコチューのもとに帰還。キングジコチューに人間界へのこれ以上の侵攻を止めるよう進言するが、父の逆鱗に触れてしまい、ジコチュー幹部としての全ての力を封印され、ただの人間と同じになってしまった。
- その後、駆けつけたキュアハートと共に溶岩が煮えたぎる穴へと落ちてしまい、ベールが従えているクモジコチューの細い糸に掴まるキュアハートにしがみつく形となる。だが、糸は二人の重さを支えきれず、切れそうになったため、レジーナは手を離してキュアハートだけでも助けようとするのだが、キュアハートは両足でレジーナをキャッチし、直後に彼女の言葉に触発されたレジーナが力を取り戻した事で窮地を脱出、そのままプリキュア達と共に人間界へと逃げ延びた。
- 第22話
- マナ達と共に人間界へと戻ってきたものの行く当てが無いため、マナに連れられるがまま相田家に居候することに。マナの家族に暖かく迎えられ、マナの父自慢のオムライスに頬を緩めたほか、マナと添い寝したり初めて海にピクニックに訪れるなど幸せな日々を送り、六花たちとも完全に打ち解けていたが、心に芽生えたマナ達への愛と、父を裏切ったことへの後ろめたさから、胸が締め付けられるような感覚に苦しむことになる。
- そして、海でキングジコチューの幻影と対峙。一度は父との決別を宣言するが、「私にはお前が必要なんだ」という甘言で動揺した隙を突かれ、大量のジャネジーを注入されたことで完全に心を悪に染められてしまう。(マナ達との交流の経緯は記憶としては消されてはいないようだが、それを幸せな思い出でなく、自分を迷わせた屈辱としてしか捉えられなくなっている様子)
- 完全に洗脳されてしまったレジーナは前述の通り瞳が赤に変わり、服の赤い部分が紫になったほか、髪と肌の色が薄くなっている。
- 前話で封印されたジコチュー幹部としての力が復活したばかりか、以前とは比べ物にならない圧倒的な力で瞬く間にプリキュア4人を追い詰め、変身が解けてしまったマナ達にトドメを刺そうとしたその時、突然現れたキュアエースによって攻撃を邪魔される。
- 第23話
- 長い沈黙
- この一件以降、一旦物語に登場しなくなったが、マナの回想やセリフでレジーナの存在が頻繁に示されており、マナがレジーナを取り戻したいと強く思っている様子が描かれ続けている。なお、彼女が去った後、第三者の彼女に関する記憶はふたりはプリキュアSplash☆Starの霧生満と霧生薫の時と違い改変されておらず、マナの父親がレジーナの名前を口にしている。
- 第37話
- 終盤にてレジーナが目覚めるシーンが流れた。
- 第38話
- これまでの主要武器であったブラッドリングをプリキュアたちに浄化されて途方に暮れていたジコチュートリオの目前に再臨する。次回から再びトリオを率いて本格的に活動を再開することが示唆された。雰囲気は以前と同様に天真爛漫な様子だったが、赤目に紫リボンと22話での変容のままの登場。
- 第39話
- トランプ王国の王城のアン王女の私室をピンク一色にリフォームして居座る。ジコチュートリオを召使いのようにこき使っている様子が冒頭から描かれた。ベールからたこ焼きの差し入れをもらうが、当の彼女はタコが嫌いと言ってつっ返す。プリキュアでタコ嫌いは彼女で二例目。
- その後、キングジコチューと話をつけるためトランプ王国に乗り込んできたプリキュアたちの前に現れる。そこでキュアエース(円亜久里)と再会し、初対面のときと同じく理由のわからない心のむかつきを覚える。
- 一方、キュアハート(相田マナ)は我先に抱きつきレジーナを説得しようとするが、レジーナは聞き入れず「あたしにはパパしかいない」と言い放つ。もはやファザコンであるが、キングジコチューの中に取り込まれるような形で何も考えずに済む眠りについている間に、悩みも煩わしさもないこの穏やかさ以上に価値のある世界などないと気付かされたということ。
- しかし、レジーナが眠りについている間に様々な試練を乗り越えて強くなったプリキュアたちとは目に見えて実力差があり、レジーナの全ての攻撃を簡単にいなしながら「もう一度愛を取り戻そう」と笑顔で語りかけるキュアハートにレジーナは戦慄。もはや完全にプリキュアに遊ばれてる状態に。このままでは無理にでもプリキュアに捕まってパパと引き離されてしまうという焦りが心を荒ぶらせ、ジャネジーを暴走させた。
- 「あたしがいなくなったらパパが一人ぼっちになっちゃう…… あたしが絶対守って見せる!」
- 父への思いが極限まで達したとき、ジコチュートリオは勿論、プリキュアですら抜くことができなかった三種の神器の一つミラクルドラゴングレイブ(マリー・アンジュの槍)を抜き、覚醒させた。ベール曰く「槍が自らレジーナを選んだ」ということらしい。レジーナのジャネジーにより光の槍は闇色に変色し、キュアエースのエースショットを無効化し、ジコチューを復活させ、さらに圧倒的な力でプリキュアたちを攻撃する。プリキュアはそのパワーに撤退を余儀なくされ、一旦地球に帰還することになる。
- 第40話
- 冒頭でミラクルドラゴングレイブが使えることでベールから「こいつジコチューじゃないんじゃ?」と疑問を持たれるが、その直後にレジーナが「焼きそばパン買って! 駆け足!」と彼に命令し「やっぱこいつジコチューだわ」と思われる事に。買わせるものが焼きそばパンなだけに、完璧ベールを使いっぱしりにしている。
- その後、人間の心を弱らせるため、人間の活力の源である「歌」を消すことに。真琴の新曲発表のステージに自身のジコチューとイーラ、マーモを引き連れて乱入する。しかし、真琴がレジーナへの友情の想いを伝えるために作った新曲を歌い始めると、彼女の心が揺らいだ。最終的に彼女のジコチューをロイヤルラブリーストレートフラッシュで倒されると撤退した。因みに共に出撃したイーラとマーモがこの歌を聴いてもなんともなかったため、レジーナが本当にジコチューなのかどうか疑わしいところがさらに強まった。
- 第41話
- 今度は人を癒す力がある花を奪おうと、枯れ木のジコチューを伴って成層圏から花を枯らすジャネジーの種を地球全土に散布する。初対面と同じく「あたしよりも美しい花は許せない」と言い放つが、キュアロゼッタの「花だって生きている、だからこそ花を愛おしく思う気持ちが湧いてくる」「そしてあなたもわたしが守りたい花の一つ」という訴えにまた心が揺らぐ。この時、彼女の心を覆うジャネジーの一部が剥がれ落ち、瞳も一瞬青色に戻る描写があった。
- この話はありすと五星麗奈の和解の話でもあるのだが、麗奈はものすごい我儘で自己中な少女であるが「一番美しい私をさらに美しくしてくれる花たち」を真剣に愛しており、レジーナと完全に対比されている。自分が一番だからといって他の何かを愛せないわけではないということを示唆してると言えるかも知れない。
- キュアエースとの再戦ではエースを圧倒し、雪辱を果たす。
- 第42話
- 真琴とありすの言葉がずっと頭から離れず、トランプ王国の居室で鬱々としている様子が冒頭で描かれた。イーラからは「死んだ魚のような目をしてる」とからかわれたが、怒る気にもならない様子。
- 冷蔵庫に取っておいたプリンアラモードをマーモに盗み食いされ、「絶対許さない!」と制裁。プリキュアでなくとも、スイーツの恨みはかくも恐ろしいものである。そして「スイーツは女の子を笑顔にする、魔法の食べ物なのよ」と、亜久里そっくりのとろけ顔で語る。
- 気分転換および腹いせに、「人間界のスイーツを一人占めする」と宣言しイーラを引き連れて出撃。マナの洋食家がたまたま亜久里の誕生日パーティーを開いて豪勢なケーキが用意されていたために、そこを襲撃する。
- プリキュアたちに「なぜこんなことをするのか」という問いに対して「マナに前に読んでもらった絵本の魔女」のことを例に出して正当化する。悪堕ちした現在でもマナとの思い出が大きな影響を与えている様子が示唆される。なお、この絵本とは『眠れる森の美女』のこと。ただ1人だけ理不尽な理由で王女の生誕パーティーに招待されなかったがゆえに、王国に呪いをもたらした魔女のことである。
- 誕生日ケーキはおいしそうだったが、それを「亜久里のためのもの」ということに不快感を感じたレジーナは床にたたきつけ、店を破壊しだす。そしてキュアエースに対して自分でも制御できない憎悪の感情を向ける。
- 「みんなと一緒にバースデイケーキなんて食べたりして… 自分がいつも主役のつもりなんでしょ? くだらない! あなたなんて… 消えてなくなればいいのよ!」
- この台詞にマナは激怒。「誰かが生まれたことを祝うという気持ちは当たり前のこと」と信じるマナにとって、レジーナが「くだらない」と切り捨てているのは、亜久里を愚弄するばかりか、レジーナ自身が誰かに祝われる可能性をも否定してているように聞こえたのだ。マナが本気で怒っていることにレジーナの心は再びざわめくが、それを振り払ってキュアハートを攻撃。しかしエンジェルモードになったプリキュアにジコチューを浄化され、いつものように撤退するはめになった。
- 第43話
- 何気なく立ち寄った小学校の壁に描かれていた卒業制作の壁画を目にする。洗脳前にマナの家にお泊りをしたとき(第22話)に一緒に絵を描いて楽しんでいたことを思い出したレジーナは強いイラつきを覚え、「絵なんてものがあるから愛がなくならない」として、人間界から絵を消してしまおうと消しゴムジコチューを作り出す。
- この小学校は亜久里の通っている学校だったため、キュアエースはいつも以上に必死に戦うが、亜久里が嫌いなレジーナは中の人が同じどこかのキャラを彷彿とさせるサディスティックな表情で邪笑し、学校の子どもたちが描いた絵をジコチューに消させるように命じた。エースの頑張りでほとんどの絵が守られたが、よりによって自分が描いた祖母の絵だけが消されてしまう。そのショックにキュアエースは泣き崩れてしまった。前日に祖母と確執があって亜久里のメンタルは相当弱っていたのである。しかし、その様子にレジーナは満足し、泣きじゃくるエースに嘲りの言葉を投げかける。いじめっこ全開である。
- しかしその後に身を呈して亜久里を守った円茉里から祖母としての想いを告げられ、キュアエースは新たな愛のステージに到達。その姿を見たレジーナは再び胸がチリチリとして撤退に追い込まれた。
- 第44話
- リーダー格であるマナさえ封じれば、他のプリキュアは瓦解すると考える。トリオを使ってマナをスピーチコンテンストに招待するという罠で誘き出し、マナを檻に閉じ込めることに成功。その後トリオとジコチューを引き連れ、マナのいないプリキュア勢の前に現れるが、彼女の考えと裏腹にプリキュアは善戦する。理解できない彼女に六花(キュアダイヤモンド)が、「離れても心はマナとずっと一緒。」と諭す。そして「マナがわたしのことを思ってくれるように、レジーナのこともいつも思っている。レジーナもわたしもマナの愛でつながっている」とレジーナを仲間と受け入れたい自分の思いを伝える。
- さらに追い討ちをかけるがごとく「あなたもそうでしょ? マナのことが好きなんでしょ!?」という押し問答に対し、ついに「ええそうよ! あたしはマナの事が好き!!」と告白する。洗脳されていてもマナの事を心の片隅で想い続けていた事がわかった瞬間であった。
- しかも事もあろうか、その告白をちょうど駆けつけたマナに聞かれ、赤面する。そのままジコチューが弱って浄化され、いつものように撤退せざるを得ないことになった。去り際に一旦は青目に戻り、「辛い……。マナのことは好き、でも……パパのことも好きだから……」と自分の心境を吐露するものの、キングジコチューに呼ばれ帰っていった。
- 第45話
- 44話の出来事から来る鬱憤からスイーツをヤケ食い。この時に「マナはあたしの気持ちも知らないで…」と独白していることから、マナを本心では好きだと自覚してしまったことは否定しきれないこととなってしまったらしい。その最中にエターナルゴールデンクラウンを携えた円亜久里が殴りこみをかけてくる。互いの神器を賭けた一騎打ちを申し込まれ、これを受ける。亜久里へのドス黒い憎悪に再び火がついたのが、いまだかつてない攻撃的な笑みを見せた。
- 王宮がボロボロになるほどの某有名バトル漫画ばりの激しい戦闘の末、お互いダメージを負う。そこを狙っていたベール達ジコチュートリオ(実際はベールのみで、イラマモはまったく手を出していなかった)に造反され、多数の巨大ジコチューの襲撃を受けるが、現実世界から亜久里たちを追って駆けつけてきたマナ達がジコチューを浄化したために難を逃れた。
- その後、亜久里から再度攻撃されそうになるが、マナに庇われる。そこで亜久里から「自分とレジーナは元は一つの命、アン王女から生まれた光と闇」であるという事実を告げられる。この事実を告げられるまで、レジーナはそのことを一切知らずにいた。
- 第46話
- エターナルゴールデンクラウンの力で自分の出生とキングジコチューの秘密を知る。キングジコチューは「王国を犠牲にしてでも娘を救いたい」と考えたトランプ王国の王がジコチュー化した姿で、レジーナ自身もアン王女の「故国が滅ぶことが分かっていても、愛する父を倒したくはない」という葛藤が具現化した分身体だったのだ。
- 国王と王女の二人に共通する心は「愛する相手がいなくなった世界など何の価値もない」という愛が裏返しになったエゴである。そしてこれはキングジコチューとレジーナとの今の関係につながっている。
- レジーナは再覚醒後にプリキュアたちとの戦いの中で彼女たちの愛を知り、洗脳から解放されつつあった。そんな中で自身の誕生それ自体に大きな愛が存在していたことを知ったためレジーナは完全に洗脳が解け、紫状態から解放される。完全に愛を取り戻したレジーナ。それはマナたちプリキュアが願ったことであったが、ここでなんとレジーナはプリキュアたちとの決別を口にする。
- 「あなた達、そんな愛を貰ったこと…ある? 地球とか宇宙とか、そんなものより大きな愛を貰ったこと、ある…? あたしだけよ…! あるの。 そんなあたしが…パパを捨てるわけない!!」
- 愛を取り戻したレジーナは、だからこそ父を裏切ることができなくなったのである。喜びにうちふるえたかのような歓喜の涙を流し、完全復活を果たしたキングジコチューとともに地球へと転移する。キングジコチューの願いは、全てを滅ぼしてキングジコチューとレジーナの二人のためだけの世界を作ること。レジーナはその父の望みに協力する道を選んでしまった。
- 第47話
- 最後の戦いが始まった。大貝町の沖合にトランプ王国とつながる次元の穴が穿たれ、無数のジコチューの軍勢が大貝町に攻め込んできたやってきた。街の住人を守るためにたった5人でそれらを食い止めるプリキュア。レジーナはプリキュア討伐をジコチュートリオに命ずる。イーラはそれに従いつつも「素直じゃねぇな。お前のプシュケー、萎れててみっともない」と同情半分に吐き捨てた。
- キュアハートに変身したマナはキングジコチューを説得しようとするが、レジーナはキュアハートに猛攻を加えて引き離す。キュアハートはまったく反撃をしないまま地面に倒れ伏す。レジーナはハートの首筋に槍を突き付け、なぜ攻撃しないのかと問う。マナは友達だったら当然のことだと笑顔で語り、前話で見せたレジーナの涙を「うれし涙などではなく、行き場をなくした悲しい涙に見えた」と看過。そして優しくレジーナを抱きしめ、「あたし、レジーナが好きだから。レジーナが愛するパパも好きになれる」と偽らない思いを述べた。
- そこにレジーナの心が大きく揺れていることに警戒感をもったキングジコチューが衝撃波でキュアハートを攻撃。レジーナはとっさにそれを庇うためにミラクルドラゴングレイブから衝撃波を放って攻撃を相殺させる。そのとき、ミラクルドラゴングレイブはジャネジーから解き放たれ元の黄金色を取り戻した。その行為をレジーナの裏切りと感じたキングジコチューは激怒するが、レジーナは自身の本音を語った。
- 「愛ははじめからあたしの中にあったんだよ。だから、こんなにもパパが好き。でも、でもね。パパも好きだけど、やっぱり同じくらいマナも好き。どちらかを選ぶことなんてできない!」
- 子供の我儘全開なその言葉にジコチュートリオは呆れはて、マーモからは「それってある意味、究極のジコチューじゃない」と突っ込まれたが、イーラはレジーナのプシュケーが力を取り戻したのを感じ、苦笑した。
- 第48話
- レジーナがキングジコチューに対して忠誠心でも服従心でも執着心でも依存心でもなく、純粋に愛情を感じていると吐露したことに動揺したキングジコチューは、突然苦しみ出して暴れ出す。これはキングジコチューの核となっているトランプ国王のプシュケーが、父親としての愛情をほんのわずかに取り戻したからであった。それに気づいたキュアハートは、今このタイミングでキングジコチューの体内に入ってそのプシュケーに直接呼びかければ、キングジコチューは愛を取り戻して元のトランプ国王の姿に戻せるかも知れないと提案。
- レジーナは色々考えたあげく、父親に「本当の心」を返してあげたいと決意。プリキュアたちへ協力をすることにした。レジーナはプリキュアたちとともにキングジコチューの体内に侵入しようとするが、ジコチュートリオや怪物ジコチューの群れに邪魔される。
- しかしレジーナは聖なる力を取り戻したミラクルドラゴングレイブの光を放ち、それをキュアエースのエースミラーフラッシュで反射増幅させるという連携技で無数のジコチューを一斉浄化させた。この二人が協力したことは、かの姫騎士マリー・アンジュの戦場への帰還であったと言い換えて差し支えないだろう。
- そしてプリキュアたちの力を借りて、レジーナ、亜久里、アイちゃんの三人が封印された国王の心に呼び掛けることでトランプ国王のプシュケーはキングジコチューの肉体から切り離され、その肉体を構成していたジャネジーはプリキュアたちに浄化された。戦いが終わった後、元の姿に戻った国王とライバル(?)である六花が見ている前で、マナに抱きつき「大好き!」と再び告白。
- 第49話(最終話)
- ベールが弱ったキングジコチューを取り込んでNo.1になったと思いきや、逆に乗っ取られてプロトジコチューが復活してしまう。レジーナもプリキュアたちとともにプロトジコチューと戦い、最終的にパルテノンモードになったキュアハートによってプロトジコチューは浄化され、人間界・トランプ王国に平和な世界が戻った。しかし、アン王女の別れたプシュケーは既にレジーナ・亜久里という完成された存在となってしまったため、アン王女が蘇る事は無かった。
- その後、レジーナは王位を引退した国王と共に人間界で暮らすことになり、大貝第一中学校にも通うことになった。
- この戦いで真の愛を知ったレジーナは今までと打って変わって王女様のような高貴な性格に……なるわけではなく、悪い子ではなくなったものの、我儘で小悪魔的な性格は相変わらずなようだ。
- 春のカーニバル♪
- プリキュア映画初登場。ドキプリメンバーのダンスMVにおいて、人目をはばからずマナに抱き付くシーンやエンジェルモードのキュアハートに抱き締められるという47話を思わせるようなシーンで登場。
- HUGっと!プリキュア第37話
- 他作品の敵組織の元幹部と他作品のプリキュアの協力者と共に1カット出演。『ハピネスチャージプリキュア!』から『HUGっと!』までの22人を含んだ歴代プリキュアに力を送った。
- プリキュアオールスターズF
- ここでも他作品の敵組織の元幹部達と他作品のプリキュアの協力者達と共に1カット出演。ミラクルライトを振りながら『スター☆トゥインクルプリキュア』から『ひろがるスカイ!プリキュア』までの23人を含んだ歴代プリキュアに力を送った。なお、登場はしていないが、トランプ王国の元王様とジコチュートリオ(ベールはネズミの様な姿)もミラクルライトを振りながら歴代プリキュアに力を送ったかもしれない。
雑記
誕生の経緯
レジーナの登場は柴田宏明プロデューサーが企画段階から構想していたとされている(出典先)が、直接的な契機は本来の追加戦士であったキュアソードを初期メンバーに変更し、新たにアイちゃんをパートナーにする追加戦士の登場が本編制作開始後に決まった事だった。
新たな追加戦士の初期案として「敵側の少女幹部を本作の追加戦士にする」というアイディアがあったのだが、諸事情でそれは棄却される。しかし、追加戦士とは別に敵側の少女幹部は出したいという意見があり、これが現在のレジーナの設定に繋がった。
この経緯から、亜久里とレジーナは最初からマリー・アンジュの関係者として双方に深い因縁があるキャラクターとして設定されたのである。
亜久里とレジーナの誕生経緯の詳細はキュアエースの項目も参照のこと。
中の人
彼女の声優である渡辺久美子は、過去のプリキュアシリーズにも多く出演していた声優の1人。
ふたりはプリキュアMaxHeartでは柴田祐二、Yes!プリキュア5(含GoGo)では夏木りんの弟のゆう、フレッシュプリキュアではジェフリー王子、スイートプリキュアではディーバをそれぞれ演じている。
関連イラスト
関連タグ
イーラ / マーモ(ドキドキ!プリキュア) / ベール(プリキュア) / リーヴァ(プリキュア) / グーラ(プリキュア)
ヤンデレジーナ / 変態レジーナさん / レズーナ / レジーナの長い夏休み / キュアレジーナ / ハピネスチャージレジーナ / Go!プリンセスレジーナ
レジ宮いちご/ぜかまレジーナ/セーレージィーナス - カップやきそば現象
赤キュア ブラックヒロイン ライバル 番外戦士 キュアジョーカー
洋館の少年(ふたりはプリキュアMaxHeart) - レジーナと同じく「ボスの身内」といえる存在で、幹部たちの上に立つキャラクターとして登場したが、象徴的な扱いのため幹部や怪物を従えて暴れることは無かった。
トワイライト(Go!プリンセスプリキュア) - レジーナと同じく「ボスの娘」として登場したキャラクターだが、お転婆なレジーナと違って優雅で気品溢れる人物。