CV:唐沢潤
概要
亜久里はプリキュア関係の出来事に祖母を巻き込むリスクを極限まで減らしたかったため、プリキュア仲間である相田マナたちを祖母に会わせまいと頑張っていたのだが、茉里がマナの母相田あゆみが通う茶道教室の先生であったことからあっさりバレてしまった。
常に和服を着て温厚な性格で口調も丁寧だが、初登場の27話では野点会場に乱入したグーラに注意する勇敢さも持っている。
37話ではマナ達とニンジン農園に行ったときに亜久里がきんぴらごぼうのニンジンだけを残すことバラしていた。
42話にて、実は亜久里とは血縁がなかったことが判明した。元は亜久里の出生日も知らない間柄であったらしい。また亜久里の親に相当する茉里の子がいたのかすらも不明であり、戸籍上では祖母と孫でなく養母になっている可能性もある。この事はあゆみを始めとした周囲の大人達も実はある程度知っていたが、亜久里に対する愛情は実の肉親と遜色ない程に深く、また亜久里も彼女を慕っているため、周囲も2人を実の祖母と孫として扱う気遣いをしている。
43話で亜久里がキュアエースから戻る所を目撃。亜久里は茉里と顔を合わせづらくなるが、茉里は亜久里との出会いで、彼女が特別な人間であることを十分承知しており驚かなかった。
なんと亜久里は赤ん坊の状態で天から降ってきて、偶然その場に出会わした茉里は「この子を見守って」という謎の声を聞いたのだという。そのときにこの子が「キュアエース」という光の戦士であることも声によって知らされていた。それどころか、この時に亜久里を追って襲いかかってきたジコチューとも遭遇している。亜久里の出自に関しての詳細は円亜久里の「出自」の項目を参照。
茉里から自身の出自を語られたとき亜久里はショックで家を出てしまうが、マナの家にいると思った茉里はマナに亜久里をよろしくと言って、その晩はマナの家で亜久里を泊めさせる。
次の日の授業参観で顔を出し、亜久里はテーマである「大切な人」の絵に茉里を描く。乱入してきた消しゴムジコチューに絵を消され、レジーナからも「そんな絵貰って喜ぶ人間なんていない」と一蹴され亜久里(キュアエース)は涙するが、茉里の励ましもあってジコチューを浄化させることに成功する。全てが元に戻った後、亜久里は家を出てしまった事を謝るが、茉里は絵に免じて草むしりだけで許すと返す。
45話では亜久里がエターナルゴールデンクラウンの導きで自分に課せられた使命を知らされ、激しく苦悩する亜久里に対し、「自らの運命から逃げずに、それを信じるように」と諭して最後の戦いへと送り出した。そして死地へと送り出したものの責任を果たすためか、大貝町での最終決戦では避難せずにプリキュアたちの戦いを最後まで見届けていた。
今作のプリキュアの正体を知った数少ない一般人でもあり、セバスチャン、五星麗奈に続いて三人目となる。
名前の由来は眞理ヨシコから.
余談
前作の12月の放送でも身内に正体がバレる話があったが、結局向こうはプリキュアの存在自体夢オチで片付けられたのに対し、こちらはプリキュアの存在が夢ではなく現実であると受け入れられている(ありすの執事であるセバスチャンが知ってる時点で既に現実であるのだが)。
プリキュアシリーズに登場するプリキュアの祖母は花咲薫子や星空タエのようにメンタルが強い人物が多いが、ジコチューに臆さず、特別な運命を持つ亜久里を引き取り育てる円茉里も同様に強いメンタルを有する同じ系譜のキャラクターと言える。
似たようなポジションである藤田アカネの場合、九条ひかりに関する記憶は洗脳による若干ブラックな設定であるのに対し、こちらは何者かがキュアエースを託すに至って最初から茉里に協力を申し出ている自然な流れである。
茉里の驚くべき点として43話で、エース以外のプリキュアの正体も見破っていることがある。エース以外のプリキュアは変身状態のままであったので、亜久里のように変身解除の場面を目撃されているわけではない。
これは27話でグーラが作り出したジコチューに遭遇したときにキュアエースという名の戦士が助けてくれたことで、それが亜久里であることにこの時点で薄々気づいたからだと思われる。なのでこのときに一緒に戦っていた4人のプリキュア仲間たちも亜久里が連れてきていた4人の友達……つまりマナ、六花、ありす、真琴であると予想していたのだろう。
つまりはプリキュア全員の正体に気づいていながらも、彼女たちを何も問い詰めずに見守っていたのかも知れない。