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CV櫻井孝宏


概要編集

民芸品やアクセサリーを扱う屋台を開いている、チューリップハットをかぶった金髪の青年。クローバータワーの中で相田マナと出会い、キュアラビーズを与えた。

陰ではマナのことを「マイスイートハート」と呼んでおり、彼女がプリキュアの資質を持つ者であると知っていたようだ。

見つけたよ


プリキュアの存在が知られたのとほぼ同時期、マナと六花の近所に、アクセサリーショップ「ソリティア」を開店。あまりにもタイミングが良すぎるために六花からは何かと疑われるが、最初は断っていた六花に対し、言葉巧みにキュアラビーズを託して保持させるなど、したたかな一面を見せる。

そして劇中で直接の描写はないが、ありすにも第一話の時点でキュアラビーズを渡していたことがありすの口から語られている。

一応骨董品のアクセサリーも扱っているとあって、いろいろ値打ちもののアクセサリーの買い付けなどを行なっているようである。


作中のキャラクターの多くは彼のことを「ジョーさん」と呼ぶが、ネット上では「岡田」と呼ばれる方が圧倒的に多い。ちなみにマナは「お兄さん」又は「ソリティアのお兄さん」と呼ぶ。


彼のアクセサリーショップ「ソリティア」には、キュアラビーズの他にアイちゃんの卵があった。そして8話ではアイちゃんが彼の店の中で誕生した。しかし、アイちゃんの正体については何も告げなかった。卵については、「河原で拾った」と語っていた。


以上の事から、マナ達三人がプリキュアになること、そしてプリキュア達の行動を予見しているようなところがある。プリキュアの協力者ではあるが現時点では謎の多い人物で、核心をついた話をするとはぐらかすなど、様々な謎の真相を握っていそうだ。


一応アイちゃんのパパ役であり、自分の店で一緒に住まわせている。が、度々マナ達にお世話を押し付け、それすらもわざとらしいうえに強引だった。

第17話ではアイちゃんをゆりかごに入れていた。それでいいのか。


ジョーカーポジション編集

名前は「ジョー岡田」→「ジョーカーだ」であり、トランプをモチーフとしたプリキュアの4人に対するジョーカー的ポジションである模様。


実際、彼を一言でいえば「胡散臭いイケメン」ということに尽きる。

胡散臭すぎて裏切り疑惑が絶えず、敵がプリキュアにすらバレバレの変装をした上で明らかに怪しい動きをしていても、視聴者になおのこと「ベールが岡田に化けていると見せかけて、実は本当に岡田なのでは?」という疑念を抱かせるほどである。

まさにジョーカーというに相応しい位置づけかもしれない。


もちろん、前作のジョーカーとは…関係ない。


おまわりさんこいつです編集

ラビーズを渡した際にマナや六花にボディタッチ(しかも胸)していたことから、変態扱いされている事も少なくない。一応直に触ってるシーンは流石にないのだが、ラビーズを付けた位置が胸なので間接的に触っていることになる。

こんなことをしたら、イケメンじゃなかったら即悲鳴をあげられても不思議ではない。


しかも8話では真琴の手を握っている。もはや故意犯としかいいようがあるまい。

ちなみにこのようなそぶりは、後述する彼の偽物も再現している。


だが11話ではベールの攻撃から身を呈してマナを守って入院し、彼女を心配して重症の体を引きずっていくなど、ちゃんと性格イケメンなところも見せている。彼はただの変態じゃない!まあそれ以前に赤ん坊を抱いて中学の近くを歩いているという怪しめな行動もあるのだが…。

この11話の脚本を担当した山口亮太によると、このときの岡田の活躍で、マナが彼に淡い恋愛感情を抱くというフラグを立てるつもりだったんだそうだ。だが、女性プロデューサーから「ない」と拒否反応を示されてあえなく没に。胡散臭さを出しすぎたのが仇になったか……


※プリキュアシリーズではプロデューサー職は制作関連3社から3人が任命されることが知られているが、岡田の運命を変えてしまったこの女性プロデューサーについては、アサツーディ・ケイの佐々木礼子氏と想定される(本作ではそれ以外にプロデューサー職に女性がいないから)。彼女はのちに魔法×戦士マジマジョピュアーズ!のプロジェクトマネージャーとなりプリキュアとはいわばライバル関係になるのだが、マジマジョ放映当時にプリキュアの思い出を語った貴重なインタビューがあり、それによると「2011年(スイプリ)の時にいきなりプロデューサーに任命され経験がないから伝書鳩みたいな仕事しかできてなかった自分が、東日本大震災を経て自分がやるべきことを悟って図々しいくらいに現場に口出しするようになった」ということ。まあ、確かに岡田の扱いについては言わないといけないことだったのだろう…


その正体編集

一応、序盤はタキシード仮面のような「正体不明のイケメン」ポジションを見せていたため、彼と月野うさぎのような関係になるか、夢原のぞみココのように一歩進んだ関係になるか注目されていた。しかし彼の本命は意外な人物だった。


第17話、ジコチューの石化攻撃で大ピンチに陥ったプリキュアを救うため、トランプ王国の騎士の鎧を身に纏った姿で、彼はレジーナの前に立ちはだかった。

そして遂に彼は自分の正体を明かす。その本名はジョナサン・クロンダイク。トランプ王国の王女マリー・アンジュの婚約者だったのである。

ジョナサン

本名についての謎はジョナサン・クロンダイク記事にて。


その後の行方編集

第22話で、魔法の氷柱に封印された形で発見された王女を「しばらくの間、敵に見つからないような秘密の場所に匿っておく」と宣言し、王女とともに何処かへと姿を消した。

その行き先はマナ達にも視聴者にも秘密である。正体がバレても相変わらずのブレないジョーカーポジション。行った先で野球をしているという噂もあるが…。


「ソリティア」の鍵はマナ達が預かっているらしく、岡田がいなくなってからもプリキュアたちの集合場所として使われ続けられている。


第39話でついに復活!

…とおもいきや、これは敵幹部の変装であったため、本人の行方はいまだにわからない


第44話で今度こそ復活!

ジコチューに囚われのマナを救出した。このときになぜかどこかの紳士怪盗を思わせるようなインパネスコートを身にまとっており、あまりの浮きっぷりに胡散臭さが最高潮となっていた。

何か足りない。久しぶりだね、マイスウィートハート♥


第45話ではソリティアにプリキュアたちを集め、留守中に自分が何をしていたかの説明をした。

なんと岡田は実は王女の願いにより、三種の神器最後の一つであるエターナルゴールデンクラウンを入手するために世界中を冒険していたのだ。そして入手に成功したので今戻ってきたわけである。

なお、作中ではマナたちにクラウンを見つけるまでの壮大な探索行を事細かに語っていたようだが、回想シーンはわずか10秒程度しか貰えなかった

同話ではクラウンの力により隠された真実を知った亜久里から、その真実を伝えていい相手の1人として選ばれている。「王女の婚約者」という意味合いで選ばれたのだろうが、マナでさえ真実を教えられなかったのだから、何だかんだいってもプリキュアたちからは重要人物として扱ってもらってるのは間違いない。

だがその後に真琴とともに亜久里とレジーナの決闘の後見人となった際には、二人の攻撃に巻き込まれて死にかけてキュアソードになんとか守られるというヘタレな様子が描かれてしまっていたが…

まあ岡田の留守中にステージを上げていった今のプリキュア達の戦闘レベルについていけないのは仕方がないんだが、かつてはプリキュアたちに匹敵する強さを見せていたことを思えば離世の感は否めない。

今週のジョー岡田


そして最終回第49話では、トランプ国王の退位によって共和制に移行したトランプ共和国の初代大統領に就任した。


真のジョーカー編集

どこまでもジョーカー的ポジションを貫き、味方をも翻弄し続けるジョー岡田。

プリキュアたちと再会した45話では、プリキュアたち全員からまた偽モノじゃないのかと疑われたうえに、本物だとわかれば妖精たちから今まで連絡もとらなかったことを咎められたりと、さんざんな扱いを受けているが、彼は決して悪人ではない。

彼の胡散臭い行動は慎重であることの裏返しであり、すべては世界と愛する王女のことを思ってのことなのである。


しかし、同話で恐るべき真実が明らかになる。

実は、今まで必死に匿っていた氷柱の王女は、本物の王女が用意した替え玉だったのである。この氷の中には何も存在せず、映し出されている王女の姿は魔法で作られた幻像にすぎなかったのだ。

王女はアイちゃんの力で岡田に何度かメッセージを伝えているが、そのときに彼に真実は伝えず、アン王女を浚おうとするジコチュー勢力の目を引き付けるための「オトリ」として利用していた。

策を弄していた岡田は、まったく同じ策に絡め取られていたのだ。もちろん王女は決して悪人ではない。敵を騙すにはまず味方からと言う慎重さゆえなのである。

実際、ジコチュ-どころか大きなお友達の視聴者さえも、岡田の胡散臭さの方に目がいってしまい、真のジョーカー的な策士が王女だったとはほとんどの者が気付けなかった。

更に王女の末路を知っていたのは本人以外ではベールだけだった為、彼が王女の幻像を守っていた間にジコチューたちに狙われたことがあったのかは不明だが、少なくともベールは意図的に彼を追わなかったと思われる。


ジョーカーには道化の意味もあるので、岡田は本当に最後までジョーカー的ポジションを貫いたとも言えないでもない。


こうしてみると彼は、祖国が滅亡し、恋人と生き別れ、疑われながらもジョーカーに徹してやっと発見してずっと守っていたと思った恋人が実は幻であり、その恋人が二人の少女および赤ちゃんに分かれてしまい、最終的に「もう二度と復活できないからごめんなさい」って恋人本人から謝られてしまうという、なんだかどうコメントしていいのかわからない状況にある。

実はこの物語の中で一番の苦労人なのではないだろうか。


余談だがマナ達には2度も自己紹介をしたのだが碌に本名で呼ばれなかった。

(ほぼ一貫して「ジョーさん」または「お兄さん」。ただし39話で彼に変装したベールに対し、キュアソードが『ジョナサンは王女様を愛情を込めてアンと呼ぶ』と行っていたのでプリキュア達は親しみを込めてそう呼んでいる可能性がある)


こうして彼のドラマを列挙するとものすごい悲劇を背負っているわけだが、悲しみにプシュケーを曇らせることなくいつも明るく振る舞っている。

むしろ、普通ならば復讐鬼になってもいいような状況なのに温和なスマイルを見せ続けていたことが胡散臭いと言われ続けた最大の原因なのだが……

実際の岡田は悲しみや絶望に囚われない強い心を持っていただけであり、メンタルの強さはマナ以上と言えるかも知れない。実は本作最強のキャラクターだったのかも?

(大統領になったのもマナの道を先に歩んでいると言えるしね)

岡田大統領


演者について編集

CVはプリキュアシリーズ初出演の櫻井孝宏氏。

櫻井氏はニチアサキッズタイムでは救急戦隊ゴーゴーファイブおジャ魔女どれみシリーズ、海賊戦隊ゴーカイジャーにも出演歴がある。


関連タグ編集

ドキドキ!プリキュア 相田マナ ベール岡田

ミユキさん 花咲薫子 調辺音吉 - プリキュアの協力者繋がり

変態ジョーさん - 変態化タグ


プリキュアの歴代協力者

ポップジョー岡田ブルー相楽誠司

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