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ニチアサキッズタイム

にちあさきっずたいむ

テレビ朝日系列にて日曜日の朝8時半から10時までの子ども向け番組が放送されている時間帯に付けられた愛称。日曜朝のお楽しみの時間である。
目次[非表示]

概要

東映アニメーションのプロデューサー、鷲尾天テレビ朝日系列(フルネット24局)の日曜日の朝(6:30〜9:00)の子ども向け番組が放送されている時間帯の通称として名付けたのが始まり。2007年から2010年まで使われた。視聴者からは単に「ニチアサ」と呼ばれることが多い。全国同時放送の子供番組枠の減少により子供そして大友の最後の楽園と化している。

先行して2003年9月28日にスタートしたスーパーヒーロータイムもこの時間帯の一部となっている。ただし、スーパーヒーロータイム+プリキュアの画像でも、「スーパーヒーロータイム」タグが使われることが多い。

なお、この愛称が公式で使用されたのは上記の通り2007年から2010年までなので、2011年からしばらくの間続いた6:30〜7:00枠は正式にはニチアサキッズタイムには含まれないのだが、本記事では現在消滅した6:30〜7:00枠もニチアサキッズタイムの1つとして扱う。

また、視聴者の間の非公式な呼び方としては、他局の日曜午前にオンエアされるアニメまでを含んで呼ぶことも。そちらに関してはニチアサを参照の事。

今や日曜朝の顔として定着しているニチアサキッズタイム。この枠は現状、プリキュアシリーズ仮面ライダーシリーズスーパー戦隊シリーズ(いずれも10年以上続く長期シリーズ)の完全固定枠という状況となっている。これは人気面や販促面で安定しやすい。

事実、当初シリーズ構想のかけらも無かったプリキュアシリーズは、5年目まで人気の変動が激しくその度に作品ベースの変更、世界観を変更する等の試行錯誤を余儀無くされていたが、作品毎1年単位での放送が決定した6年目以降は、安定した人気・販促で推移している。

製作面でもゼロからシリーズ構想を練る等の負担が軽減され、スタッフの負担軽減にも繋がる(シリーズのベース設定を基に作品を作るだけで済む)。

一方で長期固定化によるデメリットも生まれている(詳細は下記「長期化とデメリット」を参照)。

歴史

前史

テレ朝系日曜日の朝に子供向け番組が放映されるようになった背景として、1978年4月12日から9:30〜10:00に人形劇の『ウルトラ千一夜大冒険! 走れアリババ』(せんだみつお主演)の放送が開始されたところから始まる。以降この枠ではハウスこども劇場藤子不二雄作品、メタルヒーローシリーズが1989年3月まで放送された。また、1979年4月8日から1980年3月30日までは8:30〜9:00に『ドラえもん』が放送されていた(この後1980年4月6日から1981年9月27日までは9:30〜10:00で放送し、1981年10月2日から2019年9月6日までお馴染みの金曜19:00〜19:30で放送。2019年10月5日からは土曜17:00~17:30で放送中)。

1984年10月7日、当時土曜19:00〜19:30に放送されていた『とんがり帽子のメモル』(朝日放送(ABCテレビ)・東映動画(現・東映アニメーション)枠)が第31話から8:30〜9:00に移動。『題名のない音楽会』を挟んで子供向け番組が放送されるようになった。

1989年4月2日、当時9:30〜10:00に放送していた『機動刑事ジバン』(メタルヒーローシリーズ)が第10話から8:00〜8:30に移動。これでテレビ朝日系列(フルネット局)の日曜朝8時台は子供番組枠に転換された。

1997年4月6日、当時金曜17:30〜17:55(岩手朝日テレビ新潟テレビ21北陸朝日放送山口朝日放送鹿児島放送では時差ネット)に放送されていた『電磁戦隊メガレンジャー』(スーパー戦隊シリーズ)が第8話から日曜7:30〜8:00に移動。7:30〜8:30での特撮2枠体制(後の「スーパーヒーロータイム」枠)が確立する。

1998年4月5日、当時土曜17:00〜17:30に放送されていた『Bビーダマン爆外伝』(メ〜テレサンライズBNP枠)が第8話から日曜7:00〜7:30に移動。4枠体制が確立する。

2004年2月1日、8:30枠にてプリキュアシリーズ第1作『ふたりはプリキュア』が放送開始。「ニチアサキッズタイム」の原型が出来上がる。

「ニチアサキッズタイム」成立後

ゾーンタイトルとしての「ニチアサキッズタイム」の枠名は2007年3月4日から2011年1月30日(『ハートキャッチプリキュア!』終了日)まで設定され、これ以降テレ朝系日曜朝の子供番組ゾーンが「ニチアサ」と呼ばれるようになった。
ただし、当初は山形テレビ静岡朝日テレビは参加していなかった。これはいずれの局も地元スポンサーによるローカル番組を日曜朝8時台に設定していたためで、後述の「合体スペシャル」にも参加せず通常のOP・EDを放送した。2009年4月改編でその番組の放送日時を移動したことで、これら2局も参加し、ついにテレビ朝日系列フルネット24局の4枠連続同時ネットが実現。

2011年4月3日、当時火曜19:27〜19:54に放送されていた『デジモンクロスウォーズ』(テレビ朝日・東映アニメーション枠)が、全国ネットのまま第31話(第2期)から日曜6:30〜7:00に移動。(非公式を含めた)5枠体制が確立する。

2016年4月3日の『ワールドトリガー』の終了をもって、日曜6:30〜7:00枠は廃止(関東・北海道・秋田・山口・長崎・大分・鹿児島は同枠がスポーツニュース番組へ移行)となり、日曜7:00~9:00までの4枠体制に戻る。

2017年10月1日より、テレ朝・ABC・メ〜テレの3局共同制作の報道ワイド番組『サンデーLIVE!!』が日曜5:50~8:30(一部地域6:20飛び乗り)に組み込まれたため、ニチアサが日曜8:30~10:00に繰り下げられたうえ、3枠に短縮(メ〜テレ・BNP枠廃止/仮面ライダーシリーズは9:00枠、スーパー戦隊シリーズは9:30枠に移動)。これにより、日曜9:30~10:00枠が28年半振りに特撮枠に変更となった。

合体スペシャル

2007年から2010年までの間、「ニチアサキッズ合体スペシャル」と題し、年に2〜3回(主に4月・10月)4枠のOP・ED(ゴーオンジャーはED後のミニコーナー)を使った合同キャンペーンが行われていた。実施日のOP・EDには他の3枠の主要キャラクターが夢の共演を果たす。

2013年にも「5番組合同早起きプレゼント」という名で、6:30〜7:00枠も含めた5枠で合同キャンペーンが行われた。

ニチアサクラスタ

twitterでは日曜朝になると実況を始めるニチアサクラスタが有名。ニチアサクラスタが広まるようになったきっかけは『仮面ライダーオーズ』で、avex movieはtwitterのハッシュタグとして「#KAMENRIDER #ooo」を推奨していたのだが(当時は日本語タグ未実装)、「#ooo」というハッシュタグは OpenOffice.org がずっと利用していたもので、OpenOfficeについて語っていた海外のTwitterユーザーは、突如として増加した日本の特撮ファンによるツイートに困惑する事態が発生した。その為、代わりとして「#nitiasa」のタグが利用されることになった(ヘボン式でないのはスパム避けのために訓令式を使う習慣があるため)。

もともと実況人気があっただけに、統一タグの成立によって人々が集結。ニチアサクラスタが広まるきっかけになった。

現在放送されている番組

2023年9月3日からひろがるスカイ!プリキュアが終了するまでの番組一覧。

時間帯番組名シリーズ名備考
8:30〜9:00ひろがるスカイ!プリキュア令和プリキュアシリーズ東映アニメーション/ABCテレビ
9:00〜9:30仮面ライダーガッチャード令和仮面ライダーシリーズ東映/テレビ朝日枠 スーパーヒーロータイム前半枠
9:30〜10:00王様戦隊キングオージャー(第2部)令和スーパー戦隊シリーズ東映/テレビ朝日枠 スーパーヒーロータイム後半枠

過去に放送されていた番組

長期シリーズ(仮面ライダースーパー戦隊プリキュア)

No.仮面ライダーシリーズスーパー戦隊シリーズプリキュアシリーズ
平成仮面ライダーシリーズ平成スーパー戦隊シリーズ平成プリキュアシリーズ
1-電磁戦隊メガレンジャー(1997-1998)-
2-星獣戦隊ギンガマン(1998-1999)-
3-救急戦隊ゴーゴーファイブ(1999-2000)-
4仮面ライダークウガ(2000-2001)未来戦隊タイムレンジャー(2000-2001)-
5仮面ライダーアギト(2001-2002)百獣戦隊ガオレンジャー(2001-2002)-
6仮面ライダー龍騎(2002-2003)忍風戦隊ハリケンジャー(2002-2003)-
7仮面ライダー555(2003-2004)爆竜戦隊アバレンジャー(2003-2004)-
8仮面ライダー剣(2004-2005)特捜戦隊デカレンジャー(2004-2005)ふたりはプリキュア(2004-2005)
9仮面ライダー響鬼(2005-2006)魔法戦隊マジレンジャー(2005-2006)ふたりはプリキュアMaxHeart(2005-2006)
10仮面ライダーカブト(2006-2007)轟轟戦隊ボウケンジャー(2006-2007)ふたりはプリキュアSplash☆Star(2006-2007)
11仮面ライダー電王(2007-2008)獣拳戦隊ゲキレンジャー(2007-2008)Yes!プリキュア5(2007-2008)
12仮面ライダーキバ(2008-2009)炎神戦隊ゴーオンジャー(2008-2009)Yes!プリキュア5GoGo!(2008-2009)
13仮面ライダーディケイド(2009)侍戦隊シンケンジャー(2009-2010)フレッシュプリキュア(2009-2010)
14仮面ライダーW(2009-2010)天装戦隊ゴセイジャー(2010-2011)ハートキャッチプリキュア(2010-2011)
15仮面ライダーOOO(2010-2011)海賊戦隊ゴーカイジャー(2011-2012)スイートプリキュア(2011-2012)
16仮面ライダーフォーゼ(2011-2012)特命戦隊ゴーバスターズ(2012-2013)スマイルプリキュア(2012-2013)
17仮面ライダーウィザード(2012-2013)獣電戦隊キョウリュウジャー(2013-2014)ドキドキ!プリキュア(2013-2014)
18仮面ライダー鎧武(2013-2014)烈車戦隊トッキュウジャー(2014-2015)ハピネスチャージプリキュア!(2014-2015)
19仮面ライダードライブ(2014-2015)手裏剣戦隊ニンニンジャー(2015-2016)Go!プリンセスプリキュア(2015-2016)
20仮面ライダーゴースト(2015-2016)動物戦隊ジュウオウジャー(2016-2017)魔法つかいプリキュア!(2016-2017)
21仮面ライダーエグゼイド(2016-2017)宇宙戦隊キュウレンジャー(2017-2018)キラキラ☆プリキュアアラモード(2017-2018)
22仮面ライダービルド(2017-2018)快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー(2018-2019)HUGっと!プリキュア(2018-2019)
23仮面ライダージオウ(2018-2019)騎士竜戦隊リュウソウジャー(2019-2020)スター☆トゥインクルプリキュア(2019-2020)
令和仮面ライダーシリーズ令和スーパー戦隊シリーズ令和プリキュアシリーズ
1仮面ライダーゼロワン(2019-2020)魔進戦隊キラメイジャー(2020-2021)ヒーリングっど♥プリキュア(2020-2021)
2仮面ライダーセイバー(2020-2021)機界戦隊ゼンカイジャー(2021-2022)トロピカル〜ジュ!プリキュア(2021-2022)
3仮面ライダーリバイス(2021-2022)暴太郎戦隊ドンブラザーズ(2022-2023)デリシャスパーティ♡プリキュア(2022-2023)
4仮面ライダーギーツ(2022-2023)


放送休止日と放送回数

ちなみに各番組とも、大体年に3~4回程放送を休むため枠が成立しないことがある。6月第3日曜日に全米オープンゴルフ(3日目:現地時間では土曜日)、6月下旬~7月上旬に全米女子オープンゴルフ(同上)、11月第1日曜日に全日本大学駅伝対校選手権大会の生中継があり、12月最終週から翌年1月第1週にかけては年末年始編成となるためである。よって放送時期は4クール(1年。1クールは13週)だが、52話より少ないことがほとんどである。平成仮面ライダーシリーズとプリキュアシリーズは48〜49話前後、メ~テレ枠とスーパー戦隊シリーズは50話前後が多いが、2000年代後半からはスーパー戦隊シリーズが47~49話になる作品が出てきており、逆に平成仮面ライダーシリーズやプリキュアシリーズが50話に達することもある。尤も、2020年代に入るとテレビ朝日がこの時間のゴルフの放送権を手放したため、基本として休止週は11月の駅伝と年末年始のみとなった。

なお、定期的に休みが取れるからなのか一年作品としては珍しく、ライダー・プリキュアではほとんどの作品で総集編回が存在しない(戦隊では年末年始に総集編回を放送するのが恒例だが、無い作品もある)。

ちなみにスポンサーであるバンダイの商品展開の都合で番組改編時期が変則的という特徴もある。2008年までは全枠1月下旬から2月にかけての改編が基本だったが、同年よりメ~テレ枠のアニメが、2009年から仮面ライダーシリーズが9月に改編時期をずらすようになった。この2枠は2013年から2014年にかけて改編時期を一般的な10月改編に変更した(「機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096」は例外)が、2017年の放送枠移動後は仮面ライダーシリーズが9月改編に戻った。

※事前にチェックしないとこうなる。

駅伝め!



※そして平常どおりに運行するスーパー戦隊枠とバトスピ枠(当時)とデジモン枠(同じく)。

臨時ニュースによる逆パターンもあり。
例:2015年2月1日に緊急報道特番のため、ワールドトリガーからトッキュウジャーまでが、1週順延になった。

また、「夏の甲子園」こと全国高等学校野球選手権大会はNHKが全国放送で全試合生中継を行っているが、関西圏(放送法令上は「近畿広域圏」と呼ぶ。兵庫県、大阪府など2府4県から構成)では朝日放送でも朝8時から全試合生中継を行うため、この時期だけ関西圏では遅れ放送になる。しかもプリキュアシリーズに至っては制作局であるにもかかわらずである
そのため、この時間帯を楽しみにしている関西のニチアサファンにとっては非常にきつい時期である。
特に仮面ライダーシリーズは『W』から『フォーゼ』まで9月が改編期(8月放送終了)だったため、(『W』の前番組の)『ディケイド』から『フォーゼ』までは一番盛り上がるクライマックスの時期に直撃する形で遅れ放送にされるきつい仕打ちを受けさせられた。『ウィザード』→『鎧武』で10月改編に変更されたのでこの事態はとりあえず回避されていたが、放送枠移動により『ビルド』からは再び9月改編に戻ったため、再びクライマックスで振り替えの憂き目に遭うことに(『ジオウ』に至っては平成仮面ライダーシリーズ全体のフィナーレに当たる最終回も容赦なく振り替えの憂き目に)。
夏になると悲哀(と怒り)に満ちたイラストを見かけるようになるのはこのためである。

劇場OP

さらに困った問題がこれ。
戦隊・ライダー・プリキュアは毎年映画を公開、うち4×2話ほど告知のためにスペシャルOP、もしくはスペシャルEDが設けられる。
しかしDVDではその回も通常のものに差し替えられて収録される。
もし本編を丸ごと逃しても、お金さえあればDVDを買って後から観れる。
しかし告知OPは録画を逃すともうこの世にない。
(一時期はCSの放送などが差し替え無しで行われていたこともあったが、現在は基本的に差し替えられている)
なにせ、その8話は公式ルートで正規品をちゃんと買うだけ無駄になる。
求めるなら録画に越したことはない!お金で解決できるうちはまだまだ甘いのだ。まあ、Youtubeなどの動画サイトで探す、地方局の再放送待ちという選択肢もあるが。

このようなスペシャル仕様ができるのは世界で東映の番組、しかもこの3作のみ。
自社で何とかできないのだろうか…?

長期化とデメリット

さらにさらに困った問題がこれ。
ニチアサは4枠体制確立から20年以上愛される長寿枠に成長したのだが、裏を返せば長期化・シリーズの固定化によるデメリットも発生しつつある。
以下に主な考察を挙げる。

  • 制作とスポンサーの固定が長期化したことでマンネリ化が発生しつつある。
制作は東映系、スポンサーはバンダイの独占となっている。ビジネスが安定化しライバルの子供番組が次々と消えていった2010年代頃から、内容の極端なマンネリ化や玩具ありきの内容が批判されるようになり、あまりにも毎年やっているので作る方も飽きているのでは?と噂される。
メ~テレ枠当初のBビーダマン爆外伝タカラ(現・タカラトミー)、ニャンダーかめんトミー(現・タカラトミー)であったが、クラッシュギア以後はバンダイに入れ替わり、全盛期5枠だった頃は全てバンダイが独占していた時代もあった。

スポンサーは全てバンダイが独占している為、定番シリーズばかりの放送となり、2016年と2017年の相次ぐニチアサ縮小や時間帯移動等、昨今のテレビ朝日のアニメ・特撮の保守化と合いなり、玩具売上の兼ね合いからシリーズ一時休止や新シリーズの導入を困難にしている。
なお、東映アニメーションは2017年12月にバンダイナムコグループが第三株主となった為、益々ゴリ押しが効く様になり、朝日放送ABCアニメーションを設立し(プリキュアにも一応参加している)、深夜アニメ等に活路を見出したのもニチアサ縮小保守化と無関係ではないと言える。

制作は2017年10月以降、東映系が独占しておりかつてテレ朝系作品でおなじみだったサンライズすらいなくなった。全盛期はメ~テレ枠を除き全て東映の独占となっており、かつてのドル箱枠だったテレビ朝日系土曜日夜7時台アニメ枠が衰退・廃枠となったのも、東映アニメーションが独占した事も一因と言えるかも知れない。なお、ワールドトリガーは現状東映アニメーション制作・テレビ朝日担当の最終作となっている。

テレビ朝日の前身・日本教育テレビ(NETテレビ)は東映が大株主で、現在でもやはり大株主には変わりない。そのため当時放映されていたアニメ・特撮番組はほぼ全てが東映系制作だったことも東映が未だにテレビ朝日のニチアサ枠に影響力を与えている理由と考えられる。

2010年代以降、玩具がヒットした年でも視聴率は年々下がっている状況である。しかしニチアサクラスタは相変わらずで、Twitterのトレンド入りは毎週の如くが当たり前の状況が続いている。

  • シリーズの定着しすぎにより様々な影響が発生している。
昭和なら適度に世代交代を繰り返し、様々な作品を提供することもできたのだが、人気を判断するための要素が視聴率よりも販促が中心となった平成後半~令和の現在は「子供向け番組は少しでも販促面で人気があれば1年以上のシリーズものとする」のが常識となっていて、現在放送されているアニメは、深夜アニメを除き1年以上~数年程度(場合によっては10年以上)放送するのが当たり前となっている。結果、子供向けアニメ・特撮は数年単位で放送される作品(またはシリーズ)が頻発することになり、特にニチアサ枠は販促保持のためシリーズの打ち止めが困難な状況になっている。こうなってしまったのも、少子高齢化とテレビ離れが進む現代故なのかもしれない。

また、ニチアサのシリーズ固定化は、市場規模が小さい女児向け作品の展開に多大な影響を与え、女児向け市場の寡占化が進む事になった(詳細はプリキュアシリーズの記事を参照)。

男児向けと女児向けが同居している弊害も目立つようになっており、2010年代以降「男児向け女児向けなどという区分は存在してはならない」といったようなポリコレの政治介入を受け、戦闘シーン等でも出血や生々しい斬撃技が避けられる、映像を女児向け番組に近いカラフルな色調にする、BL・百合的展開や女装等のシーンが頻繁に盛り込まれるなど、特撮の「男児・男性的」側面が次々と排除の憂き目にあっている。

  • 特番休止が度々発生する。
2013年以後、スポーツ中継以外にも映画放送やバラエティ等で特番休止が増加し話数が減ったこと、2017年秋のサンデーLIVE!!導入を期に特撮枠は一部地域ではフジテレビ系日曜朝9時台のアニメ枠(現在のアニメサンデー9)、更にテレビ東京系のある地域でも特撮・アニメの裏番組となり、激戦区になっている。

その影響か特撮番組は視聴率が低下しており、何らかの対処が望まれる一方、2016年秋よりプリキュアシリーズの裏番組に名乗りを上げたフジテレビ系日曜朝8時半のアニメ枠は2019年春に報道番組に戻している。

補足

もし8:30枠のプリキュアが前番組『明日のナージャ』と同様『ふたりはプリキュア』でコケて打ち切りになっていたら、その後番組以降も低視聴率で何度も作品が入れ替わる状態となり、最悪廃枠に追い込まれていたかも知れない。そして、仮面ライダー剣平成ライダーが終了または一時休止していたら、8:00〜9:00は史実の様なラインナップ固定による保守化も無く、適度な新陳代謝や世代交代が行われ、上記で述べた現在の様な惨状は無かったかも知れない。

それだからこそ歴史も人気もある訳だが。

関連イラスト

2004年
ニチアサ三強2004
2005年
ニチアサ三強2005
2006年
ニチアサ三強2006
2007年
ニチアサ三強2007
大いなる希望を学び、変わって、俺、参上!
2008年
ニチアサ三強2008
2009年
集え、日曜日の守護者
リクエスト:ディケイドひとまずおつかれ!
2010年
ニチアサ三強2010
集え、日曜日の守護者 2010
2011年
ヒーロータイム 見れなかった子の為に描いてみた。
ニチアサ三強2011
2012年
笑顔を守る
すーぱーひーろーたいむ!
残暑お見舞い申し上げます
ニチアサ2012
2013年
史上最強のスーパーヒーロー
2014年
ニチアサ三強2014
鎧武が守った世界、今から始まる新しい世界へ
2015年
忍ぶどころか暴れるぜ!ひと走り付き合えよ!お覚悟はよろしくて!
ニチアサ三強2015
お覚悟を!!よろしくて♪★スーパーヒーロータイム2015開幕版
2016年
ニチアサ三強2016
本郷猛、仮面ライダー1号は、俺達の永遠のヒーローだ!
2017年
ニチアサ三強2017年イラスト
イエロートリオ
超スーパーヒーロー大戦観にいきました
2018年
ニチアサ三強2018
2019年
ニチアサ三強2019
2020年
ニチアサ令和一番組
ニチアサライジング
ニチアサ三強2020
Heroes 2020
2021年
2021ニチアサ兄妹
SUPER HERO TIME
ニチアサ三強2021
SHT 2021
2022年
仲良し3人
ニチアサ三強2022
2023年
Heroes 2023
ニチアサ三強2023
クロスオーバー


関連動画

2007年の新番組紹介CM


関連タグ

ニチアサ テレビ朝日 スーパーヒーロータイム 日曜日
ニチアサトラウマラッシュ

ドアサキッズタイム

NUMAnimation ANiMAZiNG!!!:テレビ朝日系列の土曜深夜アニメ枠。前者はテレビ朝日制作、後者はABCアニメーション制作(ただし朝日放送テレビは幹事局担当)。ワールドトリガー続編はこの枠で放送されていることに。

ドリーム9フジテレビ系列で午前9時台から放送している東映アニメーション製作のアニメ枠。放送局は違うものの、ニチアサとの親和性も高く、過去のデジモンシリーズはこの枠で放送されていた。2017年10月からの放送では枠が完全にかぶってしまう。
ドリーム9とのコラボタグ
デジキュア サニー兄妹 ONECURE ゲゲゲのプリキュア プリキュア×ドラゴンボール
麦わらライダー ワンピ戦隊ムギワラー
ほとんどがプリキュアとのコラボ。

全米オープンゴルフ 全日本大学駅伝

コラボタグ

戦隊モノ最終回恒例行事 おジャ魔女!プリキュア キュアライダー セイントプリキュア プリキュアスーパー戦隊シリーズ ニチアサ魔術協会 ニチアサ宇宙連盟 ニチアサ救急連盟
スーパーおにぎりタイム スーパー決闘タイム

夏の遅れ放送関連

ここが甲子園の世界か… 製作局が遅れ放送という怪奇現象

現在放送中の番組

8:30〜9:00枠

令和プリキュアシリーズ

9:00〜9:30枠

令和仮面ライダーシリーズ

9:30〜10:00枠

令和スーパー戦隊シリーズ 

過去に放送された番組

シリーズものはひとくくりで記載(各作品の詳細はそれぞれのシリーズの記事を参照のこと)。

6:30〜7:00枠(廃止)

あたしンち ご姉弟物語(ABCのみ)
ガイキングLOD 祝(ハピ☆ラキ)ビックリマン はたらキッズマイハム組 ねぎぼうずのあさたろう
※上記はローカルセールス放送だった。
デジモンクロスウォーズ 聖闘士星矢Ω 暴れん坊力士!!松太郎 ワールドトリガー
スポーツサンデー TOKYO応援宣言(サンデーLIVE!!内コーナーに統合)

スポーツサンデー



7:00〜7:30枠(メ~テレ制作枠)(廃止)

Bビーダマン爆外伝 ニャニがニャンだーニャンダーかめん クラッシュギア かいけつゾロリ 恐竜キング バトルスピリッツ トライブクルクル ブレイブビーツ 機動戦士ガンダムUC RE:0096 ヘボット! 

2016年秋 新日曜7時アニメ



7:30~8:00枠(廃止)

平成スーパー戦隊シリーズ

日曜7時-日曜9時という意味のニチアサ最後の回



8:00〜8:30枠(廃止)

メタルヒーローシリーズ 燃えろ!!ロボコン 平成仮面ライダーシリーズ

エグゼイド→ビルド



8:30〜9:00枠

ドラえもん とんがり帽子のメモル はーいステップジュン メイプルタウン物語
ビックリマン まじかる☆タルるートくん GS美神
ママレード・ボーイ ご近所物語 花より男子
夢のクレヨン王国 おジャ魔女どれみ 明日のナージャ 平成プリキュアシリーズ

キラ☆プリ な一コマ



9:00〜9:30枠

題名のない音楽会 平成仮面ライダーシリーズ

9:30〜10:00枠

ハウスこども劇場 ドラえもん 藤子不二雄作品 メタルヒーローシリーズ 平成スーパー戦隊シリーズ 

外部リンク

ニチアサキッズタイムウィキペディア
テレビ朝日系列日曜朝6時30分枠のアニメ:ウィキペディア
ニチアサキッズタイムニコニコ大百科
エンジョイDIY
※静岡ローカルで長年スーパーヒーロータイムを遅れネットに追い込んだローカル番組。何と戦隊経験者の一人が出演していた。
提言の広場
※山形ローカルで長年仮面ライダーシリーズを遅れネットに追い込んだローカル番組

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