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概要編集

正式名称は『Doctor-X 外科医・大門未知子』。カタカナ表記でドクターXと表記される事が多く、pixivに投稿される多くのイラスト・SSもカタカナ表記の作品が圧倒的に多い。


特定の病院に属さないフリーランスの天才外科医大門未知子の活躍を描いた医療ドラマ。主人公がフリーであるため、主人公やその周りの登場人物は同じだがシリーズごとに舞台となる病院が変わる、少々珍しいタイプの医療ドラマである。初回やクライマックスを除き1話完結が基本となっており、移動先の病院で権力闘争に明け暮れる医局医師達や訳あり患者と大門の交流をコメディとシリアスを織り交ぜた展開で描く。


タイトルの『Doctor-X』とは、作中では"きわめて危険な術式でも高額な報酬と引き換えに挑む、『命を天秤にかける医師』"との総称として扱われており、シリーズ全体でそのように呼ばれる医師たちを巡り駆け引きが行われる、重要キーワードの一つ。


第1期の頃からきわめて高い視聴率を誇り、現在では安定して20%越えを叩き出すテレ朝のキラーコンテンツ。同局の長寿人気ドラマ『相棒』に匹敵する看板ドラマと言える存在となっている。


第1期 2012年10月18日-同年12月13日 全8話

第2期 2013年10月17日-同年12月19日 全9話

第3期 2014年10月9日-同年12月18日 全11話

スペシャル版 2016年7月3日

第4期 2016年10月13日-同年12月22日 全11話

第5期 2017年10月12日-同年12月14日 全10話

第6期 2019年10月17日-同年12月19日 全10話

第7期 2021年10月14日-同年12月16日 全10話

劇場版『FINAL』 2024年12月6日公開



主要人物編集

年齢は全て初回登場時の設定に準ずる。

名医紹介所編集

本作の主人公である外科医。詳細は大門未知子の項目へ。

麻酔科医。詳細は城之内博美の項目へ。

名医紹介所の所長で元医師。未知子の医者の師匠。詳細は神原晶の項目へ。


帝都医科大学付属第三病院編集

第1期の舞台となった病院。

院長。教授。68歳。第1期初回では帝都医科大学附属病院外科部長だったが、当時の第三病院長(久保茂)が急病により退職したため、代わって院長になった。第1期最大の敵である。大門の父や神原とは同期であり、大門の父が経営する診療所を潰した原因を作った人物。第1期最終回で、同院の第二外科部長の手術を巡るスキャンダルの責任を取らされる形で懲戒免職にされ病院を去った。しかし、その後のシリーズにもちょくちょく登場しており、第2期終盤では難病の少女を大門に紹介し、第3期初回では自身が大門の治療を受ける事になった。

第二外科部長。教授。48歳。第1期で大門が働く第二外科を取り仕切っていた。手術などの実務よりも論文や研究で成果を上げて出世してきた人物で、手術の腕は過去に手術を受けた妻からも酷評される程である。第1期終盤で重要な論文の制作中にガンが発覚し、一時はそれを無視して論文を作成し続け危険な状態となったが、大門や部下の医師達による施術で全快を果たした。その後しばらく登場していなかったが、第5期で東帝大学病院外科副部長として久しぶりに再登場した。

第二外科講師。人物の詳細は加地秀樹の項目へ。

第二外科助教。人物の詳細は原守の項目へ。

第二外科助手。30歳。新人外科医で経験も浅く、手術も雑務や補助の補助レベルの事しかさせてもらえない。大門が赴任当初は他の医局員達と同様彼女を批判し対立していたが、彼女の手術に参加する内にその技術や真意に気付き次第に協力的になる。第1期終盤で鳥居のガン手術に関連するスキャンダルで第二外科が解体され、千葉に左遷されている。その後しばらく登場しなかったが、第5期で地方病院の医師として再登場した。そこで大門と手術をする羽目になり、それが縁で東帝大学病院に招聘された。

事務長。52歳。病院の維持を第一に考え、危険な手術や医師の言動には特に敏感に反応して大騒ぎする。

鳥居の秘書で愛人。25歳。鳥居に取り入って身の回りをブランド品で固めている。鳥居がガンになった際、大門から肝臓の提供を求められたが拒否した。その後、それでばつが悪くなったのか鳥居の下を離れ、麻酔科の教授秘書になった。



帝都医科大学付属病院本院編集

第2期の舞台となった病院。

外科統括部長。人物の詳細は蛭間重勝の項目へ。

内科統括部長。教授。58歳。自分が所有しているサラブレットの怪我を手術で治療した大門に興味を持ち、大門を雇って自身のガンの手術を行わせた。その後も自分の出世の駒として利用しようと考えていたが、大門が言う事を聞くはずもなく解雇する。その後、第2期最終話でフランスの永住権を取得し病院を去る。

第二外科部長。教授。人物の詳細は海老名敬の項目へ。

帝都医科大学付属病院外科主任教授。元々帝都医科大学付属病院外科主任教授だったが、蛭間の方針に背いたため帝都医科大学付属金沢病院外科教授職に左遷された。その後、蛭間が主任教授に自分の部下を据えようとしたこと、また自身の研究が国際学会で評価されたこともあり、蛭間と敵対する馬淵が対抗馬として第二外科教授として復帰させた。しかし、主任教授を決める選挙の当日に自身がかつて治療不能と見捨てた患者を大門が手術しはじめ、その応援に入ったため主任教授職を逃した。

第二外科准教授。40歳。蛭間や海老名の腰巾着で、蛭間や海老名の言う事には「御意」と返事をするため、大門からは「御意三兄弟の次男」と馬鹿にされている。

第二外科助教。38歳。蛭間、海老名、亀山の腰巾着で、3人の言う事には「御意」と返事をするため、大門からは「御意三兄弟の三男」と馬鹿にされている。

第二外科講師で馬淵の恋人。38歳。地方大学出身で講師である事からまともに手術に参加させてもらえない現状を打破するため、大門の手術に協力しつつその手柄を使って蛭間に取り入ろうとしている。出世欲が強く狡猾かつ頭の回転も速かった事や幸運も重なったことで、海老名をも差し置いて蛭間の推薦を勝ち得るが、第2期最終話で積み上げていた信頼を自分から破壊する行動を取り、大門が行う難手術に参加し見事成功させた。その後、蛭間が失脚したため病院を解雇されずに済んだ。狡猾な面もあるが大門に評価されていたようで、名医紹介所の面々以外で大門が卓球に誘った数少ない人物の一人である。

事務長。60歳。病院や病院幹部の体裁維持を第一に考え、病院の評判を落としかねない危険な手術などには特に敏感に反応して大騒ぎする。

蛭間の秘書で愛人。31歳。蛭間からのプレゼントと思われる装飾品や服で身を固めている。


国立高度医療センター編集

第3期の舞台となった病院。

総長。68歳。初回では理事だったが、権力争いや癒着により本来の機能を果たしていなかったセンターと当時の黒部総長に愛想を尽かし、黒部を解任して自らがその席に座った。紳士的で物腰も柔らかだが、センターを世界に誇れる最先端医療施設にするため容赦無い改革を行った。また、最終的に各省庁に散らばった医療分野の権力を集中させ、利権に左右されない新機構樹立を目指していたため、第3期を通して数々の根回しを行った。そして第3期終盤、ようやく機構樹立にまで漕ぎ着けたが、各省庁の利権を考えない性格を疎まれ機構から追放されてしまった。その後、センターで大門のオペを見て医者のあるべき姿を再考し、一介の外科医に戻るためセンターからも去った。

外科部長。58歳。西京大学閥。センターの西京大学閥トップで、東帝大学閥トップの海老名といつもいがみあっている。ただし、性格は海老名のように引っ込み思案ではなく狡猾なタイプで、第3話ではその手腕で東陣営の医師を1人辞職に追いやった。しかし、第5話で海老名のミスを誘発するため患者の特異体質を隠していた事が発覚し、天堂により辞職に追い込まれた。センター在籍時、大門からは部下の双葉や阿智と髪型が似ている(坊主やスキンヘッド)ので、まとめて「だんご3兄弟」と言われていた。

第3期後半から登場した西京大学閥の医師。西京大学病院外科統括部長だったが、談合坂の辞職を受けてセンターに赴任した。群れ・権威・金銭・派手な事を好み、手術の腕を除けば全てが大門と真逆の人物。そのため、当初は何かと衝突する大門をセンターから追い出そうとしたが、途中で天堂から助言を受けた事で考えを改め、上手く利用して自身の名声を高める道具にしようと考えた。しかし、第3期終盤で判断ミスによる荒い施術で再手術を行う事態になり、その責任を器械出しの看護師(白木)に押し付けようとしたため天堂の逆鱗に触れ辞職を迫られた。一時は上司の蛭間に泣きついて辞職を回避しようとしたが、自身をセンターで治療する条件として富士川の辞職を天堂に要求されると簡単に手のひらを返されてしまい、結局辞職に追い込まれた。

外科医長。39歳。東帝大学閥。何かと人間性に問題があるセンターの医師達の中で「ミスタークリーン」と言われる程誠実な医師で、愛妻家でもある。しかし、第3話で自分の受け持つ患者と不倫関係になった上、相手に送った求愛メールを西側陣営に掴まれ総長に報告されてしまったため、辞職に追い込まれた。

外科副部長。45歳。西京大学閥。談合坂の部下で脳外科手術を得意とする優秀な医師だが、過去に医療用ロボットを使った手術で死亡事故を起こしているためロボット手術に対して弱気になっている。第2話ではこの弱気が仇となりロボット手術中に出血を止められず窮地に追い込まれた。結果、手術自体は大門のオペレーションで何とか成功させたものの、天堂により辞職を強要されセンターを去った。

外科医長。42歳。西京大学閥。談合坂の部下。

看護師長。55歳。センターの医師達もひれ伏す看護師達のトップ。的確な医師へのサポート能力や看護師達への指示能力を持った完璧な看護師。周囲の事情などお構いなしにスタンドプレーをする大門を煙たがっているが、いざ大門の手術に参加する事になれば自身の能力を惜しみなく発揮し大門をサポートする。シリーズを通して大門との信頼も深まっていき、紹介所に出入りして麻雀に興じることも。

事務局長。51歳。センターの事務方トップだが総長の顔色や病院の体裁しか頭に無く、何かトラブルがあれば真っ先に慌て出す。


医療法人社団クロス医療センター編集

2016年夏SPで舞台となった病院。初めて東京以外の地域(金沢市)が舞台になった。

医療法人社団クロス医療センター病院長。元々外科医だったが、病気により利き腕の神経麻痺が起き内科医に転身した。病気で外科医の道を断念せざるを得なかった上、その外科治療もことごとく失敗したため、外科医にコンプレックスを持っている。そのためクロス医療センターは薬剤による内科治療を中心とした病院となっている。神原と旧知の仲で、キューバで共に活動していた。外科医の腕は神原も認める凄腕だったが、貧乏な家庭育ちで苦労した経験から金銭に汚い一面がある。また、大門に暴漢を差し向け利き腕に怪我を負わせ長期的に医療活動から遠ざけさせるという凶行に出るなど、シリーズ中でも邪魔者の排除に最も手段を選ばない人物である。

クロス医療センター内科部長。55歳。青森や新潟など地方病院を転々として来た叩き上げの医師。内科中心の病院務めのせいか外科医を見下している。第4期では総合内科部長として東帝大学病院所属になっており、総合外科部長の西園寺と常に敵対、院長の蛭間に気に入られようとゴマすり合戦をしていた。しかし、中盤で子飼いの内科医による論文盗用問題を発端としたスキャンダルから蛭間の命令で土下座をさせられる憂き目に遭い、それを期に西園寺と共に蛭間と決別し副院長の久保の子飼いとなったが、情勢の変化を受けて蛭間のもとへ戻る。

クロス医療センター事務長。黒須にもバレないようにマスコミなどに情報操作を依頼するなど、裏工作に長けた人物。


東帝大学病院編集

第4期、第5期、第6期、第7期の舞台となった病院。

東帝大学病院副院長→同病院副院長兼病院院長代理60歳。投資・事業再生のプロフェッショナル。ブラジルの日系二世だが日本語は堪能。幼い頃に両親が経営する工場が破綻し、一家離散。奨学金で医学部に行き、医師免許を取得した。その後、ビジネスの世界に入り、経営者として手腕を発揮。「今世紀最大のコストカッター」と呼ばれ、これまでに潰れかけた病院や会社をいくつも救済。「私に救えない企業はない」を決めゼリフに今の地位まで上り詰めた。蛭間に招聘されて『東帝大学病院リバースプラン2020』を打ち出し、副院長に就任するが、その際に別荘で知り合った未知子を部下の鮫島を助けた褒美と医師の腕を見て東帝大に雇い、さらに計画を進めるために、東京地検特捜部に蛭間を売り飛ばして失脚させ、自ら次期病院長の座に就いた。

東帝大学病院副院長。65歳。第1期と第4期初期に登場した久保茂の妹である。院内で蛭間との出世争いに負け渡米して医師をしていたが、兄が院長の座を蛭間に奪われたことをきっかけに復讐も兼ねて復帰した。アメリカで大門の処置を目にして気に入り、東帝大学病院に招いた張本人である。ただし、来て早々に大門の奔放なやり方に激怒し契約を解除したため、第4期2話以降の大門の雇い主は蛭間になっている。が、同10話で蛭間が大門を謹慎処分にして以降は再び雇い主が久保に戻っている。同最終話で辞表を提出し、上海に設立される大病院の院長に就任した。

東帝大学病院総合外科部長。57歳。地方出身の内科部長である黄川田と対照的な東京生まれ東京育ちの人物。女好きで、第4期ではかつての不倫相手が患者として転がり込んでくるエピソードもある。定番の「御意」姿勢が直立不動ではなく品のいいお辞儀のような独特のポーズである。病院内では総合内科部長の黄川田と常に敵対しており、院長の蛭間に気に入られようとゴマすり合戦をしていた。しかし、中盤で内科医による論文盗用問題を発端としたスキャンダルから蛭間の命令で土下座をさせられる憂き目に遭い、それを期に黄川田と共に蛭間と決別し副院長の久保の子飼いとなったが、その後風向きが変わったことで再び蛭間のもとへと戻る。

東帝大学病院総合外科副部長。54歳。代々東帝大学で医師を務める家系で、「権威主義」「男尊女卑」「上の者には媚を売る」という古い体質を地で行く白髪の医師。同じ副部長の鳥居や海老名などに比べ狡猾な性格をしており、上昇志向も高い。だが、回が重なるにつれドジな面やコメディ要素が強くなっており、今や他の2人とまとめて「三馬鹿」のような存在となっている。

東帝大学病院総合外科医。42歳。長万部出身。元々東帝大学医学部の出身だったが成績が芳しくなく、追いやられる形で渡米した。しかし、そこでスキルを磨き上げスーパードクターとなった。もともと日本の病院からのオファーを全て断っていたものの、病院の評判低下を理由に解任の危機になった蛭間が自身の保身のために東帝大学病院に呼び戻した際、ある目的を隠したままそれに応じて戻る。第4期最終話で中国からのヘッドハンティングを受け、日本を離れた。その後は本編には登場していないが、スピンオフのドクターYに一瞬登場している。

45歳。総合外科部長(次世代インテリジェンス手術担当)・教授。

ボストンの病院勤務だったが丹下の口ききで「東帝大学病院」にやって来る。オペの技術は高く、緻密で速いが、それよりもコスト管理を好む。丹下が導入したAIシステムによるオペを推進。徹底的なコストダウンを図る。

54歳。東帝大学病院 総合内科部長(次世代がんゲノム・腫瘍担当)・教授。

丹下副院長の口利きで東帝大学病院に勤務。権威や権力を何よりも重んじていて「“切った張ったの外科治療”はもうすぐいらなくなる」という考えの持ち主で、高額な薬を使った内科治療を患者に勧めるビジネス営業マンのような内科医。

東帝大学病院総合外科医。29歳。“ゆとり世代”の新人医師で、群れを嫌い権威にも金にも興味がなく、手術をする事にのみ興味を示す。手術の腕は新人としてはかなり高いようで、西山の手術を見て手際の良さに驚く先輩医師も少なくない。大門と似た性格であるため大学病院の医師としては珍しく初めから大門への抵抗が少なく、むしろ同じ空気を感じて擦り寄っていた。しかし、「患者を治す」という意識に欠ける部分があり、自身の技能を磨くためには失敗もやむを得ないとすら考えていたため、最初の内は大門から突き放されていた。しかし、回を重ねるごとに患者に対する意識を改めるようになり、最終回では大門からその技能を認められ自身の手術の執刀医に指名された。日本医師倶楽部会長の内神田の婚外子だが、母親が内神田に西山の存在を明かさずに別れたため内神田は西山が息子だと知らなかった。また、西山自身も父親の力を借りることはあまり良く思っていなかったため当初はひた隠しにしており、やむを得ず内神田本人にバラした後もほとんど口外することはなかった。

東帝大学病院広報部長。派遣された病院の評判を必ず上げる敏腕広報官で、蛭間が院長就任と共に招聘した。院内の医師を査定しており、彼女が医師のプロフィールにタブレットで一定数のペケを付けると、その医師は病院から消えることになるという。

東帝大学病院院長秘書。26歳。蛭間の愛人だが、金と権力を求め西園寺や黄川田にも色目を使い手玉に取る人物。

事務長。ミステリアスな男だが、誰よりも崇拝しているニコラス丹下のために使用人でありながら右腕として病院の金庫番・広報マン・危機管理担当の役割を担う。

「東帝大学病院」のメディカルソリューション本部長。55歳。アメリカ在住の院長から全権を委任されている。98点の残り2点が許せない完璧主義者。元々は外科医だったが、100%のオペが出来ない心にした内科主導の組織変革を目論む。常にクールで、自分に歯向かうものは斬り捨てる男。未知子のオペの腕は、あくまで内科の実験的先進医療の道具として利用しようとするが…!?

その他医師編集

帝都医科大学病院本院外科主任教授。第1期に登場し、第三分院の鳥居教授に対する手術の責任を取らせる形で院長の毒島を更迭し火消しを行った。しかし、自身もその責任を取らされて本院の院長選から外され、キャリアを断たれてしまった。

東帝大学医学部長、元東帝大学病院院長。69歳。第1期、第2期の舞台となった帝都医科大学をはじめとする東帝大学閥の各大学及びその系列病院を掌握する東帝大学病院のトップである。第2期終盤で初登場し、大門が行おうとした難手術を拒否した蛭間に圧力をかけ行わせた。第3期では初回に登場し、復権した蛭間率いる西京大学に国立高度医療センターの実権を握られないようセンターの東帝大学閥トップである海老名に発破をかけた。

元東帝大学病院院長、元帝都医科大学第三分院院長。第1期と第4期の初回にのみ登場した人物。第1期では手術中に脳梗塞で倒れ退職、第4期では当時の副院長だった蛭間にクーデターを起こされ追放されるという何かと不遇な目に遭う人物である。妹がおり、院長に昇格した蛭間の後釜として東帝大学副院長になった。

元国立高度医療センター総長。センターの権威維持を名目に金と自らの保身にしか目がない人物。第3期第1話で理事会により総長を解任され後釜にセンターの理事だった天堂が就任した。

東帝大学病院初の女性院長。東帝大学医学部を主席で卒業した後、コネや金銭のやり取りは一切せず実力だけで院長にのし上がった。その輝かしいキャリアから実力が伴わない権威主義的なものを嫌い、「賄賂」「御意文化」「高級ステーキ店での会食」などの歴代病院幹部の定番とも言える習慣を次々と否定し、「患者ファースト」を掲げ病院の健全化を進めた。その姿勢から「マダム・クリーン」の異名を持つ。また、院長就任後も周囲の現役医師達が驚愕するほどの手際で手術を行うスキルを持っており、現役の外科医としてもかなり優秀な人物である。しかし、第5期第1話終盤で患者との不倫関係が発覚し、院長辞任に追い込まれた。

日本医師倶楽部会長。70歳。日本中の病院を日本医師倶楽部がまとめあげる旧態依然の権威主義を好む人物で、志村を失脚させ蛭間を後任に据えたのもこの男の画策である。自由奔放な未知子のことも目障りと感じているようで、蛭間を介して排除しようとする。しかし、第5期最終回で治療プランを提案する人工知能開発に関する収賄容疑で東京地検に逮捕された。神原とは東帝大学病院時代の同僚で、酒を酌み交わすような仲である。しかし、医師としての信条は正反対であり、第5期終盤では神原の経営する名医紹介所を高額請求で告訴し医療業界から完全追放しようとした。



その他登場人物編集

第2期に登場した蛭間重勝の妻。第2期では帝都医科大学病院教授の婦人会である白薔薇会を仕切っていた。気が強く、蛭間も頭が上がらない存在。第4期では宿敵・慶林大の婦人会から送り込まれた患者を巡り、裏工作を主導する。7期では蛭間重勝との関係にまさかの……


余談編集

各話に登場する患者の名前には、その話数の数字が含まれている。

(例)1期の場合


1話 ノ瀬次郎(不破万作)。

2話 階堂登(半海一晃)。

3話 花山恵(平岩紙)。

4話 谷篤(鶴見辰吾)。

5話 木田早紀(二宮星)。

6話 坂元彦(六平直政)。

7話 鳥井々子(岸本加世子)。

8話 木了(津田寛治)。


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