プロフィール
概要
タソガレドキ忍軍に所属する忍者。上司である雑渡昆奈門と共に行動する事が多い。
なかなかの実力者だが、若さ故か失敗もしばしば。土井半助との戦闘で(当時、土井は苦無を持っていたにも拘わらず)チョークや出席簿で敗北してからは、彼にライバル意識を持っている。
(チョークに負けた事から「チョー君」、出席簿に負けた事から「簿っちゃん」と仲間内では呼ばれており、原作64巻ではしんべヱの鼻水にコケて敗れ、新たに「ハナちゃん」という渾名を付けられた)。
は組と関わったばっかりに損な目に遭っている代表例。更には胃炎も患ってしまった。
人物
真面目で実直、悪く言えば愚直な性格をしている。情が深くお人好しで流されやすいところがある反面、情報漏洩を防ぐために子供であっても容赦なく毒剣を投げつける、忍者らしい一面も持ち合わせている。基本的には良識的で礼儀正しいが、土井や敵と判断した相手にはぞんざいな口調になる。
アニメでは空気の読めない発言をしてしまう事も多く、その度に昆奈門に諌められている。
上司の昆奈門に関してはその奔放さに振り回される事も少なくないものの、後述する自身の父親の件もあり、心から尊敬して慕っている。
昆奈門のためなら命をも投げ出す覚悟でいるが、アニメ32期63話の原作者プロット回では、母親からその姿勢を心配されている事が明かされている(もっともこれに関しては尊奈門に限った話ではなく、タソガレドキ忍軍のほぼ全員に当てはまる)。
実力
実力については19歳にして、側近中の側近を名乗っており、部下に指示を出したり出城の建築時に指揮を執る、火薬の計を成功させるなど側近の名に恥じぬ働きを見せているなど位は高い方とみられる描写もあるが、周りの先輩達から弄られたり揶揄われたりする末っ子的な扱いを受けている。
もっともタソガレドキで一番へっぽこぴーなのは間違いなく、上述のアニメ32期では「土井先生に文房具で負け続けている内は、命の危険が伴う忍務を任せられる事は無いだろう(意訳)」と乱太郎達に言われてしまっている。
(一応普通のプロ忍よりは十分強く、六年生を多少上回る位の力量)
得意武器については触れられていないが、アニメや原作では刀や手裏剣などを多く扱っており、『ドクタケ忍者隊最強の軍師』では弓矢も中々の腕前の様だが、狼隊の特徴である火器や火薬に関する描写は少ない。
生活力があり、掃除や料理など昆奈門の身の回りの世話を焼くのは彼の仕事。特に料理は演習の際に作った雑炊をしんべヱや他の一年生達が夢中になって全て平らげてしまったり、自ら練り物を作成し忍具の形にするなど、忍たまの男性キャラの中ではかなり上位の腕前。
(グルメなしんべヱが「すんごく美味しかった」と評価し、金儲けに目がないきり丸が「ひと味違う」と言って一緒にバイトをしないかと誘うほど)
対人関係
- 雑渡昆奈門
9年前、尊奈門の父を火災から助けてくれた大恩人。尊奈門の事をよく見ており、彼が何か失敗をすると悪かった部分を述べて「尊奈門も、まだまだだね」となかなかに厳しい評価をしていた。
上司と部下と言う間柄だが、尊奈門の事を「この子」と言ったり、彼の無断欠勤や勝手な行動を賞与カット程度で済ませているので、昆奈門にとっては尊奈門はまだまだ未熟な子供、という認識なのかもしれない。
- 土井半助
原作では一度襲撃をかけただけだが、アニメでは一度負けた土井にあの手この手で勝とうとする話がいくつか作成されている。毎回噛み付くも袖にされており、夢やイメージ内でも勝てないなど相当苦手意識を持っている。
容姿
どんぐり眼であり童顔。私服姿は割とイケメン。
原作64巻において女装を披露しているが、作中では土井や利吉と並びまともというか、少なくともバケモノではなかった。しかし、脛毛や胸筋が見えており完璧な女装とまではいかず、アミタケ姫からも「仕草が男」「女装をするなら少しは伝子さんを見習いなさい」と言われていた。
更には、その女装やメイクも忍者隊の皆に協力して貰ったと述べているので、彼自身の変装スキルはあまり高くないようだ。
正確な身長は明かされていないが、タソガレドキ忍軍の主要メンバーの中では一番身長が低い(設定資料集参考)。
背の順番は尊奈門→山本→高坂→昆奈門となっており、タソガレ三忍も尊奈門より背が高く、押都長烈は不明。
山田伝蔵よりほんの僅かに背が高く、土井や利吉よりも若干背が低いので、彼の身長は160cm後半と思われる。
過去
10歳の頃、父を助けるため当時小頭だった雑渡昆奈門が3年間看護が必要になるほどの重傷を負ってしまうという過去を持つ。
そして、その3年間の看護は彼が務めたそうで、血に汚れた包帯らしき物を桶にいれて半泣きになりながら持っている描写があった(原作50巻参照。アニメでは32期62話の原作者プロット回にて明かされている)。
名前の由来
「しょせんそんなもん」ではなく「もろいずみそんなもん」。名前の“尊奈門”は、「組頭である雑渡昆奈門を尊ぶように」という意味をかけて付けられた。
しかし失敗のイメージがやたら強く、前者の「所詮そんなもん(その程度)」かとしょっちゅう内外含め言われている、仕方ないね。
余談
- アニメ初登場時はかなり渋い声で初老の男性のような声だったが、18期からは下手をすると六年生よりも若い声になっている。中の人の影響もあってか、ドラマCDとアニメでは原作よりもあざとい所がみられる。
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