概要
毎週木曜23:15-翌0:15にテレビ朝日系列(ANN)フルネット23局で放送されている雨上がり決死隊司会のバラエティ番組。この時間帯に『『やすとものいたって真剣です』』(木曜23:17-翌0:17)を放送する朝日放送テレビは、1時間15分遅れて金曜未明の0:30-1:32に放送しているほか、テレ朝が放映権を持つスポーツ大会(奇数年夏の世界水泳など)が行われる場合は振替放送を行う。
一つのジャンルが大好きな芸人達が一堂に集まってそれに関する話題で語り合うのが主な内容。時々芸人が企画を持ち込んで視聴者投票でどれが見たいかを決める企画も行われる。
毎回割とディープなジャンルのトークが飛び交い、ときに司会の雨上がり決死隊の2人や会場はおろか視聴者すらもおいてけぼりにすること(特に中川家・次長課長・友近・江頭2:50の登場回に顕著)もあったりと、番組自体がかなりフリーダムな雰囲気で進行していくが、フリーダム過ぎて「TVショーですよ!」と注意されることも。
また、出演者と軽快に場面についてのトークや知らないことに関しても「なるほど」と相槌を打つ宮迫博之に対して蛍原徹の「知らん!」や「わからん!」という知識の無さも番組名物となっている(酷い時には何度もテーマやストーリーに対して説明してもらったが、理解しようとすらせず何度もツッコミを入れられていた)。
2003年4月から2006年9月まではタイトルが『アメトーク!』(伸ばし線が1本少ない)、月曜深夜の30分番組。
2004年5月までは話題の芸能人を呼んで雨上がり決死隊の二人がゲストとトークをする、至って普通のトークバラエティ番組だったが、2004年6月放送の『メガネ芸人』というテーマでのトークを境に現在に通じる流れが生まれ、『雛壇芸人』という当時としては暗黙の了解だったテーマを掲げた大胆な番組内容を展開して以降、現在の「芸人の芸人による番組」というスタンスを確立。
2006年10月にネオバラエティ木曜に昇格すると、上記のコアな内容をわかりやすく紹介するトークが人気を博し、紹介されたものが大きな話題になるなどの影響も与えた。
2023年には放送20周年を迎える。
2019年に宮迫博之が不祥事を起こし(事実上)降板して以降は蛍原徹がゲストMCと共に司会を担当する形式になっている。2021年、雨上がり決死隊の解散に伴い番組タイトルが『雨上がり決死隊のトーク番組アメトーーク!』から『アメトーーク!』に改題された(詳しくは後述)。
基本的には「○○芸人」という題目で芸人達が自分の好きなジャンル、および共通する部分などを掘り下げるトークがメイン企画。変則的に特定の芸人のみをフィーチャーした特集を組んだり、バラエティらしく体を張ったリアクション芸の披露大会を開催するなど、その内容は多岐にわたる。
また「同好の士が集い、ひたすらその趣味を語る様子を送る」という内容はネットコンテンツとの親和性が極めて高く、テレビ朝日が関わっているTELASAやAbemaなどとは別に、当番組専門のサブスクリプション型動画配信サービス「アメトーークCLUB」が運営され、過去の名作のみならず当サービス用に新録されたトークも配信されている。それらがあったためか、Tverによる見逃し配信は2023年1月からと少し遅れめでの開始となった。
またゲストや撮れ高によっては週またぎすることもあったが、「華丸・大吉芸人」のように最初から週またぎする企画もある。
ほぼ1クールごとにスペシャル番組も作成されており、その際にはタイトルの『トーーク』が放送時間の長さだけ「ー」の数が増えるという、現在のタイトルを利用した遊び心を見せてくれる。2016年から2018年までは日曜日の19時台というゴールデン枠で『日曜もアメトーーク!』の放送も行った。ちなみに木曜と日曜では虹の向きが逆になっている。
この番組により有吉弘行の再ブレイクを筆頭とした人気者を世に出すなど功績も多いが、一方で東野幸治や設楽統(バナナマン)の持ち込み企画時の過度なイジリや題目とかけ離れた芸人の登場(もちろん、にわかファンの芸人を笑いにすることを目的とした企画ではない)、上記の説明にもあるが中川家や友近のモノマネや江頭企画による暴走等批判要素も多い。
なお、この「○○芸人」から始まる「くくりトーク」はその回の出演芸人達で集まり綿密な打ち合わせをやっているらしい。
出演者
MC
興味あること以外何も興味がないおかっぱの方。
「絵心ない芸人」ではパネリスト側のゲストとして出演している。競馬・ゴルフ・麻雀・北海道の知識がある以外は全くない。
サブカルにちょっと詳しい機械オンチの方。
よくトーク中に突然割り込んで「噛んだよね?」と聞くが視聴者から不評だった。
2019年で起こったある不祥事で出演自粛し、2021年にコンビが解散が決定し、同年8月17日に「雨上がり決死隊解散報告会」と称し、常連ゲストを招いて2人揃って最後のアメトーークを配信。ラストは宮迫のドロップキックで締めくくった。
パネリスト側ゲスト
主に芸人がほとんどだが、企画によっては芸人以外のタレントもパネリスト側として出演する事がある。
オブサーバー側ゲスト
主に中堅またはベテラン男性芸人と10代後期から30代前期までの芸人以外の若手女性芸能人が出演する事がほとんどだが、芸人以外の男性芸能人や30代後期以降の芸人以外の中堅またはベテラン女性男性芸能人も出演する事がある。なお、俳優(女優)はテレビ朝日系のドラマや映画などの宣伝で出演する事が多いが、宣伝がない場合でも出演する事がある。
現在までに放送された企画の一例
注:イラストが存在しない企画・後々の作成の見込みが薄い企画は無理に単独記事化しないでください。
基本上記の通り芸人が基本メンバーだが、たまに芸人以外の芸能人が紛れて混んでいる事がある。くくりによってはコスプレをしていたり、付近に関連したパネルや物があったりする。基本単発ネタが多いが好評だとシリーズ化したり、期間を開けて第2弾が放送される。
各回の詳細はバックナンバーを参照。
独立記事
企画
特徴系 | 裏側・実録系 |
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イメージ系 | コンプレックス系 |
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願望系 | 仲良し系 |
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同類系 | 同期 |
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相方関係
肯定系 | 否定系 |
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境遇系 | その他 |
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フィーチャー企画
フィーチャーした人を絶賛したり、おちょくったりするシリーズ。
芸人生態系 | 芸人絶賛系 |
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タレント系 | 音楽系 |
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恋愛 | 家族関係 |
地元関係 | |
※地方出身芸人を取り上げることが多い。『地方冠番組芸人』『ローカル番組やってます芸人』では地方で番組を持つ芸人を取り上げるが司会の蛍原徹が単独で出演した名古屋ローカル番組を紹介されたこともある。
学校関係
性別系 | 経験系 |
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専門系 | 勉強系 |
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部活系 | |
スポーツ
本人がそのスポーツをしていたものとファンとして出演しているものがある。ワールドカップやWBCなど大きなスポーツの祭典が開催される前に、ゴールデンで特番が放送される場合もあった。また高校野球開催前も特集している。
野球系 | 他スポーツ |
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趣味・趣向
スポーツ系 | テーブル系 |
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アウトドア系 | 乗り物系 |
インドア系 | 食関係系 |
芸能系 | ファッション系 |
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場所系 | その他 |
サブカル
放送された局がテレビ朝日系列でなくとも堂々と取り上げられている。特にスクールウォーズ芸人のときはTBSから差し入れがあったという。
しかしテレ朝系列の全日帯アニメ特撮5番組(ドラえもん・クレヨンしんちゃん・プリキュア・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズ)の中でクレヨンしんちゃんだけ一度も採用されたことがない(ただし、映画紹介の一環として別の深夜トーク番組から取り上げられた)。
漫画・アニメ
ドラえもん系 | ロボット系 |
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スポーツ系 | 不良系 |
格闘系 | 冒険系 |
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長寿系 | その他 |
ゲーム
初のゲーム企画は番組開始から約10年も経ってからだった。
ゲームソフト | 場所・家庭用ゲーム機 |
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実写
映画の番宣で怪人が現れ大概関係者達が戦闘に巻き込まれるケースが多く「仮面ライダー芸人」では『仮面ライダーフォーゼ』のレギュラーだった田中卓志(アンガールズ)、「スーパー戦隊大好き芸人」では赤い服がイメージのカズレーザー、「ウルトラマン芸人」では映画で声を務めた悪トラマンだった宮迫によるいじりが恒例となっている。また、特撮の知識が全くない蛍原もスーパー戦隊では顔の似たある怪人、ウルトラマンでは彼が描いたある宇宙人でいじられる。
なお、2020年には「魔進戦隊キラメイジャー」の撮影が新型コロナウイルスの影響でストップした際に特別編で正式パロディ「キラトーーク 相方大好き魔進」が5月31日に放送された。こちらはBlu-rayBoxの特典映像でキャストトークとして使われている。
苦手なこと
結構いじられることが多いが、中には「おなかピーピー芸人」のサバンナ・高橋茂雄が下痢止めのCMに起用された例もある。
東京 | 機械 |
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身体 | 対人 |
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年齢 | その他 |
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食シリーズ
チャレンジ企画として始まったが定番企画になっている。しかし番組中盤あたりでネタ切れになることが多い。メンバーはいつも大体同じで博多華丸・ケンドーコバヤシ・渡部建・長野博など。油揚げ芸人では『サンドのぼんやり~ぬTV』の映像がそのままロケVTRとして使用された。渡部が「明太マヨは何にでも合う」「ちくわの穴には何を入れても合う」などと独自理論を展開するボケが定番。安田美沙子主演の食材妄想ドラマも恒例。
ついついシリーズ
伊達みきおが様々な食べ物を「こういう理由だから0カロリー」と言い張るボケというか屁理屈、通称『カロリーゼロ理論』が定番。また、このシリーズでは芸人とMr.自己管理の渡部建(彼のスキャンダルが発覚してからは飯塚悟志)の対決が見ものである。
飲食 | その他 |
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アメトーークclubオリジナル企画
地上ではできない系 | トーク |
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会議 | その他の企画 |
その他の企画
内容 | 備考 | |
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トーク |
| テーマはなしで立ったままトークをして、最近あった出来事だったり、ドラマや映画に出た話をしたり脱線して下ネタの話が出たり自由なシリーズ。 |
会議 |
| プレゼン大会で視聴者の投票で選ばれた企画は上記のように採用される。反省会は年末近くやる反省シリーズ。 |
グランプリ |
| ザキヤマとフジモンが今話題の芸人のネタをパクったり、ビビり芸を競ったりする。なおネタは場合によって派生したネタになってしまうことも。 |
その他 | アメトーーク大賞はその年放送された回の大賞や反省大賞を選ぶ。VSは2019冬から始まった明石家さんまが最近の若手芸人と絡むフレンドリーな企画。 | |
番外編 | ||
企業PR |
| ネット限定配信のサントリーとのコラボ企画 |
アメトーーク大賞
初期は面白シーンに対して贈られる賞だったが、途中からその年に最も飛躍した芸人に贈られる賞になった。
- 2007 日村勇紀の卒業アルバム
- 2008 「ワッキーがんばれ」と言ったお客さん
- 2009 蝶野正洋
- 2010 安田美沙子
- 2011 なでしこジャパン
- 2012 博多華丸・大吉
- 2013 江頭2:50
- 2014 品川祐
- 2015 渡部建
- 2016 出川哲朗
- 2017 千鳥
- 2018 サンドウィッチマン
- 2019 アメトーークに出ていただいた全芸人の皆さん
- 2020 後藤輝基
- 2021 川島明
- 2022 有吉弘行
- 2023 かまいたち
闇営業問題の影響
2019年6月、番組MCである宮迫博之が特殊詐欺グループのパーティーに闇営業で出演していた事が発覚、同6月24日付で無期限謹慎処分となった。それ以降CMがACジャパンばかりになり、番組観覧募集が突如中止されたことから番組終了が危ぶまれていたが、テレビ朝日は番組の継続を発表。2019年6月27日放送分からは宮迫が映っていると思われる部分に編集が加えられた状態で放送し、以降の収録は蛍原+助っ人芸人でMCを務める形で番組が継続されている。
その為、ネットでは「ホトトーーク!」とも呼ばれる事もあり、蛍原が番組を欠席した時には(雨上がり決死隊が)両方いなくなったとネタにされる事も。
宮迫の復帰を望んでいたファンもいたが、2021年8月17日をもって雨上がり決死隊はコンビを解散する事になってしまった。
同日17:00から「アメトーーク特別編 雨上がり決死隊 解散報告会」がABEMAと吉本興業公式YouTubeチャンネルで配信され、そこで解散の理由について宮迫がYouTubeをやり始めたことで価値観のズレや違和感が大きくなってきたということ、今年の4月の時点で蛍原が決めていたということを明かした。
その後も地上波での放送で過去の映像を扱う時には編集が加えられた状態だったが、2022年7月にゴールデンで放送された「ダチョウ倶楽部を考えようSP」にて編集なしで宮迫が約3年ぶりに地上波での放送に登場。
2023年5月に放送された「バック・トゥ・ザ家電芸人~これで僕らはハシャいでいた~」で約4年ぶりに通常回に「登場」し、以降の放送でも過去回を扱う時には編集されずに放送されており、2023年12月に放送された年末スペシャルではAI宮迫が登場した。
関連タグ
ロンドンハーツ:姉妹番組で、たまに映像が再利用されたり、スタッフがドSになる
にじさんじ:ロゴが似ているとよく言われる。