生姜は、ショウガ目ショウガ科ショウガ属の根菜である。
根茎を香辛料として食用にするほか、漢方の生薬としても用いる。
なお「生姜」には「しょうきょう」という読み方もある。漢方生薬として用いるときにこの読み方をする。
生姜の利用法
根茎に含まれる独特の香りと、鋭く爽やかな辛味のため、古来香辛料として用いられてきた。
日本では根茎をすりおろしたり刻んだりして薬味として用いるのが一般的である。青魚の刺身に添えたり、煮魚の臭み消しに用いたりもする。
搾り汁を紅茶や甘酒に加えて風味を楽しむこともある。また、砂糖漬けに加工することもある。
欧米ではジンジャークッキーやジンジャーケーキといった焼き菓子に加えることもある。
寿司屋では、根茎をスライスして甘酢に漬けたものを「ガリ」と呼び、寿司の付け合わせにする。
生姜の酢漬けを赤く染めたものを「紅生姜」と呼び、たこ焼きや焼きそばに添えたりする。
生姜の芽を湯通しして甘酢に漬けたものは「はじかみ」あるいは「はじかみ生姜」と呼ばれ、和食の付け合わせに用いられる。
漢方では生姜を「上薬(じょうやく)」のひとつに数え、安全性が高く、日常摂取していても問題ないとしている。体を温める作用があり、多くの漢方処方に含まれている。
生姜を付け合わせにする料理
・カツオのたたき
・冷奴
生姜を使った飲み物
・生姜湯