もしかして(曖昧さ回避)
- 魚の一種。本記事にて説明
- 「サザエさん」の登場キャラクター→磯野カツオ
- RPG「デビルサマナー ソウルハッカーズ」の主人公に対するファンからの愛称・あだ名。初期のイラストが「サザエさん」に登場するカツオに似ていたため。
- 「テニスの王子様」の登場人物→水野カツオ
カツオ(魚)
漢字表記は「鰹」
英名Skipjack tuna
学名 Katsuwonus pelamis
地方名:ホンガツオ、マガツオ(各地)コヤツ、ビンゴ(仙台 : 若魚)ヤタ(仙台 : 成魚)サツウ(小名浜)マンダラ(北陸)スジガツオ(和歌山・高知)等々
全長:1.2m。
日本近海(日本海には稀)/世界の熱帯~温帯の海に生息。
体は紡錘形で尾鰭以外の各鰭は小さい。鱗は目の後方から胸鰭・側線周辺だけにある。
背側は濃い藍色で、腹側は無地の銀白色だが、興奮すると腹側に4-10条の横縞が浮き出る。また、死ぬとこの横縞が消え、縦縞が現れる。
あの非常に硬い食材・鰹節の材料となる。
食用としては、日本では主に太平洋沿岸の地域で人気があり、刺身やたたきなどになる。
ちなみにカツオはマグロに近いが、亜種などが存在しない「1属1種」という結構珍しい魚。
初鰹と戻り鰹
かつて江戸では初鰹が珍重され、シーズンのはじめには3両(今の日本円に換算して約20万円)というとんでもない値段になったことがある。
江戸っ子は初鰹を良しとし、戻り鰹は猫も食べないと言われた。戻り鰹は脂が多く、冷蔵技術の無い江戸時代には江戸に届くまでに鮮度が落ちていた事が原因であると言われる。(マグロの大トロも同様の理由で捨てられていた時代の話である。)
煮魚にすれば何の問題も無いので密かに戻り鰹を好んでいた江戸っ子もいたとか。