発売日一覧
SS版:1997年11月13日
PS版:1999年4月8日
3DS版:2012年8月30日
概要
『真・女神転生シリーズ』の派生作品であり、『デビルサマナーシリーズ』の第2作目にあたる。前作の登場人物も何人かサブキャラクターとして登場するが、主人公などは一新されている。
『デジタル・デビル物語 女神転生シリーズ』10周年にあたる1997年に発売された。
バーチャルリアリティによる電脳世界「パラダイムX」と現実世界「天海(あまみ)市」の二重構造や、死者の記憶を追体験することで主人公以外のキャラクターの視点を得られる「ビジョンクエスト」といったシステムが特徴的。
ネット社会と人間の精神、心の交流がメインテーマとして挙げられており、女神転生シリーズの中では異彩を放つ作品。
シリーズの中では難易度がやや低めに設定されている。
本作にどう関わるかは不明だが「https://soul-hackers.jp/」のアドレスでページが作られ、同じくTwitterアカウントも作られ、YouTubeでは2022年2月21日20:00に何かある模様。
その中身は『SOUL HACKERS2』発売決定というものだった。
ストーリー
すべてがコンピュータで管理され、ネットワークで接続された情報環境モデル都市・天海市。
その天海市のハッカーグループ「スプーキーズ」に所属する主人公は、ハッキングによって、仮想都市サービス「パラダイムX」のモニター権横取りに成功する。
グループのアジトへ向かうと、そこではリーダーのスプーキーが銃を模した小型コンピューターを持ち込んでいた。
その機械はCOMPといい、電脳上で悪魔召喚の儀を執り行う「悪魔召喚プログラム」を宿したデジタル召喚器であった(銃型であるため、GUMPと呼ばれる)。
GUMPのプロテクトを解除すると、そこから「ネミッサ」と名乗る女悪魔が出現した。
このGUMPとネミッサを巡って、主人公は天海市全体を巻き込んだサマナー(召喚師)同士の闘争に巻き込まれていく。
登場人物
CVは3DSリメイク時
スプーキーズ
主人公
撃鉄を起こすと変形する銃型COMP「GUMP」を入手したことで、天海市を巡る巨大な陰謀に立ち向かっていくことになる。
父、母、妹(友子)の4人家族。18歳。
ゲーム中に容姿は一切表示されないが、イメージイラストでは緑色の服を来た短髪の少年として描かれている。
遠野瞳(とおの ひとみ)
主人公の幼馴染みでスプーキーズの紅一点。通称「ヒトミ」。18歳。
男手一つで育てられたせいか、普段は真面目でしっかりとした性格である。
GUMPの中から現れたネミッサに乗り移られ、一つの肉体に2つの魂が同居することになる。
前作『真・女神転生デビルサマナー』に登場した吾妻教授の親戚に当たる。
ゲームの演出上、ネミッサの魂が主導権を握っていないときは黒髪に戻るように見えるが、これはイメージ的なものであり、実際はネミッサが乗り移った瞬間から常に銀髪に固定されている。
CV:寿美菜子
GUMPに封印されていた記憶喪失の女悪魔。「電霊」と呼ばれる。
主人公のパートナーであり、本作の全てを握るキーパーソンでもある。
実体を持たないため、ヒトミの体に乗り移った。
最初は無邪気でわがままな性格だが、周囲との交流を経て、他者を思いやるようになる。
ゲーム序盤の、ヒトミに対する印象を答える選択肢の結果によって、ネミッサの使用可能な魔法の属性が決定される。
桜井雅宏(さくらい まさひろ)
CV:中井和哉
凄腕のハッカーで、スプーキーズのリーダー。25歳。
ハンドルネームは「スプーキー」だがチームでは、「リーダー」と呼ばれている。
いつもヨレヨレのスーツを着た、ヘビースモーカー。
門倉とは因縁があり、表には出さないが強い劣等感を抱いている。
北川潤之介(きたがわ じゅんのすけ)
CV:高木渉
ハンドルネームは「ランチ」(由来は、OP映像から食事のランチと思われがちだが実際は兵器のランチャー)。チームでは二番目の兄貴分。
ドレッドヘアで、ハッキングとハードの改造を得意とする。
仲間内では冷静な方で、常に一歩引いたところから物事を見ている。19歳。
迫真悟(さこ しんご)
CV:小野大輔
ハンドルネームは「シックス」。
ガンマニアで、ハンドルネームは「シックスシューター」から取っている。
ゲーム序盤にコレクションの中から装備品をくれる。
劇中で使われている副島成記のイラストから美男子というイメージが強い。
怖がりのくせにホラー映画を好んで見ている。
怖がりのくせにホラー映画好きという性格になった理由は、怨霊エリカの記事内のネタバレ参照
メンバー最年少の17歳。
芳賀佑一(はが ゆういち)
CV:梶裕貴
通称「ユーイチ」。裕福な家庭で育ち、性格は無邪気で子供っぽい。18歳。
年下のシックスからは、いつも子供扱いされている。
仲間内でただ一人ハンドルネームを持たず、早く手柄を上げて、ハンドルネームを名乗りたいと思っている。
業魔殿(ごうまでん)
CV:銀河万丈
天海市芝浜地区に寄港している豪華客船「ビー・シンフル号」内で経営している「ホテル業魔殿」のオーナー。サマナーに対しては秘密の工房で悪魔合体を行ってくれる。悪魔や命を研究している謎の人物で、サマナーとは共利共生の関係にある。
前作と服装は変わって船乗り風になっている。
CV:斎藤千和
業魔殿で働くメイド。ヴィクトルによって創られた存在で、青白い肌と紅い目をしており、冷たい印象を与える。
機械的な言動が目立つが、主人公やネミッサとの交流を経て、感情が芽生えていく。
名前の由来はヴィクトルの名前の元となった『フランケンシュタイン』の作者メアリー・シェリー。
第三十三代目村正
CV:秋元羊介
ビー・シンフル号の総料理長で、元フレンチのシェフ。
実は刀鍛冶で、剣と悪魔を合体させる剣合体を行ってくれる。
「料理の基本は包丁」という考えから刀剣類について探求するようになり、刀工村正の継承者となった。
より強力な刀剣を追求する中でヴィクトルと出会い、彼のもとで働きつつ合体術を学んでいる。
その他の登場人物
CV:麦人
バーチャル世界である「パラダイムX」にて、主人公が遭遇する謎の意識体。
様々な動物の姿をとり、主人公をビジョンクエストへと誘う。
ネミッサと対をなすキーパーソン。
前作『デビルサマナー』にもレッドマンというハンドルネームを持つ人物がいるが関連は不明。
友子(トモコ)
CV:浅倉杏美
主人公の妹。そのため苗字はプレイヤーが決めた主人公のものに準ずる。
ショートヘアと眼鏡がトレードマーク。絵を描く事が好きな中学三年の快活な少女。
受験生、思春期という多感な時期であり、将来を心配する母親とは衝突しがち。
麗鈴舫(レイ・レイホゥ)
CV:小松由佳
前作の主人公である葛葉キョウジのパートナーだが、現在は別行動をしている。
天海市に何かの調査に来ている。
CV:二又一成
歌舞伎役者風の男だが、中身は葛葉キョウジ。
かつてのパートナーであるレイを追って天海市にやってきた。
前作で魂が肉体に戻れなくなった後は、気に入った人間の体を次々と乗り替えて生きている。
スケロクとして宿っている体についての詳細は不明。
マダム銀子(マダムぎんこ)
CV:杉田智和
葛葉一族の目付け役。ファントムソサエティやサマナーによる世界的ネットワークの監視を行っている。
ファントムと敵対する立場になった主人公に協力的な態度を取り、合体剣の素材となる「無銘の刀」を主人公に授ける。
瞳が思わず見とれる程の美人だが、めっちゃ杉田ボイス(男声)。
2にも登場する(見た目も大幅チェンジ〈銀髪になり、服装のカラーも黒くなり、つばがとてつもなく広い帽子をかぶっている〉)。
3DS版エクストラダンジョンの登場人物
CV:杉田智和
「十四代目葛葉ライドウ」の名を継いだデビルサマナーの少年。
大正20年の帝都から時空を超えて本作に参戦。
愛用の刀と銃を手に、COMPではなく直接管に収めた悪魔を召喚し戦う。
雷堂との合同捜査の際に、現代に訪れる。
CV:中田譲治
かつてライドウだったデビルサマナーが憑依した黒猫。
十四代目のお目付け役として、行動をともにしている。
よほどライドウの事が気になるのか、小うるさくアドバイスする様子が見られる。
葛葉雷堂
CV:杉田智和
もう一人の「十四代目葛葉ライドウ」
ライドウとは異なる次元にすむ存在。
顔に大きな傷があり、ライドウとは異なる人生を歩んできた事が窺える。
業斗童子
CV:中田譲治
別次元にすむ「ゴウト」で、雷堂のお目付け役。
もう一人の「ゴウト」と比べ、多少性格が大らからしい?
敵側のキャラは「ファントムソサエティ」へ。
関連動画
SS版TVCM
SS版OP
3DS版OP
(3DS版の新規OPが流れた後にSS版のOPが流れる)
3DS版PV第1弾
3DS版PV第2弾
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