曖昧さ回避
- 『ウルトラマン』『ウルトラセブン』『ファイヤーマン』の企画時の仮称。
- 『ウルトラファイト』の後継作にして、『おはよう! こどもショー』のコーナードラマとして放送された特撮番組。名前の由来は1. 本稿で解説。
- ソウルハッカーズのキャラクター。作内のバーチャル空間『パラダイムX』にて出会う、謎の意識体。様々な動物の姿をとり、主人公を『ビジョンクエスト』へと誘う。ネミッサと対をなすキーパーソン。3DSリメイク版のCVは麦人。名の由来は「インディアン」の別名の一つから。
概要
『レッドファイト!』
『おはよう!こどもショー』という番組のコーナードラマとして、1972年4月24日~10月3日まで放送された。
現在はDVD化がされている(詳細はこちら)他、円谷プロ公式のサブスクリプションサービスであるTSUBURAYA IMAGINATIONにおいてもプレミアムプランに加入することで全話が視聴可能。
内容は『ウルトラファイト』と同じく、主人公・レッドマンが、毎回様々な円谷怪獣と戦闘を繰り広げるというもの。
ただし、怪獣のみが登場する回は無く、全話怪獣を倒す内容になっている。
『ウルトラファイト』と違い『レッドマン』にはナレーションやストーリーは無く、代わりに本編の前後に怪獣おじさん(朝戸鉄也)の解説が入る構成になっている。
荒地(山中や田畑の近くや海岸だったりすることも)を歩く怪獣の前に、突如レッドマンが現れ、「レッドファイト!」の掛け声とともに一方的に戦いを挑む(怪獣は「しょうがないな~」と言わんばかりに応戦する)のが定番の始まり方。時には必死に逃げる怪獣を追いかけ回す場面から始まった事もある。
要点を整理すると、
- 低予算・短時間番組のためセットが組めず、撮影は全て野外ロケ。このため怪獣が町を破壊するなどのシーンがなく、怪獣と戦う理由が全く分からない。カネゴンやウー、ミステラー星人(善)など原作では悪ではない相手にもケンカを吹っ掛ける。
- 劇中のBGMも登場シーンや勝利後に流れるテーマ曲を除くと凡そ不穏で重苦しい雰囲気のものばかり(『ミラーマン』のサウンドトラックに収録されている「魔の饗宴」という未使用BGM)
他にも、映像面においても低予算番組ゆえの洗練されていない泥臭い画作りや、編集作業の省力化のためと思われる長回しとロングショットを多用した手ブレの多いカメラワークが、逆にドキュメンタリー調の印象を醸し出しており、レッドマンと怪獣の生々しく必死なプロレスアクションと相俟って、「凶悪な怪獣から地球を守るヒーローの戦い」というよりは「連続通り魔殺人事件の現場」「殺獣現場を収めたスナッフ・ムービー」を見ているような錯覚さえ感じさせる作りになっているのである。
このため、地球を守るヒーローでありながら、ファンからはいつしか赤い通り魔と呼ばれ、恐れられるようにすらなってしまい、皮肉(?)にも後述する現在のカルト的な人気に繋がっていくこととなった。
現在では円谷プロ自身もネタにしているフシがあり、2013年4月12日に行われた『円谷プロ50周年企画 ウルトラマンだけじゃない上映会』では突如現れたブースカに身構えて臨戦態勢をとるもファイヤーマンに止められるなんていう一幕を見せたことも(ファイヤーマンからの説明には頷いており、融通は利くということである)。
ただし公式設定ではレッドマン自身は正義のヒーローであり、現在浸透した赤い通り魔などはあくまでもネタであり人によってはヘイト創作ととられかねないということは留意した方が良いだろう。
スタッフ・キャスト
スタッフ
プロデューサー:近藤恒彦
監督:大塚莞爾、安藤達己
助監督:布施修、石田徹
撮影:大岡新一、佐藤和美
照明:伊藤裕二、田中謙二
操演:岸浦秀一
音楽:山下毅雄、冬木透(劇中で流れる『ミラーマン』の未使用音源の作曲者)
制作:円谷プロダクション
キャスト
怪獣おじさん:朝戸鉄也
怪獣(スーツアクター):野武士の会
撮影秘話
元円谷プロ代表取締役社長の大岡新一氏が、入社間もない頃に撮影スタッフとして参加していたことでも知られており、CSでレッドマンの再放送が行われた際の特典映像で、様々な撮影秘話を明かしている。
裏話
- 円谷プロに入社後、主に見習いとして撮影助手をしていた大岡氏が、撮影技師(カメラマン)として独立した最初の作品だった。大岡氏は当時24歳。年齢から考えても異例の大抜擢だったらしく、喜んで引き受けたとのこと。
- 子ども番組のワンコーナーということもあってか、円谷プロ側も製作に対して特にきつい縛りや注文は付けてこなかったという。
- 製作スタッフは大岡氏も含めて20代の若手が多く、トータルの人数もキャストを除いて10名いるかいないかという小規模なものだった。撮影は相談相手などもおらず、常に試行錯誤の連続で、想定外の事態(天候不順など)に対処する臨機応変さも求められたが、そうした日々の経験と学習の積み重ねが自分を成長させていくことに繋がったのかもしれないとも話している(実際、自分が見返してみても、最初と最後の方では絵の構成や画格が違うと感じるらしい)。大岡氏は「自分の中の原典や素地になった作品」とも話している。
- 撮影は2~3ヶ月ほどの期間で行われた。予算や撮影時間の都合もあり、ロケ地は当時円谷プロの本社の置かれていた世田谷区砧から車で30分ほどの距離にある、神奈川県川崎市生田の造成地(現在のよみうりランドの付近)が選ばれた。本社からの近さだけではなく、人工物がなく、野原や崖など地形も多彩で色々な絵が撮れるというメリットもあった。
- 中盤ではスタッフやキャストが要領良く撮影をこなしていったために時間・予算にもある程度余裕が出きたので、砂浜や海辺で撮影されたエピソードもいくつか撮影された。こちらのロケ地は千葉県御宿町の田尻海岸。
- 日が沈んでからも撮影が続けられたことがあった。日が沈むとあっという間に暗くなってしまうので、あと1~2本撮らなければならない時の現場はかなりバタバタした感じだったという。
- 撮影地まではマイクロバスで移動した。バス上部のキャリアに怪獣の着ぐるみを括り付けていたとか。
- 一度の撮影ノルマは最低6本。後半は撮影のノウハウが蓄積されたこともあり、もう少し撮れていたと思うとのこと。最初と最後の方とを比べると、作品のテイストも大分変わってきているかもしれない。
- ただ、最低6本というノルマは、とりわけスーツアクターへの負担が尋常ではなかったようで、明らかにスーツアクターがバテバテで、アクションにキレがなくなっているエピソードもちらほら見受けられる。
- 撮影の際にはカメラマン(=大岡氏)の影が映り込まないように配慮しなければならなかった。昼間は特に支障がないが、夕日を背負うと自分の影が映り込みやすくなるので立ち位置に苦労したらしい。
- 撮影に使われたカメラは当時の主流モデルで、『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』の撮影でも使われたARRI-16ST((株)ナックイメージテクノロジー)。格闘シーンの撮影がメインになるので、三脚を使うことはあまりないだろうと考えていた大岡氏は、撮影に入る前に、手持ちで撮影するための器具(ピストルグリップ)を特注し、撮影の際には肌身離さず持ち歩いていた。
- 当時の円谷プロは、光線作画の合成の際には機材や設備・フィルム(35mm)を完備し、高い精度で行うのが当たり前だったが、『レッドマン』では予算や使用するフィルムの規格の違い(16mm)などもあり、光線作画は難しいと言われていた。しかし、大岡氏は一般のテレビドラマ等で主流だった合成方法を使えば、簡易的ながらも16mmのフィルムでも光線描写ができるだろうと考え、実際にそれを成し遂げて見せた(それが、137話で披露されたレッドサンダーである)。このシーンは円谷プロ内でもかなりの驚きと称賛をもって受けとめられたらしい。
インターネット配信
2010年代に入り、インターネットや動画投稿サイトが充実してくると、円谷プロの公式チャンネルにて何度か『レッドマン』の本編が配信されるようになった。
2012年
最初の配信は2012年で、ニコニコ動画で公式配信が行われた。
この時にレッドマンの容赦のない戦いっぷりが一部で話題となり、「赤い通り魔」というお馴染みの愛称も定着していくこととなったが、この時はまだひっそりと話題になる程度であった。(2013年のチャンネルNECOでの放送時も同様)
2016年
2016年には、とうとうYouTubeのウルトラチャンネルにて公式配信が行われることとなる。4月1日~10月11日までの実に半年間にわたって配信され続けた。
当初はエイプリルフールの企画の1つであったらしく、円谷側もそこまで深い意図を持たずに配信したものと思われるが、いざ配信されると…
- 近年のウルトラシリーズで「怪獣が単なる敵というわけではない」というテーマが盛り込まれた作品(『コスモス』、『ギンガ』シリーズ、『ウルトラマンX』)や、怪獣たちを主役とした作品(『大怪獣バトル』や『大怪獣ラッシュ』など)が数多く製作されていたこともあり、怪獣を問答無用で虐殺していく(ように見える)、また同様に近年のウルトラシリーズで示されている絆という要素が一切無いなど(至極当然のことではあるが)『レッドマン』の作風はそうした近年の作品群のコンセプトとは完全に相反するものであったこと
- 配信と同時期に放送日及び配信日が変更になった『新ウルトラマン列伝』、そしてそのOPとして採用された「Unite ~君とつながるために~」の歌詞とレッドマンの作風・内容が絶妙な親和性を発揮したこと
- 配信当時の最新作であった『ウルトラマンオーブ』の主人公:クレナイ・ガイは直訳すればレッドマンとなること
などがファンの間でネタにされることとなった。
さらに会員でないと動画を視聴できないニコニコ動画とは異なり、YouTubeは世界中の誰もが気軽に動画を視聴できる環境にあることなども手伝い、Twitterなどを中心とした、第2次レッドマンブームが起こることとなった。
ブームはファンの間だけでなく製作陣にまで及んでおり、『X』でメイン監督を務めた田口清隆氏が『「レッドマン」撮りたい。』、平成シリーズでキャラクターデザインを手がけた丸山浩氏が「深夜枠で新撮のレッドマンをやればいいのにな~!」とそれぞれ発言したりもしている。
またFIND7にて公開されている「ウルトラ怪獣7Days」においてもレッドマンが紹介され、
喜屋武ちあき氏には「『レッドマン』って、どう観ても「善いモノ」には思えないんですけど……!?」と(一応)敵怪獣を応援された上に「(レッドマンを続けてみると)気がどうかなりそうですよ」とコメントされ、関智一氏にはネットでの愛称でもある「赤い通り魔」発言をされ「映像だけ見ると、竹林で遊んでいるところに(レッドマンが)ケンカを売ってきた」などと言われてしまった。
一応、唐沢なをき氏には怪獣おじさんの説明が入っていたことをフォローされており、関智一氏も「僕もレッドマンは結構、好きなんですよ」「以前、紙粘土で自作のフィギュアをつくって、模型雑誌に掲載させてもらったこともある」とコメントしている。
また関氏は大岡氏による挑戦的なカメラワークを(『ウルトラファイト』と比べて)称賛している。
こうしたこともあり、今回の配信でレッドマンの(主にネタ方面での)再評価がなされるという珍現象が発生、一時は新作『ウルトラマンオーブ』の話題を食いかねないほどの強烈なインパクトを残すこととなった。
円谷プロ側も、予想外の反響に驚いたのか、Twitter上で商品展開に関するアンケートを行ったり、ゴールデンウィーク中に一度配信を終了したエピソードをリバイバル配信するなどのサービスを行っている。
さらに、配信に合わせてブルマクのフィギュアを復刻・再販したり、MEDICOMから完全新規のフィギュアを発売したり、LINE用のスタンプを発売したり、ハードコアチョコレートからTシャツを発売したりと、商品展開も活発に行われることとなった。
配信終了後も、中野ブロードウェイで「赤いアイツ展」なるイベントを催し、大岡新一社長によるトークショーを開催するなど、配信終了後も根強い人気を保ち続けている。
また、ニコニコ動画で行われた『「ウルトラマンジード」前半一挙&キャスト出演生特番!』のクイズにてウルトラマンEXPO2018で特典のカプセルになるのは誰?という旨の問題があり、何故かその選択肢にはレッドマンの姿が…!
以降ファンの間では4番目の選択肢に彼の姿を目撃した事から赤い通り魔に続く『④』という通り名が定着しつつある。
それほどファンからは関連商品の増加を望まれているという事でもあるのだが。
アンケート
ちなみに、2017年の配信では、円谷プロによるアンケートが行われることがあった。
最初は視聴回数や今後の商業展開に関する質問から始まり、さらに「これまで『レッドマン』という作品を知っていましたか?」「これまでの『レッドマン』で一番好きなキャラクターは?」「作品『レッドマン』のどんなところが一番好きですか?」など、至極真面目な内容だったのだが、次第にスタッフも悪乗りし始めたのか、中盤以降は「こんなこと聞いていったい何の役に立つんだ」と思ってしまうようなカオスな質問が目立つようになっていった。
以下、その一例
次のうち、あなたが一番好きな「赤いヒーロー」は誰ですか?(Battle-31)
選択肢はアイアンマン、ニンジャスレイヤー、デアデビル、デッドプール、スパイダーマンの5つ。
ニンジャスレイヤー以外は全員アメコミのヒーローで、肝心要のレッドマンがいないという謎仕様(ちなみにレッドマンと同一視されやすいパニッシャーは赤いヒーローではない)。
レッドマンで、一番好きな設定はどれですか?(Battle-43)
選択肢は以下の通り
- 身長42m、体重3万t
- 過去1万年の怪獣・怪事件を全て記憶する、怪獣退治の専門家
- レッド星雲・レッド星出身の、平和を愛する若きレッド星人
- 必殺武器のレッドアロー・レッドナイフをミクロ化し、多数所持
- 劇中では殆ど喋らないが、地球の言葉をすべて理解できる
あまりにも内容がマニアックすぎる。よほどレッドマンに詳しいファンでもなければ選択のしようがないのではあるまいか。
『レッドマン』各話を何回位ずつ見ていますか?(Battle-49)
選択肢は以下の通り
- 各話1回でレッドファイトは十分だ
- 各話2~5回はレッドファイトをしている
- 各話6~9回はレッドファイトをしてしまう
- 各話10回以上、レッドファイトを禁じえない
とうとう公式も怪獣退治の隠語として「レッドファイト」を使用するように…。
ちなみに、以前にも同様のアンケートを行っているが、この時は「○○回視聴」と至って普通の書かれ方であった。本当にどうしてこうなった。
『レッドマン』を見て、他の人に勧めようと思いましたか?(Battle-53)
ファンの間ではもはや伝説のエピソードとなっている53話でこの質問。
選択肢は以下の通り。
- ぜひ勧めたい
- 素人にはお勧めできない
ちなみに、「素人にはお勧めできない」のは、一昔前にネットではやった吉野家コピペのネタ。
などなど枚挙にいとまがない。
2022年
10月14日放送の『人志松本の酒のツマミになる話』において、レッドマンのことが話題に上げられた。
内容は、松本が幼少期に観ていた「レッドマン」に対して、芸人が副音声を当てたら面白くなるのではないかという企画があり、6月に放送した「まっちゃんねる」第3弾で放送するべく収録までしていたものの、女性版IPPONグランプリで撮れ高に達してしまい未放送になっていた。それを何故かこの番組内で放送したものだったが、これが特撮ファンを騒然とさせることとなる。
これを受け、円谷プロ側も急遽「レッドマン大特集」と題した企画を敢行。同年11月30日までの期間限定ではあるものの、YouTubeチャンネルおよびTSUBURAYA IMAGINATIONの無料プランで5エピソード、スタンダードプラン加入で10エピソードが視聴できる特別措置を取った。さらに、後述するアメコミ版の第1話も配信される。
新作?
2017年6月9日から1週間にわたって、Twitterの円谷プロ公式アカウントにおいて、「新たに『#レッドマン』が作られるとしたら、どんなジャンルがよいですか?」という意味深なアンケートが行われた。
過去にレッドマンの商品展開が行われた際にも、直前に予めアンケートが取られていた経緯があったことなどから、ファンの間では、近い将来何らかの形でレッドマンの新作を製作してくれるのではないかと期待する声が高まっている。
果たして…。
まさかのアメコミ化!
2017年11月1日、アメコミ版ゴジラの翻訳・出版を手掛けるフェーズシックス出版のtwitterでレッドマンのアメコミ化と翌年の日本での発売が発表された。エイプリルフールじゃないからね?6か月も早いからね?
作画を担当するマット・フランク氏はアメコミ版ゴジラを初めとする多くの怪獣もののアメコミを手掛け、さらに自身も好きな怪獣をジェットジャガーと答えるほどの大の怪獣オタクとして有名であり、フランク氏とレッドマンの組み合わせに多くのファンから驚嘆の声が上がることとなった。
2017年12月に開催された東京コミコンでお試し版の先行販売が行われ、2018年5月30日に第1巻『怪獣ハンター編』、2018年11月に第2巻『ダークチャンネル編』、2019年11月に最終巻となる第3巻『正義の怪獣編』が発売された。
内容は、実際に放送された内容をよりSFチックなストーリーにアレンジしたものになっているが、中にはファンも驚くようなレアなキャラクターが出てくるオリジナルの展開もある。
怪獣アメコミの第一人者が手掛けたことはあり、怪獣のデザイン・戦闘シーンのいずれも迫力満点の見ごたえある描写が目白押しで、発売されて早々ファンからは非常に高い評価を与えられている。
主人公としてのレッドマン
詳細はこちらレッドマン(キャラクター)
被害怪獣一覧
ウルトラファイトと同じく敵役としてはウルトラ怪獣(主に『帰ってきたウルトラマン』の怪獣)が登場するが、ミラーマン怪獣のダークロン、『戦え!マイティジャック』のザウルスが登場したこともある。
ザウルスもそうだが、ガラモン、ペギラ、ドラコなど原作ではヒーローと戦っていない怪獣も登場する。
既存の着ぐるみを使い回しているため、素材の経年劣化等で若干(だいぶ)くたびれているような気もするがそこはご愛嬌。
ほとんどはウルトラファイト同様にアトラク用のスーツが使用されており、今観ると「あれ、ジラースってこんな顔してたっけ?」となることもあるだろうが、なにしろおおらかな時代だったので気にしたら負けである。
しかし、とくに『帰マン』の怪獣に関しては、放送終了から間もなかったこともあってか、かなり年季の入った撮影当時の本物の着ぐるみが使用されているケースが多い。
なお、登場した怪獣は唯一の例外を除いて全員討死にを遂げている(逃走に成功したのは16話のバルタン星人のみ)。
※1 アメコミ版では“レッドモン”という名称になっている。
ドラコ/ジラース/バルタン星人/ゴモラ/ウー/メフィラス星人/テレスドン/ゼットン(どう見ても二代目だが)
ブラックキング/アーストロン/ダンガー/サドラ/ゴーストロン/ゴキネズラ/ノコギリン/キングマイマイ/ベムスター/サータン/ビーコン/グロンケン/キングストロン/ステゴン/ミステラー星人/ザゴラス/コダイゴン/グラナダス/プルーマ/ササヒラー/ケンタウルス星人/レッドキラー/グドン/ドラキュラス/シュガロン/バット星人
ウルトラシリーズ以外
ダークロン(ミラーマン)/ザウルス(戦え!マイティジャック)
オリジナル怪獣(本編未登場)
レッドマンの番組用に考案されたオリジナル怪獣。本編では結局未登場となってしまったが、一部の書籍ではデザイン画と共に詳細なデータが記載されていた。
2018年に刊行されたアメコミ版ではビッグライガーがまさかの登場を果たした。
猛毒巨虫ビッグライガー(※2)/侵略ロボットスフィンガー/豪炎怪獣グレイガス
※2 アメコミ版には登場している。
アメコミ版のみ
ゲスビラ
ギガクロン
MIDO
余談
曖昧さ回避の項目にも書かれているが、レッドマンという名前は、もともと『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』等の企画時のネーミングでもあった(ちなみにゴッドマンやグリーンマンは東宝)。さらに、レッドマンという名前は円谷プロが新作ウルトラマンを立ち上げる時に機密漏洩防止に使われるダミーネームとして、現在でも使用されている。
2013年に、ウルトラシリーズが世界で最もスピンオフ作品が作られたテレビ番組としてギネスブックに認定された時に、ノミネート作品内にウルトラファイトと共にカウントされているのもそのことが理由かもしれない。
今作で撮影を担当した大岡新一は後に多くのウルトラシリーズ(特に平成シリーズ)で撮影や製作統括を手がけている。
ヒーローものらしからぬ描写ばかりが注目され、馬鹿みたいにネタにされる『レッドマン』であるが、後のシリーズで多くの名作が誕生する礎を築き上げたという点から考えると、重要な意義を持つ作品であったと言えるだろう(反面教師という意味合いが強いかもしれないが)。
1996年にテレビ東京系で放送された人形劇「ウルトラマンM730ウルトラマンランド」で、イサオササヒラーが歌うバーの壁にレッドマンの手配書が貼られていた。
アーケードゲーム『ウルトラマンフュージョンファイト!』では、かつて「赤いアイツ」という本作のパロディミッションが存在した。出てくるのは(企画時にレッドマンと呼ばれていた)ウルトラセブンだが…
スマートフォンゲーム『ウルトラ怪獣バトルブリーダーズ』では、ユーザー名やコメントに「ウルトラマン」「ハヤタ・シン」等のワードは怪獣の敵である為"不適切な文字"だと弾かれてしまうが、ここでレッドマンの名前を入れると…?
関連動画
インターネット配信版でのOP(放送当時のOP映像は行方不明になってしまっており、現存していない)。
関連タグ
赤い通り魔 赤いあいつ レッドファイッ! レッドマン100users入り
突撃!!アーマージャック アーマージャック - レッドマンを元ネタの1つとした確信犯。
ウルトラマンオーブサンダーブレスター - その荒々しい戦い方は一部で「予算のあるレッドマン」と呼ばれている。
ウルトラマンゼットベータスマッシュ - 外見がレッドマンとよく似ており、デザイン発表の際にはスタッフから指摘を受けたという。本編でも13話でカネゴンが一目見るなり「赤いアイツだ…」と呟く小ネタがあった。
諸星弾:実質的なリメイクキャラ。通称「喋るレッドマン」。
ハヌマーン - タイでのレッドマン。なお、元ネタであるヒンドゥー教では立派な神様として信仰されているので外国の人に対してむやみやたらに「ハヌマーンはレッドマンのパクリや劣化版」と言うのは当然の如くかなり失礼な行為(相手の宗教によっては訴訟されてもおかしくない)なので決してやらない事。
鷹山仁/仮面ライダーアマゾンアルファ:東映におけるレッドマンと言える存在。事実、鷹山を演じた谷口賢志氏がウルトラマンデッカーに出演してからレッドマンの再配信が行われている。ちなみに谷口氏もこれに関してほぼ肯定しているという噂がある。
ヘイト創作、キャラヘイト:ウルトラ怪獣擬人化計画のキャラやSSSS.GRIDMANの神条アカネをレッドマンが暴行するというイラストが多い。