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クレナイ・ガイ

くれないがい

ウルトラマンオーブの主人公。
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「どうせ地球は丸いんだ。またそのうちどっかで会えるだろう」

演:石黒英雄

概要

光の力、お借りします!
クレナイガイ


魔王獣復活を阻止し、地球を守るために銀河の彼方からやってきた光の戦士:ウルトラマンオーブに変身する謎の青年
ぶっきらぼうだがどこか陽気な雰囲気の風来坊で、楽器オーブニカを奏でながら長きに渡り地球を放浪してきた。いつから地球にいたのかは不明だが、少なくとも19世紀には地球を訪れていたらしく、その頃から現在と変わらない青年の姿をしていた。

放送開始時は「メビウス』以来となる、ウルトラマン自身である主人公」と紹介されていたが、23話におけるジャグラーの回想シーンを見る限りでは、宇宙のとある場所で光の導きを受けてウルトラマンとしての力を授かったらしい事、後述する『THE_ORIGIN_SAGA』にて「オーブの光はお前を選んだ」という台詞がある事から、人間の姿を借りたウルトラマンではないようだ。
元は普通の人間(ないしは人間に限りなく近い姿をした異星人)、少なくともM78星雲光の国の出身ではなかったと考えられる。
どちらかというとディファレーター光線を浴びてウルトラマンになった人間に近く、「既にウルトラマンである主人公」と言った方が正しいか。

悪意があったり侵略者に操られる怪獣や侵略の意思を持つ宇宙人に対しては容赦はしないが、すべての怪獣や宇宙人に対して敵対的な感情を持っているわけではなく、「怪獣だって好き好んで人間の前に現れているわけではないはずだ」と話し、実際に直後に出現したグビラを殺さずに元いた場所に連れ戻したり、惑星侵略連合を離反したババリューが静かに暮らしていけるよう彼の消息を隠し通したり、ウルトラマンフェスティバル2016のショーでは「子供を犠牲にしてまで掴み取る平和など真の平和とは言えない」としてバルタン星人の子供たちを見逃したりと、慈悲深いところを見せたこともある。
またたとえ侵略宇宙人であっても、実際に破壊活動を行ったり地球人に危害を加えたり、自分に挑戦してきたりといった行動に移さない限りは積極的に敵対しようとはしない…どころか、親交を結ぶことさえあるという歴代ウルトラマンの中でも独特なスタンスを持っている。

クレナイガイ


その一方で、走行中の自動車(SSP-7)の天井に涼しい顔でしがみついていたり、マガバッサーが起こした竜巻に自ら飛び込んで飲み込まれたナオミを助け出したりと、並外れた身体能力を持つ反面、零下20度の保冷車をトラックの荷台代わりに乗り込んで5時間も過ごしたり、変身するところを見られないよう証明写真のボックスの中で変身したものの、できあがった写真の取り出し方が解らなかったりと世間ずれしている面がある。

最大の楽しみは一番風呂(本人曰く、「地球上において最高の贅沢」)。そのため、風呂のマナーには厳しく、水が臭くなって行きつけの銭湯が臨時休業に追い込まれた際には、その原因となったマガジャッパに対して(自分を差し置いてのんびり行水していた恨みもあってか)「ちゃんとかけ湯してから入れ!マナー違反もいいとこだぞ!!」と怒りをぶつけていたほか、シンとジェッタが湯船に飛び込んできた際には「湯船に飛び込むな!!」と一喝している。

歴代ウルトラ戦士パワーを宿したカードウルトラフュージョンカード」2枚を「オーブリング」でリードすることで、ウルトラマンオーブにフュージョンアップ(変身)し、地球を怪獣や侵略者たちの魔の手から守り抜くための戦いに身を投じていく。

ウルトラフュージョンカード使用時には歴代ウルトラ戦士の事をさん付けで呼んだり(ベリアルのみ悪の戦士ゆえか当初は呼び捨てだったが、力を借りる際以降はさん付けで呼んでいる)、カードに向かって「お疲れさんです」「よろしくお願いします」と言うなど、先輩ウルトラマン達に対して敬意を払っているようだが、彼が歴代のウルトラ戦士たちとどういった関係にある存在なのかは今のところ判明していない(なお、ダイナアスカ・シンコスモス春野ムサシガイア高山我夢アグル藤宮博也とは面識があり、かつて共闘したことが、後述するスピンオフ作品で明らかとなっている)。
とある大先輩人間体のことを知らなかったような描写もあったので、ウルトラマン側の存在は知っているが変身者や人間形態は知らないというパターンもあると思われる。
先輩に対する敬意だけでなく、自分の功績や実力を安易に自慢したりひけらかしたりしない謙虚なところもあり、ジャックからは「気持ちの良い青年だった」と評されている。

彼がウルトラ戦士の力を借りて戦っているのは、過去にある戦いでとある異国の少女:ナターシャが巻き込まれて犠牲となってしまい、それがトラウマとなって本来の力を失っているためである事が明かされている。
本人はそれについてしらばっくれたような態度をしているものの、宿敵であるジャグラーからは「人間を傷付ける事を恐れている」と指摘されている。

第5話以降、ふとしたきっかけでSSPのオフィスに居候する事になるが、15話のギャラクトロン戦でサンダーブレスターの力を制御しきれなかったことでナオミに瀕死の重傷を負わせてしまい、自責の念を感じてSSPのオフィスを立ち去り、再び放浪の旅に出る。

その後、第17話にて、ナターシャが事件に巻き込まれながらも実は生き延び、命を繋いでいた事を知り、その子孫のナオミに「次オーブが現れたら、その歌を歌ってやってくれ」と頼み、「必ず帰ってくる」とオーブニカを渡した。それによって、サンダーブレスターを制御したガイは「己を信じる勇気」を掴み、本来の力オーブカリバーを取り戻した事により、オーブは本来の姿を取り戻した。

その後、ナオミの「ありがとう」に対して「礼を言いたいのは、オーブの方だろうな」と告げた。
渡したオーブニカを受け取り、ガイはこの世界の命をこれからも守り続ける事を決めるのだった。

マガタノオロチとの戦いで一度破れた後、再戦前にジャグラーがかつてナターシャを助けていた事に気付くと、彼にまだ光を失っていない事を語り一発殴った後抱き寄せ感謝の言葉を述べた。
そして最終決戦を終えた後、一徹やSSPの面々、そしてジャグラーに見送られながら旅立っていった。

その後も他のウルトラ戦士たちと共闘しながら地球や銀河の平和を守り続けている。
亡霊魔導士レイバトスとの戦いではその功績が認められ、ウルトラマンゼロゾフィーより宇宙警備隊への入隊とスターマーク勲章(光の国における最高クラスの名誉勲章)の贈呈を進言されたが、「自分には流れ者の方が性に合っている」という理由で固辞している。

THE ORIGIN SAGA

過去編にあたるこの作品では、オーブとなったばかりの彼が、別宇宙を襲う宇宙悪魔ベゼルブの群れからジャグラーと共に人々を守る"ファースト・ミッション"が描かれる。

クレナイという名前は地球に来てから名乗り始めたため、本作では「ガイ」のみとなっている。

本作では元救助隊員で、オーブとなる前から遠く離れた人々の悲鳴を感じ取れる能力を持つ事が判明した。「誰も悲しませない」という理想を抱いていたが精神的に未熟であり、TV版と比べて後先考えない直感的な行動をとる事も多く、ジャグラーを度々苛立たせている(ガイ自身はジャグラーの方が正しいと認める発言をしている辺り、自覚はあるのだと思われる)。
惑星O-50(オーフィフティ)の「戦士の頂」にてオーブカリバーに選ばれウルトラマンオーブとなったが、これはガイ自身にとっても周囲にとっても予想外だったようで、思わず「俺を選んだのか!?」と叫んでいる(TV版23話の回想シーンではそこまで驚いているようには描かれていなかったが、これは回想した主であるジャグラーの主観が入っているためと思われる)。
ジャグラーではなく自分が選ばれた事に戸惑いつつも、行く先々で出会う先輩ウルトラマン達と交流しながら戦いに身を投じていく。

final episodeにて先輩ウルトラマン達に語った言葉は、ガイがTV版に至るまで幾多の別宇宙を旅していく事を匂わせる内容になっている。

なお、公式パンフレットによれば、ガイとジャグラーはO-50出身という事になっているがジャグラーを演ずる青柳氏がツイッター内でこれを否定している。

余談

イメージ・モデル

風来坊という設定の主人公は、モロボシ・ダンウルトラセブンに通じるものがあり、シリーズ構成を担当する中野貴雄氏によると実際にモデルの1つにしたらしく、メイン監督の田口清隆氏も「もしもモロボシ・ダンがウルトラ警備隊にスカウトされなかったらどうなっていたのか」という発想がコンセプトになっていると語っている。
他には、木枯し紋次郎クリント・イーストウッド等も意識しており、「21世紀のこの世の中に放浪しながら活躍する『天下御免の風来坊』を復活させよう」「最近のライダーはちっともロンリーでもさすらいのヒーローでもなくなってしまったので、その空いている席をいただきました」という意向でキャラクター設定をしたとのこと(もっともSSPのオフィスに住むようになってからは「居候」下手すりゃ「ヒモ」といった風情で風来坊らしさは開始早々無くなっている)。
ちなみにガイが風来坊をできるのは「土地持ちだから」らしい。(つまり家賃収入などがあるのでお金には困らない)

なお、「クレナイ・ガイ」という名前は、第1作『ウルトラマン』、第2作『ウルトラセブン』、および同じく円谷プロ製作の巨大ヒーロー特撮ファイヤーマン』の企画段階での仮称(現在もウルトラシリーズ新作の情報漏洩防止のためにダミーネームとして使われている)である「レッドマン」ではないかと言われていた(クレナイ → 紅 → red、ガイ → Guy (男) → man)。
だが、それはあくまで偶然との事であり、実際は俳優小林旭の愛称である「マイトガイ」と「真っ赤に燃える夕日」のイメージを掛け合わせて「+マイトガイ」と名付けられたとのことである。

悪のラスボスから特撮ヒーローへ

カイとガイ
中の人ネタとロゴの丸いやつ


演者の石黒氏は過去に仮面ライダー電王ラスボスであるカイを演じているが(正確にはデスイマジンがラスボス)、これまでに特撮のラスボスを演じた俳優が、後の別作品で主人公の特撮ヒーローを演じたことは一度もなく、特撮史上初の快挙である(ただし声優まで幅を広げれば上記のイラストのようにショッカー首領ウルトラマンエースの声を演じた納谷悟朗氏という前例がある。ラスボスではない普通の怪人役を演じた俳優がウルトラヒーロー役になったり別作品でヒーローを演じた俳優が、ウルトラマンに変身する役を演じたという事例ならばいくつか存在する)。

一応、平成ウルトラマンでは平成ライダーでラスボスを演じた俳優が善玉を演じること自体はそこまで珍しいことではない。

俳優仮面ライダーシリーズにおける配役ウルトラシリーズにおける配役
大浦龍宇一月影ノブヒコ / シャドームーンオールライダー対大ショッカー陣野義昭(UPG隊長)
神尾佑真木清人 / 恐竜グリード仮面ライダーOOO神木正太郎Xio隊長)
ちなみに、逆に、ウルトラシリーズで善玉を演じた俳優が仮面ライダーシリーズで悪役を演じた事例もある。『ウルトラマン』に変身するハヤタ・シン役の黒部進は『仮面ライダーBLACK』で黒松教授を、『ウルトラセブン』に変身するモロボシ・ダンを演じた森次晃嗣は、『仮面ライダー剣』では天王路博史(ケルベロスⅡ)をそれぞれ演じている。

証明写真とウルトラシリーズの共通点?

前述のように、初変身は「証明写真ボックスに飛び込んでこっそり変身する」というものであったが、実は証明写真ボックスの考案者は円谷英二という説がある。つまりウルトラシリーズとは親が同じ、一種の兄弟かもしれないのだ。
もしかしたら「後にウルトラシリーズを産みだす人物が考案したガジェット」という事で(公衆トイレやそこら辺の物陰ではなく)証明写真ボックスで変身する事になった…のかもしれない。

ラムネにまつわるエピソード

SSPと風来坊
ラムネのお兄さんだよ


ガイといえば、よくラムネを飲んでいるシーンがあり、彼の好物として定着しつつあるが、2話冒頭で銭湯を訪れていた子どものためにラムネの瓶の蓋を開けるシーンで、ラムネを開ける際に泡が出ずに撮影が中々先に進まず、相当難儀したことを最終回直前の特番で明かしている。本人曰く、「(劇場版・スピンオフも含めて)全撮影の中で一番苦労したシーン」らしい。

(以下、本人の証言)
「これは、スタッフも監督も俺もみんなもう…ピリピリムードになっちゃって…。
 もうアクションとかつらいシーンとかじゃなく、もう本当にあれが辛くて…。

 開けても全然泡が出なくて…。何本も何本も開けても、どんだけ振っても…。
 『振ったよ! 振ったよ!!』ってみんなに言って、
 カメラマンの(髙橋)創さんと田口監督と俺で、『よし、やろう!』って言って、
 『照明もOK!』って言って………太陽も落ちちゃうの、もう!!
 落ちちゃうから照明さんもガンガンね、夕日っぽいの作ってくれたりして……
 早いじゃないですか、太陽落ちるの。
 俺も、『よし、行きますよ!』って言って、『もうテスト良いから! テスト良いから!!』って言って、
 『本番!本番!! よーいスタート!』 → プシュ!! → 『もうえぇ~!!』…っていうのをもう…何回もやって…。

  もう無理なんじゃないか…となって……。で、ちょっと傾けようか?とか……。
 開けた時に本当はちょっと違うセリフだったんですけど、『ちょっとこぼれちゃった』って……
 もう落ち込んだ感じで言っちゃってるのよ。『あぁ…ちょっとこぼれちゃった……』って…。
 本当は、開けてプシュッ!→『あぁ! ゴメンね!!』とかやるつもりだったんだけども…
 …っていうのを、『あぁ…ちょっとこぼれちゃった…』って……。
 もう現場もシーーーンとなってて、俺、あの時間だけは本っ当に黒歴史。」

このことからコメントなどでラムネが「魔王獣 マガラムネ」などと呼ばれるようになった。

また7話でとっさに名乗った「ラムネのお兄さん」もガイの愛称として定着しており、『ウルトラマンフュージョンファイト!』のナビゲーション音声にも「ラムネのお兄さんと約束だ!」というものが後に追加された事から、公式も意識している節がある。

関連イラスト

クレナイ・ガイ
ウルトラマンオーブ


風来坊のガイさん
光の力、お借りします!



関連タグ

ウルトラマンオーブ オーブ(ウルトラマン)

カグラ・ゲンキ - 最初からウルトラマンの力を得ている状態で登場した人間の主人公繋がり。

姫矢准 火野映司- 少女を救うことができずに心に大きなトラウマを抱えることになるという設定が共通する(ただしこちらは怪獣などと直接関係はない)。また、姫矢は「過去は変えられないが未来なら変えられる」という共通の発言もしている。
虹野明 - 風呂好きのヒーロー繋がり(ただしこちらは追加戦士

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