「タロウさん!」
『ウルトラマンタロウ!』 『トアーッ!』
「メビウスさん!」
『ウルトラマンメビウス!』 『セヤッ!』
「熱いやつ、頼みます!!」
『フュージョンアップ!』 『トアァー!』『テヤ!』
『ウルトラマンオーブ! バーンマイト!』
「紅に燃えるぜ!」
データ
身長 | 50m |
---|---|
体重 | 5万トン |
飛行速度 | マッハ11 |
走行速度 | マッハ2.7 |
ジャンプ力 | 900m |
水中潜行速度 | マッハ2.4 |
地中潜行速度 | マッハ3 |
腕力 | 10万トン |
握力 | 7万トン |
概要
師弟関係にあるウルトラマンタロウとウルトラマンメビウスの力でフュージョンアップした、パワー重視の形態。『ウルトラマンフュージョンファイト!』での属性は「炎」(黄属性)。
初登場は第3話。名前の由来はバーニングブレイブ+ウルトラダイナマイト。
登場シーンはメビウスの輪から飛び出し(この時最初から右手は開いている)、その後銀のリングが出現するという、メビウスとタロウのものを組み合わせたものになっている。また、変身シーンにおけるタロウの声は、近年の作品で声を担当している石丸博也氏のものではなく、放送当時の篠田三郎氏のライブラリ音声が使用されている。
変身時に流れるメロディはエレキギター調。
変身時の動作は一度両腕を広げた後、左側に体をひねり勢いよくリングを掲げる(メビウスが変身時にメビウスブレスを起動し掲げる動作に近い)。
サンダーブレスターやオーブオリジンが登場するまでは切り札的扱いを受けており、スペシウムゼペリオン→ハリケーンスラッシュときてから強敵相手にチェンジすることが多かった。しかし、本編での撃破数は2体のみと最少であり、不遇な形態でもある。加えて、スーツも改造された可能性が高いため、名誉挽回の可能性も極めて低くなってしまっている。
『劇場版ウルトラマンジードつなぐぜ!願い!!』ではこの形態からオーブトリニティにトリニティフュージョンしており、バーンマイトに三戦士のビジョンが重なるというなかなか珍しい描写となった。
容姿
メインカラーは赤・金・黒。額のランプの色は黄色。
頭部にはメビウスの赤いラインとタロウのウルトラホーンのような角が生えている。
胸部にはメビウスバーニングブレイブのファイヤーシンボルに似た模様がある。
戦闘スタイル
タロウと同様にアクロバティックなアクションを披露する。
パワーを活かしての投げ技や、フライングボディプレスなどの豪快な格闘戦を得意とする。
さらに拳や足に炎を纏っての攻撃が可能で、たった一発でも怪獣の体勢を崩して吹っ飛ばすことができるほどの威力を誇る。
所謂パワータイプポジションではあるものの、従来のパワータイプと異なり「速さが足りない」ということにはなっておらず、スペシウムゼペリオンおよびオーブオリジンと比べると、前者にはジャンプ力こそ落ちているが走行速度と飛行速度はむしろ上がっており、後者にも走行速度以外では上回っている。そのため立ち位置としてはストロングコロナゼロ に近い。
また、この姿になると普段と比べて掛け声や口調が荒っぽくなる。
必殺技
全身をストリウム光線発射時のタロウのように七色に発光させながら炎を纏い、相手に体当たりを繰り出して大爆発させる、バーンマイト最大の大技。劇中での扱いを見るに基本3形態の必殺技では最も威力が高いと思われる。
ゼッパンドン戦では、発生した爆炎を煙幕代わりにして戦線から離脱するために使われた。
- ストビュームバースト
巨大な火球を作り出し、相手目掛けて放つ。動作からファイヤーダッシュ+メビュームバーストと思われる。
劇中では同じ炎の属性を持つマガパンドンを包む火の玉に向けて放ち、爆風消火の要領で火の玉を吹き飛ばした。『ウルトラファイトオーブ』ではストロングコロナゼロのガルネイトバスターの同時攻撃でビクトルギエルを爆散・消滅させた。
- ストビューム光線
エネルギーをチャージし、腕を十字に組んで放つ光線。
『絆の力、おかりします!』にてサデスとの初戦闘時に使用したが、頭を燃やした程度で大きなダメージを与えるには至らなかった。
- ストビュームカッター
腕から三日月状のカッターを放つ。所謂バーンマイト版のタロウカッター。
劇中未使用で、「完全超全集」にて存在が判明。
- ストビュームファイヤーダッシュ
体から火炎エネルギーを飛ばす。ウルトラマンタロウのファイヤーダッシュと同種の技。
劇中未使用で「完全超全集」にて存在が判明。
- ストビュームスパウト
体を回転させて大竜巻を作り出す。ウルトラマンタロウのタロウスパウトと同種の技。
劇中未使用で「完全超全集」にて存在が判明。
- ストビュームホーンレーザー
ウルトラホーンから放つ光線。ウルトラマンタロウのブルーレーザーと同種の技。
劇中未使用で「完全超全集」にて存在が判明。
技
- ストビュームフット
足先に炎を纏い、滑り込むように繰り出す蹴り。
第3話で使用し、マガジャッパのマガ水流を回避しながら足払いのように繰り出して転倒させた。
空中回転を加えて爆発力を上げたストビュームダイナマイトキックも存在する。
- ストビュームナックル
炎を纏わせたカウンターパンチ。
アリブンタの火炎攻撃を爆風消火した。第10話ではブラックキングのヘルマグマを吸収して一撃で相手を吹っ飛ばし、止めにつなげた。この他にもストビュームカウンター、ストビュームカウンターゼロなど様々な表記が見られる。
タロウの得意技でもあるキック技。
初登場の第3話では登場と同時にマガジャッパに見舞った。第10話のブラックキング戦でも使用している。
その後もバーンマイトが登場するたびにほぼ毎回使用されている。第25話のマガタノオロチ戦では炎を纏った状態で使用した。
- ストビュームディフェンダー
メビウスのメビウスディフェンサークルに似た形状のバリア。
- バーンアロー光線
バーンマイト版のアロー光線で発射方法も同様。劇中では未使用。
技名は「完全超全集」にて判明。
- ウルトラアイビーム
目から放つ透視光線。劇中では未使用。
余談
デザインを担当した後藤正行は、前々作『ウルトラマンギンガS』のウルトラマンギンガストリウムでもウルトラホーンを付ける案が存在したが、ギンガと極端に変わることから実現しなかったため、後藤はバーンマイトで果たすことができたとしている。また、角の造型はウルトラの父のイメージも取り入れられており、角があることによって頭でっかちに見えないよう、肩部にもボリュームを持たせている。
なお、スーツは後にディアスに改造された。
関連タグ
スペシウムゼペリオン ハリケーンスラッシュ サンダーブレスター
マグニフィセント - 次回作のウルトラホーンを持つフュージョン。劇場版では上述したソリッドバーニングが装甲繋がりでライトニングアタッカーとコンビを組んだため、こちらと共闘している。