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新世代ヒーローズ

にゅーじぇねれーしょんひーろーず

新世代ヒーローズとは、特定の平成ウルトラマン達の総称である。 一般に、『ウルトラマンギンガ』以降の作品を指すことが多い。
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概要

新世代HEROS



上記の作品およびそこに登場するウルトラ戦士たちを一纏めにする呼称。
公式では「新世代」部分に"ニュージェネレーション"とルビが振られるか、単に「ニュージェネレーションヒーローズ」とカタカナで書かれることが多い。

枠組みの扱いについて

放送局がテレビ東京に移り、新ウルトラマン列伝』放送開始以降にTVで初登場したウルトラマンという共通点がある。
ギンガ』~『X』までは新ウルトラマン列伝内での番組内作品という共通点があったため特に呼称は無かった(「列伝組」やそれ以前の平成ウルトラマンとひっくるめた「ウルトラ10勇士」等の呼称はあった)が、列伝が終了し、それに続く形で『オーブ』が単独タイトル作品として放送されたことで、オーブ以降この呼称が使われるようになった。

公式で本格的に使われたのは『劇場版ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』のキャッチコピー「大集結!新世代(ニュージェネレーション)ヒーローズ!」が最初で、以降商品名や宣伝などに積極的に使われるようになった。

【ウルトラ】o(%)○【まとめ】


ジードについては含まれるのかどうか当初不明であったが、変身システムやストーリー構成をはじめとする作風の傾向は新世代ヒーローズのそれとほぼ一致していたため、ファンの間ではジードまでを一つの区切りと捉える傾向が強かった。
また、公式も2018年春に開催されたイベント、「ウルトラマン ニュージェネレーションワールド」のポスターに、ギンガ、ビクトリー、エックス、オーブに加えてジードもしっかりと描きこまれており、この括りで扱われることとなった

そして、2018年の作品として発表された『ウルトラマンR/B』も「ニュージェネレーションヒーローズシリーズ6作目」と紹介され、この枠組みに入ることが公式に認められることとなった

一方で、あくまで『ギンガ』以降にTV放送された新登場ウルトラマンに対する呼称であるため、ゼロは含まれない(同様に海外作品リブットも含まれない)。ただし全員がゼロから修行を受けたりゼロ由来の力を得ていたりゼロ自身がレギュラー出演したりと深い関わりを持っている。さらにはオーブまでの4人の力を宿したウルトラカプセルであるニュージェネレーションカプセルα/βがゼロの強化アイテムとして登場している。「ニュージェネレーションヒーローの兄貴分」と紹介されたこともある。これまでの出番が多かったことや、『ジード』で一つの終着点を迎えた為か、『R/B』では必殺技を発動する際のアイテム留まりとなっており、今の所は直接の登場はしていない。

時間枠移動/2クール放送の経緯とその弊害

ウルトラシリーズ平成3部作放送時の時点で既に夕方での特撮番組枠の確保が難しくなっていた(それ故、平成3部作から『コスモス』まではおよそ2年間のブランクがあり、続く『ネクサス』『マックス』は朝の放送になったと思えば『メビウス』は再び夕方に戻り、『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』に至ってはBSで放送という迷走が続いていた)事に加え製作費用も超過気味であり、円谷プロは赤字体質見直しのため『メビウス』を最後に4クール作品を作らなくなっていた。
宣伝費の節約も踏まえ『ギンガ』~『X』までは『新ウルトラマン列伝』での番組内放送とする事で、それらの問題を回避しつつ夕方の時間帯で(しかも商戦期やイベント期に集中放送するため休止期間を入れた上で)1~2クール放送をするという苦肉の策を取っていた。また、放送時間に縛られずに楽しめるようYouTubeの円谷プロ公式チャンネルにて本編見逃し配信も行うようになった。

その後、『オーブ』から番組単体で放送する事になった為、かつての超星神シリーズのように放送可能な土曜日朝9時枠に『新列伝』の放送時間を一旦移した上で、6月の列伝終了後に『オーブ』を放送開始するという変則的かつ複雑な時間枠移動を行った(2015年以降は学校週6日制復活の影響で土曜日放送していた『デュエル・マスターズ』『プリパラ』など人気シリーズは放送時間を移動しており、事実上の左遷であるという意見もあるが、上記のYouTubeでの配信と併せて、平日夕方よりも幅広い年代が見やすくなったという意見もある)。

いずれにせよ、かつてのような4クール放送ができなくなったこともあり、必然的に1~2クール内という少ない放送話数の中に様々な展開が詰め込まれることになる。

短い話数になった事で一般ドラマや深夜アニメのようにストーリー展開がスピーディーになり、連続ドラマとしての作劇がしやすくなった一方で、新しい戦闘形態が出てきても初登場したエピソード以外で満足に活躍の機会が与えられなかったり(放送期間が短い故に、中間最強タイプの登場ペースも非常に早く、戦力インフレのペースも東映特撮などのそれに比べても比べ物にならないほど速い)、話の本編から少し脱線した話(ギャグ回など)が挿入しにくくなったりするといった弊害も生じている。

予算の都合や玩具等の商戦期間との兼ね合い、さらには上記の放送枠の確保が困難であるという事情なども考えるとある程度仕方がないとはいえ、ドラマの掘り下げが疎かになったり、これまで以上に販促的な弊害が出てくるようになったこと等から、特に『メビウス』以前のシリーズを視聴してきた往年のファンの間では現在の2クール体制に対する不満の声も散見されている。

また、『列伝』の放送開始時期を引き継いで7月放送開始になっているが、平成2期ライダーシリーズが放送を開始する9月と重なり、食いつぶし合うことを回避する為か『鎧武』~『エグゼイド』までの各作品は10月放送開始になっている。

作風の共通点

アイテム

バンダイとの提携が強化されたことで、平成ライダー二期のような収集要素が含まれた小物アイテムを変身・形態変化に用いるようになり、「アイテムを集めて戦闘フォームを手に入れていく」という平成二期ライダーと極めて近い要素が見受けられる。
それに合わせ変身アイテムも喋るようになり、変身時のみならず変身中も形態変化のためなど何らかの形で使っている。

これらの収集アイテムは総じてウルトラ戦士怪獣自身のアイテム化という共通点があり、「歴代の戦士や怪獣に変身・あるいはその力を借りる」というのが今の所シリーズに共通するスタイルとなっている。ウルトラシリーズの玩具の主力たるソフビ人形の延長線上にあるものと解釈できるが、これについては「オリジナリティがない」などの批判も少なからずある。
海外展開での権利問題の複雑さもあってか昭和ウルトラマン(特にウルトラ6兄弟)の力を借りる場合が多い(これにより昭和ウルトラマンを平成作品枠で出すことができるようになった。商品展開の場合はブラザーズマント等の平成要素を追加することも多い)。

また、敵側にも変身アイテムに相当するものが設定され、平成シリーズの定番となった黒幕キャラやライバルキャラが収集アイテムを利用して怪獣に変身したり、怪獣を召喚する展開が見られるようになった(その反動か、収集アイテムが関わらない純粋な野生の怪獣は少なくなる傾向にある)。『ジード』以降は遂に敵味方共通の変身アイテムも登場した。

さらに各ウルトラマンがその場限りでない専用の手持ち武器を保有しており、作中で継続的に使用している(ちなみにギンガ以外は全員剣を持っているほか、アイスラッガーゼロスラッガーが元ネタとなっている武器が多い)。
エックス以降はルーブを除き、TV本編最終形態への変身プロセスとして、収集アイテムを読み込み強化アイテムを召喚→強化アイテムの力で形態変化という二段階を踏んでいる。(TV本編ではないがより正確に言えばビクトリーナイト以降)
これらの武器には3回までのアクションで技が変化する武装が多い

他にも、『大怪獣バトル』から始まったデータカードダスとの連動も本格化しており、『X』を除く全ての作品がデータカードダスと関わっている。『オーブ』『ジード』は平成二期ライダーと同様、収集アイテムをデータカードダスでそのまま使う事ができる。

一方、ソフビ人形と並んでウルトラシリーズの玩具の定番だった防衛チームの装備については、予算の都合に加えて発売しても以前ほどの売り上げを期待できなくなった事により『X』を最後に発売されていない。これが、後述するように防衛チームの役割が薄くなる理由にもなっている。

番組、ストーリー構成の法則性

1作目の『ウルトラマンギンガ』及び半年放送が確立された『ウルトラマンX』の頃から、新世代組の作品のストーリー構成は概ね以下のような形に落ち着いている(ただし、『R/B』では概ねこれに沿った構成ではあるものの話の割り振り方等に多少の変更が出てきており、どちらかというと『X』に近い流れになっている)。

  • 7月第1週:直前スペシャル。宣伝を兼ねた尺の調整や初代の放送直前に放送された『ウルトラマン前夜祭 ウルトラマン誕生』を意識したものと思われる。『ギンガS』のみ2回に渡って直前スペシャルが展開された。また『R/B』は7月第1週から放送開始となったため、前番組の最終回が直前スペシャルに相当する回となった。
  • 第1話~10話:前半戦。基本戦闘タイプは概ね第5話あたりまでですべて出揃う(『R/B』では主役ウルトラマンが2人いる都合もあってか、基本戦闘タイプがすべて出揃ったのは第10話になってからとかなり遅かった)。なお、第1話においてはストーリーの根幹にかかわる重大事件(各作品ごとに独自の名称が付けられている)が過去に起こっていることが語られる。
  • 第11話~12話:中ボス戦。強化形態(『X』では最強タイプ、『オーブ』および『ジード』では中間タイプ)のお披露目。『R/B』では第10~12話の全3話構成で若干長めとなり、強化形態ではなく、強化武器による新必殺技が登場した。
  • 第13話:前半を振り返る総集編。ただし、新規ドラマパートもあり、さらに今後の展開に関する重要な伏線もあったりすることが多いため、何気に重要な回であることも多い。なお、脚本は必ず足木淳一郎氏が担当している。ちなみに、『X』では第7話・8話の間、第14話・15話の間および最終話の後と3回も総集編があったが話数にはカウントされておらず、新規ドラマパートもない。
  • 第14話~23話:後半戦。理由は不明だが、11月にはマイナーな怪獣が再登場するエピソードが組み込まれている(『R/B』は10月に登場)。また、『オーブ』および『ジード』では10月下旬の2週(第16・17話)に、『R/B』では10月上旬の2週(第14・15話)に、それぞれ最強タイプのお披露目エピソードが組み込まれた。
  • 第24話~25話:ラスボスとの最終決戦(ちなみにどんなラスボスかは11月末のソフビ先行発売で判明する。これは、12月になると翌年からの新番組情報のリーク時期と衝突し関連アイテムの販売が制限されるためと思われる。これを逆手に取ったのか、『ジード』ではラスボスにまつわるアイテムを巡る展開が11月の段階から組み込まれた)
  • 空白期間:『ギンガ』~『X』時の放送休止期間・終了後は『新ウルトラマン列伝』番組内での他シリーズの再放送や再編集の放送で次シーズンや次シリーズまでの間を繋いでいた。『列伝』終了後の『オーブ』『ジード』の放送終了後は「THE CHRONICLE」と名のついた以前のシリーズの再編集再放送の単体番組を放送している。また、春休み中の3月には劇場版が公開される
    • 劇場版は3月公開であるため、本編の後日談という形を取る。また、前作のヒーローも登場して共闘する。なお、『ギンガ』の『劇場スペシャル』も含め、必ず何らかの形でティガが画面に登場している。各新世代ヒーローも初登場以来必ず画面に登場している他、劇場版『ギンガS』以降は必ずM78ワールドのゼロ本人が登場している。
なお、作品ごとに世界観がほぼ独立しているのはこれまでの平成ウルトラマンシリーズと同じだが、マルチバースが導入された事で各作品間の関連が強くなっている事も特徴であり、物語が過去作の続編になる事も多い(「THE CHRONICLE」と題された再編集番組も、放送中に公開される劇場版やその後に続くTVシリーズと何かしら関わりがあるものになっている)。このような点は、ウルトラ兄弟という概念が確立された第2期昭和ウルトラシリーズに似ていると言える。

その他

ウルトラ戦士関連


怪獣関連


防衛チーム関連

  • 上述した理由で防衛チームの影が薄い、もしくは装備が貧弱で怪獣に対して全く歯が立たず、戦いがウルトラマンの独壇場になりやすい(『X』を除く)。よってこれまでにあった「人類が独力で怪獣を倒す」展開はほとんど見られなくなった。主人公が防衛チームに所属せず、より身近な立ち位置のキャラクターとして活躍する事も多いが、その場合も怪獣・怪事件を調査する勢力に携わる事が多く、むしろ『ウルトラQ』に回帰しているような面もある。
  • 防衛チームが前面に出ない作品でも主人公たちを導く"隊長"のポジションに代わって仮面ライダーシリーズでいうところの"おやっさん"に相当する人物が登場するようになった(『ギンガ』の礼堂ホツマ、『オーブ』の渋川一徹、『ジード』の久米ハルヲ・朝倉錘、『R/B』の湊ウシオ等)。


演出面

  • これまでのシリーズの伝統だった、最初に独立したタイトル画面が出てからOPに入る構成が廃止され、通常の番組と同じくOPに入ってからタイトルが出る構成になった。代わりに『ギンガS』以降、アバンタイトルに30秒ほど前回のあらすじ(『ギンガS』、『R/B』)、もしくはその回のキーパーソンや重要事項などを振り返るもの(『X』〜『ジード』)が流されるようになった。
  • ナレーションが存在しない、あっても出番が少ない(存在したのは『X』の松本保典、『ジード』の三森すずこのみ)。その代わりに登場人物によるモノローグが入る場合がある。次回予告のナレーションは基本的に主人公が務める(一部例外あり)。
  • 『ギンガ』〜『ジード』までは『ネクサス』〜『大怪獣バトルNEO』と違い、一部の回を除いてアバンに本編は流れなかったが、『R/B』ではアバンに本編がほぼ毎回流れるようになった。
  • 『マックス』以降の定番となっている本編終了後のおまけコーナーは、『X』以降アイテムに描かれている戦士・怪獣の紹介という形が取られている。
  • 画面サイズの関係で『メビウス』までのビル破壊シーンが流用出来ない事と、ミニチュア費用の節約のため街が大々的に破壊されるシーンが少ない。CGによる合成で代用されたり、ビルが爆破されるのではなく倒れるように工夫されている事も多い。ビルの破壊シーンは、怪獣にウルトラマンがはね飛ばされるようなシーンが増えた(特に『X』以降に顕著)。
  • 変身アイテム操作などの描写にインナースペース(いわゆる謎空間)を導入。詳細はリンク先を参照。
  • 怪獣や宇宙人による被害は大きくても、人間や味方サイドキャラの直接的な死亡・殺害シーンは極力避けられている。死亡したように見えて「実は生存してました」というオチである事が多く、死して尚ウルトラマンの新たな力となって生き続けたりそもそも既に死亡している幽霊に等しい人だったりした事もある。あったとしても間接的に描かれたり、死亡したと確定できない生死不明の状態である事が多い(尤も、昭和シリーズはともかく、平成シリーズは『ティガ』の頃から人間の死亡シーンはあまり描かれておらず、そもそも子供向け番組としては刺激が強すぎるので当たり前だろう)。もちろん例外はあるが、これも地球人ではない人間に近いヒューマノイドである為、やはり純粋な地球人の死亡描写は徹底的に避けられている傾向である。
  • 岸哲生氏、金子はりい氏、外島孝一氏(以上は『ウルトラゼロファイト』から)、松本健太氏、村上ヨウ氏の6名が何かしらの役でゲスト出演している(とはいえ特撮のシリーズものではゲスト出演する声優メンバーが固定されていることはよくある)。また、最近では『オーブ』以降の新世代シリーズとほぼ同時期に展開していた『怪獣娘〜ウルトラ怪獣擬人化計画〜』と共通して出演する声優もいる


関連タグ

平成ウルトラマン

新ウルトラマン列伝/ウルトラマンギンガ/ウルトラマンギンガS/ウルトラマンX
ウルトラマンオーブ/ウルトラマンジード/ウルトラマンR/B

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